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ブルース・スプリングスティーン「BORN IN THE U.S.A.」完全再現ライブDVDを観ての感想

ブルース・スプリングスティーンのニューアルバム「High Hopes」の付録DVDを観た。
1984年発表のアルバム「BORN IN THE U.S.A.」を2013年のライブで演奏した映像。
今回日本語字幕も付くということで早速観た。
このアルバムは多くの人がそうだと思うが、
僕には特別なものとなっている。30年経ってもそれは変わらない。

アルバム初めの曲「BORN IN THE U.S.A.」
ブルースの想いとは別に多くの人に愛国歌と思われていると言われている。
僕は今聴いて怒りの曲なんだと強く感じた。
でも僕にはそれはどちらでもいいように感じる。
もっと深い中身がある。

演奏が進み曲も次の曲へと進んで行く。
今回日本語字幕があることをレコード会社側が強調していたが、
現れている日本語字幕と僕の思う歌詞と違うところもある。
それは僕が30年聴いてきた、僕の歌詞なのだと思う。
僕の歌詞が出来ているのだと感じた。
そして今のブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドが今のアルバムとして演奏している。
それぞれ30年生きてきての今だ。

アルバムの演奏は僕の好きな「NO SURRENDER」「BOBBY JEAN」へと続く。
僕はそうなんだとうなずきながら聴く。
そして最高に楽しい「DANCING IN THE DARK」だった。
最後「MY HOME TOWN」
僕はこの曲を聴くのが嫌だった。自分の嫌な現実を見なければならずつらかった。
でも今日この「MY HOME TOWN」を聴いていたら涙が出てきた。
今。許せた。僕はそう思った。
今までの様々あった事も全て含めて今があるのだ。
それぞれが、嫌だった事も含めて大切なものなのだと思えた。
ブルース・スプリングスティーンと伴に生きてきた30年。
認めたくない事もあったが、それもいいのだろうと思った。
僕の大切な年月だった。ブルースに励ましてもらいながら僕は生きてこられた。
ありがとうブルース
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