自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン「レッキング・ボール」感想その8YOU'VE GOT IT
このアルバムをずっと聴き続けている。
するめイカのようなアルバムだ。
僕は気に入ったことはずっとやり続けるのが好きな性格だが、
いまだに聴いている。飽きない。
聴くたびごとに良いと思う曲、感じ方が違うのがおもしろい。
アルバム8曲目YOU'VE GOT IT
この曲は小品な地味な作品。
アルバムの曲は全力投球の曲ばかりの中で、この曲は一息入れるような曲に感じる。
BLUES調でスライドギターが印象的だ。
この曲の歌詞、あなたはそれ(It)を手に入れた。
気がついていないだろうけれど、それは凄いことなんだ。
そういうフレーズが続く。
この(It)とは何なのか?
なかなか言葉に出来ないもの。
でもとても大切なもの。
僕にとっての(It)は何なのだろう。
気象予報士試験を受け続けてやっと合格出来た時。
ブルース・スプリングスティーンを追いかけてボストンまで行き、
会場で遂にサンダーロードを大勢のファンと伴に大声で歌った時。
それぞれの時に応援してくれた人がいたのを感じられた時。
そんな時に僕は(It)を感じられそうになったと思っている。
でもそれは気をつけないとすぐ薄れて消えてしまう。
そんなことをこの曲を聴くと僕は考える。
「自分の大切なものを探すんだ」
ブルース・スプリングスティーンらしいと僕は思う。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )