ギターな日々の復活？

昔々ある所で、ボクは毎日毎日ギターを弾いていた。

１４歳の時、友達のギターを借りて初めて歌ったのは、『人生が２度あれば』という曲だ。
知ってる？　ボクと同世代なら知ってるかもね。

１５歳の時、それは中学の卒業式の日、新聞配達で貯めたお金を持ってボクは楽器店に立っていた。
初めて買ったギターは、モーリスのＷ－４０ドレットノートモデルで４万円也。　何でモーリスなのかというと、何せあの当時のラジオから頻繁に流れるコピーは、『モーリス持てばスーパースターも夢じゃない』 だったからね～（笑）

あの頃のボクは、本当はギルドのＤ－５５に憧れていて、せめてピックガードだけでもと直ぐにギルドモデルに変更してしまったから、Ｗ－４０オリジナルじゃないんだけどね。　それに、弾きやすくするためにナットとサドルを削って弦高調節もしてしまったし・・・

でも、このギターは１番活躍したギターで、フォークコンサートや学園祭などの思い出深い、まさにボクの青春そのものなんだね！
もうかれこれ３０年の付き合いになるという、既にビンテージ？　的香りのするギターなのだ。　材は完全に乾燥していてカラッとした乾いた音で心地よい音色。　３０年の時を経て価格を超えた音になったと思うよ（笑）

この青春ギターは、当時からケースに仕舞われることもなく、日常的に放置してあってキズだらけでもある。　やがて滅多なことで弾かれることもなくなって、実家のボクの部屋に置き去りにされていたもので、数年前我が家のリビングに復権を果たしたというもの。　日常的に弾かなくなって既に２０年が過ぎてしまっていた。

２０年のブランク、久々にギターを弾いてみると指がまったく思ったように動かない。　天才的？　とまで言われたスリーフィンガーが（笑）、そしてアルペジオも、指が縺れて上手く弾けないのだ。　ピックを使ったストロークもどこかぎこちなく、リードギターもままならないぞ！　それに３０分も弾いていたら指先が痛くなっちまったよ。　何てこった（笑）
　
モーリスの他にもう一本の復権ギターがある。
それは・・・
ギルドＤ－５５と並んでずっとボクの憧れだったマーチンＤ－２８だ。
どちらのギターも高価過ぎて、学生だった頃には勿論、就職したばかりの安月給でもおいそれと買えるような値段のギターじゃなかったのだ。　そんなギターにもようやく手が届いた歳になると、今度は弾く時間がなくなっていたりするという現実があった。　そんな訳でボクのマーチンＨＤ－２８Ｖはハードケースで眠っている時間が長くなってしまうようだ。

いつもケースに入っているから尚更弾かないことになってしまう訳で、ギターは弾いてやらないと音は育たないし、材の乾燥も進まないから、そんな可哀そうなマーチンをなるべく弾いてやろうと最近ギタースタンドを２本買ってみた。　いつも直ぐに弾ける状態で置いておくことに・・・

コレがそのスタンドで、１本５８０円という超安物のスタンドだけど、まぁまぁ十分使える（笑）

スタンドが届いてからというもの、マーチンのグラマーちゃん、ドレットノートのナイスバディを毎日１時間程度は鳴らしてやっているよ！
最近では、少しずつ弾きの勘も戻ってきたみたい！

いつもありがとう！
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