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薪ストーブの熾き火の残り方

エアーをギリギリまで絞られた薪ストーブの燃焼時間は? 吾が家では概ね8~9時間後の朝、その時の残っている熾きの量から推しても10時間以上なのは確かだ。

燃焼時間、残る熾き火の量は炉の体積(入る薪の量)に比例するから、吾が家の2台の薪ストーブ、やはりFA225よりもアンコールの方が一枚上手だ。 炉の体積比ではFA225の1.4倍だから、単純に1.4倍の薪を投入して朝を迎えるとするならば、熾き火も1.4倍残っていて欲しいと浅墓に思う。 しかし実際にはそれ以上の熾き火が残り、ダブル触媒にしてからは更に多くなった。 多分現状では3倍以上の量で熾きが残っていると思う。

9時間後の焚付で小割ならともかくも、中割サイズの薪にすんなり着火してしまう熾き火の量はすばらしいのだ。

熾き火の残り方にもそれぞれ特徴がある。 同じキャタリティックコンバスター(触媒)搭載機だが、その燃焼システムというか、燃焼構造が違うことによるもので、ボクとしてはアンコールの残り方が好きだ。

燃焼構造的にはFA225の方が無理もなく理に適っていると思う。 それは触媒燃焼室が炉の真上に位置するからだ。 炎が立ち上る方向にある訳だから燃焼経路が自然であり、アンコールのように殊更な燃焼経路を強いていない。

この2種の燃焼経路ゆえに熾きの残り方にも違いが生まれ、結果としてボクはFA225に詮方無しの不満を持っていたりする。 不自然な燃焼経路のアンコールの方が自然な熾き火を残してくれると言う皮肉?

水平燃焼と謳われるアンコールの場合、前面から供給されたエアーが背面に置かれた触媒室に向かって炉床を這うように流れるため、炉の底面全体が均一に燃焼するようだ。 その点FA225は、前面からのエアーが入って直ぐに真上の触媒室に向かうから、その構造上炉の後方までエアーが供給されにくいようだ。

満遍なく熾き火が残るアンコールに対して、FA225では熾き火の残り方にムラが出来てしまうことになる。 炉の奥には消し炭のような状態で残りやすいのだ。 手前側の熾き火にかき集めてから焚付ける。 とは言うものの、飽くまでも比べた場合の贅沢な話で、特に不便も感じないのだけれど・・・





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