かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

永青文庫

2023年11月03日 | Culture・Arts
ついに、ビートルズ最後の曲が発表になった。
音は綺麗だが、やや暗め?
いずれにしても、ジョンのデモに、ジョージがギターを重ねたところまでトライしていったんは、ギブアップした曲が、AIの発展によりジョンの声の切り離しに成功。
ポールと、リンゴが、音を重ねて、今回発表の運びになったことは、素直に喜びたい。
まだ、モノが届いていないので、詳しい話は、また後日。



今日は、久しぶりに永青文庫に行った。
早稲田駅から歩くと、この気になる建物を通る。
どうみてもガウディだが、1階は、床屋のようで、What is it ?



椿山荘が見える。
神田川も美しい。



今日の目当ては、長谷雄草紙。
十数年振りの公開という。



立派な建物。
細川護立(もりたつ)氏の収集品を収納展示している。
元は、本邸裏に建てられた家政所(事務所)だったのだそうだ。
どんだけぇ?
連合軍の一時接収を経て、終の棲家になったのだという。
展示室の他に、応接間などが、当時のまま展示されている。

展示の方だが、メインは、長谷雄草紙。
平安時代に実在した紀長谷雄(きのはせお)にまつわる怪異談を絵巻物にしているが、鎌倉時代~南北朝時代の作と伝わる。
重文に指定されている。
絵が繊細でユニーク。
鬼や、庶民の生活が自然に描かれ、ストーリーも荒唐無稽だが、当時だったらさもありなんといった内容。
やまと絵展に出てても全く遜色ない絵巻だった。

その他絵巻物の模写群が多数展示されていて、こちらも面白い。
模写と言っても、室町から江戸にかけて作られたもので、やまと絵展に展示されている絵巻の模写もある。
こちらの方が、ゆっくり見れる?
特に蒙古襲来図は、目玉で、元々肥後(熊本)の御家人であった竹崎季長が自らの活躍を描かせたと伝わる。
その後、多くの摸本が制作された。
この現物も、細川家が入手できるチャンスがあったが、逃し、今は、宮内庁が所有している。
摸本そのものと、その下書きが展示されている。
やまと絵展で展示されている信貴山縁起絵巻の摸本も展示されている。
江戸時代、熊本藩が作らせたものらしい。
写真のない当時、摸本は、貴重だったろう。



その後細川庭園へ。
一般開放されている。



純日本風回遊式庭園。



何と贅沢な空間だろう。



その奥にある松聲閣。
ここも中を見学できるが、今日は割愛。



その後、高田馬場まで足を延ばして、先日トーク―イベントにお邪魔した本多さんが、主催する研究所。
中は、ショップになっていて、凄いものが、たくさん展示販売されている。
手が出る価格のもののみちょっとゲットしたので、視聴後紹介したい。
まだまだ欲しいものがたくさんあったので、これからちょくちょくお邪魔しようかな。



高田馬場のガード下。
日本アニメ発祥の地。
ということで、今日も充実の一日だった。
コメント
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