この2冊組みは、結構高かった。
その値段の価値があるかは、別にして、中は、とてつもない情報の山。
見たことのない写真、メモラビア、逸話などがテンコ盛。
ビートルズの、1964年から1966年までのアメリカツアーの時のものだ。
著者のChuck Gundersonさんは、サンディエゴ育ちだが、ビートルズ第一世代ではなく、直接コンサートには行けていない。でも、すっとビートルズを愛し続け、この大著をまとめた。
情報提供者のリストが凄い。この情報をかき集めたChuck氏に拍手である。
各コンサートの収入と、内ビートルズのシェアなど興味深い。
今から、思えばかわいい金額だが、当時としては、とてつもない金額だったろう。
ファンの熱狂振りも、凄すぎ。
スターとなることを夢見ていた彼らだが、流石に、これだけ追っかけられると、逃げたくなるのも無理はない。
New Yorkのコンサートの時4人の泊まったホテルを訪れたディランの写真など、びっくり!
これが、ディランが、ビートルズにマリファナを教えた日とされる。
確かに、ディランの顔は、どこか虚ろだ。
1964年8月のことだ。
1965年の8月のシカゴは、White Sox Park=Comiskey Parkでのコンサートだった。シカゴでの、最初のスタジアムコンサートだったという。
シカゴ駐在時代、かろうじて、そのコンサート会場だっが旧Comiskey Park で、White Soxのゲームを見れていたのだ。
1966年8月のシカゴでは、JLの、ビートルズは、キリストより有名だと言ったことに対する謝罪会見が行われた。
主催は、Triangle Productionsというプロモーターで、いろんなショーの一環として開催されている。驚くべきことに、そこにはStonesや、Tony Bennetteや、Beach Boys や、Byrdsの名前が見える。
チケットの封筒には、よく言っていた、カャlも行っていたという、Italian Villageの広告が。
彼らの最後のアメリカでのコンサートの数週間前のことだ。
本書は、写真資料と、説明がうまくマッチングしていて、ビートルズのアメリカツアーの歴史を知るには、これ以上ない書となっている。
1964年2月の最初のツアーは、顔見世ツアーということで、本書では、取り上げられていないので、念のため。