本映画は、昨年12月封切りだったが、映画館には足を運ばず、BDが出るのを待っていた。
早速ゲット。
あまり期待していなかったのだが、極めて上質なドキュメンタリーだった。
このフリーダさんの誠実な人柄、ビートルズのファンのために捧げた11年。
これまで全くオープンにしていなかった秘話だが、孫ができて、このドキュメンタリー映画を残すことを決意したという。
お嬢さんも出てくるが、初めて聞く話がほとんどというから、徹底している。
話は、1963年12月のファン向けのクリスマスレコードの音から始まる。
その中に彼女の名が録音されているとは知らなかったが。
採用された経緯、ビートルズを取り巻く人々の生の姿、まさにインサイドストーリーだが、ゴシップネタは、避け、まさにビートルズが人気を得るのに、ファンクラブ、そしてその取りまとめ役であった、フリーダさんの役割が大きかったかがわかる。
NEMSがレコード屋ではなく家電屋で、その2階にファンクラブのオフィスがあったことも初めて知った。
マジカルミステリーツアーで、彼女が、目立つ位置で登場していることも知った。
ビートルズの楽曲、ビートルズがカバーしたオリジナル曲が、使われているが、ビートルズの楽曲が映画で使われることは珍しいという。
おまけ映像も興味深く、特に昨年夏のシカゴでもビートルズフェスでの上映後のやりとりがまた彼女の人柄が表れていてよい。
おまけもいい。
我が家には、ファンクラブマガジン全冊、クリスマスレコードもすべて揃っているが、まだ研究できておらず、本BDでの証言がその研究をサポートしてくれるだろう。
良き、イギリス人の真髄を見た。
ビートルズファン、英語の勉強をしたい人にお勧め。
フリーダさん、ありがとう。