
効率的に回れたおかげでちょっと時間が余ったので、宮崎市の郊外にある生目古墳群に行ってみることにした。
この古墳群のことは、”激変!日本古代史”を読んで知った。
最初に訪れたのは、遊古館。
立派な建物だが、展示館といよりは、発掘物をそのまま保管しているという感じだったので、早々に後にした。まだ、見せるところまでは、行っていない。
それにしても、土器ばかりで、金属器がなかったが、発掘されていないのだろうか。

古墳を築く様子を描いたタイル画。たぶん、近所の子供が作ったものだろう。

古墳群の地図。西都原に比べると、ちょっと小さい。

まずは、展望台に登ってみた。奥に見える森のような山が、3号墳か。生目最大で、九州でも3番目の大きさという。

ということで、早速その古墳に向かってみた。

古墳は尾根伝いに歩くことができる。
木がたくさんあって、全体の雰囲気は、つかみにくい。

古墳の上からは、周りの古墳群が見える。発掘途上のものも多いようだ。そこらここらに、古墳がある。

5号墳は、美しい形をした前方後円墳だが、当時の姿を復元してある。5世紀初めころのものと考えられており、長さは、57m。

その円墳側の先には、地下式横穴墓がある。南九州特有のものだ。西都原古墳群にもあった。

古墳を築いた技法で、石が積まれていた。後代の技法とは全く異なるという。
ということで、生目古墳群は、西都原に比べると、小規模で、発掘も途上の感だが、ここにも、何等かの大きな勢力があったことがわかる。