
今日は、新年早々、トーハクに行ってきた。
トーハク140周年、日中国交正常化40周年を記念しての、気合の入った展覧会だ。
新春ムードがまだ残る。

今回の展示は目玉だらけだが、その中でも、この清明上河図は、目玉中の目玉。海外での展示も史上初。1/24までの展示なので、混んでるは承知で、今日行ったのだが、凄かった。
開館の9時半に行ったが、すでに210分待ち。結果的には、外で、40分、中で、140分、計180分で済んだが?、一生で一回の機会であることは間違いなく、よかった。
神品と銘打っているが、本当に、どうやってここまで描けるのか、信じられないリアルさと、繊細さである。あまりにも細かくて、目でじっくり見ても、一つ一つ見ていたら、何時間あっても足りない。
ということで、5分か10分ぐらいしか、たぶん見れなかったが、後は、カタログなどで余韻を味わいたい。
その他の展示品と言っては失礼なのだが、凄い名品ばかり。
故宮には、3度行っているのだが、所蔵品は、ほとんど展示されておらず、今回のような名品は見れない。まさに、得難い機会といえる。
特に北宋、南宋時代の収蔵品は、国宝級ばかりで、ほれぼれする。
2部は、乾隆帝を中心とした、清時代の物が中心の展示だが、満州人の国家だった清が、いかに中国(漢人)の歴史を自分の歴史にしつつ、インターナショナルな国際的な大国になることを夢見ていたかがわかる展示。
3部は、清がいかにチベット仏教を重んじていたかがわかる展示。乾隆帝が、密教ど真ん中にいる絵などもあり、こちらも、極めて面白かった。日本人にも受けるパートだろう。
かと言って、チベットが中国のものと言われては困るのだけど。
中国の、文化、歴史に興味のある方には、空前絶後の本展示を見逃す手はないだろう。

明日まで、毎日、先着1400名にこの土偶ストラップがプレゼントされる。海洋堂さん制作で、すばらしい逸品だった。
海洋堂さんは、トーハク140周年を記念して、今年、さまざまなグッズを作成予定とのこと。
懐具合にもよるが、こちらも楽しみなことだ。