かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

日経IR & トプカプ

2007年09月01日 | Culture・Arts

今日は、日経IRという催しが東京ビッグサイトであった。興味深い講演会が6コマあって、全部事前に申し込んだのだが、当選3コマ。1,5& 6時間目。間が4時間近く空いたので、行きたいと思っていたトプカプ至宝展にも行って、充実した一日となった。

講演内容については、後日ちょっと触れたいが、講師だけ紹介しておくと、

1時間目:竹田和平さん(竹田本社会長)& 三原淳雄さん(経済評論家)
5時間目:斎藤精一郎さん(千葉商科大学大学院教授)
6時間目:吉永みち子さん(作家)& 蟹瀬誠一さん(ジャーナリスト)

なかなかの豪華メンバー。内容は、それぞれ面白かったが、目新しいという観点で、一時間目が一番だったかな?朝10時の開門時から、この行列。



各ブースで、申し訳ないぐらいいろんなものがもらえるのだが、特に朝一は、豪華プレゼントがたくさんももらえてしまった(あくまでも受身)。ギフト目当てのおばちゃんがいたが、しつこくて、ブースの人は、困っていた。流石?おばちゃんパワー。○も外聞もない。自分は、株主だと、いばってはいたが。



昼休みに抜け出していった、トプカプ宮殿の至宝展は、新日曜美術館で見てたから、ある程度予想はついていたが、あまりにも豪華。目玉の黄金のゆりかごや、262カラットのエメラルド付ターバン飾りなどの前では、殆ど嬌声が飛び交っている。良く見ると、この手の展覧会の割には、女性(お金持ち(そうに見える)の高年齢層)がやたらに多いのに気づいた。
この展覧会は、敢えていえば、オスマントルコの最強の専制国家時代の遺物。この裏側には、99.9%の一般国民がいたのだが、その生活がどのようなものであったかは、この展覧会からはわからない。宗教と軍事力が完全に一体化していたのだから強い。ちゃんと、ハーレムがあって、今の天皇家のようにお世継ぎの心配もなかった。

トルコと日本は、トルコがピカピカのイスラム教国家であるが、ひじょうにいい。トルコをテーマにした展覧会も、大規模に、定期的に開かれており、喜ばしい。トルコは、西洋文化と東洋文化が交わる国。これからも、是非平和に、東洋と西洋の接点として、栄えて欲しい。
トルコ民族が、モンゴルから、中央アジアを経て((東トルキスタンの)ウィグル族の方々は、トルファン、ウルムチで出会った)、今のトルコに落ち着き、オスマン帝国を築いたということはわかったが、その時の、他国との関係は、いまひとつわからなかった。インドに行った時、ムガール帝国時代のものと思われる細密画を購入したことがあるのだが、絵の雰囲気は、展示されているものと共通点があるようにも思われたし、中国の陶磁器が、トルコで加工されたものが展示されていたが、その時の、歴代の中国の国々との関係なども、興味深いのだが。
金、銀、ダイヤ、エメラルド、ルビー、トルコ石などが、その辺の石ころに見えるほど、ふんだんに使われたものばかりで、王家の財宝という定義にぴったり当てはまる展覧会だった。

コメント
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