「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

おこもり@八ヶ岳西麓原村(4) 初詣は誰も来ない多留姫神社(茅野市)で渋く決める

2021-01-16 08:30:28 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
起床は朝5時。

外気温はマイナス12度だ。まあ、こんなもんかな。



最近はマイナス20度ってのがないなぁ。

それくらいたまにはあってもいいと思うのに。どうせ薪ストーブをがんがん焚くんだから、屋内は同じこと。

「おとーさん、おはよう」とドガティ君も起床。



寒いねぇ~。

就寝直前にストーブでかなり上げた室温も、朝にはたいてい17~18度くらいに下がっている。それでも外とは30度ほど気温差があるよ。

ストーブを点火。

炎を眺めて、嬉しそうなドガティ君。



火は燃えているがそれは分厚い鋳鉄製のストーブの中の話で、点火直後のストーブの外側表面は熱いわけではない。

ドガティ君は少しでも暖かいところを探している。



「どこが一番暖かいかなぁ・・・」



「おとーさん、寒いよ」



でも17度はあるよ。もうちょっと待つしかないよ。すぐ暖かくなるから。

外飼いのワンコに比べたら、君、ここは天国みたいなもんだぜ。



その後ドガティ君と一緒に軽く散歩。

そしてニンゲンもドガティ君もそれぞれ朝ごはん。

しばらく休憩して、出かけよう。初詣だ。ドガティ君も行こう。

今年はまだ初詣に行ってないから。

大みそかに、誰もいない鎌倉山神社に行っただけだ。

初詣も誰もいない神社に行こうね。人の群れから離れたおこもり生活が今回のテーマだから。



クルマも雪をかぶっているが、たいした量の雪はない。



しかもパウダーのような雪だ。サラサラなのだ。



手で払いのければ、サッととれる。

透明なガラスがすぐ現れるので、運転もすぐ開始できる。



別荘地を出たら、雪なんてない高原地帯。

ここは御柱道。御柱祭では、このまっすぐな道を諏訪大社上社へ御柱が引っ張られて行く。



御柱道が茅野北杜韮崎線と交わるところで右折して後者を北上し、柳川の手前で右折。



駐車場もある多留姫伝説の里へ。



周りはのどかな田畑だ。

このあたりは縄文遺跡もいっぱいある所。大昔から人がたくさん住んでいたわけだ。

稲作も古くからおこなわれ、特にここで作られたお米は、神様に供されるもの。

少なくとも日本史で学ぶ大化の改新の頃にはこのあたりで稲作が行われていた。鎌倉幕府の始まりより500年ほど前のことだ。



あちこちに簡素な鳥居があり、祠もある。



多留姫伝説については、関心のある人はご自分で調べてみてね。

「吹きっさらしの寒いところだな・・・」とドガティ君が言う。



冠木門だ! 鎌倉の御成小学校の正門(明治時代は皇族のための御用邸の門だった)みたい。



ここは茅野市の歴史的スポットのひとつ。

しかしここで人に会うことはまずない。



新型ウィルスやさらにその変種の感染が拡大するこの時期には、こんな初詣がいい。

誰もいなければ、マスクも要らない。

下は柳川渓谷。



ドガティ君は妻に連れられ、森の奥へ。



溪谷の音を聴きながら進みましょう。



遠くに鳥居が見える。ここが多留姫神社の本来の参道らしい。



で、こちらが多留姫神社なのさ。



ではドガティ君の記念撮影。



2021年は多留姫神社がドガティ君をお守りくださいますよ。

意味はよくわからないようだけど、とにかく人と一緒にここへ来たことがドガティ君もうれしいらしい。



朝の陽ざしが眩しいね。



よく晴れているんだ。晴天率が高い八ヶ岳山麓。

では、ニンゲンはお参りしましょう。



まずは奥様から。



次に私。

この渋い神社も、地元の方により絶えずお世話がなされているみたい。



諏訪大社や鶴岡八幡宮は人がいっぱい。

多留姫神社に静かにお参りしましょう。



おぉ~4本根の梶の紋だ。



それって諏訪大社上社と同じ。下社は5本根だよ。

ここにも梶があり、龍もいる。



周囲には4本の御柱があるし。諏訪だねぇ。



私の願いはいつもの通り、「カネと健康、カネと健康、カネと健康・・・」

自分、家族、親類、知人、友人。皆が食うに困らず、健康を保って生活できることが大事。

それさえあれば世の中は平和だ。



あっちこっちに小さな祠、鳥居、4本の御柱。



それらを見て回る。



いい神社だねぇ。地元の長い歴史と結びついている。

縄文時代は暖かく、八ヶ岳西麓はニンゲンにとって暮らしやすかった。

他地域比で人口密度が高い状態だったこの地域。



鳥居が寒空に立つ。



このあたりにご縁のある方はぜひここへお参りください。



近年、すぐ近くを通る高架が出来ちゃったんだよねぇ~。



昔のものと比べたら少しはアートなデザインの道路だけれど、太古からある稲田の中にひっそりと建つ渋い神社の雰囲気を壊したね。



世の中を便利にする新しい発明、変化、発展はいつも何かを損なうなぁ。

う~ん。



【つづく】
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おこもり@八ヶ岳西麓原村(3) 雪が降りだしたが大したことにはならず、散歩してからおでんでも食べるか

2021-01-14 11:00:40 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
あら、雪が降って来た。



すごそう。この日テレビでは日本海側なんてかなりの降雪量だと報じてたもんねぇ。

あまり積もると面倒だからなぁ。



クルマの上にも雪が・・・。



でも山荘の中は薪ストーブがガンガン焚かれていて、暖かい。



洗ったふきんもすぐ乾く。ドガティ君もスヤスヤ。

おこもり生活のために鎌倉から持ち込んだ本を読む。



四半世紀ほど前に出た司馬遼太郎のシリーズもの。その中の三浦半島記。

当時読了しているが、また読みたくなって山荘に持って来た。

何度読んでも楽しい司馬遼太郎。多作な人だ。



上手いよね。その歴史を知らない人が読んでも読み物として楽しめるように書かれているからついつい引き込まれる。

そして読んでいるうちにその歴史を覚えてしまう。



おまけにこの本はかなりのページを鎌倉のことに費やしていて、自宅の近所の地名が次々と出て来るので楽しい。

極楽寺坂の挿絵だ。



私もこのあたりをよく歩いている。

まだお読みでない方は読んでみませんか?

こんな内容(↓)だ。司馬遼太郎が歴史の舞台を歩き、観察してそれを語り、そこに絵巻物みたいに歴史上の話を挿入して行く。



あぁ~、ドガティ君の散歩に出かける必要がある。

しかし雪はどんどん本降りになる。



仕方がないから出かけましょう。



「おとーさん、おかーさん、本当にこんな中を歩くのですか?」とドガティ君は不満げだ。



寒ぅ~( ゚Д゚)



「山荘に戻りませんか? 薪ストーブの前に」とそっぽを向くドガティ君。



それでも我々が停まらないので、仕方なくついて来るドガティ君。



雪が地面を覆い様々な匂いがするものが雪の下に隠れ、ドガティ君にとっては散歩もあまり楽しいものではなくなる。

やっとみつけた匂いがするもの。



「におう、におう、これ、何のにおいかな?」



八甲田山だ。雪中行軍。耐えよう、ドガティ君。



「ボク、雪は嫌いです」



まあそう言わずに楽しんでよ。

ウィルス感染のリスクがほぼゼロなこの環境を。

歩いていても人がいないでしょ。

鎌倉市の郊外だって人だらけ。都内や横浜なんてもっとすごい。JRなんて恐怖よ。



モミの木も雪が乗っかる。あまりの豪雪だと、大木が折れることもあるから怖い。



カラマツやアカマツなんて、弱いもんだ。

何年か前、原村の高原地帯のあちこちで大木が折れて大変だった。

はい、山荘に戻って来ましたよ。



雪はわずかに積もっただけで、止んじゃったね。

これが滞在中、もっとも強い降雪だった。でもこれで終わり。道路も除雪作業は必要なし。



原村の三井の森の除雪車は大きなのが3台もあるが、今シーズンは暇だろうね。

これがまたサラサラの雪で、手で払いのけると簡単に落ちてしまう。



結局最悪のタイミングに散歩に出たことになるね。この後、雪は降らなかったんだ。

ジャケット3人分(正確には2人と1匹)をお風呂の乾燥機能で乾かしましょう。



帽子や手袋は薪ストーブで乾かす。



ポール・マッカートニーの最新アルバムでも聴いて。



ドガティ君は特等席に陣取る。



おでんもここで温めちゃおう。多用途な薪ストーブ。



私は高天を飲む。



快適な24度。ポロシャツでも過ごせそう。屋内・屋外の気温差がすごいよ。ひどい時は内外気温差が45度くらいになる。



おでんを食べましょう。

これが晩飯。しぶぅ~い。あとでみかんくらい食べりゃ、もういいわ。



薪ストーブに近過ぎてドガティ君が口開けて「はぁはぁ」していたので、彼のマットを薪ストーブから離してあげた。

すると彼はマットを降りてとにかく薪ストーブの近くで寝ようとする。



なにがなんでも薪ストーブの近くにいたいらしい。



顏が熱くても床が固くても平気・・・(笑)

【つづく】
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おこもり@八ヶ岳西麓原村(2) 冷え切ったキッチンでまりや様を聴きながらとにかくはやめにカレーライスをつくろう

2021-01-13 11:00:44 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
到着したばかりの冷え切った山荘。

これからしばらく山荘暮らし。とにかく薪を焚いて早く山荘を温めないと。

まずはまりや様の音楽を聴こう。



名曲ですよ。



薪ストーブを焚いても屋内のあちこちの空気が丸く暖かくなるまでにかなりの時間が要る。

キッチンも寒い。

そんな中でカレーライスづくりを開始する。早く作って食べて温まろう。

エスビー食品のカレールゥの最高峰。



黒いビールも飲もう。



油、ニンニク、タマネギ。



よぉ~く炒めよう。

そこに八ヶ岳西麓の水を注ぐ。



強火で煮よう。とにかく早く。



腹が減ったままでは、ますます寒く感じるのだ。

狭いキッチンは火を使えばすぐ温まると思うのは幻想。いつまでも寒い。



ブイヨンの袋をあけて煮る。



地元から持ち込んだ酒は2本。



どちらも岡谷市の酒蔵だ。

高天から飲もう。井出久弥先生の器で。



こちらの赤い器(↓)がそれだ。前回の山荘訪問時に八ヶ岳南麓のギャラリー夢宇で買ったものだ。



カレー・ルゥを入れる。



高天も注ぐ。

豆板醤を加える。



かなり室温が上がって来たようだね。



ドガティ君も落ち着いてきた。



やっと温まってきて、彼もリラックスしている。



彼はきっとそのうち寝るよ。

ドテッて横になって。

私はお酒。飲みながらカレーづくり。



エビを投入。



ドガティ君のももとしっぽ。



やっとほんわり温まって来た山荘の初日、最初の数時間。



壁も天井も床も冷たかったからねぇ。

カレーも出来た。



それでも16度だ。



食べて体を中から温める。

かなりおいしそうでしょ。



ほら、寝た。思ったとおりだ。



カレーを食べたら後片付け。

ふきんを洗って干しましょうね。



外気温が終日氷点下の世界では、ストーブの近くで干すのが基本的生活スタイル。

【つづく】
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おこもり@八ヶ岳西麓原村(1) 到着

2021-01-12 00:00:24 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
COVID-19の感染拡大に歯止めがかからなくなり、関東の1都3県に緊急事態宣言が出るとか出ないとかって段階になった先週のこと。

ウィークデーの私はマスクしてJRや江ノ電に乗って横浜に通い、みなとみらいの高層ビル街でお仕事をしているのだが、世の中の状況にちょっと嫌な気分になり休暇をとった。

マスクなんて不要な森の中でしばらくひっそり過ごすことにしたのだ。人と触れ合わず、食糧持ち込んでおこもりな生活(これを書いている時点では鎌倉に戻っているが)。



↑の画像の別荘地入口から入って、もっとも奥の高いところへ。

標高で1,600mの場所に山荘はある。外食も避けて、食糧をたくさん持ち込み、とにかく静かに生活。



マスクして毎日公共交通機関や高層ビルのエレベーターに乗り、そんなビル街でランチしないといけない日頃の私の暮らしぶりと比べたら、人口密度で10,000分の1くらいの疎な世界にしばらく浸るなんて天国。

うれしい。マスクなんて要らないんだぁ~。

この山荘は出来てから21年半経過しているが、初めて山荘があることのとても実質的なメリットを感じたな。

朝に山荘に到着したら、外気温はマイナス6度くらいだった。寒波が来る前だったから、まだたいしたことはない。



それでも鎌倉から来たばかりの身には堪えた。

この山荘に17年ほど置きっぱなしのモンベル社の極寒仕様のパーカーが役立つ季節。

「北極圏も行ける!」との触れ込みで、当時のモンベルの店員さんから奨められた商品だ。



妻も最近はストーブの着火が上手になったので、その作業は任せる。



私は通水(水を抜いた水道管に水を通す作業)から開始。

加えてクルマ⇔山荘の荷物運び。特に重いやつが私の担当。

建物が冷え切っていて、温めるのは時間がかかりそうだ。



薪はしばらくの休暇なら困らないくらいはある。

とはいえ、またスグに帰らないといけないんだけどね。お仕事があるの・・・。

今は建物全体をなるべく温めないといけない。そのためにはストーブ本体および屋内部分の煙突を高温にしないと。



降雪量はたいしたことはない。



道路部分の多くはアスファルトが露出している。

山荘から標高で100mも下れば、アスファルトの上に雪はない。

近年ここで私は大雪を経験していない。

今から20年ほど前には、こんな大雪(↓)、しょっちゅうあったけどね。屋根も雪を大量に載せていたもんだ。



当時は山荘に入るだけで大変だった。腰の高さまで雪が積もったことも何度もあった。

でも最近は打って変わって、カラカラの原村のてっぺん。

信州も原村なんて、東京や名古屋が晴れていればたいてい晴れだ。もともと降水量は少ないのだ。

今回も敷地内に普通にクルマを停められる。



終日気温も0℃以下だ。

だから気温が上昇すると昼間は雪が一旦溶けて、その後また夜の気温の低下で凍った水分で表面がツルツルになるってこともない。



雪はなく、ただ風が冷たい山荘あたり。



ここでしばらくマスク・フリーな暮らしを楽しみましょう。



空も高い。空気はカキィ~ンと冷たい。



水を吸えず中まで乾いたカラマツが風に揺られて、時々悲鳴のような音を出している。

こちらもカラマツ。



こちらはシラカバだ。



もはや愛車は4シーズンズ・タイヤを履いたままだ。



本格的なスタッドレスタイヤやチェーンは、利用していない。

通年同じタイヤを履いたままで、この4シーズンズ・タイヤ。

この4シーズンズ・タイヤがあれば、年に2回のノーマル⇔スタッドレスの履き替えの面倒もない。

鎌倉の雪なんてこれで十分だし、たまに山荘に来てもこの程度の雪だからね。

一応大雪になった時のためにチェーンを車に積んであるが、これまでに使ったことがない。



わずかな雪なら、この4シーズンズ・タイヤで十分こなせるよ。



私は原村の永住者でもないし。

それにしても建物が温まらないなぁ。



煙突よ、早く熱くなれ。



トイレ、洗面、バスルームの水道はすぐに使えた。

しかしキッチンの水道は蛇口の中が凍ったままみたいだった。



建物全体が十分に温まる3時間後くらいまで、キッチンの水道は使えなかったのだ。

食糧も買い込み、外食なんて止めて、酒は地元のものを配備。

今回はどちらも岡谷市の酒蔵だ。



床が冷たいよ・・・というドガティ君。



贅沢な犬だねぇ。

雪の中でも、犬はよろこび庭駆け回る♪ もんなんだよ。

でもそろそろ床も温まっていると思うんだけどな。

コットンのおもちゃを引き裂いて遊ぶヘンな子。



それが面白いのかね?



コットンのおもちゃ(我が家ではなぜかそれをミミガーと呼ぶ)はズタズタ。



好きなだけ噛んでください。



煙突がほんわかと温まってきたよ。



とても快適で、澄んだ空気のもとで、人の気配がほとんど無い生活がしばらく続くことになる。

浄化槽業者さんの詳細なレポート。



いつもありがとうございます。

ここからしばらくは八ヶ岳山麓の生活の話が続く・・・。
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Barbourのワックス・ジャケットで丈が長めのBorderが我が家に到着@鎌倉七里ガ浜

2021-01-10 13:57:11 | モノ・お金
先日申し上げた通り、私のBarbourのワックス・ジャケットは購入から四半世紀を過ぎて、あちこちおかしくなってきた。

今や廃番のGamefairって製品だ。



次々と出来る破損個所が、増えてきたのだ。



①も②も③も、穴が開いている。

ワックスのメンテナンスを自分で続けたり、本格的修理を業者さんに依頼したりすることのコストと、この快適なジャケットを着ることのバランスが取れなくなってきた。

ということで新たにまた別のジャケットを購入した。

Cheshamというイングランド南部、ロンドンの北西の街の小さなお店、COX, The Saddlerの通販サイトを利用した。


【Source: Google】

小規模な街のこんな(↑)ハイ・ストリートにあるらしい。行ってみたいね。

The Saddlerだよ。サドル(=鞍)だ。つまり馬具を由来とするお店だ。

いいねぇ、その音の響き「サドラー」

こちらはお店のFacebookからお借りした画像だ。



英国のアウトドア関連グッズを検索していると必ず出て来るお店だけど、家族経営の小さなお店らしい。

私はこのお店からおそらく20年くらい前に何かを購入した記憶がある。しかしそれが何だったかを記憶していない。

12月のクリスマス前にオンラインでジャケットを購入すると、すぐにそれはお店から発送された。

番号を教えてもらい、その時から私のジャケットを追跡開始。



英国らしくロイヤル・メイルだ。

私が購入したワックス・ジャケットは、ヒースロー空港近くのラングレーの配送所を経由した後、ロンドンAMU(Address Management Unit)でハンドリングされた。

その経緯は全部見られる。日本に入ると、川崎東郵便局でしばらく足止めされた。ここは巨大な郵便局で横浜税関の機能もあるところだ。



下が古い記録で上になるほど新しい記録になる。その経緯を見るのもなんだか楽しい。

上の画像の上端に2488799と書いてあるでしょ?  これは鎌倉郵便局のことだ。

そう、ジャケットは鎌倉市小町の鎌倉郵便局に着いたのだ。

なので、このサイトの右下(↓の画像で、黄色く囲ったところ)をクリック。



するとJP(日本郵便)のサイトに切り替わる。



前島密が英国のRoyal Mailに学んで作られた日本の郵便制度だが、文化的に決定的な違いがここにもある。Royal Mailでは、新しい記録ほど上に配置する。日本郵便ではその逆で、古い記録から始まって、下に行くほど新しい記録となる。

彼我の履歴書の書き方の違いと同じだ。日本の常識って、世界の非常識。これから外資系企業に転職なさる方は気を付けてね。Royal Mail方式にあるように、大事なのは直前のキャリアだ。シニアな人材ほど、直前にどこで何をしていたかが重要だ。最初にどこに就職したかが重要ってのは、いかにも日本的。でもそれって結構重要な情報であったりもするけどね。これまでに多くの人の採用をして来たし、自分自身も転職してきた私は、そう思う。

いきなりぴぃ~んぽぉ~ん♪ 日本郵便の職員さんが来た。

で、届きました。COX, The Saddlerからの荷物。注文から1週間。



セールだから価格も安い。英国の消費税もかからない。送料なんて、たいしたことない。

こういうのは海外通販がいい。

サイズもスタイルも大昔から変わらないものだから。



近年のスーツやコート同様、やたらスリムで短いものが多いし、それは歴史あるBarbourのジャケットも同様だ。

しかしこのBorderというモデルはゆったりして丈もあるもの。クラシックな形だ。

私のサイズは42。四半世紀前に購入したジャケットも42だ。

Border(小さく文字が見えているでしょ?)。。。つまりそれはイングランドとスコットランドの境を意味しているのだろう。



これを着て歩いてみたいね、Hadrian's Wallを。

王室御用達。3つのエンブレムだ。



ってことは、絶対問題ないですよ、この商品。

着てみる。

予想通りのサイズ感。



最近はやりの短くてタイトなジャケットとは真逆の、丈が長くゆったりしたモデルのBorder。



ドガティ君も注目している。

新しいジャケットも、脇の下の空気孔や手を温めるポケットがある。



次の四半世紀はこれで行こうね。

メンテナンスもこのBarbour Careに従えば問題ないはず。



私が四半世紀前に購入したライナーは、5か所に配置したボタンを使いジャケットの内側に留めるようになっているが、この新しいジャケットにはこのライナーを留めるボタン穴がない。

しかし一番上のボタンだけは合うようにできている。このあたりがBarbourだねぇ。英国のブランドってそこがいい。



なので、一番上のボタンだけで留めて、このまま古いライナーを使おう。

使わないものを取っておく趣味がない私は、穴だらけの古いジャケットを捨てる。



Gamefairさん、この四半世紀をありがとう。

新たなBarbourを加え、この冬はこの3つで凌ぎましょう。



どうせまたすぐに日差しが眩しくなって来る。梅の花も咲く。そうしたら春だ。
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長野県飯田市の肉店スズキヤさんの鶏スジミンチを使い、都内新橋にある末げんのカマ定食風親子丼@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-01-09 00:00:24 | 食べ物・飲み物
長野県飯田市の肉店スズキヤさんの鶏スジミンチを使いましょう。

ところどころにコリコリした感触が残る楽しい挽き肉だ。



dancyu2009年4月号に掲載された新橋の末げんの元々はまかないメシだったカマ定食のレシピに似た感じで、でももっと簡単に端折っておいしく作りましょう。



できるかな?



みずなはたっぷりね。



dancyuのレシピはめんつゆなんて使わない。また砂糖も使わない。でも私はそれらを使う。



一方で、dancyuのレシピは醤油やみりんを使うが、それらを私は使わない。

ひねくれものだ。

スジミンチにタマゴをいきなり混ぜちゃう。



肉やタマゴの香りにつられて出て来るドガティ君。



よく混ぜる。



そこにサラダ油と酒をちょっと入れる。



dancyuにはかなりのサラダ油を入れるように書いてあるが、その1/5くらいのわずかな量でいいと思う。

そうでないとしつこすぎる。

そしてまた混ぜ混ぜする。

何ももらえないことを悟ったドガティ君は寝てしまった。



フライパンに入れて、そこにめんつゆと砂糖を入れてよく混ぜ、煮立てる。



ふたして弱火でクツクツ煮る。そのあたり、本来のレシピから離れて勝手にやっている。



その間にまた別のタマゴを用意する。



あら、起きてきたドガティ君。



ちょっと煮詰めた感じになったらオッケー。



それを強火で加熱する。

タマゴを軽くくずす。混ぜちゃいけない。



それを鍋に入れたら終了。いつまでも加熱しなくていい。

そしてそれを、どんぶりご飯の上にドバっと載せたら終わりだ。



おいしいよ。



これ普通の鶏ミンチじゃないからね。

鶏スジミンチ だからね。ちょっとところどころコリッとしていいんだなぁ。


つゆだくだ。

中はしっとりとして、ちょっと甘い。めんつゆも砂糖も控えめにしてあるけどね。



「おとーさん、それ食べさせて!」



行儀悪い犬は無視して、どんどん食べちゃう。



あぁ~、おいしかった。

「ケチかよ」



ドガティ君、残念でしたね。

新橋の末げん風の楽しいランチでした。
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長野県飯田市の肉店スズキヤさんのマトン・ブロックでいつもの私のよりはちょっと洗練された(?)アイリッシュ・シチュー@鎌倉七里ガ浜

2021-01-07 11:00:59 | 食べ物・飲み物
本日の音楽はYouTubeで、U2のビューティフル・デー♪

懐かしいぃ♡



アイルランドのグループだ。

スズキヤさんからお肉が冷凍でたくさん届いた。



一旦すべて冷凍庫へ。



その中から本日はマトンのブロックを解凍する。



マトンのアイリッシュ・シチューをつくるのだ。

いつもブイヨンと塩胡椒で作っているが、今回は違う。



パセリは止めて、タイム。さらにセロリも加えちゃう。



タイムってこんなのだよ。



香りがいいんだ。

こちらがアイリッシュ・シチューには初めて使うイタリアン・ハーブ・ミックス。



具材はごらんの通りで、メークイン、ニンジン、タマネギ。



楕円の小さなストウブがこれをするのにちょうどいい。



煮ている間、長時間一切動かさないのがポイントなので、大きな鍋では都合が悪い。

こちらがマトン。



それを切り分ける。



野菜と肉を順番に並べて行くのだ。



最後にタイムをバシッと決める。



今日はマクラレン・ヴェールのダーレンバーグのリースリングを飲もう。



とてもさらりとしてでもネクターみたいで、香りも良くて、スッと来るさわやかさ。

最後に塩と胡椒で調整したらいい。あっさりと作ろう。



90分ほど経過した。



もうほぼ出来上がりだ。



ウイスキー飲んで最後の調整に入る。



くつくつくつくつ・・・。



坂ノ下(鎌倉市内)のパン屋さんから購入したパンを切る。



「おとーさん、なんかちょうだい」



ほぼできたみたいよ。



「なにか、くださいよ。」



蓋してさらにくつくつ。



もうそろそろいいだろな。

最後の調整。



完成です。



これにしっかりしたパンを食べるだけの軽い食事。

タイムやイタリアン・ハーブ・ミックスが香る。

セロリも加わり、ちょっといつもとは違う雰囲気。

あっさりとしたスープにマトンの香り。



ダリーズ(ダーレンバーグ)のしっかりしたリースリング。



ドライ・ダムという名前だ。

我が家の新メンバー、イイホシユミコさんのお皿もいい感じ。



ドライ・ダムって変な名前の由来はこちらに。



スズキヤさんのマトンが買いたい人は通販で買いましょう。

ウェブサイトはこちら ⇒ http://www.jingisu.com/
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ミツカンの1ブランドであるZENBのヌードルで定番トマトのパスタ@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-01-06 00:00:39 | 食べ物・飲み物
ZENBのヌードル、3回目の挑戦。

豆尽くしの麻婆豆腐和え麺のあとは、シンプルに和風明太子醤油麺と来て、今度は普通のトマト味のパスタだ。



100%黄エンドウ豆で出来ているこのヌードル。

麺自体に味があって、茹でる時に塩は不要という特徴がある。

また和洋中なんでも可能なくらいだから、蕎麦だとかパスタだとか、だれもが抱く特定の種類の麺のイメージからはいずれも遠い。

うどんの替わりにもなるし、イタリアンのパスタにもなるし、ラーメンや焼きそばにも転用可能。

味に敏感な人が初めて食べると「これ何??」と驚くことでしょう。

皮も芯も何でも全部食べるというミツカンのコンセプトから生まれた麺だ。

地球の食品ロス・飢餓の問題や環境問題の助けにもなるかもしれない商品。



カンタンに定番トマト・パスタを作りましょう。



別にこの本に従うことはなく、いつもご自身がやるようなやり方で。

小さなトマトとトマト缶、あとはニンニクとオリーブオイルと醤油、塩、胡椒くらいですよ。



オリーブオイルの中でニンニクを加熱し、トマト缶をそこに加えて煮る。



ちょっと煮詰めたら、小さなトマトを入れて加熱を継続。



サラダを用意。



トマトが柔らかくなって、全体の味が濃くなる。

そこに醤油、塩を加える。味見して、終了。



胡椒をガリガリ。



麺は6分茹でる。



これ(↓)も加えてみようか。



トマトと湯を切った麺を和える。



盛り付ける。お子さんでも出来るよ。



普通にパスタだ。イタリアンだ。でも厳密に言うと、麺がちょっと違う。味が違う。

新しいNoodleだね。

まだZENBのヌードルを試したことがない方は、この定番パスタからいかがでしょう?
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ZENB の麺をシンプルに食べてみる@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-01-04 11:00:34 | 食べ物・飲み物
ZENBはミツカンが立ち上げたブランド。そのヌードルで、二回目の投稿

野菜や穀物の皮や芯まで食べつくすというコンセプト。

食品ロスを極限まで下げるね。これはそのNoodle(麺)で、私はこれでいろいろ試してみている。



大豆ミートが現時点では味や香りが本物の肉には及ばないし、大豆ミート自体には、味や香りや食感における牛、豚、鶏なんて区別はない。しかし調理の仕方によっては、大豆ミートも本物の肉と明確に区別できないような食材になることが可能だ。

このNoodleも、日本そばでも、パスタでも、うどんでも、中華麺でもない。黄エンドウ豆で出来た一種の麺である。料理として他の食材や調味料と一体となり、これはイタリアン的パスタだとか、日本のうどんみたいだと捉えられるのである。

しかしこのNoodleってかなりおいしいのだ。マメから出来ているため麺自体に濃い味があり、パスタを茹でる時とは異なり、塩を加える必要がないくらいだ。

こちらは明太子をこまかくつぶしたもの。



細ネギを用意。



ほら出た!ZENBのNoodle。



ちなみにこちらがZENBの野菜スティック。



下の画像で真ん中あたりの赤い破線部分。とうもろこしのスティックなんだが、「芯までまるごととうもろこし使用」と書いてあるでしょう?



麺の準備。



熱湯でゆがくなら6分。と、説明書に書いてある。



茹で時間は、好みや麺の使い方によるかもしれない。

もし茹でた後で麺を冷水で洗うなら、もっと長い時間をかけて麺を茹でてもいいだろう。

麺の湯を切ってどんぶりに入れて、生卵、めんつゆ、ねぎ、明太子。



それをぐちゃぐちゃとかき混ぜて食べましょう。



結構うまいよ。黄エンドウ豆100%の麺の味が強いのだ。

楽しみながら食べる。



次はこの麺で何を作ろうかなあ。あ、ラーメンをやってみるか! いや、パスタにしようかな。
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ミツカンがぶち上げたブランドZENBのヌードルを使い、ジャンピングパンダの真似して本当にマメ尽くしの「麻婆豆腐和え麺」@鎌倉七里ガ浜

2021-01-03 00:00:13 | 食べ物・飲み物
東京都千代田区丸の内1丁目にジャンピングパンダ丸の内店という中国料理店がある。

そこの名物の一つが麻婆豆腐和え麺。(↓の画像の左端)。



それを真似ようと思う。

ただし普通には作らない。

豆ばっかりの麻婆豆腐和え麺が出来る。

● 豆から出来た麺
● 豆から出来た肉(もどき)
● 豆そのものの豆腐
● 豆乳

それらを使うのだ。




黄エンドウ豆100%の麺を使おう。

EWFで SERPENTINE FIRE♪



懐かしいこの曲をノリノリで聴いて、お料理だ♪



その前にドガティ君を洗わないと。



足がドロドロ。



口の周りもドロドロ。



お風呂で遊ぶのが好きな変な子。



ミツカンのブランドのZENB。



野菜すべてを芯まで食べつくす。

ペーストやら麺やらスナック的なものまで生産している。

無駄なく効率よく野菜を使い切る食品群だ。

地球環境的によく考えられたブランド。



黄えんどう豆だけで出来た麺。



和風のうどんにでもパスタにでも使える。

新たな麺と思った方がいい。



今回この麺は、最後に豆乳と黒酢に絡めようね。



豆で出来た麺を豆乳に絡める。マメマメマメ・・・。

この新しい麺の使い方は、ほぼ無限。

このSTART BOOKにはいろんな利用例が掲載されている。



麺だけじゃない。

今回は肉に当たる部分も大豆で作ろう。



いつものジャン・ジャン・ジャン・トリオだ。



風呂上りでさっぱりしたらしい、いいオトコ。



長ネギは麻婆豆腐に入れるし、小ネギは上からかけましょう。



ニンニクはみじん切り。



大豆ミートはわずか20gほど。これが大きく化けるよ。



本当に生産消費効率がいい食事だ。

さらに豆。豆腐です。



これを切る。



なんてったって麻婆豆腐だからね。豆腐は必須。

「ボクは関係ないみたいだな」



熱湯でふやかして3分。



もはやできたも同然で、心に余裕ができたので、チューハイ。



良く絞りましょう。中から水を出せば出すほど、あとで調味料を吸うのでおいしくなるよ。



ニンニクと油。



すごい匂いでドガティ君が再登場。



それを大豆ミートに吸わせよう。



これでうまくなるのだが、そこでさらにバックアップの調味料。

豆板醤と甜面醤。



ほら、この画像をご覧ください。



もはや中華料理の豚挽き肉そのもの。

水を加え、さらに豆鼓醤を入れる。



煮立てましょうね。



そこで伝家の宝刀、片栗粉の登場だ。



水で溶いて、鍋へ。

豆腐も入る。



勝利の瞬間。上出来だ。

初めての試みはこれ。黒酢に豆乳。ここに麺を豆の麺を絡めよう。



豆乳に豆の麺。マメマメマァ~メ。

これが黄インゲン豆100%の麺だよ。



茹でるのに塩は不要。

豆のうまみが濃い麺なのだ。そのままでパスタにでもラーメンにでもうどんにでも化ける。

既成概念をひっくり返すスーパー麺。

最後には辣油と花椒を散らしましょうね。



麺を茹でる。わずか6分。



「おとーさん、なんでもいいからなんかちょうだい」



茹で上がった麺を豆乳+黒酢の中へ突っ込む。



盛り付け終了。



豆腐も挽き肉も麺も豆だ。

しかも豆乳が入る。



環境問題や飢餓問題を軽減できるかもしれないスーパー中華料理だ。ただし味は丸の内のジャンピングパンダ風。



この日は私ひとりのランチで、キッチン内の実験。

味見しながらコンロの横で立ち食い。

「おとーさん、ずるい」



スプーンも登場して麻婆豆腐をすくう。



キッチンで立っているから手の届く範囲になんでもあって、便利。

ミツカンのブランドZENBをお使いください。



何ももらえなかった人はお昼寝中。



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