「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

Barbourのワックス・ジャケットで丈が長めのBorderが我が家に到着@鎌倉七里ガ浜

2021-01-10 13:57:11 | モノ・お金
先日申し上げた通り、私のBarbourのワックス・ジャケットは購入から四半世紀を過ぎて、あちこちおかしくなってきた。

今や廃番のGamefairって製品だ。



次々と出来る破損個所が、増えてきたのだ。



①も②も③も、穴が開いている。

ワックスのメンテナンスを自分で続けたり、本格的修理を業者さんに依頼したりすることのコストと、この快適なジャケットを着ることのバランスが取れなくなってきた。

ということで新たにまた別のジャケットを購入した。

Cheshamというイングランド南部、ロンドンの北西の街の小さなお店、COX, The Saddlerの通販サイトを利用した。


【Source: Google】

小規模な街のこんな(↑)ハイ・ストリートにあるらしい。行ってみたいね。

The Saddlerだよ。サドル(=鞍)だ。つまり馬具を由来とするお店だ。

いいねぇ、その音の響き「サドラー」

こちらはお店のFacebookからお借りした画像だ。



英国のアウトドア関連グッズを検索していると必ず出て来るお店だけど、家族経営の小さなお店らしい。

私はこのお店からおそらく20年くらい前に何かを購入した記憶がある。しかしそれが何だったかを記憶していない。

12月のクリスマス前にオンラインでジャケットを購入すると、すぐにそれはお店から発送された。

番号を教えてもらい、その時から私のジャケットを追跡開始。



英国らしくロイヤル・メイルだ。

私が購入したワックス・ジャケットは、ヒースロー空港近くのラングレーの配送所を経由した後、ロンドンAMU(Address Management Unit)でハンドリングされた。

その経緯は全部見られる。日本に入ると、川崎東郵便局でしばらく足止めされた。ここは巨大な郵便局で横浜税関の機能もあるところだ。



下が古い記録で上になるほど新しい記録になる。その経緯を見るのもなんだか楽しい。

上の画像の上端に2488799と書いてあるでしょ?  これは鎌倉郵便局のことだ。

そう、ジャケットは鎌倉市小町の鎌倉郵便局に着いたのだ。

なので、このサイトの右下(↓の画像で、黄色く囲ったところ)をクリック。



するとJP(日本郵便)のサイトに切り替わる。



前島密が英国のRoyal Mailに学んで作られた日本の郵便制度だが、文化的に決定的な違いがここにもある。Royal Mailでは、新しい記録ほど上に配置する。日本郵便ではその逆で、古い記録から始まって、下に行くほど新しい記録となる。

彼我の履歴書の書き方の違いと同じだ。日本の常識って、世界の非常識。これから外資系企業に転職なさる方は気を付けてね。Royal Mail方式にあるように、大事なのは直前のキャリアだ。シニアな人材ほど、直前にどこで何をしていたかが重要だ。最初にどこに就職したかが重要ってのは、いかにも日本的。でもそれって結構重要な情報であったりもするけどね。これまでに多くの人の採用をして来たし、自分自身も転職してきた私は、そう思う。

いきなりぴぃ~んぽぉ~ん♪ 日本郵便の職員さんが来た。

で、届きました。COX, The Saddlerからの荷物。注文から1週間。



セールだから価格も安い。英国の消費税もかからない。送料なんて、たいしたことない。

こういうのは海外通販がいい。

サイズもスタイルも大昔から変わらないものだから。



近年のスーツやコート同様、やたらスリムで短いものが多いし、それは歴史あるBarbourのジャケットも同様だ。

しかしこのBorderというモデルはゆったりして丈もあるもの。クラシックな形だ。

私のサイズは42。四半世紀前に購入したジャケットも42だ。

Border(小さく文字が見えているでしょ?)。。。つまりそれはイングランドとスコットランドの境を意味しているのだろう。



これを着て歩いてみたいね、Hadrian's Wallを。

王室御用達。3つのエンブレムだ。



ってことは、絶対問題ないですよ、この商品。

着てみる。

予想通りのサイズ感。



最近はやりの短くてタイトなジャケットとは真逆の、丈が長くゆったりしたモデルのBorder。



ドガティ君も注目している。

新しいジャケットも、脇の下の空気孔や手を温めるポケットがある。



次の四半世紀はこれで行こうね。

メンテナンスもこのBarbour Careに従えば問題ないはず。



私が四半世紀前に購入したライナーは、5か所に配置したボタンを使いジャケットの内側に留めるようになっているが、この新しいジャケットにはこのライナーを留めるボタン穴がない。

しかし一番上のボタンだけは合うようにできている。このあたりがBarbourだねぇ。英国のブランドってそこがいい。



なので、一番上のボタンだけで留めて、このまま古いライナーを使おう。

使わないものを取っておく趣味がない私は、穴だらけの古いジャケットを捨てる。



Gamefairさん、この四半世紀をありがとう。

新たなBarbourを加え、この冬はこの3つで凌ぎましょう。



どうせまたすぐに日差しが眩しくなって来る。梅の花も咲く。そうしたら春だ。
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (極楽寺)
2021-01-10 14:36:47
やっぱ徹底してんなー。これはいいってなったらこれなんだね。でもって次の四半世紀を考える。計画性だね。
Unknown (としろう)
2021-01-10 17:30:32
とてもダンディな話題でした。かつ超長期的な見通しでの買い物。住宅を買うくらいの時間の長さ。過去の四半世紀と、これからの四半世紀。
Unknown (木嶋)
2021-01-10 20:55:20
あ、買ったんですね。これでまたバブァーの冬が楽しめますね。丈の長さがあるのがいい。やはり男はこれです。
Unknown (おちゃ)
2021-01-11 05:31:37
極楽寺さん

それくらいの期間は着れてしまうので、あまり
遅くに買い替えると、着通せないうちにこちらが
死んでしまう(笑)
Unknown (おちゃ)
2021-01-11 05:32:40
としろうさん

あ、そうそう。これは不変のデザインで、耐用
年数は住宅に近いものがありますね。たしかに
そう、住宅みたいです。
Unknown (おちゃ)
2021-01-11 05:35:45
木嶋さん

最近はスリムでかつ、丈が短いのが流行っていて、
同社も日本にそういうのを輸出してきています。
SLと呼ばれるタイプが細めのものです。私は
苦手です。
Unknown (ちはる)
2021-01-11 09:35:54
渋いお買い物(笑)。これ、重くないですか?
Unknown (ママーヘン)
2021-01-11 13:12:21
新しく購入、が採用されたのですね。
こういう時は奥さまにも相談されるのですか?
私はしません(笑)
1軍が3着で2軍がいないから
クローゼットがスッキリなんですね。
使わない物は取っておかない、からでしょうか。
いい生活!見習いたいです。
他の2着のメンバーもいつか紹介して下さい!
Unknown (おちゃ)
2021-01-11 13:27:09
ちはるさん

重くなんてないでーーす。
でもちはるさん同様、「重い」と言う人がいます。
私の妻です。ジャケット持っているけれど、
重いと言って着ません(涙)。
Unknown (おちゃ)
2021-01-11 13:36:02
ママーヘンさん

奥様には「買い替えるわ~」と言いました。
古いのは、穴空いてたもんねえ。

他の2着のメンバーは、すでにこのブログのどこ
かで紹介されています。探しましょうか?
自分では探せないので、Googleに頼る。
ありました!

記事内画像で、真ん中のは同じくバブアーの
ナイロン製キルティングの軽いコートです。
最近若い人がよく着ていますよね。

https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/9943629d0516b98b2b8d741a45a2d787

右端は文京区の小さなテーラーの手作りで、
ハリスツイードのあたたかいコートです。
真冬はこれに限る。素晴らしいテーラーでした。
安くしっかりしたものを作ってくれます。
へんなブランド品を買うより、ずっといいです。

購入編: https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/8b71e95d62f7fea0300b50a8205c6f1f

到着編: https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/645192ff31bf10e7add52fcdd99d3fe3

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