「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳の石

2008-07-31 21:11:02 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
男の子はみんな石が好き。以下が私の八ヶ岳の石コレクションだ。



まずは黒曜石。八ヶ岳山麓では古くからこの石が多く採れたらしい。今より暑かった縄文時代に八ヶ岳山麓は格好の住宅地(?)だったらしく、八ヶ岳西麓は遺跡が多い。そこで見つかるのが、黒曜石で作ったヤジリだ。薄く、刃物のように割れやすいので、ヤジリに加工しやすかったのだろう。黒曜石は今もあちこちでみつかる(らしい)。すでに廃刊になった月刊誌Outdoorが八ヶ岳特集を組んだ時、黒曜石について数ページを割いていたので、私もそこに書いてあるとおりに黒曜石を探してみたのだが、根気が続かず発見できなかったのである。ところが帰り道にみやげもの屋に寄ったら簡単に「発見」出来てしまった。画像のものが600円也。高いのか安いのか。大人の握りこぶし大である。



山梨県側の白州町(現在は北杜市の一部)の尾白川渓谷は、ご覧のような白い花崗岩でいっぱいだ。もともと水がキレイなことで有名な渓谷で、おまけに石が真っ白なのでますます見事な景観を呈している。シングルモルト「白州」で有名なサントリーの蒸留所もここにある。それはまた同社の南アルプス天然水の取水地でもある。とにかく水が良いのだ。この花崗岩は墓石や庭の踏み石に最適だ。画像の石は上の黒曜石とは異なり、自らの努力で採取したものだ(誰でも出来る)。今度は自分の墓石を確保しようか。



これは鉄平石。諏訪地方はこの名産地である。諏訪地方の人は、昔からこれで農家やその蔵の屋根を葺いて来た。薄く割れるので屋根材に最適なのだ。薄いとは言え重いのだが。諏訪地方以外でも広い地域で、門柱や玄関ポーチなど外装材としても使われている。今ではこれで屋根材をつくる職人、さらに屋根を葺ける職人が激減してしまっているらしい。残念である。



最後はおまけで、妻からのプレゼント。8000万年前の化石である。原産地はアメリカで、八ヶ岳とは無関係だ。動物の糞で、かなりリアルな形をしている。でもカチカチであるからして、安心して手で掴める。
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(誰でも出来る)タイ・グリーン・カレー

2008-07-27 07:01:49 | 食べ物・飲み物


辛いモノ好きな人、集まれっ!誰でも出来るタイ・グリーン・カレーに挑戦だ。「誰でも出来る」というところが、私らしく、なんとも謙虚なタイトルである。しかし誰でも出来るモノに対して「挑戦」という言葉は不適当かもしれないという懸念は残る。

画像のカレー・ペーストを使えば調理は簡単である。調味料や食材の量の多寡、あるいは調理のプロセスの違い等、多少の誤差は許容範囲だ。誰だって作れて失敗などほとんどなく、おいしく頂けるはず。

まず最初に、今や簡単に手に入るMAE PLOY社製のペーストを入手。気の利いたスーパーならどこでも売っている。あるいは輸入食料品店や通販でも買える。あとは材料を買い揃えるだけだ。必要な材料のうち、いかにもアジアって感じのするものはココナッツ・ミルクの缶(400g)とナンプラーくらいだろう。それ以外は日常的に使う調味料と野菜と肉だ。何でも良さそうなものだが、比較的普通に無難に買い揃えてみた。ピーマン、ナス、タケノコ(水煮して千切りしてあるものを使った)、シメジ、鶏肉。調味料はサラダ油と砂糖。これに加え、自分で勝手に少量だけ中華ガラスープの素を入れてみた。



私はタイ米が大好きである。炊いている時のにおいがたまらない。カレーや炒飯には最適な細長い種類の米で、炊き上げ後も粘り気が少ない。これも最近はあちこちで売っているし、通販でも買える。鎌倉なら紀ノ国屋には必ずある。ただ私がそれらしい雰囲気に浸りたいというだけで、これがなければならないという訳ではなく、日本のお米でも十分おいしい調理は可能だ。さて、このタイ米を電気釜で炊きながら、お気楽タイ・グリーン・カレー調理がスタートする。

調味料を使い材料を炒める、ペーストを入れる、さらに炒める、ココナッツ・ミルクや水を入れる、ちょっと煮る。それで終わりだ。あぁ~もう出来た。なんと簡単なことか・・・。



出来上がりの画像がこれ。サラサラ・シャバシャバしたタイ・グリーン・カレー。かなりおいしい。そして辛い。なんとも微妙に複雑なアジアの味である。口の中で咀嚼しながら、その複雑さをむむむむむぅ~と楽しむ。なんとお手軽でお安い幸福だろうか。私はタイには行ったことがないので、本当のタイ料理がどんなものかは知らないが、日本で食べるタイ・カレーなるものにかなり近いものであることは確かだ。

残りを翌日に暖めて食べると尚のことおいしかった。ただし、ピーマンやナスがかなり溶けている。それゆえ、おいしいのだろう。夏の日の昼食にぴったりだ。ビールがどんどん飲めてしまう。MAE PLOY社製のペーストには、他にもレッド・カレーやイエロー・カレーがあるそうだ。私はまだ試したことがないが、今度買ってみようと思っている。【誰でも出来る】タイ・カレーをあなたもどうぞ。
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2008-07-26 09:25:22 | 内装・インテリア


薪ストーブを所有してもそれだけでは火は楽しめない。薪が必要だ。でも薪があったとしても、お楽しみ度はまだ高くはない。「ボクはアウトドアしてるっ!」という雰囲気に浸るには斧も必要なのだ。

薪となる予定の木を垂直に立てて、斧でバキッ!と割る。これは楽しい作業である。木の切断面を見てその相を読んで、どこが割りやすいかを考え、さらに割った後の薪の大きさの使い勝手まで考えて斧を振り下ろし、思ったとおりに割れた時は気分が良いものである。グリーン上で芝の目を読み最後の一打を決めようと努力するゴルファーの心境と同じだろうか(私はゴルフはしない)。ちなみに私は、チェーンソーは持ってはいるものの使うのは嫌いで、玉切りされた薪を購入して自分は斧で薪を割るという作業のみを楽しみたい、という自分勝手な似非アウトドア派人間である。

初めて薪ストーブに触れた18年前。私に斧をプレゼントしてくれた奇特な方がいた。和斧で、町田市にある道具屋さんで取り扱われていたものだ。「これ、使うといいよ」と言って、あっさりプレゼントしてくれたのだ。とてもしっかりしたモノで、その斧は10年以上の使用に耐えた。ところがある日、柄がボキッと折れてしまった。それを機会に斧を買い換えてみた。それが上の画像のものである。ドイツ製のもので、ご覧の通り歯の幅が広くて薪をこじ開けて割って、バコバコ作業が進む。かなりの重さがあって、振り回しているとひ弱な私はすぐ疲れてくる。



大きな斧だけでは不足で、手斧も必要だ。私は昔この手斧を持っていなかった。10年以上前のことだが、私の山荘に泊まったあるオーストラリア人が「あなたはハンドアックス(=手斧)を持っていないのか?」と聞いた。私は「そんなモノが必要なのか」とその時気づいた次第で、その後入手した。

左の小さい方の斧がその手斧で、米国製だ。焚き付け用の細い薪をつくるにはこの小さいのを使っている。柄まで全部鉄である。この手斧は通販で米国から直接買ったが、金額は確か2,000円くらいであった。こうしたモノは日本で買うとなぜかものすごい価格になってしまう。右の大きな斧は日本で14,000円くらいで買ったと記憶する。しかしその後インターネットで調べていたら、欧州の通販では4,000円程度で買えることがわかって失望した。
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薪ストーブの煙突

2008-07-21 09:00:49 | 内装・インテリア


薪ストーブのカタログをあれこれ見てその本体価格を比較していると、それがストーブ設置にかかわるすべてのコストと思いがちである。そうは行かない。ストーブは重い。そして熱を持つ。まずレンガやタイルでストーブの設置場所周囲の床や壁を覆う左官作業が必要になる。加えて煙突が必要だ。その煙突の部品の購入と工事にかかる費用がバカにならない。ヘタするとストーブ本体に近いコストを煙突に払うことになる。

煙突の3原則(と私が勝手に呼ぶもの)は以下のとおり。

①まっすぐに上へ:
ご覧の画像が我が山荘の薪ストーブの煙突だ。煙突の基本は出来るだけ「まっすぐに上へ」である。水平に近くなるほど煙突内の煙の抜けが悪くなる。完璧!と思いきや、我が山荘の場合は屋根のど真ん中を通る棟木を避けるため、最後のところでわずかに曲がっている。

②建物の中で長く:
加えて、状況が許せば、「建物の中で長く」である。ストーブ本体だけでなく、煙突部分でも空気を暖めるので、煙突をすぐに屋外へ出さず、建物の中で煙突の十分な長さが確保できればさらに良い。

③外ではあまり長くしない:
最後に「外ではあまり長くしない」である。ストーブ内で十分温まった空気が煙突を抜け、やがて屋根の上で外気にさらされた煙突の内側を通る時に、急速に冷やされる。ここでタールが煙突内に付着する。煙突の屋外に出ている部分が長いほど、温まった排気が冷やされることが多くなり、煙突内の詰まりを早めることになる。



ハイテク薪ストーブでクリーンバーン形式だから、外においを出すこともないのかというと、そうではない。においをほとんど感じることがなくなるのは、ストーブの燃焼温度が相当高くなってからのことだ。点火からしばらくの間は煙がモコモコと出て、においも強い。我が山荘のは触媒なしのストーブだが、触媒つきのモデルでも、点火時はにおうのだろうか。七里ガ浜の我が家を建てる時に薪ストーブを設置するかどうかで悩んだが、止めておいてよかったようだ。
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新しい薪ストーブ

2008-07-20 13:50:23 | 内装・インテリア


Vermont Casting社製のEncore Everburn。触媒なしのクリーン・バーンなモデルである。暑いのに薪ストーブかい?と笑われそう。そう、新しい薪ストーブだ。私は買い換えたのである。薪ストーブ歴は18年ほどあって、だてに歳をとってはいない。何ごとも経験が物を言う(と思う)。画像の薪ストーブは私にとって3台目である。80年代の終わりから薪ストーブをあれこれ体験し、今回はこの薪ストーブを選んだ。



先日まで使っていたドイツ製薪ストーブはあまりに使い勝手が悪かった。その点このアメリカ製のは現代的な工夫があちこちになされている。日本でも最も人気のある薪ストーブ・メーカーによる製造だ。さすがアメリカ的だと感心するのは、オプションが多いところである。オプションでスタンドを購入すれば、画像にあるグリドル(鋳鉄製のフライパンでスキレットのような高さがないもの)も使いやすくなり、ピザを焼くのにピッタリだ。



購入直後は低温でのならし焚きが必要だ。200度程度で焼いて冷やす、を繰り返してみた。火の調節も思いのままで、なかなか使い勝手が良さそうある。山荘や自宅の施工を請け負ってもらったブレイス代表の丸山さんに、今回のストーブの発注や設置もお願いしてみた。煙突の掃除もばっちりやってもらった。次回の山荘訪問が楽しみである。料理をいろいろ作ってみよう。
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鮨処みつ山(八ヶ岳西麓)

2008-07-20 10:50:55 | 

鎌倉から八ヶ岳まで来てわざわざ鮨を食べなくてもいいのに。私もそう思う。相模湾に面した住宅地に普段は住んでいるのだから、そんな必要はない。でも八ヶ岳の山荘に滞在中、強烈に鮨が食べたいなぁ、と思うこともある。

当然ながら八ヶ岳山麓に良いお鮨屋さんは少ない。ところが・・・際立つ存在がある。鮨処みつ山だ。メニューにある予めアレンジされたセットを取れば、そんなに値段は張らない。つまみを注文したり、カウンターから見えるものをあれこれ注文して、酒を飲めば、値段もそれなりになる。いろいろな点で、銀座あたりのちゃんとした店で食べるのと変わらないと思えばよい。築地の仲買人に注文して届く食材が使われている。ご主人も毎月何度か築地に出向かれるのだそうだ。品質もしっかりしたもので、内容も都会風である。

昨日は、ミルクのような岩牡蠣をそのままチュルリと飲み込むように食べた後、どんどんにぎりを注文した。腹いっぱい食べた。厚岸の馬糞ウニが美味かった。フッコの昆布〆も美味かった。ひらめの子供も美味かった。肝を軍艦巻きにしてもらったら美味かった。みる貝も、赤貝も、中トロも、アナゴも・・・全部美味しいのである。見えるものを片っ端から順番に注文していると大変な量になってしまった。

店内は清潔で静か。ご主人も丁寧に魚や貝類のことを教えてくれる。「八ヶ岳山麓で美味い鮨」という難題に挑戦される方は、このお店のカウンターに座ろう。もし予算が許すのならば、たまには贅沢を。是非ご主人の説明を聞きながら、勧めらたつまみやにぎりを個別に注文して味わおう。お店は画像のような田園風景の中の、諏訪、茅野の市街から尖石縄文遺跡や蓼科高原三井の森の別荘地へ向かうなだらかな坂道の途中にある。

みつ山:
長野県茅野市豊平4734−7906
0266-71-6131
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ロンドンの地下鉄のポスター

2008-07-13 07:06:36 | 内装・インテリア


ロンドンでは地下鉄のことを一般にUndergroundと呼ぶ(Subwayとは普通呼ばない)。あるいはもっと感覚的な単語を用いてTubeとも言う。世界最古の地下鉄だから、長い間に蓄積されたそれにまつわる話題は豊富だ。そのひとつがポスターである。「キュー・ガーデンに行きましょう!」とか「クリスマスです。ショッピングに行くのは地下鉄でね」などと呼びかけるものだ。

前世紀初頭からこれまでに使われたポスターの数は、おそらく500以上1000以下。しかもそれらを今も見ることが出来る。原画が残っているし、ひとつひとつ作者の名前や作成した時までわかっていて、記録を残すことが自然に習慣化している彼の国らしさを感じる。

中ではロンドン動物園にまつわるものが歴史的にも多い。上の画像もそのひとつである。Charles Paine氏による1921年の作品だ。ペンギンの体の柔らかさや温もりが伝わる楽しいデザインである。これに限らず、他の何百という作品すべてが、かなり高いアーティスティック・ポイントを差し上げられるものである。モダンなデザイン、油彩・水彩画風なもの、あるいはアール・デコ調。皆なんともシャレているねぇ・・・。



私はその復刻版を注文した。それ自体はとても安いものだが、それを入れるぴったりの額を別途注文したので高くついてしまった。ダイニング・ルームの壁のかなり高いところに飾ってある。ご覧の通りで、縦は1メートル以上ある大きなものだ。ダイニング・ルームの壁には、あれこれ額が飾ってあるが、お気に入りの1枚である。FOR THE ZOO, BOOK TO REGNET'S PARK OR CAMDEN TOWN。世界最古の地下鉄に乗って、世界最古(?)の大動物園へ行きましょう。

定冠詞「the」をつけてTHE ZOOと呼ぶことで、グローバルな意味でMajorityが「あそこのこと」と自動的に理解出来るであろう場所はロンドン動物園だけだと推察する。ちなみに郵便切手に国名の印刷がないのは英国だけだ。理由はそれなりにあるが、そのこととどこかしら通じるような歴史的背景を感じながらの「THE ZOO」のポスター鑑賞を、私はほとんど毎日している。


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鎌倉市のゴミの分別

2008-07-12 12:06:01 | 環境・土地


いかにも役所が作ったって感じのデザインだ(↑)。さて、この3つのRとは何であるかをご存知だろうか。Reduce、Reuse、Recycleだそうだ。白状しよう。私は最近まで知らなかった。私はエコ人間ではないらしい。Reduceがゴミの減量、Reuseが古くなったり壊れたりした住宅、家具、電化製品、古着等の再利用、Recycleはご存知のとおり紙やペットボトル等を使ったリサイクルを指す。

ゴミのリサイクル率日本一の鎌倉市の住民は、ゴミを捨てるのが大変だ。毎日捨てるゴミの種類が違う。捨て方が難しい。

一番難しいのが紙類だ。厚紙、普通紙、ダンボール。それぞれ捨て方が違うので分けなければならない。厚紙は紙袋に入れて中が見えるようにしてヒモで縛る、普通紙やシュレッダーのゴミは紙袋に入れてホッチキスで止める、ダンボールはそのままあるいはヒモで縛る。さて牛乳パックはどうすればいいのか??(答え:厚紙として処理)。ビンもよくわからない。酒や醤油等食料品用のビンは、普通のビンや缶を捨てる日に一緒に捨てる(火曜日)が、ヘア・リキッド等の非食料品のガラスビンは燃えないゴミ(金属類等)と一緒に捨てなければならない(あらかじめ決められた日、毎週ではない)のである。でもカキ油でベトベトなビンとさらさらなヘアトニックのビンは、前者は食用で後者は非食用だが、環境的には逆の捨て方が良いような気がするが(しかもちゃんと洗浄すれば同じ)・・・。

捨てる曜日は燃えるゴミ(月)、プラスチック・ビニールの容器包装類(火)、食用のビン・缶(火)ペット・ボトル(水)、燃えるゴミ(木)、先ほどの紙類(全部金)。非食用のビン・缶や燃えないゴミはいつだったか・・・。表を見ないとわからない。ウチの地区では大まかに言ってこんな具合。細かく言うと、もっと分かれている。とにかくかなり面倒なのだが、そういうルールだからそれにしたがっている。



真面目にゴミを分別していることがバカらしくなる本が最近出版された。皆さんご存知(ですか?)の武田邦彦先生著の幻冬舎新書。10年近く前に彼の「リサイクルしてはいけない」という本が出版されて以来、私は彼のファンである。テレビでもニコニコしながら過激なことを言うのでとても楽しい。通念として「エコロジーに配慮している」と思われている行為や政策の欠点やウソを指摘して、「ひょっとして違うのではないか?」と多くの人がひそかに僅かに疑っていることの真実や裏側を、彼流に解説してくれる本だ。

道路やダム、あらゆる産業が、天下りや権益等公務員達にとってのインセンティヴになる部分を含んでいる。そしてそれに群がる民間業者。ゴミ処理も、「エコ」の名の下に同様なことがあるのだろうか。もしそれが本当だとしたら、バカを見るのは納税者で、「訳のわからない仕事をひねり出し、税金を飲み込み続ける公務員の数を減らそう!」という運動を起こしたいところだが・・・。その手のことにご関心がある方は、理解の一助としてこの本をどうぞお読み下さい。

ただしこれを読むと真実が何なのかよくわからなくなってしまうかもしれない。また「エコ的」行為として一般的に賞賛されることが「ひょっとして却って弊害なのか?」と思われてしまい、恥ずかしくて実行出来なくなるかもしれない。
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土地探しは一期一会(鎌倉市扇ガ谷)

2008-07-06 15:44:13 | 環境・土地

土地探しは難しい。いろいろな土地があって、隣り合った土地で形や面積が同じようなものでも、微妙にいろいろな要素が異なり、ひとつとして同じ土地はなく、価格も異なる。土地に出会ってすぐ買えばそれは自分のものになるが、高価なものだけに簡単には行かないし、お金をはたいて買ったところで後で後悔することもある。出会ってすぐ買わなければ、後から買おうと思っても、すでに人のものになっていることも多い。土地との出会い。それはほとんど一期一会だ。自分が長くつき合える土地を真剣に探そう。

今の自宅の土地を買うまでに、鎌倉市内で土地を探してまわった。上の画像は私に「鎌倉に住もう!」と思わせることになった最初の土地の近くの岩のトンネル。鎌倉市扇ガ谷の奥、海蔵寺のさらに奥にある。その土地はこのトンネルを抜けないとたどり着けないところにあった。トンネルの幅や高さはそれぞれ2.3mくらいだったか。あなたがもしどうしてもハマーを所有し、乗りたいなら、ここには住めないということになる。

土地の所有者は海蔵寺だった。お寺さんの借地なのだ。鎌倉市内にはお寺さんの借地が多い。市内でも旧鎌倉は道が狭いところが随所にある。歴史的に古いということもあるが、寺の借地が多く、道路沿いの風景が昔のまま美しく残っているところがある。

件の土地のお隣は高名な学者さんのお住まいだった。周囲は風情があって緑が滴り、これぞ鎌倉!って所だった。谷戸の奥で、かなり湿度は高そうだった。いろいろな土地があるものだ。私はこの土地を買うのを見送った。その後「やっぱり買おうかな」と思って不動産屋に行ったら、もう買われていた。買ったらよかったのか、止めてよかったのか、個性が強いだけに今も結論が出ない。それほど強烈な土地だった。
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魚音

2008-07-05 15:23:55 | 


今日は妻の誕生日。「じゃあ、特別にお鮨を食べに行こぉよ!」「いつもと変わらないじゃん」「でもそれ以外思いつかない」「そうだね」「なんたってお鮨だ」「さぁ、やっぱり鮨処魚音へ!」・・・ということで、今日も三崎の鮨処魚音に行った。マグロ漁港の三崎にあるお鮨屋さんだ。銀座あたりとは感じがちょっと違う。マグロはなんでもありだ。そして地魚が良い。地魚は当然ながら日によって季節によって食べられる物が異なる。本日の我々夫婦の注文は二人とも同じ個数で・・・赤貝、とり貝、ほたて、みる貝、赤身(2)、中トロ(2)、こはだ、あじ、黒むつ、いわし、しめさば、いしがれい、うに(2)、あいなめ、金目だい(炙りで塩+レモン)、めかじきとろ(炙りで塩+レモン、2)、ぼたんえび、あなご。そんなもんだったと思う。美味いっ!はい、お会計お願いしますっ!

お鮨はいつもどおりしっかりしたもの。都内のお店と比べれば、お値段は内容からして安い。店内は清潔。店長さんは軽やかに全体をマネージして、店員さんは皆きびきび。気持ちがいいねぇ。30分ほどでさっさと食べてお腹いっぱいだ。お鮨は江戸時代のファースト・フード。さてさて次はお買い物。三崎漁港の中のうらりへ。まさに魚のスーパー・マーケットだ。マグロもあらゆる部分がここで買える。ここには鮨処魚音の本家にあたる魚音本店(魚屋さん)の支店が出ている。本日そこで買ったのは魚ではなく、ポロシャツ。上の画像は、そのポロシャツ左胸のロゴ・マークだ。



次の画像はポロシャツの背面。エビの絵が見事でしょう。今度お鮨を食べに行く時はこれを着て行こう。割引があるかしら?・・・ある訳ないよね。さて、ポロシャツもいいが、食べ物を買いに行かないと。ということで本家魚音本店(魚屋さん)へ。



この画像が今日の買い物。イカのくち5パック(上)、イカの塩辛(右下)、マグロを煮込んだもの(左下)。イカのくちは唐揚げにするとすごくおいしい。弾力があってこりこりしているが、噛むのに苦労はない。おつまみに最適だ。またこちらの自家製塩辛は、イカがはらわたまで全部そのまま漬け込まれた感じで、まったりと味が濃いのである。これでご飯がいくらでも食べられる。最後のマグロの煮込みは、我が家ではいつもほぐして大葉と一緒にご飯に混ぜて食べている。これがまたでたらめにおいしい。夏の三崎へ、そして魚音へ皆さんも是非どうぞ。

魚音は、鮨処魚音、魚音本店(魚屋さん)、魚音うらり店(魚屋さん)、食事処魚音と、4店が三崎港のそばでがっちり営業されている。大したものだ。お店へのアクセスは直接ウェブサイトを見てね。URLはこちら。
http://www.uooto.com/
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