起床は朝5時。
外気温はマイナス12度だ。まあ、こんなもんかな。
最近はマイナス20度ってのがないなぁ。
それくらいたまにはあってもいいと思うのに。どうせ薪ストーブをがんがん焚くんだから、屋内は同じこと。
「おとーさん、おはよう」とドガティ君も起床。
寒いねぇ~。
就寝直前にストーブでかなり上げた室温も、朝にはたいてい17~18度くらいに下がっている。それでも外とは30度ほど気温差があるよ。
ストーブを点火。
炎を眺めて、嬉しそうなドガティ君。
火は燃えているがそれは分厚い鋳鉄製のストーブの中の話で、点火直後のストーブの外側表面は熱いわけではない。
ドガティ君は少しでも暖かいところを探している。
「どこが一番暖かいかなぁ・・・」
「おとーさん、寒いよ」
でも17度はあるよ。もうちょっと待つしかないよ。すぐ暖かくなるから。
外飼いのワンコに比べたら、君、ここは天国みたいなもんだぜ。
その後ドガティ君と一緒に軽く散歩。
そしてニンゲンもドガティ君もそれぞれ朝ごはん。
しばらく休憩して、出かけよう。初詣だ。ドガティ君も行こう。
今年はまだ初詣に行ってないから。
大みそかに、誰もいない鎌倉山神社に行っただけだ。
初詣も誰もいない神社に行こうね。人の群れから離れたおこもり生活が今回のテーマだから。
クルマも雪をかぶっているが、たいした量の雪はない。
しかもパウダーのような雪だ。サラサラなのだ。
手で払いのければ、サッととれる。
透明なガラスがすぐ現れるので、運転もすぐ開始できる。
別荘地を出たら、雪なんてない高原地帯。
ここは御柱道。御柱祭では、このまっすぐな道を諏訪大社上社へ御柱が引っ張られて行く。
御柱道が茅野北杜韮崎線と交わるところで右折して後者を北上し、柳川の手前で右折。
駐車場もある多留姫伝説の里へ。
周りはのどかな田畑だ。
このあたりは縄文遺跡もいっぱいある所。大昔から人がたくさん住んでいたわけだ。
稲作も古くからおこなわれ、特にここで作られたお米は、神様に供されるもの。
少なくとも日本史で学ぶ大化の改新の頃にはこのあたりで稲作が行われていた。鎌倉幕府の始まりより500年ほど前のことだ。
あちこちに簡素な鳥居があり、祠もある。
多留姫伝説については、関心のある人はご自分で調べてみてね。
「吹きっさらしの寒いところだな・・・」とドガティ君が言う。
冠木門だ! 鎌倉の御成小学校の正門(明治時代は皇族のための御用邸の門だった)みたい。
ここは茅野市の歴史的スポットのひとつ。
しかしここで人に会うことはまずない。
新型ウィルスやさらにその変種の感染が拡大するこの時期には、こんな初詣がいい。
誰もいなければ、マスクも要らない。
下は柳川渓谷。
ドガティ君は妻に連れられ、森の奥へ。
溪谷の音を聴きながら進みましょう。
遠くに鳥居が見える。ここが多留姫神社の本来の参道らしい。
で、こちらが多留姫神社なのさ。
ではドガティ君の記念撮影。
2021年は多留姫神社がドガティ君をお守りくださいますよ。
意味はよくわからないようだけど、とにかく人と一緒にここへ来たことがドガティ君もうれしいらしい。
朝の陽ざしが眩しいね。
よく晴れているんだ。晴天率が高い八ヶ岳山麓。
では、ニンゲンはお参りしましょう。
まずは奥様から。
次に私。
この渋い神社も、地元の方により絶えずお世話がなされているみたい。
諏訪大社や鶴岡八幡宮は人がいっぱい。
多留姫神社に静かにお参りしましょう。
おぉ~4本根の梶の紋だ。
それって諏訪大社上社と同じ。下社は5本根だよ。
ここにも梶があり、龍もいる。
周囲には4本の御柱があるし。諏訪だねぇ。
私の願いはいつもの通り、「カネと健康、カネと健康、カネと健康・・・」
自分、家族、親類、知人、友人。皆が食うに困らず、健康を保って生活できることが大事。
それさえあれば世の中は平和だ。
あっちこっちに小さな祠、鳥居、4本の御柱。
それらを見て回る。
いい神社だねぇ。地元の長い歴史と結びついている。
縄文時代は暖かく、八ヶ岳西麓はニンゲンにとって暮らしやすかった。
他地域比で人口密度が高い状態だったこの地域。
鳥居が寒空に立つ。
このあたりにご縁のある方はぜひここへお参りください。
近年、すぐ近くを通る高架が出来ちゃったんだよねぇ~。
昔のものと比べたら少しはアートなデザインの道路だけれど、太古からある稲田の中にひっそりと建つ渋い神社の雰囲気を壊したね。
世の中を便利にする新しい発明、変化、発展はいつも何かを損なうなぁ。
う~ん。
【つづく】
外気温はマイナス12度だ。まあ、こんなもんかな。
最近はマイナス20度ってのがないなぁ。
それくらいたまにはあってもいいと思うのに。どうせ薪ストーブをがんがん焚くんだから、屋内は同じこと。
「おとーさん、おはよう」とドガティ君も起床。
寒いねぇ~。
就寝直前にストーブでかなり上げた室温も、朝にはたいてい17~18度くらいに下がっている。それでも外とは30度ほど気温差があるよ。
ストーブを点火。
炎を眺めて、嬉しそうなドガティ君。
火は燃えているがそれは分厚い鋳鉄製のストーブの中の話で、点火直後のストーブの外側表面は熱いわけではない。
ドガティ君は少しでも暖かいところを探している。
「どこが一番暖かいかなぁ・・・」
「おとーさん、寒いよ」
でも17度はあるよ。もうちょっと待つしかないよ。すぐ暖かくなるから。
外飼いのワンコに比べたら、君、ここは天国みたいなもんだぜ。
その後ドガティ君と一緒に軽く散歩。
そしてニンゲンもドガティ君もそれぞれ朝ごはん。
しばらく休憩して、出かけよう。初詣だ。ドガティ君も行こう。
今年はまだ初詣に行ってないから。
大みそかに、誰もいない鎌倉山神社に行っただけだ。
初詣も誰もいない神社に行こうね。人の群れから離れたおこもり生活が今回のテーマだから。
クルマも雪をかぶっているが、たいした量の雪はない。
しかもパウダーのような雪だ。サラサラなのだ。
手で払いのければ、サッととれる。
透明なガラスがすぐ現れるので、運転もすぐ開始できる。
別荘地を出たら、雪なんてない高原地帯。
ここは御柱道。御柱祭では、このまっすぐな道を諏訪大社上社へ御柱が引っ張られて行く。
御柱道が茅野北杜韮崎線と交わるところで右折して後者を北上し、柳川の手前で右折。
駐車場もある多留姫伝説の里へ。
周りはのどかな田畑だ。
このあたりは縄文遺跡もいっぱいある所。大昔から人がたくさん住んでいたわけだ。
稲作も古くからおこなわれ、特にここで作られたお米は、神様に供されるもの。
少なくとも日本史で学ぶ大化の改新の頃にはこのあたりで稲作が行われていた。鎌倉幕府の始まりより500年ほど前のことだ。
あちこちに簡素な鳥居があり、祠もある。
多留姫伝説については、関心のある人はご自分で調べてみてね。
「吹きっさらしの寒いところだな・・・」とドガティ君が言う。
冠木門だ! 鎌倉の御成小学校の正門(明治時代は皇族のための御用邸の門だった)みたい。
ここは茅野市の歴史的スポットのひとつ。
しかしここで人に会うことはまずない。
新型ウィルスやさらにその変種の感染が拡大するこの時期には、こんな初詣がいい。
誰もいなければ、マスクも要らない。
下は柳川渓谷。
ドガティ君は妻に連れられ、森の奥へ。
溪谷の音を聴きながら進みましょう。
遠くに鳥居が見える。ここが多留姫神社の本来の参道らしい。
で、こちらが多留姫神社なのさ。
ではドガティ君の記念撮影。
2021年は多留姫神社がドガティ君をお守りくださいますよ。
意味はよくわからないようだけど、とにかく人と一緒にここへ来たことがドガティ君もうれしいらしい。
朝の陽ざしが眩しいね。
よく晴れているんだ。晴天率が高い八ヶ岳山麓。
では、ニンゲンはお参りしましょう。
まずは奥様から。
次に私。
この渋い神社も、地元の方により絶えずお世話がなされているみたい。
諏訪大社や鶴岡八幡宮は人がいっぱい。
多留姫神社に静かにお参りしましょう。
おぉ~4本根の梶の紋だ。
それって諏訪大社上社と同じ。下社は5本根だよ。
ここにも梶があり、龍もいる。
周囲には4本の御柱があるし。諏訪だねぇ。
私の願いはいつもの通り、「カネと健康、カネと健康、カネと健康・・・」
自分、家族、親類、知人、友人。皆が食うに困らず、健康を保って生活できることが大事。
それさえあれば世の中は平和だ。
あっちこっちに小さな祠、鳥居、4本の御柱。
それらを見て回る。
いい神社だねぇ。地元の長い歴史と結びついている。
縄文時代は暖かく、八ヶ岳西麓はニンゲンにとって暮らしやすかった。
他地域比で人口密度が高い状態だったこの地域。
鳥居が寒空に立つ。
このあたりにご縁のある方はぜひここへお参りください。
近年、すぐ近くを通る高架が出来ちゃったんだよねぇ~。
昔のものと比べたら少しはアートなデザインの道路だけれど、太古からある稲田の中にひっそりと建つ渋い神社の雰囲気を壊したね。
世の中を便利にする新しい発明、変化、発展はいつも何かを損なうなぁ。
う~ん。
【つづく】