「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アパートを売却(5) 憂鬱なため売却

2011-09-13 18:46:16 | アパート
最終回。アパートを新築し所有して入居者を見つけることは、少し時間があれば簡単だった。管理会社が仕事をこなして、それなりに事業も回った。

しかしこれまで論じて来たような問題がある。また地震はどうか。保険はあるにしても火事はどうか。いずれも相当な出費になる。建物の事故で家主として責任を問われるケースもある。今回の東日本大震災の場合、都心近くでは浦安市のアパートが相当な損害を被った。遠い将来、私のアパート経営は順調なのだろうか。その時満室だろうか? いや、きっと厳しいだろう。

(画像はすべてイメージ)


今でも古くなったアパートに空室は多い。築20年ほどのアパートの売り物が多いのはなぜか。ろくに家賃も集まらないのに、トラブルで出費だけがかさむことにならないか。その時私は何歳か。



最近こんな本も出た。アパート経営を勧める本は多いが、勧めない本は少ない。なかなか読ませる本だ。アパートを売ってしまってから、私は初めてこれを手にした。アパート経営をしている人は読むと憂鬱になるだろうからこれを読むのは止めた方がいい。



実際、アパートを建ててから売るまでのわずか1年半の間に退去者も2名出た。入居後数か月で転出した人もいた。フリーレント(月中に入居した場合、その月の家賃はタダにしてあげる)、礼金タダ、なんてことやその他いろいろ便宜をはかってあげても、そうなった。

退室者が出ると、私は内部に掃除をかけて、壁紙等直すところは直す。金もかけて、次の入居者を待つ。無事に次の入居者が入ったら、それを募集してくれた管理会社に報酬も払わないといけない。



そういうことが続くと、私はイライラする。そんな時、ベテランのアパート経営者である友人が私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。彼に言わせれば、私のアパートなんてかなり順調な方なので、それでいちいちイライラしているなんて、そもそも体質的に私にアパート・オーナーは務まらないということらしい。そうこうしているうちに私は「儲かっているうちに売ってしまおう」と考えた。築年数が浅く、入居者がいて儲かっているうちは、アパートも高く売れる。私の購入コストは安いので、今売れば少しは利益が出る。しかも買い手も低リスクで高利回り物件が手に入りハッピーだろう。どのようなビジネス分野も、取引は双方ハッピーなのが望ましい。



事業としては良かったので今度は「もったいない」と言う人もいた。しかし私はアパートを売りに出した。そうしたら「築浅だし、家賃も入る」ということで購入希望者が現われた。だから私はサッサと売ってしまったのである。今後ゆっくり考え、またやるかもしれないけれど、取り敢えず私は「アパートよ、さようなら。」



アパート経営は確かに面白い。これからやってみようとしている方もおられよう。そのような方には楽観的でネアカなCAHFLOW101こと加藤ひろゆきさんの本を読むことをお勧めする。誰でもぼろ儲けが出来そうな気になるから不思議だ。加藤さんのような人なら、何でも成功しそうな気がする。要は気の持ちようと勤勉さだ。成功する人もいれば、失敗する人もいるのである。

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アパートを売却(4) 怖いと思ったことは狭い地域ごとの需給の将来の変化

2011-09-12 14:00:16 | アパート
アパートのメンテナンスにお金がかかるから、賃貸経営は嫌だという人は多い。入居者が入れ換わると、内装を部分的に交換しなければいけないこともあるし、そうでなくとも雨漏りだとか外壁塗装だとか何か不都合があると、修理も必要になる。それにより、家賃収入の多くが吹っ飛んでしまうと思われるからだ。築後10年を超えると最近の木造アパートでも、構造的にいろいろと不都合が出るらしい。しかし私の場合、新築アパートなので、それは遠い話だ。放っておくことにしよう。問題は、入居者が変わった時の内装の入れ替えだ。

(画像はすべてイメージ)


入居者が入れ替わる時にバスタブや便器やシンクの入れ替えが生じることもある。気まぐれな新規入居者を次々と呼び込むためにはそれも必要な手段のひとつである。ユニット・バスの入れ替えなど想像しただけで大変だ。一旦設置してしまったユニット・バスをアパートの中で分解し運び出して、そこにまた新たなパーツを持ちこんでバス・ユニットを組み立てるのは、かなりのコスト負担だ。独身者向けの安い家賃のアパートで計算すると、何十カ月分の家賃が飛んでしまいそうにも思える。だから嫌だ、と人は言う。

しかしそんなことはないのだ。



普通の戸建ての感覚でユニット・バスを交換しようとして、ハウスメーカーにそれを依頼したら100万円を遥かに越える金額が必要になったりする。アパートだって同じだ。でもそうでないアパートもある。安上がりなアパートはそんな交換も恐ろしく安上がりに出来ている。面倒なユニット・バスなど使わない。都合の悪くなった部品を個々に最小限で交換出来るように最初からしておく、とうのがその造りの発想だ。バスタブだけの交換なら費用が2ケタ違う。驚くなかれデジカメ1台の値段だ。クロスも床材もサッシもドアも同じだ。最初からそれらの交換を想定し、専門のアパート業者が格安のパーツを自社で大量に確保している。それらのパーツと業者を利用し、仮に一戸建てを新築したとしたら、小さい家なら基礎工事 + 数百万円で出来るくらいだ。

だからバカみたいに高いコストを要求するメーカーなどを避けて、そういう安い業者をうまく使えば良いのである。仮に高価なバスタブを入れたところで、もらえる家賃は変わりはしないし、時間が経過すればまた交換だ。大半の入居者にとっては、設備のグレードなどより、それが新品であるということが重要なのだ。



だから私が恐れたのは、将来の建物の内外装メンテ費用のことではない。アパートに関するその地域の将来の需給の変化だった。こちら方が、もっと根本的で経営の根幹に係わる問題である。



需給のギャップを利用し、コスト高で空室だらけのエキチカを避け、僻地に格安なアパートを新築してうまくスタートした事業だったが、そんなことは誰でも真似出来るのである。書きっぷりの良い申し込み書類が揃えられるなら銀行から金を借りるのは簡単だし、どこにアパート需要が多いのかは真剣に調べればバカだってわかる。自分で歩いて調べる気のある人なら、ほとんど無一文でも経営がスタート出来るだろう。

ということは、新しくキレイなアパートが、今後5年のうちに私のアパートの近くに続々と建てられることになってもおかしくはないのだ。その時私のアパートはもはや「新築」ではない。う~~ん、将来が読めない。



自分でやってみて、素人を呼び込むアパート経営ブームの魅力とそれがその後にもたらす問題のうちのひとつが、私は見えたと思った。

日本は不幸である。まず住宅の耐用年数、建て替えサイクルがあまりに短い。ローンも税制も、20年もすれば建物の金銭的価値がゼロになりそうなストーリーで出来ている。ローンもいわゆるリコースで、抵当に入るアパート物件以外に、債務者に追加担保や保証を求めて来る。収益物件のキャッシュフローを見積もり、何かあっても債務者の負担がその事業物件に限定されるノン・リコースを実行するだけのノウハウが日本の金融機関にも育っていないので、単純に他の保証を求めて来る。金さえあれば誰にでも出来る貸し方と言えよう。
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アパートを売却(3) 所有することの簡単さ

2011-09-10 00:00:47 | アパート
たまたま安い土地があった。駅から遠い住宅街の中の狭い土地だが、建蔽率、容積率が緩く土地面積いっぱいに広げた3階建アパートも十分建てられた。わけありで不動産業者に持ちこまれて売却が打診された土地で、驚くほどの安値で買えた。しかもその土地に、ある工務店が建物をずいぶんと安く建ててくれた。土地建物合計の金額の低廉さに、皆が「アッ」と驚いた。

(画像はすべてイメージ)


だからグロスの総利回り(=満室時の家賃収入合計÷物件購入価格)は驚くほど高いものになった。関東の都市及び周辺地域のアパート中古物件を見ていると、この総利回りが10%を超えるものはあまりない。魅力的に見える物件になると、利回りは非常に低い。中には10%を超えるものがあるが、それはたいていかなりの築年数を経ているものだ。一方私のように土地を買うところから始める人が手にする利回りは、ものにもよるが、15%を超える高水準も十分可能である。



ではなぜアパートに投資したいと思う人々は中古なんて止めて、自分で新築しないのだろうか。どうも私には、中古を求める人々と新築を求める人々は概ね異種なようで、そこには緩い壁があり、両者間の裁定もあまり働いていないように見える。

中古については少なくとも近い将来の総収入がハッキリ見える。一方新築についてはそれがまったく見えない。自己資金を投入し、あるいは銀行から金を借りてそれを投資しても、新築アパートに入居者が入る保証はどこにもないのである。だから建物が多少いかれていようとも、利回りが低かろうとも、多くの人々は中古を求めるということなのだろうか。



私の場合、駅から遠いかなり安い土地にかなり安いアパートを建て、無事入居者も入り家賃も受け取り、まあ順調に行った方だろう。利回り的にも十分で、銀行からの借り入れは金額的にしれていたので、支払い返済額もしれていたので事業としては楽々だった。

入居者の方々も、安い家賃で新築のキレイな部屋を得て、バイクや自転車で通勤をする日々に満足だったのではないか。



因みに自宅や別荘と違い、家賃が稼げる事業としてのアパートには、銀行もホイホイお金を貸してくれた。全体のプロセスを経験してみて「金を借り過ぎないかぎりは、これ、誰でも儲けられる」と思ったものだ。実際、ヘンなモノを掴ませられなければ大丈夫なのだろう。



ということで、特に難しいことはなかった。何せ新築だ。建物のトラブルもない。
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アパートを売却(2) アパートを建てて思ったこと

2011-09-09 00:00:04 | アパート
アパート経営でものすごく儲けている人もいる。一方大損する人もいる。「アパート経営なんて損するから止めろ」も「アパートは儲かりまっせ」も紙一重である。どちらもウソであり真実でもある。要はヘンなアドバイスに頼らず、損する物件に手を出さなければいいのだと、振り返って思う。私はアパート経営初心者だったが、偶然正しいアドバイスや物件に恵まれて「これはいいな」と思ったから投資してみた。結果オーライで、ラッキーだった。

(画像はすべてイメージ)


アパート経営を考えた当初は大学の近くがいいと思った。そう書いてある本があったからだ。大学の周囲に中古の売り物件はたくさんあった。なぜか空室が多かった。平成の時代になり子供の数が減っているのに、大学は新設され定員も増やされて来た。今はその逆回しだ。大学の学生数は減り、私立大学では定員割れが多く、大学のキャンパスは移転されたり統合されて、その周囲に学生を当て込んで建てられたアパートはひどい空室状態だ。アパート・オーナーは売り急いでいて売却希望価格は暴落中のものが多かった。



次にもっと一般的な中古物件を多く見て歩いた。「エキチカ(=駅の近く)」がいいと、アパート経営したこともない多くの人がいった。不動産業者もそう言った。駅が近くないと入居者が入らないという説明だった。ということでまずは神奈川県内の「エキチカ」中古物件をたくさん見た。売りに出されている物件は皆空室だらけだった。当然ながらエキチカは地価も高い。狭くて高い土地に建てられた物件が多く、売却希望価格も高く、グロスの投資効率(=満室時家賃合計÷物件購入価格)が良くないものが多かった。しかも空室だらけ。

アパート・ブームの中、誰もが通念で「エキチカ、エキチカ」と念仏のように唱えるからだろうか、エキチカ地区には空室だらけの中古物件と、やたら高価格な新築物件が溢れていた。供給過剰な印象があった。新築物件はすぐ入居者で埋まるらしいが、投資としてあまり面白いものではなかった。家賃収入に比して購入価格が高過ぎるのである。



しかしエキチカ物件が全部ダメってわけではないことに注意が必要だ。要は地域によって固有のアパート需給の事情があるということだ。それもかなり狭い地域ごとに事情は異なる。エキチカだろうが僻地だろうが、儲かるものは儲かるしダメなものはダメ、ということのように私には見えた。一般的に言えばどこもアパートの供給が多過ぎるのだが、そんな中でも儲けたいなら自分で歩いてシッカリ見抜くことが大事なのだろう。



私がアパートを建てた地域では、エキチカ物件はどれもあまりパッとしなかった。駅周辺はアパートが供給過剰なため、投資してもリターンが低い。満室にするのも苦労する。でもその地域を広く見回せば、独身者を中心に全般的にはアパートへのニーズは高かった。ただし、ここが重要だが、需要が多いのは家賃の安い物件であった。



多くの企業は社員に家賃までは支払わないが、通勤費用は実費を支払う。そうした企業に勤める社員の多くは自宅からクルマやバイクで20~30分のところに勤務する人々だった。その人々にとっては、駅から遠く通勤費はかかってもそれは会社が払ってくれるので、とにかく駅から遠くてもいいから、家賃が安いアパートを求めていた。

僻地はエキチカと比べれば思いっきり安い土地がある。だから土地 + 建築費の総コストは安くあげられる。でも僻地とは言え、そのアパートの家賃はエキチカのそれと比べて思いっきり安いわけでもない。あくまで私の場合だが、そこに投資妙味があったのだ。家賃は安いが、それ以上に妙に低廉なコストのアパートが取得可能な僻地では、高い投資利回りが可能だ。さらに家賃を低く設定することが可能だから、そのアパートにはちゃんと入居者予備軍が存在したのである。
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アパートを売却(1) 売ってしまった

2011-09-07 00:00:14 | アパート
一昨年に建てたアパート、売ってしまいましたぁ~。
権利書だ。所有権移転。アパートさようなら。



これも権利書。抵当権抹消。少々お金を借りていた。



アパートを買う時、私の周囲では「止めておけ。大損した人がいっぱいいる」の大合唱。若干の知識はあるものの自分のお金でアパートを購入したことのない多くの人々のアドバイスだった。他にも「駅に近い物件でないとダメ」というアドバイスが多かった。

それにもかかわらず私はアパートを建てた。またそのアパートは駅から遠かった。でも問題はなかった。自分でリスクをとってない人々の言葉を信じちゃいかん、という例。ちゃんとやればアパートは少しは儲かる。


(画像はすべてイメージ)

アパート事業は、日本株に投資するよりよほど儲けの確度が高いだろう。この20年、日本株投資は明らかにトータルで損なものだったが、それよりは確度が高いという程度の意味に過ぎないのだが。日本株の有名ファンドマネジャーでさえろくにインデックスにすら勝てない。株価全体は大きなマイナスだ。冷静に考えれば多くの素人にとって日本株で儲けることは不可能だっただろう。

多くの人が「わかりにくい」と言う外国株式投信だが、この20年ほどの間先進国のでも新興国のでも目をつぶってそれらをエイヤッ!と買った素人達の多くが、タイミングが悪くなければある程度は儲けられた。下がり続けた日本株式とは対照的な軌跡だ。大ざっぱに言うと日本は世界でも稀なほどずっとずっと不安定に右下がりで、一方で諸外国はほぼ右上がりだった。いくら人間が知恵を絞っても、経済ファンダメンタルズの大きな流れには勝ちようもなく、円高を考慮してもまだ日本株より外国株の方が儲けるチャンスが多かったことは事実・・・なんて言ってたら、ズルズル景況感が悪くなって、金曜日あたりからひどく欧米の株式が崩れ始めているなぁ。世の中、暗い。



話がそれた。アパート投資も、外国株式投信(と言ってもピンキリだが)程度には儲かるのではないか。私の場合もアパート投資で儲かった。その投資期間中家賃が入った。借入れもしたのでその返済もあったが、借入総額が少ないので、返済金額もしれたものだった。その月々の返済金額は家賃収入の4分の1以下だったので問題はなかった。最後には多少売却益も出た。

事業用不動産とは不思議なものである。以前このブログに書いたが、私は今までに8回住宅を建てているが、儲かったのは8回目にして初めてのことだ。この平成不況の20年間、8回借金しながら8回土地を買い新しい住宅を建て債務不履行も起こさずすべてのローンを完済するというのは大変なことで、フランクリン・ルーズベルトのニューディール政策を個人ベースで推し進めているようなものである。日本人皆が私のようなら、日本は今もバブル経済で大賑わいかもしれない。日本人よ、委縮するのは止めよう。そして無計画な企業の債務を減免したり免除したりするなら、私に税金の還付を!



儲かるんだったら、どうしてアパートを売ったのか?と思うでしょ。それは「いつまでも儲かるわけではないのでは」と思ったからだ。

加えてアパートを所有していて精神的に疲れたからだ。私の友人のひとりに立派に長年アパート経営をしている男がいて、そいつが私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。その人のアドバイスは信じるに足る。私はそれに従った形である。

話は長くなるのでまた今度。
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ウェブ上でアパート内覧会

2010-03-07 13:07:55 | アパート
昨日私はアパート建築工事を請負ってくれた会社を訪問した。会長さん及び営業担当者さんと「ワッハッハ!」と長時間愉快なお話をして、それから移動 工事現場を3人で見学。

現場周辺は戸建て住宅、マンション、アパート、スーパー、ドラッグストア、コンビニが混じる住宅街。ちょっと離れると幹線道路の国道が走り巨大工場もある、というような典型的な神奈川県の郊外




完成間近のこのアパートに入居予定の皆様の顔ぶれは、オーナーたる私が厳しい最終面接で決定したレース・クイーン、モデル、グラビア・アイドルなどの方々。すごいでしょ?・・・ウソ。冗談冗談。そんなことあるわけない。これをお読みの男性の皆さん、期待しちゃいましたか? 残念でしたね

ジャーン!建物は完成だ でもまだ少し外構工事が残っている。
工事を急げ急げ。ワッセワッセ!
4月には入居者様がドドッと引っ越して来られるぞぉ~!!



外壁はこんなの。



他の角度から。



これは建物内通路側の壁。



これが通路だ。この砂みたいなのをご存じですか? これを通路に敷く2大メリットは以下の通り:
●雨水が通路の表面を覆っていても、滑りにくい
●柔らかいので、通路を歩く足音を吸収する




「取れそうじゃないか」と懸念される方もおられるかもしれないが、心配無用。べチャッと取りつけられている。

拡大するとこんな感じだ。「粟おこしみたいだ!」というのが私の第一印象。試しに齧ってみたら、甘かった。あなたも齧ってみませんか? みませんよねーー

いろいろと住宅は見ているが、これはアパートを見学し始めてから初めて見た素材である。



通路に沿っての照明。オーデリック社の製品。照明では同社のモノをよく見かけますでしょ? あなたの家にもある可能性は高い。



まだドア本体もその周囲の壁部分までもがビニールでくるまれているし、この画像だけではどうも見た色の本当の印象がわかりにくいかもしれないが、ドアは真っ赤っか! 結構、ショッキングでしょ? 



●白っぽいグレー
●黒
●赤

の3色がこのアパートのイメージである。
白っぽいグレーは1階のコンクリート打ちっぱなしの色。2~3階の外壁は黒いガリバリウム鋼板。そして赤いドア。

アッ! ドアホンだ。
押して鳴らしてみましょう。
ピーン・ポーン♪



はーーい♪
これは屋内側だ。カメラ内蔵。怪しい侵入者をチェック



フラットな玄関と玄関脇収納箱および、収納スペース。ワンルームとしては十分でしょう



フローリング。もはやワンルーム・アパートから畳は絶滅したのか? 



美人スッチー(ウソですよ、念のため)が入居する予定の部屋の壁紙。かわいいでしょ?



美人ネイル・アート・スペシャリスト(ウソですよ、念のため)が入居予定の部屋の壁紙。どうです?



壁と天井。デコボコ感がわかるだろうか? ちょっと画像が小さかったなぁ。



部屋と奥の収納スぺース。



ファンもついている。入居者様がクルクル回して、雰囲気をお出しになるらしい。



手前からトイレ、洗濯機のスペース、バスルーム。ワンルームとしては余裕・・・と私は思っている。



キッチン・スペース。ワン・ルーム入居者様達は、ガバッと広い面積の天板を必要とするような、複雑な料理はあまりしないらしい。だいたいどこのアパートも、こんな感じだ。



ちょこちょこと収納がつくられている。



これが玄関スペース。十分な大きさがある・・・と思いますけど、いかがです?



入居予定の皆さま、数あるアパートからこのアパートをお選び頂き、誠に有難うございます。この場でお礼申し上げます
仲良くしましょうね。お互いに、譲る所は譲り、あまり無理を言わず、強欲にならず。

いろいろ見学して、工事現場で現地解散。一路七里ガ浜へ私は戻る。あぁ~っ!面白かった。画像は七里ガ浜の著名カレー店。私は行ったことないけど。

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御礼! 入居者様が続々現る! アパート順調  お祝いで「本醸造・七里ガ浜」を買う@高山商店 

2010-01-09 01:03:14 | アパート
しかしアパート建築って速いよなぁ。この間工事が始まったと思ったら、もう外観はほとんど出来上がっているもんなぁ。で、竣工はまだなのに、すでに入居者様が現れるんだもんなぁ。有難いなぁ。



通路側はまだだけどねぇ。このアングル、なかなか気に入っているんだよなぁ。



なんて言っていると・・・いらっしゃった! また次の入居申込のお客様が! 有難うございまーーす! 新米アパート・オーナーは感謝致します。なんだ、順調じゃない。続々いらっしゃるのね。スムーズな新築アパートの滑り出し。信頼のおける建築会社の工事進捗状況、そしてその先の不動産管理としての入居者様募集と契約。入居者様、オーナー、建築会社、管理会社。皆信頼でつながってます。仲良くしましょうね。お互い無理言わず、強欲にもならず、譲れるところは譲り、契約に則り常識を守って粛々と。誠実さは皆の宝。昨年暮れにはまだ足場もついていた(下の画像)んだけど、ホント早いなぁ。



ということで祝い酒。今日は晴れ。空は真っ青。ここのところ毎日用事が続いて疲れたが、昨日は在宅なので、七里ガ浜住宅街をトコトコ歩いてご存じ高山商店へ。住宅街唯一の酒店。店に入ると店主さんに「八ヶ岳に行ってたみたいだね。雪多かった?」と聞かれてしまう。もうバレバレだ。自分でブログに書いているんだもんなぁ、当り前か。いつもの「本醸造 七里ガ浜」を買う。新潟でつくられ、高山商店で売られているお酒。



高山商店から自宅への数分の帰り道。快晴になると、このお宅の白い壁が映える。すごいコントラストだ。キレイですねぇ。ついついここで写真を撮ってしまう。



食事を作りながら、飲もうっと。



この栓も気に入っている。新潟銘醸。製造元だ。色とロゴが良いデザイン。お安いお酒で食中酒にもピッタリですぞ。



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入居者様現る! アパートは面白い

2010-01-07 00:05:19 | アパート
新築工事中のアパートの現場に行った。新米アパート・オーナーとしては工事の行方が気になるのだ。おーー!出来てる、出来てるやんか。予想以上にキレイで困っちゃうなーー。困ることはないのだけれど。

外装は完成に近い。ほらね。私の自宅や山荘とは正反対の無機質でシャープなイメージそしてモノトーンな配色が、入居者の生活を知的でハッピーなものにする開運アパート! 上昇せよ、入居者の運勢! ついでに私のも! いやむしろ私のこそ!



ほら、ほら。どぉ? いいでしょ?



階段部分(下)は工事中だ。急げ急げ、工事を! 入居検討中の方々がいらっしゃるぞ! だって募集が開始されたらしいし・・・来たっ! ホントに、入居検討中の方が。

私が信頼出来ると判断した建築会社さんが突貫工事中、内覧ということで入居検討中の方が続々とお見えになる。そしてそのうちある方が予約! ホントです。第一号さん、有難うございまーーす。お礼申し上げます。新米アパート・オーナーはあなたの御恩を忘れません。

このアパートは開運アパート。入居された方の2010年は明るく輝き、コンテンポラリーでリッチなシティー・ライフに浸れる・・・かも。



私は家や別荘はいろいろ経験したが、アパートについては手続きも工事を見るのも初めてだ。

建築って楽しい。いろいろな土地があり、選択は無限。ひとつとして同じものがない。そして土地が決まっても、その上物としてのアパートの設計もいろいろ。仮に同じ間取りのアパートだとしても、外装が違えばイメージも異なり、それにより入居検討中の人々へのアピール度もまったく異なる。アパート経営の明暗が分かれることもあろう。



管理会社さんから「こんな人が入居を希望されてますけど、どうしますぅ?」とその人のバックグラウンドを書いたPDFファイルが自宅に送られて来る。それを見て私が入居可or不可を判断するのだが、それを見る限りまともな人物と見受けられ、それ以上特に何もわかりそうになければ、基本は管理会社さんを信頼してOKとする。へえ、入居者審査ってこういう手続きなのね・・・まだ手慣れてません。



この場所は自分で言うのもなんだが、なかなか良いのだ。角地なのである。現場に立った時「明るいなぁ」と感じられる土地だ。ご覧のとおり建物の2面が見える。明るいだけじゃなくって、これは外観をカッコよく見せるには好都合だ。これを建ててくれている会社の会長さんイチオシの場所で、私も妙に気に入った。



内装は今や工事の真っ最中。壁は完成。後は収納ですかね。こちらは建築会社さんにおまかせ。

来たれ! 優良な入居者様!! キレイだよぉ~。早くしないと満室になっちゃうよ、ホントだぞ。



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ロシア株とアパートの関係

2009-12-02 00:01:24 | アパート
見ているともう涙がチョチョぎれるようなチャートである。これがロシア株式市場を代表するインデックスの直近2年間の動きだ。2008年途中のピークから、2009年へと年が変わる頃につけた底値までの一直線で無残な下落が悲しい。その後はつい先日までかかってやっとのこと、市場は大きな下落幅の半分近くを回復させて来た。

あーーー、私は不幸だ。こんなもん買わなきゃ良かったぁーーー。なんてタイミングで私はロシア株を買ったのでしょう。人生ってこんなものだ。


source: FINAM

そこでドバイの騒動が大きくなる前に、見切って保有全銘柄(3銘柄)を売却した。別にドバイのニュースがあんなに大きくなると先を見越して売却したわけではない。ただお金が必要である、という理由から売却しただけだ。では、なぜお金が必要だったのか。

理由はこれ。先日来時々ご報告しているアパート建築のためだ。



ほらね!工事はすごく順調でしょう。だからそれに合わせておカネのお支払いの方もすごく順調で、もう困っちゃうわ。

建物の登記をサッサと済ませ入居者の募集を開始するぞ! 建物全体も見えて来て、ますます楽しいぞ。優良な入居者さん、いらっしゃい! シャープな外観がカッコいいアパートですよ!! このアパートに住むとあなたの人生もますます明るくなる・・・はず。私がそれを保証出来るわけではないけれど。人生が良くても悪くても、結果についてはいつもその人の自己責任。私のロシア株投資と同じ。
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建築中のアパートの名前を決めなければならない

2009-11-19 20:37:57 | アパート
またもや建築中のアパートの話だ。某政令指定都市の相模●市に建築中のアパートの工事を担当してくれている会社の営業担当者さんが私に「アパートの名前は何にしますか?」と聞いて来られた。それはね・・・うふふ。もう決めているんです。白洲次郎の屋敷を真似て「武相荘」・・・ウソ。でも白洲次郎ってシャレた人だなぁ。ちゃんと名前に意味があり、しかしながらかなりふざけた名前だ。こうしたセンスって好きだなぁ。

アパートの名前って本当に必要なのか?とも思う。オーナー本人はいろいろと考えてつけた名前なのだろうが、あちこち見ていて感心するものはほとんどない。最近外国語の名前が圧倒的に多いのだが、その中には、名前が意味をなさないものも多い。綴りや文法上の間違いもかなり多く見受けられる。凝れば凝るほど、訳がわからないものになっている。



それならいっそのこと日本語の方が良いのじゃないか。しかし「雨ガ森荘」や「法練荘」などのナントカ荘という名づけ方は、最近のアパートでは絶滅危惧種らしい。またオーナーの名前を加えて「鈴木ハイツ」、「コーポ山田」などとするのも、最近は流行らないらしい。ある著名アパート経営者の本によると「入居者の気持ちになれば、彼ら彼女らはあちこちで住所を書くことになるので、そんな時『●●荘』や『コーポ●●』よりは『●●ヒルサイドテラス』の方が、彼ら彼女らにとり良いだろう」と言った意味のことを書いている。より高度な外国語が良いらしいのだ。さらにその著者は「イタリア語」が良いという。「新蕎麦荘」よりは「ペンネ・アラビアータ」が良いという訳だ。

馬鹿な!とも思うけれど、その本の著者によれば、アパート名を決めるという行為は、カネがかからないわりに非常に効果的な入居者集めテクのひとつらしい。



そうした背景があって、私もアパート名になんとも適当な英語を使うことにした。私から提案した看板はこんなデザインだ。無機質なイメージの材質を外装材に用いた建物になるので、フォントもそれに近いものにしたい。地名も小さく同じフォントで加えたい(これについても議論があるのだが、省略)。例えば、こう。稲村ガ崎バークリー・スクエア(例)・・・しかし・・・なんじゃ、そりゃ?あのバークリー・スクエアと稲村ガ崎の間に何か関係があると言うのか?



こんなのも。七里ガ浜ガーデンプレイス(例)??? 七里ガ浜はいつから恵比寿や広尾になったのか? 

でもまあ、こんな感じに字体や色(と言ってもシンプルなモノクロだけど)や全体のデザインをイメージし、PC上でPowerpointで私が作ったデザインに、妻があれこれ変更を加えた。そしてアパート建築会社の担当者さんにメールで送付した。さて、すんなり通るかな?「止めた方がいいです」とアドバイスされるかも。



さて、看板が出来たとして、この建物のいったいどこに貼るのがいいのか? こういうことを考えるのは楽しいなぁ。 いろいろなオーナーがいるのだそうだ。やたら大きく壁全面にアパート名を書こうとするオーナー。入口にアーチ型の門を設けてそこにアパート名を書くオーナー。小さく入口付近にちょこっと看板を出すオーナー。オーナーの趣味、人柄はそれぞれ。
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