「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

おこもり@八ヶ岳西麓原村(1) 到着

2021-01-12 00:00:24 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
COVID-19の感染拡大に歯止めがかからなくなり、関東の1都3県に緊急事態宣言が出るとか出ないとかって段階になった先週のこと。

ウィークデーの私はマスクしてJRや江ノ電に乗って横浜に通い、みなとみらいの高層ビル街でお仕事をしているのだが、世の中の状況にちょっと嫌な気分になり休暇をとった。

マスクなんて不要な森の中でしばらくひっそり過ごすことにしたのだ。人と触れ合わず、食糧持ち込んでおこもりな生活(これを書いている時点では鎌倉に戻っているが)。



↑の画像の別荘地入口から入って、もっとも奥の高いところへ。

標高で1,600mの場所に山荘はある。外食も避けて、食糧をたくさん持ち込み、とにかく静かに生活。



マスクして毎日公共交通機関や高層ビルのエレベーターに乗り、そんなビル街でランチしないといけない日頃の私の暮らしぶりと比べたら、人口密度で10,000分の1くらいの疎な世界にしばらく浸るなんて天国。

うれしい。マスクなんて要らないんだぁ~。

この山荘は出来てから21年半経過しているが、初めて山荘があることのとても実質的なメリットを感じたな。

朝に山荘に到着したら、外気温はマイナス6度くらいだった。寒波が来る前だったから、まだたいしたことはない。



それでも鎌倉から来たばかりの身には堪えた。

この山荘に17年ほど置きっぱなしのモンベル社の極寒仕様のパーカーが役立つ季節。

「北極圏も行ける!」との触れ込みで、当時のモンベルの店員さんから奨められた商品だ。



妻も最近はストーブの着火が上手になったので、その作業は任せる。



私は通水(水を抜いた水道管に水を通す作業)から開始。

加えてクルマ⇔山荘の荷物運び。特に重いやつが私の担当。

建物が冷え切っていて、温めるのは時間がかかりそうだ。



薪はしばらくの休暇なら困らないくらいはある。

とはいえ、またスグに帰らないといけないんだけどね。お仕事があるの・・・。

今は建物全体をなるべく温めないといけない。そのためにはストーブ本体および屋内部分の煙突を高温にしないと。



降雪量はたいしたことはない。



道路部分の多くはアスファルトが露出している。

山荘から標高で100mも下れば、アスファルトの上に雪はない。

近年ここで私は大雪を経験していない。

今から20年ほど前には、こんな大雪(↓)、しょっちゅうあったけどね。屋根も雪を大量に載せていたもんだ。



当時は山荘に入るだけで大変だった。腰の高さまで雪が積もったことも何度もあった。

でも最近は打って変わって、カラカラの原村のてっぺん。

信州も原村なんて、東京や名古屋が晴れていればたいてい晴れだ。もともと降水量は少ないのだ。

今回も敷地内に普通にクルマを停められる。



終日気温も0℃以下だ。

だから気温が上昇すると昼間は雪が一旦溶けて、その後また夜の気温の低下で凍った水分で表面がツルツルになるってこともない。



雪はなく、ただ風が冷たい山荘あたり。



ここでしばらくマスク・フリーな暮らしを楽しみましょう。



空も高い。空気はカキィ~ンと冷たい。



水を吸えず中まで乾いたカラマツが風に揺られて、時々悲鳴のような音を出している。

こちらもカラマツ。



こちらはシラカバだ。



もはや愛車は4シーズンズ・タイヤを履いたままだ。



本格的なスタッドレスタイヤやチェーンは、利用していない。

通年同じタイヤを履いたままで、この4シーズンズ・タイヤ。

この4シーズンズ・タイヤがあれば、年に2回のノーマル⇔スタッドレスの履き替えの面倒もない。

鎌倉の雪なんてこれで十分だし、たまに山荘に来てもこの程度の雪だからね。

一応大雪になった時のためにチェーンを車に積んであるが、これまでに使ったことがない。



わずかな雪なら、この4シーズンズ・タイヤで十分こなせるよ。



私は原村の永住者でもないし。

それにしても建物が温まらないなぁ。



煙突よ、早く熱くなれ。



トイレ、洗面、バスルームの水道はすぐに使えた。

しかしキッチンの水道は蛇口の中が凍ったままみたいだった。



建物全体が十分に温まる3時間後くらいまで、キッチンの水道は使えなかったのだ。

食糧も買い込み、外食なんて止めて、酒は地元のものを配備。

今回はどちらも岡谷市の酒蔵だ。



床が冷たいよ・・・というドガティ君。



贅沢な犬だねぇ。

雪の中でも、犬はよろこび庭駆け回る♪ もんなんだよ。

でもそろそろ床も温まっていると思うんだけどな。

コットンのおもちゃを引き裂いて遊ぶヘンな子。



それが面白いのかね?



コットンのおもちゃ(我が家ではなぜかそれをミミガーと呼ぶ)はズタズタ。



好きなだけ噛んでください。



煙突がほんわかと温まってきたよ。



とても快適で、澄んだ空気のもとで、人の気配がほとんど無い生活がしばらく続くことになる。

浄化槽業者さんの詳細なレポート。



いつもありがとうございます。

ここからしばらくは八ヶ岳山麓の生活の話が続く・・・。
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (めい)
2021-01-12 00:30:49
山荘の中、とても素敵ですね!
まるで西洋の絵本を開いて見ているような感じです。

それにしても頑丈そうで頼もしい梁…これは凄いですね。

前にこちらで教えていただいた、天井の高さと煙突の暖房、
どういう仕組みなのか、やっと今回、理解できました(^^;
シーリングファンが大活躍して、全体を暖めるのですね。
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Unknown (おちゃ)
2021-01-12 06:19:40
めいさん

日本の住宅も古いのはこんな感じかと思いますよ。
柱18cm、梁30cmです。天井まで見渡せる側の
壁は水平の距離が6mしかないですから、そこに
これくらいの柱や梁があると、ずいぶん太く見え
ますね。

シーリングファンはストーブから上がった
暖気を下へ叩き落すのですが、二階にあたる
屋根裏部屋の中に、途中で逃げ込んでしまう
暖気があり、それは自動的には出て来ないので、
窓を開けて一部外へ逃すとともに、扇風機を使い
屋根裏部屋からシーリングファンの下辺りに
強制的に戻します。

それでも屋根裏部屋は暖気がたまり、
すごく高い気温になることがあります。
返信する
Unknown (riri-017)
2021-01-12 06:44:33
ほんとだ
このコロナ禍に別荘があると最高の避難場所になりますね
羨ましいー

写真からも寒さが伝わります、冷え切った建物が温まるには相当な時間がかかりそうですね
それでもコロナ禍の横浜よりは全然良い
うーん
やっぱり羨ましいー
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Unknown (おちゃ)
2021-01-12 08:51:19
ririさん

神奈川県も感染状況が凄いことになって
来ましたね。食糧を持ち込んでの山荘おこもり
は、最近の普段の暮らしと比較すると、どこか
束縛から解放されたような気分です。

私は仕事で出張は多く、いろんな所に
出掛けたものですが、個人的旅行を我が家は
しません。もう30年くらいしてないかな。
この山荘にたまに行くだけです。

毎年ように海外旅行へみんなで出掛け来た
旅行好きご家族と比べると、こうした山荘は
安上がりかなーとも、思います。近年
別荘人気は下がるばかりで、中古別荘なん
て、投げ売りしようとしても買い手がつかない
ところがたくさんありますからね。
返信する
Unknown (fran)
2021-01-12 10:39:36
お〜〜〜!!
お久しぶりです。
原村にいらっしゃるのですね。
家が温まるまでが大変ですが、その後は薪ストーブで
楽しい我が家!!
静かな原村の森の中、満喫してくださいね。

返信する
Unknown (おちゃ)
2021-01-12 12:05:26
franさん

もう鎌倉に戻ってます。真冬の山荘は到着して
から数時間は寒いですね。壁も天井も床も柱
と、冷え切ってますから。じっと耐えて温めて
空気が緩むまで、かなりの時間が必要です。
一旦温まるとあとは火が消えても楽です。
franさんは当分は山荘はお預けですね。

新型ウィルスとは無縁な生活をしばらく
楽しみました。人がいなければ、感染させる
させられるもないわけで、滞在中は静かに
しておりました。
返信する
Unknown (ましこ)
2021-01-12 13:06:56
マスクフリー✨別荘でのほっとする時間が尊いですね^^行けてよかったですね

つづきも楽しみです
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Unknown (北鎌倉のお庭の)
2021-01-12 13:37:35
食糧とお酒を持って山荘お籠り、良いですね〜
お籠りには寒さも楽しみのひとつのようですね。
薪の炎を見ながらお酒を飲むのは よりお酒が美味しくいただけそうですね。
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Unknown (おちゃ)
2021-01-12 17:47:13
ましこさん

寒い寒いと言って数時間経ったころには室内
が暖かくなり始め、その頃にまずは
カレーライスを食べ、黒いビールを飲んで
休憩です。

それは次回の話、

冷えた空気の中では体に力が入り、どうも
体のあちこちが凝りますね、肩、腰、背中が
痛くなりました、
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-01-12 17:53:20
kitaoniさん

普段ずっとマスクばかりしてますから、
ただマスク
か不要であるという生活になっただけで、
とても嬉しくなりました。

今回はおこもりがテーマです。
お酒と食糧があれば山の中でひっそりと
過ごせます。行ってる間に緊急事態宣言まで
出てしまいました、厄介な世の中です。
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