「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

タイル(4)

2008-05-31 14:42:30 | 内装・インテリア

前回書いたように、我が家ではダイニングの床のタイルの下は、目一杯コンクリートで固めてある。ダイニングの床は玄関のそれと同様、しっかりと固いものとなった。しかし一方で、それ以外の部分は普通の住宅のつくりだから、厳密に言えば床は少しフワフワしているのである。

画像はダイニングの床と、廊下のフローリングの境目を撮ったものだ。特に不都合はないものの、床の柔らかさの違いから、境目の目地に難しさがある。境目を挟んで、タイル部分の床はカチカチで、フローリング部分のそれはふわふわである。フローリングを人間が踏んだ時に床が下にへこむが、タイル部分はまったく変化せず、高さに微妙に違いが生じるのであろう。その境目の目地に表面的に亀裂が入りがちである。

そうした表面的な亀裂が、基本的に重要な影響を及ぼすわけではない。しかし気になるなら、こういうところでは、なにか見切り材を貼りつけて隠してしまうことも出来る。見切り材とは、床あるいは壁で、異なった素材を使う時にその境界部分に使う細い部材のこと。昔私の通った高校では、床がリノリウムの部分とビニールタイルの部分があり、境目に見切りとして、細い金属板が貼ってあった。我が家では特に何もしていない。細いものであっても、この部分に見切りをつけるのはデザイン的に煩くなるような気がする。
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タイル(3)

2008-05-27 18:09:17 | 内装・インテリア

怪しげな中国語口座は終わり、話をタイルに戻そう。我が家でタイルを使用した箇所はすでに述べたとおりで、玄関、ダイニング、キッチン、洗面所である。ただしタイルに関して、多くの住宅とは異なると思えるところが2点ある。

まずは玄関ポーチにタイルを使用していないのだ。画像は玄関ドアの内側である。そこにはタイルを使った。壁の線に対して45度ひねって、濃い茶色とベージュのものを交互に並べた。なかなか気に入っている。色形はタイル(1)、(2)の画像でお見せしたものと同じ。ただし、室外用のため表面はざらざらしていて、革底の靴でも滑らないものだ。問題は玄関の外のポーチである。タイルを使っていないのだ。つまりコンクリートそのまま。石を埋めるとか、はつる(コンクリートの表面を叩いて少し砕いて、中の砂利を見せる)こともしていない。出来立ては白っぽいが、年月が経てばやがて気にならなくなるだろう。八ヶ岳の山荘も、そこから近い両親の家も、そのようにした。特に変だとは感じていない(他人がどう思うかはわからない。個人住宅で一般的なやり方でないことは確かだ)。門から玄関までのアプローチがアンティークな感じのレンガなので、玄関ポーチに中途半端なタイルを利用したくなかったのだ。レンガは破損しやすい。アプローチなら補修も簡単だが、玄関ポーチにレンガを使うと破損した際にちょっと大変である、ということが念頭にあった。

もうひとつの特徴はダイニングのタイルの工程だ。コンクリートを地面からタイルの裏まで上げた。我が家のダイニングのタイルの下は全面、地面まで厚み40cmほど、ごっそりとコンクリートが詰まっているのである。おわかりだろうか?日本の普通の住宅建築では、まずコンクリートで基礎をつくる。地面から立ち上がった基礎の上に横倒しの木で土台をつくる。その上に床下の板状の部材を張ってゆくが、地面からは距離があるので、部材を支える支柱をあちこちにつくり、その上に床下の部材を載せるのだ。それから断熱材を入れたりしてまた板を張り、そして床(フローリング、カーペット等)を張る。つまりあれこれと張られたフワフワした板の上に焼き物の固いタイルが張られている。

私はこのフワフワが嫌だった。もし自宅で、タイルを玄関だけでなく、室内にも張っている人がいたら、素足で踏み比べてみて欲しい。玄関タイルはすぐ下までコンクリートがいっぱい入っていて、踏んでも岩を踏んでいるが如くだが、室内のタイルは踏むとわずかにフワフワしているはずだ。当然室内のタイルは踏まれれば目地部分をちょうつがいのようにして、へこむため、目地にはやわらかい素材を入れてあるはずである(そうでないとタイルあるいは目地が破損する)。私はタイルの下までコンクリートを入れたかった。「フワフワのタイル」は嫌だったのだ。

しかし水の配管の問題があった。洗面所、キッチンは床下に給排水のための配管が来る。配管はやがていつかどこかの部分が破損する時がやって来る。その時、コンクリート満杯の床下はやっかいである。そんな訳で、私は洗面所とキッチンについてはフワフワを受け入れた。
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またもや酢豚をつくる

2008-05-25 13:46:07 | 食べ物・飲み物
「タイル(1)」、「タイル(2)」のシリーズは一時お休みして、酢豚の話をする。私が昨日作った酢豚があまりにおいしかったからだ。



3週間前の黒い酢豚、先週の普通の酢豚に続き、今週末(昨日)も「普通の酢豚」を作った。今回も私にとってのBibleを参照した。主婦の友新実用BOOKS「決定版 毎日のおかず」(↑の画像)である。先週「普通の酢豚」を作り、私は妻から絶賛され、酢豚マイスターの称号を得てしまった。しかし真のマイスターたる私は、Bibleには一定の尊敬を示しつつもそれに全面的には依存せず、更なる飛躍を目指したのである。

材料の切り方や茹で方、調味料の配合のプロセスにおいては、すでにかなりの独創性と手腕を今回は発揮して、妻を魅了した。中華鍋の中の強火瞬間芸術ショウとも言うべき炒めのプロセスに入る前に、下準備は画像(↓)のように完了した。



大きさ、厚みを考え完璧に切られた素材。そしてすでに卵白と片栗粉をつけられ軽く揚げられた豚モモ肉がカリカリになっているところを見て欲しい。このカリカリ豚肉が、甘味と酸味の利いたドロリとしたアンに混じると、爆発的おいしさを発揮するのである。さて、これから椎茸を弱火で炒め、やがてニンジンとタケノコを加えて強火で炒めて、最後にピーマンも加えてファイヤー!!!という調理プロセスが始まる。その後は片栗粉や醤油、砂糖を入れた調味料でとろみをつけて最後に揚げた豚肉を投入するだけだ。

やがてキッチンは戦場と化した。あまりに忙しくて日本語を話してはいられない。中国語がキッチンを制覇し、我が家の公用語となってしまったのだ。時間が勝負でありまどろっこしい日本語は止めて、私は極めて流暢な中国語で、ダイニングで怠惰に塩野七生著「ローマ人の物語」読みふける妻に叫び続けた。調理開始である。

我聞羅馬人酢豚大好物。
日本人亦是大々好物哉。
炎炸裂油飛散早炒野菜。
投入混合調味料即攪拌。
片栗粉粘出時付加豚肉。
我天才料理人美味酢豚♪
火!火!多忙調理終了。

しかし途中でとても重要なことに気がついた。事前に用意した調味料が余っていた。なんと!豚肉に下味を付け忘れたのだ。極めて重要な誤りに気がついた訳だが、それでも動じないところが、私の「酢豚マイスター」たる所以である。豚肉に下味がついていない分、調味料をとっさに調整したのである。瞬時に配合割合についてチョー高度な計算を行い、醤油、酢、砂糖が通常の1.17486249倍必要であると判断した。



そしてまた、おいしすぎる酢豚がアッと言う間に出来上がってしまった(↑)。マイスターにとってはいかなるミスも、決定的な問題とはならないようだ。たまには他人にも認識されるようなミスをしたいものだ。
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タイル(2)

2008-05-25 05:13:15 | 内装・インテリア

同じ(ように見える)タイルについて、室内用と室外用の両方を生産しているメーカーが多いのには驚いた。自宅のキッチン、ダイニング、洗面所、玄関に用いたスペイン製のタイルも、いずれも外見は同じものなのだが、室外用と室内用があった。玄関には室外用を用い、それ以外の部分は室内用を用いた。

室外用はかなり表面がザラザラで、そこを靴下を履いて歩くとひっかかるような質感である。逆に室内用はツルツルで、通勤用の革靴などを履いて歩くとすべってしまう。

キッチン、ダイニング、洗面所、玄関。同じメーカーの同じモデルのタイルだが、違う色の組み合わせや、並べ方の違うパターンを楽しめるようにした。プランニング段階ではかなり悩んだが、出来てしまうと普段の生活ではそれほど意識しない。と言うかまったく見ていない。そんなものか。

タイルは冬冷えるので、床暖房をするのが良いと多くの人に言われたが、それは見送った。床暖房だけではないが、どうもああいった電気を使うシステムを信じきれないのである。途中で壊れた時のことを考えてしまう。建築素材はあれこれ質感の違いを楽しみたいと思うのだが、メカについては最低限で、単純な構造のものを選択する傾向が私にはある。壊れたら床のタイルをはがして修理する、というのでは困るのだ。

画像右上のイチゴは、直径140cmの円形マットの図柄である。分厚いマットで、寒い間は犬がそこで寝る。人間も時々寝る。暑くなると犬はタイルの上で寝る。
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タイル(1)

2008-05-24 04:15:37 | 内装・インテリア

今の七里ガ浜の家を建てるにあたり試みたことが、室内床の陶製タイル使用だった。タイル敷きにしたのは、玄関、洗面所、キッチンとダイニングである。そしてダイニングについては、タイルをただまっすぐに並べるのでなく、ご覧のようなパターンで並べたいと思ったのである。たまたま見かけた建築雑誌の海外タイル・メーカーの広告にあったパターンをそのままパクッた。タイルについてはいくつかのメーカーのものを調べたが、結局この家の施工を請け負ってくれたブレイス代表の丸山さんが選んでくれた、スペイン製のタイルに落ち着いた。

タイルはただ並べるだけなら簡単だ。目地が壁の方向と平行あるいは垂直になるようにどんどん並べて行き、端っこのタイルだけは長さを合わせてを切れば良い。ところがこうしたパターンを採用すると、あちこちで無駄が出る。しかもパターンが部屋の中で位置的に偏らないように、いろいろと配慮しなければいけないことが多く、作業は難航する。

丸山さんと、タイル施工や外壁塗装を専門とするよくしゃべるおかしなオジサン(お名前は不詳)ががんばってくれて、なんとか完成した。なかなか気に入っている。
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酢豚をつくる

2008-05-18 13:32:57 | 食べ物・飲み物


本日のランチとして酢豚に挑戦した。月刊誌ラピタにあった「黒い酢豚」のレシピに2週間ほど前に挑戦して失敗したので、そのリベンジである。ラピタのレシピは黒酢や黒砂糖を使い、長芋をすってかけ、豚肉に片栗粉をつけず、昆布とカツオの出汁を使うかなり変わったものであった。それはそれで美味しいのだが、「酢豚」と言われてイメージするものからはあまりにかけ離れていた。私は「普通の酢豚」に挑戦したいものだと思ったのである。

苦節2週間。「普通の酢豚」に挑戦したいものだ・・・と思っているだけではなく、「リベンジ酢豚大作戦」と称して周到な準備を経て調理を実行するところが私の偉いところであると私は思う。私にとっての料理づくりの百科事典とも言うべき「主婦の友 新実用BOOKS 決定版毎日のおかず」のレシピどおりに酢豚を作成してみたのである。



作成にあたり助手(妻)の多大なるサポートもあり、普通の酢豚としての「リベンジ酢豚大作戦」は成功裡に終了した(上の画像のとおり)。

ゆっくり弱火でシイタケを炒めるとのその香りが強くなり・・・そこへニンジン、タケノコ等野菜を加えて強火でササッと炒め、最後にピーマンも加えて炒めてファイヤー!!! そこへ片栗粉、醤油、砂糖、酢を入れて再びファイヤー!!!ドヒャァァァー!!!急いで急いで!早く早く!さらにそこへ片栗粉&卵白をつけすでに軽く揚げてある豚肉をぶち込んで、ザザッと炒めながらまたもやファイヤー!!! OH!熱いわぁ!スゴイわぁぁ~!・・・で、アッと言う間に終わり。

食べてみると、なんとも美味しかった。日本人が「酢豚だ!」と感じる甘みと酸味とあんかけのとろみ。反省点としては、豚肉(モモのかたまり)をもう少し小さく(今回の70%くらいに)切ればさらに良かっただろうと思う点くらいである。一家に一冊「決定版毎日のおかず」をどうぞ。読者をコーフンさせる名著である。
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鎌倉市役所と犬

2008-05-17 12:59:01 | ペット

鎌倉市役所は、市内のほとんどの公園において、飼い主が犬を連れて入ることを禁止している。看板のとおりである。どんな種類の行為であれ公園での迷惑行為を禁止することを、市民は自治体や警察に要請するであろう。しかし迷惑な犬の散歩以外にも、世の中には様々な迷惑行為があるはずだ。一方周囲に迷惑をかけずに犬の散歩をする良識ある飼い主も多くいることであろう。ところがこの看板では、犬だけを特別に取り上げ一律禁止としている。これは正しいのだろうか。

隣接して家が建て込む小さな公園で、ギャーギャー騒ぎボールを投げて周囲の家や公共施設にぶち当てる子供がいる横で、リードにつながれた犬が静かに飼い主とたたずみ、飼い主は糞の始末をきちんとしていると仮定する。さて一般的にどちらが迷惑行為とみなされるだろうか。答えは明らかである。ボール投げは明らかに迷惑行為であり、犬の散歩は迷惑行為でない。然るにこの看板は「ボール投げは止めましょう」とは書いてはいないが、わざわざ「犬をつれてくるのはやめましょう」と書いてある。したがって実際に公園ではボール投げがしばしば見られるのである。この看板は良識ある飼い主への差別にも見える。

私は市役所宛てにメールを出した。ポイントはおおよそ以下の通りである:
①良識ある飼い主による公園での犬の散歩は迷惑行為ではない。ゴルフの練習でクラブを振りまわすとか、子供がボールを投げるとか、大音量で音楽を流して太極拳をすることの方がよほど危険あるいは迷惑であるのに、犬の散歩だけを特別に取り出してそれを一律禁止とするのは不公平である。犬の迷惑な散歩はその他の迷惑行為同様に「あぶないことやほかの人のめいわくになることはやめましょう」という第3項目に含めてしまい、看板からは「犬禁止」の項目を削除すべきで、良識ある飼い主が公園に犬を連れて来るのを許すべきである。
②百歩譲って犬の散歩が迷惑であり看板に「犬禁止」と謳うなら、その他の迷惑行為も看板に個別に項目として掲げるべきである。「ボール投げはやめましょう」「大声を出し騒ぐのはやめましょう」「花火は止めましょう」「ゴルフの練習はやめましょう」・・・。そんな看板を市民が望むとは思えないが。
③たちの悪い飼い主がいることは認めるが、一律に「公園に犬を連れてくるな」とは、とても先進国の自治体が立てた看板とは思えない。欧米の多くの国からは「野蛮な自治体行政」と笑われる措置なのではないか。世界遺産登録を目指す鎌倉市なら、もう少しなんとかしてはどうか。

しばらくすると鎌倉市役所から回答が来た。市役所に対しこうした質問をした場合にどういう答えが返って来るかは、事前におおよそ予測出来た。初めてではないからだ。やはり今回も私のメールにまともに答えてはもらえなかった。彼らの回答手法は以前も今回もこんな感じである:
①答えにくい問いは、無視する。答えないで済ませる。
②問いに対する本当の回答にはなっていないのだが、話題的になんらかの関連がある実施済み施策を並べたてて「あれやってます、これやってます、相当努力してるんですよ」と長々とアピールする(努力だと言ったって出所は皆税金だ)。
③「というわけで市役所も大変でして、その辺りを含め今後とも市政にご理解を」とかいうわけわからんことを言って締めくくる。
表面的には丁寧、低姿勢に見えるのだが、内容的に薄っぺらく、まったく市民をバカにした回答手法である。

今回の回答の内容はおおよそ次の通りだった:
①日本の飼い主のマナーが先進的な国のそれに比べ未成熟であると言われており、トラブルもあるため公園に犬を入れることを禁止せざるを得ない。
②市では、由比ガ浜や稲村ガ崎等何箇所かに犬の入れる公園を用意している。
③犬のしつけ教室を用意して、(未成熟な?)飼い主がしつけを学べるようにしている。

①は間違いである。例えば俗に「警察犬訓練」で知られるドイツの家庭犬の実態、あるいは糞処理等その他欧米先進国自治体の犬に関する諸施策を、鎌倉市役所のこの回答者は調べたことがあるのだろうか。文面から判断する限り、調べたことはないのだろう。調べずに「日本の飼い主のマナーは先進的な国のそれに比べ未成熟」と書くのは問題である。鎌倉市民をバカにした判断である。「日本の公務員の調査・思考能力は先進的な国のそれに比べ未成熟」の間違いではないか。②はまったく役に立たない。犬の散歩のための公園など、歩いてサッと行けるところになければ役に立たないのである。犬の散歩のために毎日朝夕、クルマを動かして犬をそこへ連れて行けと言うのだろうか。腰越の住民は犬を公園で散歩させるのに、家の前の公園ではなく、稲村ガ崎の公園まで連れて行けと言うのだろうか。この回答は意味を成していないのだ。③は税金の無駄使いになりかねない。私の意見としては、こんなことに税金を使って欲しくない。犬のしつけで困っている飼い主が、市のしつけ教室に一度通ったからと言って、問題はあまり解決しないだろう。本当に困っているなら、飼い主が自費で長期間にわたり継続的に専門家からトレーニングを受けなければ、あまり意味は無い。何事もそうだが、まったくないよりはましだが。

結局鎌倉市役所は最初の私の質問の①と②に答えていないのである。そして回答のメールに余計なことだけ延々と並べたてているのである。ニュースで報じられていたが、世界遺産登録に関して文化庁に提出した申請文書でも、こうして延々と偽造を記載し続けたのだろう。

民間企業の従業員が顧客の問いに対してこうした回答書を送付していては、「仕事をしている」とはみなされない。そんな企業は顧客から見放され倒産する。しかし顧客たる市民の真剣な問いには答えず、長々と的外れな内容の薄い回答を返して「対応済み」とする鎌倉市役所は倒産することはない。いくらでも税金を食べれば職員は生きて行ける。安寧な仕事振りが羨ましい。

この看板に鎌倉市役所の電話番号(0467-)23-3000が書いてある。良識ある犬の飼い主を差別するこの表現をおかしいと思い、問い合わせた市民、あるいは犬の飼い主はいるのだろうか?
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M氏の優雅なる生活を羨む

2008-05-10 16:17:32 | 本/音楽/映画


前回、芝生を刈って化成肥料をやったことを書いた。どうも化成肥料をやりすぎ、かつ最後の水遣りの時に撒いた水の量が少なかったらしい。芝のあちこちが黄色くなって来てしまった(上の画像)。いわゆる「肥料焼け」である。芝生は難しい。私には芝生に関して先輩がいる。M氏である。M氏は芝生にかけてはかなりの経験の持ち主で、私はM氏から芝生についてのノウハウを時々頂戴している。M夫妻は庭いじりが大好きらしい。M氏は芝生で、奥様はバラが好きと聞く。なんだか英国貴族のようだ。

M氏の生家は日本酒造りを家業とする名家である。私にしてみれば、なんとも羨ましい環境にお生まれになり、お育ちになったわけだ。毎日飲んだくれていようと思えば飲んだくれていられる家系なのである。ところが心がけが違うM氏は学校を卒業するなりお酒とは無関係な仕事に就き、今では英国系企業の日本代表を務めておられる。私と同業であり、私はいろいろと仕事上お世話になっている。

週末になるとM氏は横浜のご自宅で庭仕事に精を出すだけでなく、しばしば御殿場方面へゴルフにお出かけになる。今年はポーランドへも遠征しようとお考えのようだ。やはりやることが違う。ポーランドという国に、普通の日本人はなかなか行かない。まだお若いのに「庭で虫が動くのをじぃ~っと見ながら、気づいたら自分が死んでたなんて最高だなぁ」とか、常人には訳のわからないことをおっしゃる。自分の生活スタイルを確立し、優雅なることやはり貴族的である。



優雅なM氏のもうひとつの優雅な趣味は油絵である。このあたり英国の貴族であり、首相も務めたSir Winston S. Churchillと同じである。ご自分と通じるものを感じられたのか、M氏はChurchillの生家である屋敷を訪問し、Churchillの著書Painting as a Pastimeの古書を買い求められた。M氏は何度も私にその古書のことをお話しになるので、私も対抗心を燃やし、ついに買うことにした。英国の古書店に注文したのである(上の画像)。しかし優雅なM氏の生活に対する私の対抗心はそれでは収まらなかった。生活のほんの一部分でM氏に追いついたに過ぎないからだ。



物事を深く考えることではM氏にそれほど劣っているわけではないと勝手に自負している私が考えたのは、この本は所詮素人画家のChurchill自身が書いたPaintingに関する薄っぺらい本であり、それではこの歴史上の大人物の絵と人格を理解するには不十分であるということだ。

自分の性格を自分で理解出来ない人は多い。それと同様Churchillの絵及び人格を理解するにはChurchill自身の著書を読むだけでなく、彼の絵を数多く見なければならないし、彼を客観的に理解する材料が必要だ。とまあ、そうした深遠な計略のもとに私が追加的に同じ古書店に注文した本がDavid Coombs、Minnie Churchill著、Sir Winston Churchill: His Life and His Paintings(上の画像)である。Churchillの描いた油彩画が網羅され、様々な解説が付く分厚い豪華本である。古書なら安いし、休日にちらちら眺めるにはちょうど良いものである。
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GW最後の悪あがきで芝刈り

2008-05-06 16:04:06 | 

5月6日(火)。今年のゴールデン・ウィーク最後の日。快晴。そしてさわやかな風。お昼ごはんに酢豚を作って失敗。サラリーマンは長い休みが終わりそうになると、何かせねばならぬ、休みを充実させねばならぬと焦る。

名誉挽回で芝刈りに力を入れた。ご覧のとおりだ。明るすぎるため色調が変。調整は面倒なので、いつものとおり携帯画像そのままでアップロード。生垣や庭木も切ったし、掃除して化成肥料をやって疲れてしまった。明日からは久しぶりに会社。復帰出来るのか。
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ベルグ(八ヶ岳西麓・原村にあるパン店)

2008-05-05 18:03:29 | 食べ物・飲み物

山荘のある八ヶ岳西麓(長野県諏訪郡原村)付近には、いくつかパンを売る店がある。その中ではレストランや喫茶を併設した富士見高原のカントリー・キッチンが最も大きく、有名である。休日のお昼時ともなると、駐車場は満員でパンは売り切れなんてことも多く、パンを手に入れるのは至難の技らしい。変わったところではハセパンなんていうのもある。原村のカナディアン・ファームの創業者、ハセヤン(長谷川さん)の名に因み、そこで食べられる(販売もしている)パンだ。なんだか手づくり感いっぱいのパンである。

しかし我が家は普段どちらも関係ない。面倒なため、A-Coopでパンを含む買い物を全部済ませてしまうこともあるが、そうでなければほとんどベルグでパンを買うからだ。ベルグは原村ペンション・ビレッジの中にあるパン屋さんで、とてもしっかりしたパンを作っている。パンにもいろいろある。日本の平均的なあんパンのパンの部分とも違うし、マクドナルドでハンバーガーとして出て来るようなものとももちろん違う。ベルグのパンは例えばドイツのホテルで朝ごはんに出て来ても、違和感のないタイプのパンが多い。

中に空気穴が多いサクサクしたバゲットの仕上がりもいいが、密度の高い印象のルバンが一番好きだ。最近はこればかり食べている。朝ごはんにこれを切って軽く焼いて食べる(画像)。バターをつけると、パンの素材と混じって舌の上でその塩味が強く感じられ、なんとも美味しいのである。

所在地:長野県諏訪郡原村17217-1849
電話番号:0266-75-3817
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