「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

散歩と掃除とボルボと東南アジア風炒飯とローゼンのピザ@鎌倉七里ガ浜

2024-03-30 11:57:40 | クルマ
「あーー、ぼくは幸せ♪」とドガティ君が散歩中。


本日はボルボや食べ物の話。

スウェーデン狂詩曲を英国のオーケストラで。

引き潮で有名なフラック・チャックスフィールド・オーケストラだ。

Swedish Rhapsody♪


穴掘りもする。


妻のiPhoneによる撮影。

土木工事中だ。


「ボクは掘りますよ、どこまでも」


ご近所のNさんのワンコたちもやって来た。



ドガティ君が掘った穴を見学中である。

自宅に戻る。

昨年我が家にやって来たこのクルマは快調に走っている。



性能とは無関係だが、これでよかったと思う最大のポイントは塗装の色だ。

ぺブル・グレーと言う。グレーと言いながらベージュがかっている。

これ(↓)はオランダの動画らしいが、これはまさに同じクルマで、V60 Cross Countryだ。そして色もぺブル・グレー。

Volvo V60 Cross Country B5 AWD Mild Hybrid Pro Pebble Grey

遠目には汚れがほとんど目立たないのだ。以前のクルマはグリーンで、洗浄後すこしでも走行すると汚れが目立っていたからね。

マイルド・ハイブリッドで、ガソリン車から乗り換えても振動や音的に違和感なし。

アクセルを踏み込んだ時のパワーはモーターのアシストで以前乗っていたクルマよりかなり強く感じられるが、一方モーターのアシストが効いて燃費はかなりいいよ。



まもなくディーラーさんによる最初のチェックがあるので、掃除しておきましょうね。

車内なんてひどいもんだ。一度でも八ヶ岳へ行くとすごいことになるし。

これはまだマシな方ですよ。


掃除機を出して来る。


ダイソンちゃんでがんばりましょう。


ヘッドを交換しながら頑張る。



ボンネットの中も見ておきたい。

何か月も運転していて、初めて開けるボンネット。

どこを操作すればボンネットを開けられるのかわからない(^^;;

これだ(↓)。中央のレバーを引きましょう。


初めて見たわ(↓)。こうなってるのね。


ウィンドウ・ウォッシャー液。


周囲には落ち葉が入り込んでいる。

そういうのをきれいに除去しましょう。

細かいチリはふき取る。これで鎌倉のボルボ屋さん(=ボルボ・カー鎌倉)のセールスのお兄さんに会いに行ける。

これがエンジンね。


クルマの掃除は途中だけれど、ここで一旦休憩。

ランチの用意を始めましょう。

タイ産ジャスミンライス。


お値下げ品の豚ひき肉。


ミックス・ベジタブル、タマネギ、パクチー、ニラ、エビ。


それらが材料だ。

味付けは唐がらし、ナンプラー、砂糖、ニンニク、香味ペースト。


サラダの用意。


これであとは炎の調理人になるだけ。


そろそろ完成させて食べようか!と思っていたら、妻はお出かけ。

そうだった、今日は妻がピラティス教室にクルマで出かける日だ。


妻が帰宅するのは13:30~14:00あたりだ。

まだまだかかるねぇ。

でも1.5時間ほどしたら、「まもなく帰る」との連絡があった。

料理開始。


料理たって、すぐ終わるよ。

ざざざざ~っと。


「どりゃぁ~~~~!」と叫んで中華鍋を振り回す。


ここで一旦止める。

あ、妻が帰宅。


そこからまた続きをつくって、完成。


アジアの香りでいっぱいの東南アジア風炒飯。

ジャスミンライスやナンプラーが香るよ。


おいしいランチ。

これを食べたら、昼寝しましょう。


****************************************************

その翌日のこと。

クルマの掃除の続きをしないと。

今度は後ろの掃除。


すごいからねー。汚れまくってる。


私がクルマを掃除していると、また妻が来て「私はこれからクルマで出かけるのよ」と言う。


ということで、クルマを綺麗にする作業の続きはまた明日ね。

前日もこの日も私はクルマの掃除をするが、妻はクルマで出かけるので、私の掃除作業は途中で休止となり延期されてしまう。

でも明日は朝から雨が降るし、ボルボ屋さんにクルマを持ち込まないといけない日だ。

もう掃除は止めようか。面倒だし(笑)。

奥様、行ってらっしゃいませ。


室内がとてもきれいなクルマに乗って外出する奥様を、私は丁重に見送るのでした。

*****************************************

翌朝のこと。

いよいよ市内のボルボ屋さん(ボルボ・カー鎌倉)にクルマを持ち込む日だ。


すごい雨だね。

玄関ドアの上はかなり奥行のある屋根をせり出させてある。


それでも風が強いので、玄関ドアが雨でぬれてぼとぼとだ。


大雨の中、お出かけ。


玄関を出てクルマに乗るだけで疲れる。



ぼとぼとだよ。

ワイパーを動かしましょう。


エンジンも快調。点検しても特に何も問題はないと思うわ。

海の近くまで行くと、強風。

傘がひっくり返ってしまう人が続出。傘をさすことをあきらめる人も。


国道134号線を西へ。


ボルボ・カー鎌倉に到着した。


当然ながら敷地内はボルボだらけだ。


展示車もボルボ。これもまた当たり前。


点検に要する時間は2時間ほど。

その間に向かいのワットマンへ移動。


中古品がずら~っと並んでいる。

中にはL.L.Beanのリュックサックなんてものも売られている。



ゴルフ道具、オーディオ機器、洋服、靴、食器、本、なんでもあるよ。

今じゃ見かけない、北海道土産の木彫りの熊なんてのもあったな。

点検が終了した。

これから買い物だ。



相鉄ローゼン鎌倉深沢店へ。



前日の日本テレビ報道番組Everyでスーパーのピザが安くて人気だとあった。

これがその放送だ。

【“スーパーのピザ”が人気】デリバリーよりも「コスパ」良い? その魅力は『気になる!』

なので、私もそれを買ってみた。

そして帰路へつく。

西鎌倉のかつて英国アンティークのお店だったところ。


今はコーヒー店みたいだよ。

その前で赤信号の妙に長い停車中。

やがて自宅に到着。

安くてうまいスーパーのピザ(とEveryが言っていた)を買って来た。

半分サイズが370円。確かに安いね。


この370円のを三種類買った。

これが最初に食べたピザ。


次がこれ。


海苔がかかって和風だね。

こちらは照り焼き。


全部が、それぞれ370円。

ごちそうさまでした。

ドガティ君の夕方の散歩から戻ると、コカ・コーラ(日本法人)から封書。


配当金のご連絡。

2,500円也(笑) 100株しか持ってないからね。

塵も積もればですよ。

コカ・コーラが大好きで同社の大株主でもある投資の神様バフェット氏の真似をして私も買ってみたのがコカ・コーラ日本法人の株式。


株価はいまいちだ。

せめて配当金くらいもらわないとね。
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タイのカフェめし風ランチ@鎌倉七里ガ浜、フラワーアレンジメント、日本のマンションの行方

2024-03-29 00:00:04 | 食べ物・飲み物
新しいタイ産ジャスミンライスが来たわ。

奥様がフラワーアレンジメント教室に出かけている間に、私はランチの準備。


このジャスミンライスを食べたい。

私の好きな食べ方が、中華鶏がらだしに胡椒をたっぷり加えて、ジャスミンライスを炊くこと。

この袋のデザインがいいね。この会社の製品って信頼できるかもって感じがする。

本当にそうなのかどうかはわからないけれど(笑)、売るためにはイメージが大事だ。


このジャスミンライスの香りは、かなりいい。


こういう状態で炊き始める。


きっとおいしいよ。

胡椒はたっぷりね。

あとは簡単だ。鶏肉は漬けて揚げるだけ。

ベビーリーフをサラダとして添えればいい。


鶏もも肉は皮の余計な部分をざっと取りましょう。ざっとね。


表裏ぶすぶす穴をあける。


ナンプラー、酒、豆板醤、擦ったニンニクに鶏肉を漬ける。


30分ほど漬けたら、鶏肉を揚げよう。

ソースはスイートチリソースと豆鼓醤を混ぜたもの。


こちらはベビーリーフ。


おいしいからね~。


豆板醬、酒、ナンプラー、ニンニクに漬ける。

そして時々かき回しておく。


30分もしたら、揚げ始める。

ゆっくりとね。


レモンサワーを飲もう。


「そろそろおかーさんが帰って来る頃かな?」とドガティ君が動き出す。


本当に帰って来た。


「ボクはお迎えに行きたいです」「ドアを開けてください」


ドガティ君はお出迎え。

私は鶏モモ肉を揚げる作業を続行。


豆鼓醤とスイートチリソースをブレンド。


こうなる。


これが鶏もも肉につけるソースだ。

鶏もも肉は温度低めでじっくり揚げている。


そろそろ揚げるのも終わりかな。


ドガティ君が見たいというので、見せてあげている。


できました。

これがタイのカフェめし風ランチ。


新しいジャスミンライスがおいしい。

鶏がらだしに胡椒をたっぷり加えて炊いてある。


ナンプラーに浸かった鶏もも肉がカリッと揚がって、豆鼓醤とスイートチリソースをからめて食べると、なんともうまい。


こちらが妻のフラワーアレンジメント作品。


これはどんな課題のもとにつくられたものなんでしょ。

尋ねてみましょう。

妻によると「春のパステルカラーのアレンジメント」だそうです。


軽やかな動きがポイントだそうですよ。

ドガティ君が「へぇ~」と眺めている。


ドガティ君にとっては、軽やかな動きよりも匂いが大事。


しっかり匂いを嗅いでみよう(笑)。


ところで、こちらは昨日の日経新聞の記事。


これはちょっと前の記事。


日本のマンションの多くが、数十年で建物もその管理もダメになるのはなぜ?

日本人はよほど長期計画性のない国民なんだろうか? 

日本人は頭が悪いのか?

英国なんて19世紀の物件が所有権でもリースでも、ますます高額に取引されるが。


試しに英国と同じようにマンションを作ってみて、同じように管理してみてはどぉ?

戸建住宅や集合住宅が工業製品化され、その作りや管理方法に問題があって短命。

そして地域全体の景観の作り方。

日本ってどうして行きあたりばったりなんだろう?

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七里ガ浜住宅地~広町緑地~七里ガ浜2丁目~七里ヶ浜の駐車場~Awanoutaで七里BLACK

2024-03-27 17:16:44 | あちこち見て歩く
華やかな演奏。

アシュケナージの演奏で、ベートーベンのピアノ協奏曲第一番♪

Beethoven: Piano Concerto No. 5 in E Flat Major Op. 73 -"Emperor" - 1. Allegro

軽やかでいいよね。

散歩も楽しくなるよ。

本日は歩いて歩いてまた歩いて、それからラーメンを食べる。


いつも同じようなブログ投稿ばかり。

ごめんなさいね。よろしかったらご覧くださいね。

テニスコートの横を抜ける。


七里ガ浜住宅地と七里ガ浜水質浄化センターの間の道を抜ける。



その横に広町緑地への入り口がある。


一気に登る。

振り返るとこんな坂道。


気持ち良い道を行きましょう。

サラサラと。


神奈川県の海沿い的照葉樹林を行く。


ここはヤマザクラも多い。


私が好きなカクレミノ。


どこか飄々としていて、同じ木から形が違う葉が生えて来るし、緑や赤や黄色が混じることが多い。

スダジイ。それっぽい幹の模様。


道が分かれる。


でもどっちに行っても、またすぐに合流するよ。

ほらね。


ここは広町緑地の外周コース。


ぱかーーんと割れている。


落雷でもあったのかね?

原因が何なのかはよくわからない。そもそも落雷でなぜ大木がよく縦に割れるのだ?

どういう原理なのでしょう?


気持ちいいわぁ、広町緑地。


こういうところが近所にあることに感謝だね。

相模湾が見えるよ。


下の画像がそれ。

右が相模湾。左の横長な建物が鎌倉プリンスホテルの宿泊棟。

その下が七里ガ浜住宅地。


山を抜ける。


七里ガ浜2丁目の高台の住宅地が見えて来た。


下の画像で、奥が私が歩いて来た山道。手前が七里ガ浜2丁目の住宅地だ。


ここまで来ると江の島が近い。


パームツリーと電線。


電線がうるさいわー。

電線と電柱を排除することを目標にする政治家って出て来ないかな。


このあたりで一番眺めがよい場所に来た。


海に近いところに住むことは、メリット・デメリット両方があるのだけれど、「自分はラッキー💛」と思うことが多い。

真正面にぼやぁ~~んと大島が見えるね。


眼下にトライアングル(建物)が見える。


サーファーたちよ、今日は波がないでしょう?


眩しい空。

飛行機と飛行機雲が見えますか?


この木がいいよね。


まっすぐ伸びて、途中で切られたか折れて、そこから斜めに伸びて。

さらに枝を伸ばすが、全体が海風に煽られて。

住宅地をぐるっと回りましょう。


その先にはまた別の住宅がある。


左は駐車場、右は道路だが車両は行きどまりだ。


駐車場の奥には低いブロック塀があり、その手前にブロックがいくつか積んである。


それを踏み台にすると、ブロック塀の向こうにまた踏み台があり、そこを降りると別の坂道に行ける。



こんな坂ですがね。


でもこの坂道は以前このブログで紹介したことがあるので本日は行かない。

こちら(↓)の坂道を行きましょう。


ここからが楽しい下り坂。



狭い道路。クルマが通れないところが多い。


でもそんなことより海が見えるこの坂道の環境を愛する人たちが住む場所。

海第一主義。


この土地を売っていたなあ。


今も売っているのかな?

どんどん坂道を降りる。


今日の海の表情は豊かで静かだねえ。


海見えで、抜群の景色が楽しめる飲食店、ティキティキ・タンタン。


私はまだ行ったことがない。

妻は行ったことがあって、とてもおいしいと言っていた。


坂道が続くよ。


坂を下って、海を見て、坂を下るの繰り返し。


今日の海はすごく穏やかだね。

またもや江の島が見える。


それにしても電線がうざいね。

サーファー御用達江ノ電沿いのアパート。


江ノ電を見ながらサーフィンして楽しく暮らす♪


江ノ電の線路を横切りましょう。


もうひとつ別の坂道はこちら(↓)。


これもまたいい坂道なんだな。

アマルフィ(このあたりじゃ有名なイタリア料理店)のお菓子部門。


アマルフィ・ドルチェだ。

路地を行く。


するといよいよ海に出る。


L&Lってどういう意味でしょう。


とにかくうまそうなものがある店だ。


とんかつのあら珠がこの店に変わった。

富士山に江の島。このあたりでは定番の景色。


インバウンドのみなさん。


おそらくこの人たち全部がアジア系観光客のみなさんだ。

この人たちもそうだよ。


お寺だらけの北鎌倉 vs. 海ばかりの江ノ電沿い。

同じ鎌倉市内でもインバウンド観光客の出身地の比率が違う。

北鎌倉は欧米系の比率が高く、江ノ電沿いはアジア系の比率が高い。


アジアの方々は寺より海。

欧米系の人は海辺のリゾートは良いのがいっぱいあるからか、むしろ寺。

そういう傾向がある。

定番の江の島&富士山。


国道134号線の下の地下道。


鎌倉プリンスホテルのバンケットホールから宿泊棟を見上げる。


坂道を七里ガ浜住宅地に向かって上がる。

振り返ると海がよく見える。


鎌倉プリンスホテル正門前。


やっと七里ガ浜住宅地に戻って来たよ。


この住宅地の良いところは、消防署があること。


消防車も救急車も、空いていればすぐ来てくれるよ。

でも用もないのに呼んじゃだめですよ(当たり前)。

駐在所もあるしね。


駐在さんもいつもニコニコ。

我が住宅地の中心に戻った。


唯一の酒店だった高山商店が昨年閉店してしまったので、寂しい。


ウクレレの店もあるよ。


そしてAwanoutaへ。


七里ガ浜東が誇るラーメン店だ。


まずはのどが渇いたので生ビール。


ビールについてくるおつまみで、鶏皮の揚げたもの。


旨いなあ。

どんどん食べて飲んじゃう。


やって来た、定番七里ガ浜BLACK。


この麺がまたいいんだ。店主さんの本拠地である大阪の店で作らせてこちらに陸送されている。


このチャーシュー(↓)がおいしいよ。

スライスされとろけるみたいな。


再び麺に集中する。


旨いなあ、この麺は。

魚介だしの効いた七里BLACK。

スープの色が濃いけれど、醤油辛いわけじゃない。

ごくごく飲めてしまうよ。


店主さんといろいろしゃべって帰路につく。

自宅はもうすぐだ。


雲がくっきりだね。


はい、自宅に戻りました。


また暑い過酷な季節がやってくるな。

玄関ドアも貫禄というかね、暑さでヒビも入りますって。


近所なのに、長い散歩だったな。

七里ガ浜住宅地ではソメイヨシノがひとつふたつと開花中。


今年は遅いね。
コメント (14)
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銀座アスターの真似で東銀座アスターのアスター麺もどき@鎌倉七里ガ浜 / ふるさと納税にAmazon参入

2024-03-26 10:26:15 | 食べ物・飲み物

銀座アスター鎌倉賓館。


銀座アスター各店では、最も庶民的なメニューがアスター麺。

ところが最近のインフレでアスター麺の価格が上昇。

もはや簡単には食べられなくなったらしい。

これはもう何年か前のアスター麺の画像だ。


具材は店により、また行った日により若干異なるが、どこでもいつでも変わらないのがエビ3つだ。

それを我が家で自作してみる。

干しシイタケ。


まるで精進料理みたいだね。

銀座アスターが干しシイタケを使っているかどうかは知らないが、味の複雑さを出すためにやってみた。

しっかり出汁の旨味をだす。


エキスはスープにしましょう。

戻した干しシイタケはアスター麺もどきの麺料理に入れる。

ご覧の下手な手書きのメモが、アイデアをまとめたもので、これで作る。


豆鼓醤と甜面醤を使いましょう。


あちこち調べてみたのだ。

するとアスター麺のスープの決め手は豆鼓らしい。

しかし豆鼓そのものは自宅にないので、豆鼓醤で代用する。

豆鼓醤、甜面醤以外はオイスターソース、鶏がらスープの素、ニンニク、ショウガ、片栗粉、唐辛子。


アスター麺には必須のエビ。


長ねぎ。


このあたりになると、よくわからなくなるが、とりあえず青梗菜。


アスター麺には、白菜がよく入っているね。

油で豚肉を炒めて端に寄せて、余った油で唐辛子を加熱する。


ショウガやニンニクも加熱して、油に味をしみ込ませる。


戻した干しシイタケを切る。



シイタケの戻し汁を加えて、そこに切ったシイタケも入れる。


そして加熱する。

こちらは細麺。


調味料を加える。片栗粉以外ね。

そして煮たてて行きましょう。


いい香りだ。

そろそろ麺をゆでる湯を作ろう。



これらの具材はまだ入れない。海老、青梗菜、長ねぎ。



片栗粉を水で溶く。


そしてスープに加えてとろみを出す。

残った具材も入れる。



出来て来たよ。



麺をサッとゆでよう。


盛り付け完了だ。


アスター麺もどき、美味しそうでしょ。

細かい部分でいろいろと違うなーー。当たり前だけど(笑)。

エビは揚げたほうがいいかも。

豚肉は下味をつけたほうがいいかも。

そもそもスープが違うかも。

・・・でもいいの。これはこれなりに美味しいから(自己満)。

妻は「東銀座アスターくらいかな」とコメント(爆)。



たしかに「東銀座」って地区はある。

ということで、これで完食した。


ごちそうさまでした。

ところで最近のニュースで、ふるさと納税にAmazon参入ってのがあった。


すでにふるさと納税で利益を得ている楽天等の業者さんたちは、最強企業の参入が恐怖らしい。

しかしそんなことの前に、ふるさと納税って制度自体を止めるべきだと思うわ。あれって全体を考えたら、ただの税金の無駄遣いだ。政府や自治体の数々の税金の無駄遣いにを文句をつける国民自身が、税金を使って飲み食いしているようなものだから。

全体としては税金を吐き捨てて、本当に税収が必要な地方自治体の税収が激減してしまっている。

ご覧の地図(↓)で青系に分別されたのがふるさと納税で税が流出してしまっている市町村区。赤系が入超である。鎌倉市は赤系。つまりふるさと納税でプラスだ。画像の左側に数字が出ている。

でも問題は、税の移動のみではない。それにより鎌倉市が約24億を受け取って、そのために、その経費として約11億円を支出していることがより重要な問題だと思う(↓図の左端)。

【資料:日本経済新聞】

鎌倉市に24億円のふるさと納税をしてくれた人々に対して鎌倉市が送付する返礼品代金およびそれを発送する業務を担う業者に支払う費用に、11億円もの費用が必要なわけである。

これって馬鹿馬鹿しい。日本全体で見たら、その制度がなければ国民がそれぞれ住んでいる地域で普通に100%納税したであろう地方税合計額のうち、ふるさと納税に回った額の半分近くが失われていることになる。そういう制度って意味ある?

日本全体で見たら、かなりの税の流失につながっている。地方自治体のサービスに本来使われるべきで、しかも現状で全体では深刻な税収不足に陥っている地方自治体の税収の一部が他へ移動し、その移動した金額合計の45%程度が(↓のグラフ)、国民の飲み食いとその発送業務に消えてしまっていることになる。

本来ふるさと納税は、自分の出身地や応援したい地方自治体の税収を補うために行われるものであって、返礼品目当てに行われるものではない。だったら返礼品なんて制度を止めればいい。ふるさと納税を希望する人は返礼品なしで全額その自治体に納税すべきだ。そうすれば、ふるさと納税の本来の目的にも合う。世の中のふるさと納税は大半が返礼品目当てなので、返礼品がなくなればふるさと納税の利用は激減するだろうが、それが本来の国民の心の反映。

本当に地方自治体への税の移転が必要なら、それは返礼品とは無関係に、国家全体のレベルで税収の地域間調整をすべきで、今ふるさと納税でやっているのは税の無駄遣いそのものだ。

【資料:ふるさと納税ガイド】

下に地図を再掲する。

鎌倉市に加えてその隣の逗子市が赤系で塗られていて入超。しかしその周りは全部が青系であり、ふるさと納税があるせいで税収が減ってしまっている。一番深刻なのが神奈川県川崎市である。ほぼ黒に近いね。東京都では世田谷区。税の流失が激しい。そして全体では、繰り返しになるが、国民の飲み食いとそれにかかる費用で税が浪費されている。



東京都大田区が税流失の悲惨な状況と、ふるさと納税のあるべき姿を訴えていてわかりやすい。

これをぜひご覧ください(↓)


Amazonのふるさと納税参入は、税のあるべき姿をますます歪めると思うわー。

クレジットカードやスーパー、百貨店のポイント制もふるさと納税に似ているね。利用者が一見得しているように見えるが、全体では得にならず、ただの食いつぶしだ。当たり前だが、クレジットカード会社、スーパー、百貨店がポイント還元による顧客のメリットを強調するが、決して自社の利益を減らすわけじゃない。ポイント還元による利益吐き出しも含めて全体の利益率を決めるわけで、それは必ずコストや販売価格に跳ね返る。

最終的に消費者は得するわけではなく、全体ではポイント制を管理するためにかかるコストが流出する。

この話の全体をまとめれば、損するのはふるさと納税やポイントを利用しない人であり、利用する人や業者は少し得するが、全体としてはマイナス。世の中っていつもこんなものだねえ。
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ジョージア料理のシュクメルリ、ただしアイスランド産ラムで@鎌倉七里ガ浜

2024-03-25 09:05:30 | 食べ物・飲み物
ジョージアの音楽らしい。

私はよくわからないけれど、なんとなくそんな感じかなー(笑)。

Georgian Folk Music • Georgian Instrumental Music • Collection of Amazing Georgian Music • Caucasian

キーウィと言ったらニュージーランドと思っていたら、やたらジョージア産のキーウィが日本国内で売られている。



かなり甘くておいしいよ。

先日ジョージア料理のシュクメルリを初めて作った。

ただし骨付きうさぎ肉で。

普通は鶏肉各種を使うらしい。しかも骨付きがよく出て来るとか。



これがうさぎ肉ね。



で、今回もシュクメルリを作る。

ただしアイスランド産ラムを使う。


ワインも飲んじゃう。

Volvoの営業店さんからもらったものだ。


ボルボカー鎌倉だ。


これ(↓)を購入した時にプレゼントとしてもらったワイン。


これは(↓)、スウェーデン語でThank you very muchって意味らしいよ。


ボトルの中身はフランス産らしい。



本日はジョージア、アイスランド、フランスの競演(笑)で、スウェーデンが協賛。

バターとニンニクを大量に使用する。


バターって一昨年あたりから比較するとめちゃくちゃ高くなったね。

森永乳業が西友のために作るこのバターは多少安いが、そうはいっても価格は高騰している。


ドガティ君はバターを食べたいらしい。


まだ食べたことないけれど、彼にとってこの匂いはかなり刺激的らしい。

スパイスはパウダー3種を使う。

パプリカ、コリアンダー、フェヌグリークだ。

このフェヌグリークを私は前回初めて使ったのだが、とてもいい香りだった。


ほし草 + ギリシャの意味だが、苦味を感じるものの、加熱するとそれが消え、あま~い香りが加わる。

煮込み料理の骨格にもなるくらいだった。

実際これをカレーに利用してもよさそうだ。

柿の種のピーナッツだけを食べる。


それは最初からただシンプルに「ピーナッツ」と呼べばええだろうになあ(笑)

サラダづくり。


ニンニクを大量に使う。


みじん切りオッケー。


「おとーさん、にんにくちょうだーーい?」


妻はピラティス教室にお出かけ中だ。


あ、JUKI株式会社から株主総会のご連絡が来た。


わずか200株だけ持っているのよね。

買わなきゃよかった。

私の国内株35銘柄の中で最悪のパフォーマンス。

株主総会も多摩センターまで行かないといけないらしい。


そんなの無理だわ。

ハンコ押して議決権行使するのもダサいし。


スマホで議決権行使してアンケートに答えたら、QUOカードもらえる可能性ありですって。


PCも要らない。

スマホで議決権行使!


富士銀行(現みずほ銀行)出身者だらけだねえ。


それが株価が冴えない原因じゃないの?

1620年創設のフランスの古いワイナリーのワインを開栓する。


ロルジェリル。


ふむふむ、軽い感じの赤ワイン。


これはラムにいいかも。

解凍されたアイスランド産ラム。


ニンニクとバターをゆっくり加熱する。


豆乳を使うよ。


フェヌグリークに加えて、パプリカとコリアンダー。


豆乳を加えて煮立てて、ソース。


そこにこれらスパイスを加える。


おぉ~~~、いい香りだ。


ソースに塩も入れようね。


肉にもかける。


肉を焼き始める。


片面が焼けたら、ひっくり返して玉葱も炒める。


よく炒めたら、煮立ったソースの中へ入れて軽く煮る。


はい、出来ました。


ブラックペパーをかけてある。

これで味が締まるね。

さあ、頂きましょう。


なんておいしいんだろう。

フェヌグリークがしっかり香る。

ボルボからもらったワインもおいしいね。


皆さんもアイスランド産ラムをどうぞ。

そしてフェヌグリークを使い、料理をしてみてください。


加熱によってフェヌグリークがもつ苦味が抜け、なんとも魅力的な甘い香りがしますよ。

アイスランド産ラムはスズキヤさんで買える。

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雨の日の留守番@鎌倉七里ガ浜

2024-03-24 00:14:07 | いろいろ
妻は江戸の実家へ滞在中。

私とドガティ君は留守番だ。

夜から雨でそのまま朝になった。朝は降ったり止んだり。



毎日のように雑草と戦わないといけない季節が、もうすぐやってくるね。

私は寒い季節が好きだ。芝生が黄色くなって成長も止まっている季節がいいな。


でも芝生が寝ている隙に、早くも活動を始める憎い雑草たちがいる。


本当にこいつらが憎いわ。


芝生が成長を止めている間にいちはやく庭に進出し、勢力範囲を拡大しようとする雑草たち。かわいくない雑草たち。

さっさと抜いてやりましょう。

この日は紙のごみの日。

ミックスペーパーは紙袋に入れて蓋をホッチキスあるいはテープで止める。

厚紙は紙袋に入れて蓋は閉じないで紐等で縛る。

ダンボールは束ねて紐等で縛る。


紐はナイロン紐で構わないというのがルールだ。

なんで?(笑)

ナイロン紐で縛ったりしないで、大きな箱にでも放り込む田舎でよくあるシステムにすればいいのにな。

また最近はお店で買い物しても包装の簡素化で、紙袋なんてもらいえないものだから、紙のごみを紙袋に入れて出すということがたいへんむずい。紙袋がないのだ。

ドガティ君は散歩が終わり、朝ごはんも終わって休憩中。


古い本を引っ張り出してきた。

紅茶に関する本は我が家には多くあるのよ。

たったひとつの銘柄の茶葉、しかも安いものしか飲まないくせにね。

滝口明子著英国紅茶論争。


今の英国紅茶について語る本は数多くある。

あるいは過去どうやって英国は茶葉をアジアやアフリカから手に入れて行ったかという歴史の本も比較的多い。

しかし英国内での紅茶の発展を扱った本はやや少ない。


科学的論争も多かったみたいね。


ミルクティを作るにあたって
1.ミルクが先
2.ティが先
という世紀の大問題は。以前にもこのブログでは書いたね。

リンボウ先生(林望さん)は以前からミルクが先だとおっしゃっていた。

私もミルク派(MIF)だ。

しかしそんなに素人が議論しなくても、1990年代の終わりに英国王立化学協会がアカデミックな結論を出した。


カップは何でもいいらしい(笑)。

ただしミルクが先であるべきだ(↑の赤線部)。

Pour milk into the cup FIRST, followed by the tea なのである。


後からミルクをポトポトと注ぎその小さな一滴一滴が高温のティに触れて混じると、その小さな一滴全体が一挙に変質してしまう。

先にミルクを塊で入れそこにあとからティを入れた方がミルクの変質の度合いが軽いことによる(↓の赤線部)。


しかし我が家では問題はさらに先を行く。

なぜならもはや牛乳を飲まないからだ。

豆乳の場合、どうなんでしょ? 


英国王立化学協会さん、ぜひソイ・ミルクについての結論をお願いします。

ヴィレッジ・セラーズからカタログが来たよ。


最近は100mlのボトルが人気らしい。


時代ですなあ。

720mlのボトル開けても困るって方が多いのでしょう。

アルコールの消費量が減り、世帯あたりの人数が減り。

健康保険の利用状況を知らせる通知書が来た。


前回は1月~11月がまとめて来たと思ったら、今回は12月の分だけ。

一回しか使ってないね。


マイナンバーカードを健康保険証として利用するべく登録・・・って、みなさん、しましたか?


私は済ませました。

でもまだ使ったことがない。

iPhoneでも同様なことができるようになるらしい。



この読売新聞 on lineの記事、「若者の間で普及が進む米アップルの「iPhone(アイフォーン)」についても・・・」って、読売新聞 on lineさん、ちょっとすごい表現じゃない?(爆)。還暦過ぎた人(つまり私のこと)なんて、iPhoneを持ったらあかんのか?? エイジハラスメントと呼ぶぞ(笑)

やたらカードを持ち歩かなくてよくなるからね。自動車免許証もさっさとマイナンバーカードに入れちゃってくださいよ。それも準備していると先日タロウさん(河野太郎デジタル相のことね)が言ってたが。

現金も要らなくなってきていて、財布には何を入れる?

この財布には愛着があるんだなあ。



もう10年以上使っているけど。

赤い財布って運勢学的にはよくないらしいですから、お勧めしませんけど。

私はあまりそういうことにはこだわらないので。

業務スーパーで買ったカップ麺を朝昼兼用で食べましょう。


大黒なんて初めてよ。


群馬県の企業らしい。

調べると安いカップ麺をたくさん生産、販売しているらしい。

こちらは海鮮しおヌードル。


お湯を注いで3分待つ。

できあがりだ。


ふむふむ、おいしいね。

税抜きで88円@業スー。


これと比べるなら価格的には西友のオリジナル商品だね。

あれは大手メーカーが作って西友に納めているけど。

味噌味もあるよ。


海鮮しおのあとにこれを食べると、ちょっと塩気を感じるかな。


しかしまあとにかく安くおいしく頂きました。

このお値段なら十分でしょう。

ありがとうございます。

その後半日以上経った。

夜になる。妻が帰宅した。また麺だ(笑)。

私の好きな豚となすのつけうどん。


ごま油をきかせてね。

かんたんかんたん。


ぶた、なす、ごま油、ねぎ、ミョウガ、七味。

おいしいわ~。


無事1日が終わりました。

話は変わって、先日マーロウ鎌倉駅前店がJR鎌倉駅東口前の松林堂ビル1階に開店したね。

店舗はビルの若宮大路側にある。


マーロウというと、昔から湘南をよく知る人には「横須賀市のレストラン」というイメージが強いだろう。今も本店は横須賀市秋谷にあるし、新しい工場は東京湾側の横須賀市平成町にある。

しかしマーロウはじわぁ~っと「葉山のプリン店」のイメージを育んで来た。

逗子や横浜にも店をつくり、都内にもつくったが、ついに来たか鎌倉へ。

松林堂ビルの鎌倉駅側はこうなっている。



こちら側は1階も2階もエクセシオール・カフェだが、マーロウの黄色い看板が掲げられ、その下のドアを抜けると反対側のマーロウの店舗へ抜けられる仕組みである。

このビルの3階では、ビル建設の前からここで営業していた松林堂という名前の飲食店が営業を再開した。おめでとうございます。
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乾正雄著「街並の年齢(中世の町は美しい)」 寺倉力著「湘南に家を持つ」 バリーズ・ティー到着@鎌倉七里ガ浜

2024-03-22 09:14:41 | 建築外観・構造
いい本を読んだなぁ。20年ほど前に出た本なんだけどね。

著者は乾正雄先生。建築の先生であり、その中でも照明に関する著書が目立っている。

建築だけでなく音楽、絵画、文学、歴史等に精通する乾先生が、その総合力を駆使して「街並を語る」ところが、この本の魅力なのだ。

私はこれまでに乾先生の照明に関する本を2冊読んだだけだったので、今回この本で、乾先生のまたちょっと違った面を知ることになった。


乾先生によれば中世の町が世界のどこでも美しいらしい。

時代的にその前でもその後でもなく、中世の町。


町並みの美しさの元は、街並みにある程度の秩序があることから来る。

その秩序のためには街並に利用される建築素材や外観の様式デザインに、一定のリズムや歴史的蓄積が必要で、それは中世以前では難しいことだったらしい。

また中世より後の工業が発展した時代も違った意味で却って無秩序になってしまうという。

ちょっと古い画像だが、これは東京駅東側から見た正面の八重洲。東京の玄関口からして、この状況。



これは工業化以降のひとつの無秩序な風景。

だから中世が良いらしい。


個人の権利を無視するような政治的な面がありながらも、街並としての景観的美醜に関しては、逆に個人の経済的権利が優先されてしまう日本等アジアの混沌に比較すれば、西欧には秩序がある。

しかし相対的に街並が秩序だった西欧においても、経済的発展に伴い、その秩序が徐々に崩れて来ている。先生によれば「マンダラ(ごった煮とでも言うかな?)化が進んで来ている」とのことだ。


乾先生は応援材料をあちこちから引き出して来て使いながら、街並が美しくなる条件を語る。

読み進めていると、乾先生のこの本の中で、私が最近読んだばかりの吉田健一氏(吉田茂の息子で英文学者)の本のことが突然出て来たので驚いた。



この本で吉田健一氏は彼にしてはめずらしく、住宅建築や街並について少し語っている。そのひとつは、都市や住宅の古さということであった。どんなものだって、できてすぐは落ち着きも趣もないという説明である。

(ここで話が乾正雄先生の本に戻る(笑))ところが困ったことに、今の日本の住宅の内も外も工業製品だらけになってしまっている。木材や石やレンガや土と異なり、工業製品は古くなると経年劣化の味わいが出るということはなく、新品の状態が最も美しく見えるようにできていて、建材は新品が最上、住宅も街並も竣工直後がベストであって、あとは年を経て味わいが増すことはなく、ただ日焼けしてボロボロと劣化するだけ。メンテナンス工事でなんとかそれを遅らせることはできるが。



だから「耐震性構造」を増強しながら、「長期保証!」をハウスメーカーが謳い、金具や樹脂や接着剤をいっぱい使った家が、新たな今風デザインでどんどん建つのだが、実態的にはそれらの家が長寿にはなっておらず、寿命を全うしないうちに多くが建て替えられてしまう。それは竣工直後がベストであとは劣化するだけの家が持つ宿命らしい。

構成要素である住宅がそんな具合であるからして、その集合体である街並が成熟して秩序を保つなんてことはまったくなく、どんどん無秩序さは増すばかり。

現代の耐震規制も適用されておらず、ハウスメーカーや大手建設会社が誇る最新工法でもなく、金属で木材を締め付けてもおらず、鉄骨でもコンクリートでも樹脂でもない、巨大な建長寺三門(「山門」とも書く)が、江戸時代から数多くの大地震を経て、そのまま普通に建っていて、それはますます美しい。経年劣化が美しさにプラスに働く。これが本来の理想形だ。



一方「最新耐震構造」であるはずの住宅を30年周期で建て替えている日本の建築業界。これに対して、乾先生は「このままではもはやいけない時代になったよ」と警鐘を鳴らすのでした。

地球温暖化、大量の建築資材の消費とその廃棄物処理・・・。

環境的にも景観的にもまずいでしょう。いつまで経っても成熟できないというか、劣化する景観、街並。

こちら(↓)も最近再読した本である。

これも20年ほど前のものだ。私が鎌倉市内に家を探し始めた頃(2004年)に購入したものだった。



全国で販売されている雑誌湘南スタイルによく登場なさる寺倉力さんの著書である。

その後鎌倉の土地ってプチバブルを経験し、少し地価が上がり、でも2008年あたりがピークで、そこからまた下げて低迷。しかし5~6年前からぐいぐい上がって来た。



不思議なもんだね。

七里ガ浜、七里ガ浜東地区についても、寺倉さんの言及がある。


我が七里ガ浜住宅地の山側、鎌倉山を切り崩して開発差し止めの訴訟問題になったことなども扱われていて、硬派な文章にもなっている。

寺倉さんが湘南に住宅を求めるにあたって、相談した相手である野口薫さんって方がまた魅力的だ。

「やめた方がいいね」



そういうことをズバズバ言う人だ。

単に土地の形状や不動産としての問題だけではなく、その土地を買いそこをあれこれ手を加えて住宅を建てた時に、隣人がどう思うか? 何か問題はないのか? というところまで含めてしっかり考えてアドバイスされている。

周囲とのつながり、つまり景観や環境を考えることが出来る建築業界の関係者なのである。

近頃の業者さんのほとんどを占めると思われる、売れればいいじゃん、それで儲かればいいじゃんという、多くとはまったく異なるスタイル。これぞ街並を考えるってことだね。

ところで鎌倉市風致地区の規制をご存じだろうか?


鎌倉市の海寄りな地区のほとんどが2種、3種、4種の風致地区となる。

それらは戸建ての住宅の場合、敷地面積の20%は緑地でおおわれていないといけない。


仮に100坪の敷地なら20坪は緑地でないといけない。

仮に70坪の敷地なら、そこに高木5本、中木9本、他にも低木が必要だ。


高木5本、中木9本・・・って結構大変だね。もしできなければその替わりに芝生にすることも可能だ。

この考え方は大事である。昨年夏の猛暑を考えてみましょう。このまま放置したら今後気温はどうなるか?

最近は、敷地の多くあるいは全部をコンクリートや樹脂で覆ってしまうやり方がこの近所でも見られる。雑草の処理を避けようとするからだ。

しかしそれは風致地区の緑化率ルールに反してもいる。地球環境的にもまずいし、そもそも違法だ。

バリーズ・ティーの茶葉が届いた。


アイルランドのコークからだ。


おなじみの紅茶。

リーフ・ティーだ。


これで今後しばらくは、朝食時の茶葉の心配をしなくて済む。


おいしく紅茶を飲むための注意書きがある。


こちらはバリーズ・ティーの歴史だ。



アイルランドの茶葉はアフリカ産のものが多くブレンドされているね。

Barry's Tea, every detail matters

動画(↑)を御覧くださいね。
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L.L.Bean のセーター、鎌倉小野歯科で歯科検診、相鉄ローゼン深沢店

2024-03-20 12:00:41 | あちこち見て歩く
こういうメーカーは心がけが違うわ。

長持ちさせるものを作って売る。壊れたら修理を請け負う。

L.L.ビーンだ。

Bean Boot Resoling | Behind the Scenes | L.L.Bean

鎌倉となにかと縁のあるパタゴニアもそうだ。

創業者やそのファミリーが立派だ。

パタゴニアは鎌倉市内に大きなリペア部門を維持している(↓)。

 

話をL.L.ビーンに戻すと、私は5年前に同社のクラシック・ラグ・ウール・ヘンリー・セーターを購入した。


色はノーティカル・ネイビー。

1.ジャパン・フィット
2.米国フィットのレギュラー
3.米国フィットのトール

その3種の型が用意されている。私は米国フィットのレギュラーでMサイズでぴったりで、それを購入した。

そのセーターの着心地やフィット感が大変良いので、昨年私は同じ商品の色違いを再び購入した。


色はナチュラル。

でも今シーズンになって、ものすごく古い別のセーターがおかしくなってきた。

私はなんでも長く着ようとするので仕方がないことだが、その古いセーターは袖口と裾の左右がおかしくなって来た。

画像でわかりますか?


丸で囲んだ部分、その左右よりもへこんでいるのがわかるでしょ?

擦り切れているんだよね。

裾も同様だ(↓)


安いセーターなんだなぁ。

私が相模湖町(旧神奈川県津久井郡相模湖町、現在の神奈川県相模原市の一部)に一時的に住んでいた時(1995年前後の数年間)に、相模原市のスーパーで買ったと記憶する。つまり30年ほど着ているわけだ。

スーパーで買うくらいだから安い。英国製のウールで中国で製造されたと書いてあるが、当時のお値段でおそらく3,000~4,000円とか、そんなものではないか。



これを修理するかどうかは修理費による。

鎌倉東急ストア内のお直し専門店、おしゃれ工房鎌倉店に尋ねてみましょ。



下手したら、修理費が購入費を超える。もしそんなことだったら、修理せずにそのまま着倒して、どうにもならなくなったら捨てる。安ければ修理しよう。

並行して、今年初めて衣料を購入した。晩秋になったら着ようと思っている。

今年初めての買い物とは言え、昨年秋に上記セーターを1枚購入しているので、私としては異例のハイペースで衣料を購入したことになる(笑)。

同じ形だが、ちょっと新しいデザインのセーター。


「この人、なんで同じものばかり買うんだ?」と思っている人も多いことでしょう。

そのとおりです。でも私はいつもそうなんです。

自分に合った商品を買い、ずっと使う。ダメになったらまた同じものか似たタイプのものを同じメーカーから買う。このタイプのメーカーはとにかく同じような頑丈なものを長年作り続けるからね(笑)。

割引クーポンがあってさらにポイント割引がついて安く感じてしまい、実際安くてまた購入。麻薬みたいだね。深みにはまるわ。気を付けないと(笑)。

では本日のお出かけだ。


Bruno Marsの声が聴きたいわ💛

聴いてみてね。

Mark Ronson - Uptown Funk (Official Video) ft. Bruno Mars

Uptown funk you up♪
Uptown funk you up♪・・・

鎌倉市内を西へ向かいましょう。

ブルーノ・マーズに興味ない人も聴いたことくらいはあるでしょう。

「知らないわー」という人も、どこかで絶対耳にしたことはあるはずの曲だ。


まずは鎌倉小野歯科ね。


歯科検診のお葉書が来たからね。

この葉書を持っていったら、PROって歯ブラシをくれるよ。

いつもの坂道・・・あ、まちがった。


これは鎌倉方面行きの道だった。

今回は鎌倉市西部の腰越、手広、深沢方面に向かわないといけないから、行合川交差点方面に行かないとね。


国道134号線を走る。


やがて手広交差点に到達する。

河野牛豚肉店前。



鎌倉市内では、ここへ肉を買いに来る人が多い。

飲食店なんてかなりの数のところがここで肉を購入するかも。

相鉄ローゼン深沢店へ到着した。


この上に鎌倉小野歯科はあるからね。



先生こんにちは。

「おちゃさん、その後おかわりないですか?」

「先生、特に問題ないですよ」

なんて会話をする。

その後先生に検診してもらい、「よく磨けてますねぇ~」とほめてもらう。どうしてもいつも歯垢が付着してしまう箇所があってそれを歯科衛生士さんに除去してもらって、最後は先生にチェックしてもらい、終了。

相鉄ローゼンで買い物。



駐車場へ戻る。

V60 Cross Countryちゃんがかわいく待っている。



ずいぶん多いお買い物だ。


鎌倉小野歯科では歯ブラシをもらった。


ヒゲダンを聴いて帰りましょ。


手広交差点で渋滞。


ここのHM(ほっともっと)でお弁当を一度買ってみたいんだが、クルマを停めにくいんだよねー。

だから買ったことがない。

江ノ電腰越駅前のふみきり。遮断機もないよ。結構高度な判断が要求されるせせこましいポイント。


国道134号線は渋滞中。


ミラーに江の島が写っているね。


自宅に戻った。


檸檬堂を飲んだりして。とんかつソースはコロッケにかける。


みなさん、レモンサワー飲むなら檸檬堂を飲んでね。

レモンサワー飲まない人は、爽健美茶でもコカコーラでもファンタでもドクターペッパーでもいいからね。

とにかくコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス(コカ・コーラの日本法人)の製品ならなんでもいいから、応援しようコカ・コーラ♪

ちょっとだけ私も株式を持っているので・・・(^^;;



低迷していた株価も直近は上り調子。

ライバルのサントリーの値上げ宣言が効いて、コカ・コーラの収益性改善への期待が高まったらしい。


飲料も各種揃っていますからねー。

なんでも飲んでねーー。



ではお弁当の話へ移動。

コロッケとサラダ。


お皿を使うこともしない。

洗い物が減るしねーー(笑)。

ドガティ君が何かほしそうだ。


だよね、私、天丼だもの。


全部相鉄ローゼンのお弁当でした。

歯科検診のあとはキシリ系で。


この飴、すごくいいですよ。

三層構造で、スッとして甘くてノンシュガー。



なんともとりとめないブログ記事でした。

では最後にバブル期のコカ・コーラのCMをどうぞ。

美しいわぁ~♪

コカ・コーラ 1987コカコーラ CM ~ I feel Coke 87 佐藤竹善.flv
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かーちゃんが来たらエビとパクチーがたっぷりのガパオライス@鎌倉七里ガ浜

2024-03-18 12:00:53 | 食べ物・飲み物
間もなくお客さん(ひとり)がやって来る。

ちょっと緊張している。私はガパオ・ライスを作るから。

私はいつもは夫婦2人分の料理しか普段作らないから、我々夫婦 + お客さんひとりの合計3人分の食事となると、食材や調味料の分量がわからなくなるのだ。


ドガティ君は昼寝。


ニンニク、唐辛子、スイートバジル、ピーマン、パプリカ、パクチー。


エビと豚ひき肉。


そのお客さんは名前をかーちゃん(仮名・女性)と言う。

かーちゃんはエビとパクチーが大好きなのだが、そのオットさんはエビもパクチーも食べないらしい。

そこで、我が家ではかーちゃんをお招きし、エビとパクチーだらけのガパオ・ライスを食べて頂こうという企画を考えたのだった。

ピーマンとパプリカ。


パクチー、スイートバジル、エビを適度に刻む。


砂糖、酒、ナンプラー、オイスターソース。


調味料はこれがすべて。

タイ産ジャスミンライスを炊く。


唐辛子たくさん。


ニンニクを擦る。


ここまでで一旦休憩。

あとはかーちゃんが来る直前に再度準備する。


かーちゃんが来る20分前から再開。

油、ニンニク、唐辛子を加熱し、挽肉を炒め、ピーマンとパプリカを炒め、そこに調味料を入れて、さらにスイートバジルを入れる。


いそげ、いそげ。

目玉焼き。


黄色くね。

トロトロにね。


お客様到着。近所の方なので、時間に極めて精確に到着された。

誤差なし。

ほら出来た。

ビールもつぎましょう。


ドガティ君が「ボクもほしい」と言っている。


はいはい、みなさん、いつまでもしゃべってないで、席に座ってくださいね。


はい、食べましょう。

かんぱーーい。とまずはビールを飲む。

なんと簡単なお客様の迎え方。この簡単なガパオライスの歓迎に対して、我々はかーちゃんからスパークリングワインを頂いてしまった。

まさに海老鯛だね。

申し訳ありませんm(_ _)m

途中で申し訳ないが、最近生田ちゃんのテレビCMを観てたら、彼女がウェストサイド・ストーリーの中の曲、 I Feel Prettyを歌っている。

アサヒ食彩 CM 「あけるってステキ」篇 30秒 生田絵梨花

この曲は、私にとっては思い出の曲なのだ。高校生の頃私はジュリー・アンドリュース・ファン・クラブ会員であり、彼女の熱心なファンだった。

その頃入手することが難しかったジュリー・アンドリュースのLPレコードの輸入盤を私はどこかのセール会場で見つけて買ったのだが、その中にこの曲が入ってたんですねえ。

I Feel Pretty (From West Side Story)

懐かしいわぁ~♪ 40年ぶりくらいで聴いたかな。

最近Netflixでレナード・バーンスタインのことが映画化され人気だから、それにつれてウェストサイド・ストーリーもの話もよく出て来るね。

これがその映画でMaestroだ。

Maestro | Official Trailer | Netflix

ウェストサイド・ストーリーつながりで言うと、先日葉加瀬太郎がTV番組で「ノリノリになれるクラシック音楽を紹介してほしい」という視聴者からのリクエストに対して、同ミュージカルの中のバーンスタインの作品のひとつMamboを紹介していた。

葉加瀬太郎がウェストサイド・ストーリーの曲を紹介したことって、この視聴者のリクエストに応えたことになるのかよくわからない。しかしとにかくこの大指揮者デュダメル(↓)も、Mamboをよく演奏曲目に加えるね~。

Gustavo Dudamel & Simon Bolivar Symphony Orchestra – Bernstein: West Side Story: Mambo

米国人がラテン音楽を念頭にオーケストラ向けの作曲・編曲するとこうなるのか?

やはりちょっとしたバーンスタイン・ブーム?

しかしその後のバーンスタインはウェストサイド・ストーリーのような仕事を好まなかったとどこかで読んだことがある。

話を食事に戻す。寄り道し過ぎだ。

サラダは妻が作ってくれた。


そこからはしゃべるしゃべる。

ビールを飲む、ワインを飲む。

夕方までしゃべり続け、おやつも食べて、紅茶も飲んで腹いっぱい。

ヴィオニエのワインって、いいね。



晩御飯はいりませーーん。もう食えない。

モバイルバッテリーを購入した。



終日外出している時にスマホを酷使すると、バッテリーが切れてしまう。

そんな時のためのものだ。


私のiPhoneとほぼ同じ大きさのモバイルバッテリー。


これで外出時も安心だね。

また話が飛ぶ。34年前のことになるが、レナード・バーンスタインが日本のログハウス雑誌で何度か取り上げられたことがある。その頃私はログハウスに凝っていた(笑)。今では想像できないかもしれないが、直径30cmはありそうな丸太のログハウスが大流行中だったのだ。

来日時にどういう背景があったのかわからないが、レナード・バーンスタインが北海道に出かけ、現地でオーケストラを指揮していた。その時彼は苫小牧から近いホテル・二ドムのログハウスのコテージに宿泊した。

久しぶりに調べたらそこは今もバーンスタインの記念館として残されているらしい。

こんなところだ(↓)。

浴衣を着たバーンスタインの写真があるね。

ログハウスのコテージの壁に、竣工時にはおそらく存在せず、後付けのように見受けられるエアコンの室内機が見えるね。二ドムの森も途中から夏は暑くなって来たのかもしれない。

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乾正雄著「夜は暗くてはいけないか」を再読する@鎌倉七里ガ浜

2024-03-17 01:03:43 | 内装・インテリア
建築の先生、乾正雄さんの本を再読した。

照明や色彩に関する著書が多数。絵画や音楽にも詳しい方だ。

夜は暗くてはいけないかというタイトルからもわかるとおり、なんでも全部を明るく照らし過ぎる日本の現状への批判が込められているように思う。


私も明る過ぎると思うことが、日本のオフィス内の照明、街の照明、住宅の室内照明について多々ある。

家の中の照明は、基本を壁付け照明にしてその周囲を照らすのみというのが、私の好みだ。


居室の場合、天井付けの照明は要らない。


だから、天井はこんな具合。


洗面所も似たようなものかな。


自宅の洗面所は鏡の上と、天井に小さなダウンライトがあるだけだ。

海外の住宅もそうだよね。日本国内でも最近のホテルはみんなそう。

こちらは米国ジョージア州アトランタのインターコンチネンタル。

かつて私が泊まった時の画像だ。


室外の廊下はこんなつくりで、多少は天井の照明がある。


それでも落ち着いた明りだ。

こちら(↓)は再び私が泊まった部屋の画像だ。


照明はすべてその近くの限られた場所だけを照らすためにある。


天井に取り付けられ、それだけで全体を隈なく明るく照らす蛍光灯というものは存在しない。

話は違うがアトランタのインターコンチでは、トイレにウォシュレットや温便座なんてものはなかった。



シンガポールのリッツ・カールトンもなかったな。



普通はないよねぇ~(笑)。

照明もトイレも、日本ってやっぱり力の入れどころや考え方が、どこかちょっと変わっているのだろうね。

しかしアジア諸国では日本のTOTOその他に追随して安価なウォシュレットを生産・販売するメーカーが続々出て来ている。

我が家もさすがにダイニングテーブルの真上には照明がある。


まぶしすぎるので点灯しないで撮影。


これを灯して食事するのである。

照明とは無関係な話だけれど、我が家は掃き出しの窓はない。上下上げ式で縦長の小さな窓があるだけで、採光はかなり絞ってある。

部屋の中に直射日光があまり入らないようにしてあるのだ。したがって昼間で外が晴れていても、屋内は暗めである。


こちら(上下の画像)は玄関回り。


玄関の外(↓)。夜はこれくらいの暗さが好みだ。


でも玄関灯や門灯はあった方がいいと思うな。以前住んでいた逗子の住宅地に比べると、今住んでいる七里ガ浜住宅地ってそれらが少ない。警察から聞いた話からすると、防犯上もまずいと思うわ。

名著の陰翳礼讃。言わずと知れた谷崎潤一郎の著書だ。設計や照明に関して必ず引用される本だ。多く人がタイトルを知っているが、実際に読んだ人は少ないので、谷崎が言いたかった内容を正確に知っている人は意外に少ない。谷崎は単に陰翳を礼讃したということではない。未読の方はぜひご一読を。一度も洋行したことがない谷崎潤一郎が「欧米と比べて日本の住宅内は暗い。しかし日本の住宅のつくりや、日本人の肌や髪の色や、お椀の塗りや畳の色まで含めて、その内部の暗さが合っているのだ」と日本に特殊な陰翳、屋内の暗さを評価したものである。


しかし谷崎が生きた時代の途中から、日本の住宅内の照度は急速に明るくなり、やがて欧米のうち少なくとも欧州のそれを抜き始める。

乾先生の著書によると、日本の照明の進化は、欧米のそれに比べて同じプロセスをあまりに早く通り抜けてしまっているようだ。

その他の分野同様に、照明の分野においても、それに親しみそれを理解してそれを上手く使いこなせるようになる前に、次の新しい変化をまた経験してしまうという後発国日本特有のプロセスを経たのだろう。


直接的な炎に始まり、蝋燭⇒オイルランプ⇒石油ランプ⇒ガス灯⇒白熱電灯⇒蛍光灯。

これらの本来はとても長い時間がかかる変化を、後発の日本は後から入って瞬く間に経験してしまう。近代的照明の使い方を以前のそれと関係づけることなく、まるで断絶させたかのような使い方の変化を経る。

戦後の蛍光灯の普及はそれを加速する。「明るいことは良いことだ」とばかりに、天井に蛍光灯を配置し、それひとつで部屋を隅々まで白く明るくするという照明のほぼ一択になってしまう(近年は少し変わって来ている)。

白熱灯でその周囲のみを照らし、食卓やキッチンなど作業を必要とするスポットだけは上から下にしっかり広く照らすというやり方は、日本ではほぼ取り入れられなかったのだ。

そのあたりを乾正雄先生のこの著書は、ゆっくりと解説してくれる。



住宅建築の変化でも似たようなことが見られた。


日本の武家屋敷などはご覧のとおりだった(↓)。

柱があっても、障子を開ければ柱と柱の間は広い開口部。それが日本の建築だ。しかしガラスサッシなんてものもなかったので、雨が降れば障子や畳が濡れるがそれでは困るから、外側に幅広い「縁側」があり、それを上から覆ってもっと先まで軒が出ていたわけだ。


こんな風にね(↓)。だからサッシなんてなくても真夏の降雨時に開口部を開けたまま涼しくしていられた。開口部は大きいが、開けっ放しで障子も畳も濡れずに済んだ。

しかしだからこそ、昼間太陽が高い位置にある時に室内にまで直射日光が差し込むことはなかった。屋内に陰が生まれた。夜も蛍光灯なんてなく、せいぜい行燈。

それが正に谷崎潤一郎が礼讃した陰翳だ。彼の著書の陰翳礼讃なのである。


ところが戦後は密閉度の高いサッシが生まれてしまった。

窓さえ閉めれば雨は入らないから住宅から軒までなくしてしまい、日中は屋内まで直射日光が差し込む家が生まれ、蒸し暑くなるのでエアコンで屋内を冷やすがとにかく眩しいくらいに明るい。夜は天井に配置した蛍光灯で屋内を全面的に照らすので、とにかく朝から夜まで世界的に屋内照度が高い国となり「文明的」になった。

しかし世界は温暖化し、蒸し暑い日本の住宅は夏に屋内を敢えて温める住宅になっているという皮肉。何かが便利になれば何かが困ったことになるという、いつもの図式。人間のすることはだいたいそういうことが多い。

照明だけではなく住宅設計も、日本はどこか歴史的に断絶的な変化を経ているようだ。
コメント (21)
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