「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ケ岳山麓の工務店ブレイスによる外壁および木部の塗装@鎌倉七里ガ浜

2022-05-31 11:00:30 | 建築外観・構造
山梨県北杜市にあるブレイス(工務店の屋号)の丸山さんに建てていただいたこの自宅も、竣工から15年を過ぎた。

そこで外壁を塗りなおしてもらうことにした。その最終的な色について太陽光のもとで細かくテストをした上で決定したことは、以前このブログにも書いた。

今度は白い壁だ。


いままでの外観とはまったく違うのである。

・・・というのは、ウソ。


これは最初の塗料で、下塗りの状態だ。

塗料が他へ付着してはいけないから、窓や屋根や細かいところをすべてビニールで覆ってある。


全体が白いねぇ。


白も似合うなぁと思った。


一人の塗装屋さんがほとんど全部を担当しておられた。

それもすべて手を使って、ローラーで塗る作業だ。

職人さんは馴れておられるのだろうが、それでもきっと腕が疲れるだろうね。だって1日中ローラーを持った手を上げたまま、上下左右に動かしているのだよ。それが何日も続くし。

私なんて、生垣をハサミで刈り込む時にわずか数時間で気絶しそうになるくらいだ。


下塗りが乾いたら、また別の日に中塗り(↓)だ。


画像はないが、最初に外壁全体の洗浄がある。

それから下塗り(白)、中塗り(土色)、上塗り(土色)となる。

中塗りが乾くと、同じ塗料で上塗りが出来る。

中塗りや上塗りに使用される塗料は、先日ブレイスの丸山さんや塗装屋さんと、入念にテストを重ねて選んだ塗料である。


小さな色見本で選んで塗装工事が終わってみたらまったく想定外な色でした。。。的な失敗にはならないはず。そう思っていたが、実際に塗ったものを見ると、想像以上に上出来だった。色が微妙なものを選んでいるので心配だったが、まったく問題なし。

というわけで、順調に中塗りが進んだ。家全体が土色になって行く。

塗装と言っても、多くの方が想像されるものではない。

1.吹付工事ではなく、職人さんがローラーを使い塗って行く。
2.油性塗料ではなく、水性塗料を使う。
3.したがって驚くほど音がしないし、匂いもしない。


ほぼ無臭のものをローラーで静かに塗って行くだけ。


塗装工事はご近所にいろいろとご迷惑をかけるものだが、これは気分的に楽だ。

中塗りがどんどん進んで行く。


事前に丹念なテストを重ねただけあって、微妙な色合いがうまく出た。

ブレイスの丸山さん、塗装屋さんに感謝である。

湘南の塗装屋さん、職人さんだけでなく、ブレイスの丸山さんも八ヶ岳の麓から途中何度も来てくださった。

庭では、グレビレア・エレガンスちゃんも次々と機嫌よく開花している。


ウルフアイの葉はこの時期が一番きれいだ。


小さなヤマアジサイが木陰でつぼみをつけた。


なぜかクリロー(クリスマス・ローズ)が一部開花中。


話はまったく変わるが、先日原村の魅力的なお店、MIC HOUSEで食べたサバとキャベツのピリ辛炒めを再現したい。これがおいしかったのだ。

外では塗装作業が続く。

私は屋内でニンニク、唐辛子からスタートして、野菜を炒める。そこにサバ味噌煮缶の中身を汁ごと全部入れる。


炒める。

ドガティ君が見に来る。



終わりだ。


ではまた外壁塗装の話に戻る。

塗装作業中はずっと窓にビニールが貼られているから、まるで雪国にでもなったみたいな状態だ。窓は開けられない。中からは外が白く見える。


外から見るとこんなのだ。


まだ一部の外壁が、白い下塗りのままである。


この時点で木部に関しては、軒裏の塗装が終わったが、それ以外の玄関ドアやその周りの木部の塗装が終わっていなかった。


そこを引き続きやっていただくことになる。


まもなく窓やドアのビニールも取れるよ。


玄関ドアの周りの壁が下塗りの白から、中塗りや上塗りの土色に変わったね。


これでビニールも剥がせる。

この部分(↓)は後日塗装をかける。


さて、順番にビニールを剥がそう。


窓から外が見えるようになった。

玄関ドアからもビニールがとれた。


次はこのドアも塗装される。

昨年暮れのリスの駆除、今年に入っての屋根工事、そして外部の塗装工事。

それもいよいよ最終局面だ。


途中で塗料が切れた。

下の画像で土色の部分が中塗り、上塗りを終えた部分で、白い部分が下塗りまでしか終わっていないところだ。


塗料が到着次第、続きの作業を行う予定。

軒下のこういう木部はこれから塗装する。


その塗装後の画像がこちらだ。日照が違う画像だが、二つを比べれば木部の塗装がなされたことがわかる。


ギリギリまでシールやビニールが貼られたいた箇所のシールやビニールが剥がされ、際のわずかなところが塗装され、端っこまでバシッと決まる。


これが塗料ね。このローラーの手作業だ。


ローラーと外壁材次第で、変化に富んだこともできるんですねー。

こんなのもある。ご覧ください(↓)。

How To Use Berger's Select Heavy Texture For Textured Walls | Berger Paints Arabia

 

我が家は新築時の左官工事でかなり個性的な下地があるので、そこにあらたに塗料をかけることで済む。

木部はすべてキシラデコールによる塗装である。


シッカリ、かつムラなく塗られたね。

さすがプロフェッショナル。どうもありがとうございます。


これでまた何年か安心できる。


この足場がある景色にも慣れてしまった。


ついでに物置までキシラデコールを塗ってもらっちゃった。


数日かかって作業が終了した。

職人さんにお礼を述べた。その職人さんはお帰りになった。

周囲を見て回りましょう。


樋(金属製)もしっかり塗られているね。


木部もしっとりとした。


これは玄関廻りの軒裏。


二階に上がる。


丁寧に塗ってあるね。


屋根工事が終わり、外壁塗装が終わり、バシッと自宅が引き締まった。

ついでに近隣を眺める。


これでしばらくは安心できるね。


全体のチェックが終了。

足場から降りる。


これでブレイスの丸山さんが最終チェックをしてくださる。

それでOKなら足場も撤去される。


自宅は新しく生まれ変わったみたいで、なんかうれしいな。

その後ブレイスの丸山さんが確認に来られた。

その結果、追加的に細部の左官工事が行われ、その上に塗装工事が再び行われた。

そして再びブレイスの丸山さんが最後の確認に来られた。そしてやっとオッケーが出た。半年前の足場の組上げ以降、何度もわざわざ八ヶ岳の麓から鎌倉までお運び頂き、ありがとうございました。

めしだ、めし。ひるめし!! ブレイスの丸山さんと私は七里ガ浜東のラーメン店Awanoutaへ行く。

ふたりとも、同じランチセットを頼んだ。

まずはから揚げ。


ミニ丼。


ホルモンBLACKだ。


7種の醤油と魚介のスープ。うまい。

おまけに高品質なホルモン入り。シマチヨウらしいな。

食べ過ぎかも・・・(笑)。いつもおいしいAwanouta。

ということで、ブレイスの丸山さんの監督下、我が家の屋根も外壁も新しくなりましたぁ~♪

めでたい!! やはりこの家を作ってくれた人が、リフォームも細かく面倒見て下さると安心だ。丸山さん、「八ヶ岳山麓⇔鎌倉」を何度も往復して頂き、ありがとうございました。

ブレイスにご関心のある方:
ウェブサイトはこちら ⇒ https://brace.jp/
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時代遅れのRock'n Roll Band / ランチのアイデアも尽きてタコとシラスで海のパエリア@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2022-05-30 11:00:32 | 食べ物・飲み物
すごい取り合わせの録音だねえ。

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎 

「時代遅れのRock’n’Roll Band」 (Official Audio)

 

ところで、健康保険ってなんとかならないかなぁ。

ほとんど使わない医療費に対して、保険料があまりに高額だ。


払うの嫌だぁ~、と言っていてもしかたがないので、ペイジーで払い込み。

毎日毎日ランチを食べる。

するとランチのアイデアも尽きるよねえ。

毎度おなじみ、ナスと豚肉のつけうどん。


豚肉を切る、ナスを切る。


たまには変わったのを飲んでみよう。


えへ。わりにおいしい。

ごま油、めんつゆ、ナス、豚肉。


ネギ、七味、冷水でしめたうどん。


あぁ~、おいしい。

私はこれをしょっちゅう食べている。

とてもこれはおいしいんだけど、こればかりというわけには行かない。

*********************************************

その翌日の話。

妻は草花の苗を植え替え中。


たまにはランチに、パエリアでも作りましょうか。


エビのパエリアは定番だし、肉のパエリアもあるね。

でも西友には有頭エビが売ってなかった。肉のパエリアは作るのが面倒だ。

だからタコとシラスのパエリアにしましょう。


それ以外はパプリカ、ニンニク、タマネギ、グリーンピース、ライム。

米に吸わせるスープは、XO醤、ブイヨン、サフランで作りましょう。


こんな原料をスープにしたらうまくできるはず。



ほら、もうスープが出来た。


いい香りだ。

飲みたいくらいだよ。XO醤っていいよね。魔法の調味料だ。

タコ。モロッコのタコ。安い。いや、かつては安かったと言うべきか。


最近は妙に高い。

ちなみに今回使うシラスはさすがに国産だ。しかし香川県産らしい。

パプリカと共にタコも切った。


ニンニクたくさん。


タマネギもたくさん。


ライムを用意。


レモンが使いたかったんだが、売ってなかったのでお高いライムを使う。

ドガティ君はライムが欲しいらしい。


ボールに見えるんだろうね。

パプリカのパウダー。


オリーブオイルでニンニクを加熱し、さらにタマネギを炒める。


米を炒める。


先に作ったスープを入れて、加熱する。


ドロッとしてきたら、トッピング。


適度に不規則に散らしてね。

アルミホイルして、弱火で加熱だ。


火を鍋の端っこに当てて、ぐるぐる回す。焦げないように。

どんどん回す。

15分~20分もそれをしたら、ちょっと食べてみて、コメの固さや水分の多さをチェックする。


「ボクもほしい・・・」


うまく出来た。

あとは蒸らすだけ。10分ほどだ。


完成。パプリカパウダーをかけて、テーブルへ。


ライムを絞って食べましょう。

うわぁ~、おいしい。


毎日これでもいいな♪と思うくらい、おいしいよ。


タコがかわいいね。

タコの足はおいしいのだ。XO醤はスープのアクセントになってる。


おこげもしっかりある。


どんどん食べましょうね。


ランチを作るのは大変だが、すぐに食べ終わる。

あぁ、明日のランチは何にしましょう??

アイデアも尽きてしまう。世の中の人々は、毎日のランチをいったいどうしているのか?
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鎌倉七里ガ浜自宅厨房で物価上昇を実感しながらランチをつくる

2022-05-29 07:03:34 | 食べ物・飲み物
チリの巨大ワイン・メーカー、コンチャ・イ・トロのワイン。このブログでもたびたび出て来るワインだ。なにせコストパフォーマンスがいい。巨大であるからして、いろんなものを作っていて、かなり高いの(それはスーパー等では売ってない)から安いのまで用意されている。

チリワインは日本で躍進目覚ましく、以下の3クラスはスーパーでもたくさん見かける。価格が上のものから言うとカッシェロ・デル・ディアブロ、サンライズ、フロンテラというクラス構成になっている。

下の画像で、右の3本がカッシェロ・デル・ディアブロで、左端がフロンテラだ。


同社はそれぞれのクラスについて、異なったブドウが使われたワインを用意しているが、西友七里ヶ浜店ではカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネしか売っていないとこのブログでもたびたび申し上げて来た。

それが変わった。

本日西友七里ヶ浜店へ行くと、カッシェロ・デル・ディアブロではピノ・ノワールが追加され、フロンテラではカルメネールとピノ・ノワールが追加されていた。


こちらは私が通販で購入したもので、左からディアブロのシラー、カルメネール、シャルドネ。


こちらはフロンテラのロゼだ。フロンテラは安いよ。冷やしてグビグビ飲む。


こちらは長野県小諸市の川口葡萄園のメルローで、晃葉2019年。


私のかつての同僚(川口さん)がワイン生産に転向したのが5年ほど前。このボトルは彼の農園のファースト・ビンテージとなった。

私は何本か購入したが、これが最後の1本。ちょっともったいない感じがして今まで飲まずにとっておいた。


今日はこれを飲む。

ところで、食料品も調味料もガソリンも価格が上がっている。

タマネギは単純に不作で供給量が細り、価格が上昇している。


西友ではオーストラリアやニュージーランドから輸入されたタマネギを販売することで対応。これはニュージーランド産だ。

サラダづくり。


タマネギをスライスしてサラダに入れるのが好きだが、貴重なタマネギを入れるのを躊躇した。

価格が上昇傾向にあるのは、こちらも同様だ。


明治の十勝カマンベールチーズ。

これはブラックペッパー入りで、赤い箱に入っている。通常のは青い箱だ。



今後はなんでも価格が上がりそうだね。

ガソリンも気絶しそうなくらい高い。

こういう時はエネルギー関連のETF(証券取引所に上場された投信)を買うといいのだろうけど、そんなことは皆さん先刻ご承知。すでにその価格は長期にわたり上がりに上がっていて、今さらな話である。

下の画像がそれだ。米国に上場されているグローバルなエネルギー特化型のETFの価格データをダウンロードして来て、グラフにしてみた。コロナ禍で2020年初めに急落した後は上がる上がる。2020年初めの底値から2年ちょっと経っただけで今はその底値の3倍くらいの価格になっている。もしコロナ・ショックの最中にこれが買えた人がいれば、大儲けだね。



昨年の終わりあたりからおかしくなって来た米国株式市場は今年に入って下げ続けた。現在は久々に回復中だ。しかしやがてまた下がるだろうから、一旦上がったところでベア型(下がると儲かる)の株式指数投信でも買おうかしら。なんていろいろ考える。あるいはもっと待って、ドカン!と下がってから、長期投資で普通のS&P500を買おうかなぁ。

バターの価格も上昇傾向。国産の牛乳は余っているってことだが、それ以外の様々なコストは上がってるんだろうね。


森永乳業(下の画像の赤い破線)が製造するこのバター(西友向けに作られた商品)は、雪印のバターに比べたら少し安いが、それでもじわっと価格が上昇して来ている。


しかし本日はチキンライス。バターを少しは使わないと作れない。

ケチって少な目のバターで作ろう。

鶏モモ肉を切る。



切り終わったら、まな板にシュッシュ!


キッチン泡ハイターだ。


昔から「まぜるな危険」って塩素系のものにはよく書いてあるね。いろいろ書き様はあるだろうに、あたかもこの言葉で統一されたかのようだ。


短くわかりやすい言葉にする必要があるからか。

我が家の食器洗剤はこちら。ジョイの超特大詰め替え用。これが安いので。


ここで休憩。川口葡萄園のワインを飲む。


冷凍のミックスベジタブル。こういうのもまだ価格が上がるのかな。


ケチったバター。


炒めて、塩、胡椒。


はいはい、まもなく完成だよ。


チキンライスができあがり。


ランチのアイデアが尽きると、私はこれ。

安上がりだし、おいしいもんなあ。

サラダ。結局貴重なタマネギも少し加えた。少しだけね。


ドレッシングは、オリーブオイルと酢とクレイジーソルトと胡椒。

チキンライスっていいわ。洋食の基本。


メルローも飲んだりして。


色が濃いね。


チキンライスにかけられたエスビー食品の乾燥パセリ。


みなさん、これ、パセリの香りがしますか?

便利だから当たり前のようにかけているが、どちらかというと青のりのような香りがする。


習慣というのは恐ろしい。自動的にこの乾燥パセリを使ってしまう癖がついているなあ。

私はうっかりした。というのは、本物のパセリが家にあったのだ。

同時に食べているサラダに入っているくらいだ(↓)。


本物のパセリを使うべきだったな。

悔やまれる。

ドガティ君はよく寝ている。


薄目を開けて「おとーさん、何ですか?」と問う。


いえ、特になにもありません。

諸物価高騰のお話をしていただけです。
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スズキヤさんのアイスランド産ラムとコンチャ・イ・トロのカルメネール@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2022-05-28 08:57:02 | 食べ物・飲み物
ドガティ君が気になって仕方がないものがある。


それは先ほど届いたばかりの段ボール箱。


「これって、ボクのおもちゃが入っているのでしょうか💛」


そんなことはそう度々あるものではないですよ。

あなたには関係のないものです。


全部コンチャ・イ・トロのワイン。


ロゼ。ロゼって、私は高いものを買う気になれない。


このワイナリーの豊富な品揃えの中の最廉価盤であるフロンテラのロゼだ。

カルメネール。


このカルメネールが本日の話題である。

カルメネールはもともとボルドーのブドウ種のひとつだが、今ではフランスではほとんど作られておらず、なぜかチリ産が多い。

とてもおいしいのだが、前回パプリカ・パウダーを効かせた料理を食べる時に飲んだら、このワインのおいしさが消えてしまった。

今回は塩とハーブだけで焼くラム肉とともにこのワインを飲む。

こちらはシラー(シラーズ)。


しっかりした肉料理の時に飲みたいワイン。

万能白ワインのシャルドネ。


とりあえずここに仕舞って、サクサク飲みましょうね。


広島じゃけん、カルビーの製品。


最近はやりの瀬戸内海のワインをきかせたイカ天をえびせんに混ぜたもの。


これが、結構おいしいのです。

スズキヤさんのアイスランド産ラム厚切りを解凍する。


米国ロッジ社の鋳鉄製スクエア・スキレットを出して来る。


肉を単純に焼くには最適なツールだ。


カルメネールを開栓した。やはりおいしい。


モルドンの燻製塩を使いましょう。


スキレットを加熱し始める。


アイスランド産ラムを用意。


大陸から1,000年ほど前に持ち込まれてから他種と交配されておらず、寒冷なアイスランドの草やコケばかりを食べて育つらしい羊。

まだ食べていない人はぜひこれを一度食べてみてください。

こちらが燻製塩。


「おとーさん、今度は何を?」


ラムと塩ですよ。

あなたには関係ありません。

鋳鉄製のものって薪ストーブと同じで、一旦熱をもつとその熱がずっと持続する。


だから熱々まで加熱すると、肉切れを焼くだけなら、焼き始めと同時に火を消してしまって構わない。

ジュワッ!


「油が飛ぶ、油が飛ぶ、ボクは油が好き」


まずは最初に片面を焼き(スグ焼ける)、焼けたところでひっくり返し、燻製塩とローズマリーを載せる。


蓋して待つ。火を消しているから静かなものだ。


でも勝手に焼ける。鋳鉄ってすごいね。

ドガティ君も静かに待つ。何を待ってる?(何ももらえないのに(笑))


カルメネールを飲む。


待つこと2分くらいかな。

出来た。


まあ、これね。めちゃくちゃおいしいよ。

ラムってたいていおいしいけど、このスズキヤさんのアイスランド産ラムの厚切りはすごい。燻製塩とローズマリーだけだから、誰でも出来る。

そして、まだある。


同じように焼くのだ。


カルメネールを飲みながら、焼けるのを待つ。

また焼けた。


おいしいなぁ。たまらんなぁ。

カルメネールと一緒に楽しめる肉。

それもこんな簡単に。

「ボクもそれを楽しみたいでちゅ!」


残念でちゅね。

これはあなたには無理でちゅよ。

さて、最後のお肉に移りましょう。


味変ってやつだ。

サテトムだけで食べましょう。


ベトナムの調味料だ。

辣油、魚醤、XO醤をブレンドしたようなものだ。

でもそんなに塩辛いわけではない。安心してドバッと使えるよ。

で、また焼く。鋳鉄製スキレットを温めてから、肉を置く。


そこで火は消そう。十分にスキレットが熱いから。

ひっくり返す。


しばらくすると焼きあがる。

そこにサテトムをドサッと載せる。


あぁ~~~、おいしい。

かみかみ・ごっくん。

もっと食べたいなぁ。でももう終わってしまった。

カルメネールと塩とハーブで焼いたラム。試してみてくださいね。


ごちそうさまでした。


「ボクにはなにもないんかい!」


そのようですねえ。

あきらめてね。

油が飛んだな。


コンロとスキレットをキレイにしないといかん。。。

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スモークツリーが主役のフラワーアレンジメント@鎌倉七里ガ浜、そしてスパゲティ・アラビアータ

2022-05-27 00:00:32 | 内装・インテリア
たまにはサッチモ♪

What a Wonderful World (Remastered)

 

いつ聴いてもいい歌ですねえ。

奥様は外出中だ。フラワーアレンジメント教室にお出かけだ。

20年近く行ってるよ。よく続くね。

私は唐辛子と格闘しましょう。 


今日はスパゲティ・アラビアータを作る。


サラダも作りましょう。


ザクッとしたものですが、これでご勘弁を。


ベーコン。


切る。コロコロと。


コンソメも少し使いましょうね。


ニンニクと唐辛子をオリーブオイルで加熱する。


「おとーさん、そろそろ始まりですかね?」


そうだねぇ、キミは関係ないけどね(笑)。

ベーコンを炒めましょう。


そこにトマト缶を入れた。1個では足りないが、2個使うと量が多いので、トマトペーストを少しだけ加える。


「おとーさん、楽しみですね」


そうでしょう? 

でもドガティ君は全然ね、関係ないのよー。

煮詰める感じ。カレーを作っている時の途中みたいだ。


時間がかかりますねぇ。


最後にはこの醤油も少し使おう。


サラダのドレッシングを作り始めた。


ドガティ君が「あれ? おかーさんが帰って来たみたいだよ??」と言う。


この日は朝から逗子のフラワーアレンジメント教室へ出かけていた妻が、作品を持って、帰って来た。


「おかーさんが帰って来ましたね」とドガティ君が言う。


そうですねぇ~。

では、私はスパゲティ・アラビアータの最終段階に取り掛かる。

はい、出来ました。


かなり辛いよ。なにせ唐辛子だらけだ。


奥様、どうぞ。

こちらはサラダ。


辛いけれど、おいしいね。


では作品の撮影会。


洗面所に置いてみましょう。

初夏らしい作品だ。



全体的には赤系だね。


主役がスモークツリーだ。

赤い。

スモークツリーの花は、モシャモシャしていて、状態としては乾いた細いトロロ昆布みたいな外見。


あちこちモシャモシャ。

自宅の庭にもスモークツリーはあるのだけれど、このモシャモシャした花が出ないんだよねぇ。。。


正面から見てください。


拡大する。この海藻のようなのがスモークツリーだ(↓)。

アップでどうぞ。


「これを主役にしろ」とは先生も難しい課題をだされたものだ。

レッドジンジャー。派手派手だね。


下の方から見てみましょう。


最後に、トルコキキョウ(中央)、ダリヤ(その左)もあるよー。


「ボクは花に関心がありません」・・・とガックリしているドガティ君。



食べられないものだからね(笑)。

その割には、じっと私が花を撮影するところを見ている。
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由比ヶ浜(鎌倉市)で遊ぶ / 嵐のHappiness♪

2022-05-25 12:00:01 | ペット
まだ朝5時半。

ドガティ君はご機嫌。

クルマに乗ったら、それはどこか楽しい所に行けるということだから。


クルマを下りたら、やはり、由比ヶ浜が近い!


海辺の交差点。


信号待ちするドガティ君。


スグ先に由比ヶ浜が見えているよ。

嵐でHappiness♪はいかが?


運動用リードを付けて浜に入りましょう。


ルンルンルン♪

ルンルンルン♪


・・・と思ったら、いきなりドガティ君専属インスタグラマーがうんこ座りして、ドガティ君はお座りを命じられた。


「おとーさん、おかーさん、早く遊ばせてくださいよ」


逗子方面から光が。


では光に向かって行きましょう。


出た! 新しいおもちゃ!!


ドガティ君の期待が高まる。

KONGのおもちゃだ。


ぴょんぴょんぴょん。


「早く早く、おかーさん、それ噛ませてくださいな!」

かみかみ、かみかみ。


噛み応え抜群。

「ボクは離しませんよ」


「首が折れても放しません」



首の骨ゴキッ!と鳴らなかった?(笑)

頭おかしいんじゃないの?

「さあさあ、もっと遊びましょう!」


「投げてください、それを!」

おかーさんがおもちゃを投げたが、ドガティ君は上空を飛ぶおもちゃに気づいていない様子(↓)。


落下して音がするのでやっと気づく。


海へ投げる。


走って取って来る。


今日はこの繰り返しだ。

また投げる。


得意そうに取って帰って来る。


また投げる。


また取って帰って来る。


「さあ、もっと投げて投げて!」


うれしそうな顔だ。

「あらよっと!」


「どんなもんだい?」


「ボクの実力をわかったかい?」


「決して放さないよ」


取りに走る。


また戻る。


まだ走る。


お仕事、お仕事。運ぶ、運ぶ。


「どうです、私の運搬力を見ましたか?」


「さて、それで次はどう行く、おかーさん?」


「おい、おかーさん、次はどうする?」

「それが噛みたい!」


かみかみ、かみかみ。


ドガティ君の新しいホリホリ遊び。


ボールを砂の上に置いて、その周りを掘って行くのが習慣となっている彼のホリホリ。

今度はおもちゃを噛んだまま、それを地面に置かずに、ただホリホリ。

新ルールのようだ。

まるで咥えたばこで作業するおっさんみたいだ。


今回の作品(↓)。


「さあ、ふたたびニンゲンと遊ぼう!」


また引っ張りっこだ。


すごい顔だねぇ~。

私には何が楽しいのか、よくわからない・・・。

あ、めかぶだ。


「おかーさん、おもちゃ投げて」


走って取りに行く。


今日は波が静か。

この時間帯は干潮だった。


あぁ、楽しいなぁ。

かみかみ、かみかみ。


「たまらんな、海辺のあそび」


この日、透明度が高かった由比ヶ浜。

波も穏やかだった。


これ、何の骨ですかね?


ドガティ君はそんなものに関心はない。

ギャオーー! オンドリャーー!


ゾンビのようなドガティ君。

その牙はなんですかねぇ?(笑)

「まだまだ遊ぶよ」


海におもちゃが投げられたら、取って帰る。


「これはボクのお仕事です」

「また投げてください!」


ポチャン!


「取って来ましたよぉ~♪」


「ボク、全力で走ります」(そんな必要ないけど)


「どうです、オトコっぽいでしょ?」


再びおもちゃが投げられた。


「もう軽いもんですよ」

「鎌倉に来て4年ちょっと。あと数か月で5歳ですよ」

「もはや湘南ボーイ・・・というか湘南おじさん」


朝から明るかったねえ。


「どんどん走りますよ♪」


ドガティ君の有り余る体力。

おかーさんもおとーさんも、疲れ気味だ(^^;;


海面が静かで鏡みたいだね。おかーさんもドガティ君も映ってる。

「ボクはまだまだ遊びますからね」


しかしさすがに海遊びも終了した。

そろそろ帰りましょうよ。


からだ中砂だらけだ。


ケージに戻る。


「結構コーフンしたな」

おかーさんは足を水洗い中。


駐車場の料金システムが変わった。


早朝8時までなら遊び放題で600円だ。

この日大活躍のドガティ君グッズを水洗い。砂だらけだからね。


ケージも水洗い。


運動用リードも水洗い。


洗ったら干す。


一番活躍したのは、このKONGのおもちゃかな。


すでに破損しているが・・・。

ドガティ君はお風呂タイム。


砂だらけのからだをよく洗いましょう。

海は久しぶりだったねぇ。



「ボク、面白かったでーす♪」
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鎌倉七里ガ浜自宅厨房でXO醤を使った海的炒飯

2022-05-24 14:05:26 | 食べ物・飲み物
古典的ロックで、Guns N' Roses♪

Sweet Child O' Mine (Official Music Video)

 

XO醤って、調味料の中でちょっと豪華で、そう頻繁には使われない王様的存在。


本日はそれで味付けした海的炒飯。

タコ。モンゴルから来た・・・違ったモロッコから来たタコ。


サラダフレーク、つまりはカニカマをもうちょっとカニらしくしたものとシラスも入れるよ。


貝柱のほぐし身缶も使おう。


長ネギを小口切り。


「おとーさん、今日は海ですね!」


そうなのですよ。

海的炒飯、潮乃香粉々(ぷんぷん)。

オトナ二人分の炒飯とスープのために長ネギを使うが、必ず余るね。


いつもそうだ。ラップして冷蔵庫へ。

タコは食感を想像しながら最適な大きさにして、サラダフレークは身をほぐして。


さらにほたて貝柱も。


缶の中から出たおつゆはそのまま鍋に。


長ネギの小口切り。


奥は炒飯に、手前のはスープに。

ホタテ貝柱のほぐし身の缶のエキスを入れた鍋。


そこにオイスターソース、中華だし、胡椒、水を加えてスープを作る。

ほらもう出来た。


「そのスープ、舐めたい!」


タマゴを溶く。


「ますます食べたい、舐めたい、おとーさん、頼むから!」


調味料を用意。


「本当に何もくれない気か、おとーさん?」


油を入れた中華鍋をカンカンになるまで熱して、タマゴ、ごはん、その他の具材。


ドリャァ~~~ッ!!

まずはそう叫び、中華鍋を振り回す。

ササササッ!と和えたら終わり。


海的炒飯、調理終了。

どんだけおいしいねん!?・・・まあまあかな。

スープもあるよ。


タコタコ炒飯。

味は問題ない。香りもいい。


別にベタベタするわけではないが、具材のうち、内容的に食感がちょっとジトジトしたところが多い。


またこの変種バージョンを作ってみよう!
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追い鶏付きの鶏の照り焼き丼@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2022-05-23 12:51:59 | 食べ物・飲み物
海を見に七里ガ浜住宅地の南端へ。


このブログにも何度か書いたけれど、私の父母はどちらもすでに死んでおり、本人たちの希望により葬式もせず、墓にも入らず海洋葬となり、相模灘に眠る。

それを受けて私は墓参りなんて特別なことは何もせず、毎日のように相模灘を眺め、なんとなく父母を感じている。


葬式も墓もなしという、経済的にはなんとも合理的な終わり方をした父母。

私もその予定で、私の遺言状にはそうしてくれと書いてある。


先日我が住宅街(七里ガ浜住宅地)の住宅売買取引が活発になり、価格もかなり高めに推移しているのではないかという話を書いたが、どうも本当のようだ。

このあたりは西武が開発した分譲地なので似たようなサイズ感の家が多いわけだが、その中でも大き目のお宅が直近の週末に内覧会をやったところ、その1日目で予約が入ってしまった。

そのお値段も先週まで公表されていたが、敷地面積は広いし、住宅のグレードも高いことからしてかなり高額な物件だった。それが内覧会を開始した日にあっさり成約。昨日はその話で持ち切り。。。(笑)。

こちらはパシフィック・ベーカリー。


ここで明日の朝のパンを買おう。

さて、本日のランチづくりだ。

まずはサラダ。


鶏モモ肉を切る。


長ネギを切る。


タレをつくる。


醤油、砂糖、みりん。

片栗粉をつけた鶏肉を油で炒める。


皮目から焼きましょう。

中火で皮が多少焦げるくらいに焼けたら、ひっくり返す。

そこに長ネギも入れる。


今度は蓋をして、弱火でゆっくり加熱する。

油が溜まり過ぎるから、キッチンペーパーで取り除く。


そこに先ほど作ったタレを入れる。

一気に強火で加熱する。


ジュワーと来たら火を弱くして、全体を掻きまわして鶏肉や長ネギにタレを絡ませよう。


全体がそこそこなじんだら終わりだ。

丼にごはんを入れ、その上にタレがからむ鶏肉と長ネギをのせる。

七味をかける。


完成だ。鶏モモ肉の照り焼き丼。

みりんの照りがある。美しいねぇ。


パクパク食べましょう。

最初にお見せしたサラダは、すでに食べてもうほとんどない。


たくさん作った鶏の照り焼きの予備が、こちらにある。


丼の底にはごはんがぎゅうぎゅう詰めてある。

照り焼きを食べて、ごはんを食べる。

照り焼きがなくなっても、丼の底には、ごはんがまだある。

そんな時、予備の照り焼きを出動させてごはんに載せる。

ラーメンで麺を食べたあとに、その丼にスープが残り、そこにごはんを入れる。スープと一緒に混ぜてごはんを食べるためだが、それを「追い飯」と言う。

それが「追い飯」なら、こちらは「追い鶏」だ。


簡単だけどおいしい、鶏の照り焼き。

たまりませんねぇ。
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餃子の王将藤沢駅前店の焼きそば(醤油味)/ チャパゲティ@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2022-05-22 08:15:34 | 食べ物・飲み物
JR藤沢駅前。

建替え予定であることがすでに発表されている古いフジサワ名店ビル。


「ダンディまるだし」 いいねぇ、吉本新喜劇的なノリがいい。

一番上には三井不動産リアルティの看板。宮沢りえちゃんのCM(古い?)で有名な三井のリハウスを束ねる会社だ。リアルティ(Realty)って不動産の意味だから、この会社名はちょっと抵抗があるが。。。よく〇〇コーポレーション株式会社ってのがあるが、それとちょっと似ている。

で、そのダンディまるだしの右下に見えるのは、我らの餃子の王将藤沢駅前店。うまい、安い、早いの吉野家のようなチェーン店だ。


向かいにはビックカメラ。


その上にはジュンク堂書店がある。


ビックカメラとジュンク堂を全部見て回るだけで2時間はかかる。

どちらも品揃えが立派だ。

おまけにカルディがあるし。


しかしとりあえず腹が減ったのである。

開店時間を過ぎたことだから餃子の王将へ行こう。

11:20AMころのことだが、すでに店内に待ち行列があり、それが店外まである。

持ち帰りもお待ちの人が二名。


私も並んだ。

みんなさっさと食べてさっさと出て行くから、そんなに待たなくても食べられるよ。


テイクアウトも充実しているよ。


暫く待っていると、店内の待ち行列の先頭になった。

感染症対策のためカウンターはひとりごとに間仕切りが設けられて、元の座席の2つに1人しか座れなくなってしまった。


私もカウンターに誘導されて、焼きそば(醤油味)を注文。

これがおいしいんだ。このお店はソース味焼きそばも出しているが、私は醤油味が好きだ。


麺がおいしいよ。


さっさと食べて出ましょう。

外はすごい行列だからね。

そのままビック・カメラへ。

ここは酒類が豊富だ。


コンチャ・イ・トロのカルメネールは結構うまいよ。


なかなか売ってないがね。

酒・酒・酒。すばらしい眺めだ。


その上に上がると・・・ジュンク堂書店だ。


ここで、自身の興味ある分野の本を隈なく見て回る。ネットではわからない発見があるものだ。

でも本日は新たに買うものはなし。

そしてカルディへ。



チャパゲティを買って帰る。

パラサイト 半地下の家族という映画が公開されてから、日本でも有名になった韓国製即席めんである。

では、江ノ電藤沢駅へ向かいましょう。


こちらは藤沢駅だ。ちょっと絵になるドーム型。ちょっとね・・・。


すぐに七里ヶ浜駅に着く。

そこからは徒歩だ。


暑いなぁ。。。。


では、チャパゲティを作ってみましょう!


ソリョンちゃんもとてもおいしそうに食べるからねぇ。。。きっとおいしいよ!

 

ちゃらっちゃらちゃっちゃっちゃぁ~♪

チャパゲティとか、ノグリとか、チャパグリとか。。。

いろいろ料理はあるみたいだが、今回はネギとごまのみを載せたチャパゲティ。


あの辛ラーメンと同じ会社だね。


この麺だけではちょっと寂しいので、キャベツの浅漬けも作りましょう。


でも何でキャベツの浅漬けか?

・・・キャベツが残ってるから、それだけの理由だ。


作り方には①と②があるらしいが、①で行こう!


お湯を沸かす。


3玉つくろう。2人で3玉。


かなりの太麺だ。

「おとーさん、それは何ですか?」


そうだねー、見慣れないものだよねー。

チャパゲティというらしいよ。

開封。


するとかやくが出て来る。これは麺と同時に茹で始めるもの。


粉末とオリーブオイル。これは完成近くになって混ぜ込むものだ。


キャベツの浅漬けが完成した。


沸騰した湯を中華鍋に入れた。強火で加熱する。


麺を入れる。かやくも入れる。


作り方は、伝統の日清焼きそばみたいだね。

茹で続けるのだよ。かき混ぜて。4分ほどかな。


どんどん麺が水を吸い、一方で水が水蒸気になって出て行く。


水気が無くなって来たら、さきほどの粉末にオリーブオイルを加えましょう。

これでうまく行くのか?と問いたくなるような状況に追い込まれる。


しかし大丈夫。

丹念に作って行きましょう。簡単簡単。


ネギと白ごまで、完成!


さぁ、どうでしょう?

これはおいしいのか?


麺は太麺。

ぷよぷよしているね。

問題は味と香りだ。


日本のインターネット上に見られる評価は、2つに分かれる。
1-1. 良い、病みつきになる美味しい味だ
1-2. 良くない、美味しくない
その2つだ。

さらに美味しくないとする人のコメントとしては、二種類がある。
2-1. 焦げたような香りがする
2-2. ぼんやりした味

そのコメントに関しては私も同感だなぁ。。。2.-1.はたいしたことない。好みの問題だと思う。わからないのは、2.-2.だ。


妻も首を振りながら食べている。



味というか、コクというか、うま味が感じられないな。

私は比較的、どんな食材もどんな料理もおいしく感じる方だけれど、これは味やうま味が感じにくい料理だ。しかし美食大国の人気即席めんであるからして、何かおいしい食べ方があるのだろうね。

キャベツの浅漬けがうまい(笑)


味を見つけるべく、この麺を食べ続ける。


わからないなぁ・・・。

食べ物はいろいろあるものだ。インターネットでもうちょっと調べてみよう。
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グヤーシュ(グラーシュ)と日本の住宅の南信仰問題@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2022-05-21 09:30:24 | 食べ物・飲み物
Frenchyさんという方が教えてくださったグヤーシュ(グラーシュ)という料理を作ってみましょう。

その前に、グヤーシュを調べていて思い出したことを書いちゃう。

世界各地の食材である動植物が、周囲の地域に広がって行くスピードは歴史的にも意外に速いのだけれど、大西洋を挟んだ旧大陸(ヨーロッパやその後ろのアジアやアフリカ)と新大陸(南北アメリカ)の間では、15世紀までほとんどそれは見られなかった。しかしコロンブス以降その動きは急速になる。

そんなお話を面白く書いてあるのがこの本だ。ジェフリー・ピルチャー氏の「食の500年史」。


これは面白い本だ。

最初が中国料理から始まるところが良い。


面白いのは第2章のコロンブスの交換以降である。

1941年にコロンブスが新大陸との航路をつけてから、新しい食材と病気が両大陸間を行き交うことになる。


この本は読む価値がありますよ。

ぜひどうぞ。


現在我々が食べている多くの食材が、実は南米原産だったりする。

コロンブスがいなければ、それらが日本にやって来るのは大幅に遅れたかもしれない。

南米チリ産のワイン。

チリ最大のワイナリー、コンチャ・イ・トロのカルメネール2016年。


格安ワインから、少々お高めのものまでなんでも生産するワイナリーだ。

トマトと同じ厚みがあるものすごいワイン百科事典のWineを開いてみましょう。


このWineは今世紀初め頃に出た本なので、まだ新世界(カリフォルニア、オーストラリア、南米、アフリカ等)産ワインについての解説は少ない。

チリについての解説も少ないが、それでも少しはある。



赤い破線を引いたところに、このカルメネール種についての説明がある。わずか3行だが(笑)。


フランスのボルドー種のひとつだが、チリの気候に合って、チリで多くが生産されている。本家本元のフランスではいまやほとんど生産されていないらしい。

パプリカにトマト。


これも南米原産だ。南米なくして、パプリカもトマトもなかったのだ。

しかしそれらはヨーロッパに伝わるやいなや、アジア、アフリカへと急速に拡大していった。

パプリカには辛い種と辛くない種がある。どちらも現代の日本ではおなじみだ。前者はスパイスとしてのパプリカ・パウダーになり、後者はスーパーの野菜売り場に並んでいる。

そのパプリカの大生産国がハンガリーだ。日本ではパプリカと言えば、オランダ産や韓国産が多数を占めるが。

ということで、ハンガリー舞曲♪



ブラームス - ハンガリー舞曲集より 5番 6番 17番 3番 1番 20番 19番 18番 カラヤン ベルリンフィル

 

タマネギの原産国は南米ではない。


しかしパプリカはまさに南米原産。


胡椒はコショウ科の植物で、英語でペッパーと言う。

一方、パプリカ、ピーマン、シシトウ、唐辛子は胡椒とは異なり、みなナス科の植物なのだが、それらが持つ辛さから胡椒と混同されて、これらもペッパーと呼ばれることになる。チリ・ペッパーとか、イエロー・ペッパー、レッド・ペッパーなどという。いずれも本来は辛みを伴う野菜である。しかし植物的には胡椒とは別物だ。

タマネギ。


こちらはパプリカはパプリカでもスパイスとしてのパプリカである。


今回の料理はパプリカをスパイス、野菜として多用する。

今回つくるグヤーシュ(グラーシュ)とは東欧を中心に数多くの国で作られ、調べてみるとそのレシピはいろいろ。見た目も食材もまったく異なるグヤーシュがたくさん存在することがわかった。

見た目は黒っぽいのから、赤いのやオレンジのまで。

肉も牛肉が中心だが、マトンもポークも。

トマト1個。それじゃ足りないので、トマトペーストを足す。


トマトぶつ切り。


ベーコンも用意。


ニンジン皮つきぶつ切り。


ニンニクを擦る。


豚肉だ。


調べてみると各地でレシピにより肉もいろいろなものが使われていて面白い。

これは豚肩ロースだ。

「説明はいいから、何かおくれー」


豚肩ロースを焼く。焦げるまで。


鍋に入れておこう。


床を舐めまくるドガティ君。


肉を焼いたフライパンで、焦げ付いた肉の旨味もフライパン表面からこそげ取るようにタマネギを炒める。


ニンニクとベーコンを投入して炒める。


ニンジンも入るよ。


まだ舐めているドガティ君。


全部鍋に入れた。


ここで第二のパプリカが登場する。

スパイス・パウダーとしてのパプリカだ。


ピリピリ来る感覚がいいよね。

おまけに料理が赤くなる。

ローレルにパプリカにトマトペーストにトマトに水にブイヨン。


最後に塩と胡椒で調節すればいいから、今はとにかく煮る。


そうそうこの胡椒も料理に革命を起こすが、これも南米原産だ。

南米なくして、胡椒なし。パプリカもなし。したがってグヤーシュもなし。

食材ってグローバルだよね。

ぐつぐつしたら弱火にして蓋しましょう。


閉めたまま弱火で煮るのが得意な、蓋まで重いストウブ。


ドガティ君は諦めて、長くなって寝る。


おぉ~、眠い。


好きなだけ寝てね。

さてコンチャ・イ・トロのカルメネールを開栓。


濃い赤。

甘みさえ香りから感じられる。

これは私好みかも。初めて飲んだブドウ種カルメネール。


今から四半世紀前に私はオーストラリア産の濃いシラーズを生まれて初めて飲んだ。その時と同じような楽しさ、驚きがあるね。

コンチャ・イ・トロと言えばシャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンばかりが売られているが、実はそれ以外の各種のブドウによる各種ランクのボトルを同社は用意している。


楽しいねえ。

世界各地のいろんなものが混じり合う、日本の小さなキッチン。

ストウブはおフランスだし。


いきなりここで英国が参戦。

以前ご紹介した山田佳世子さん著の「英国の間取り」という本をひろい読みしている。


だって、ただ煮ている間はヒマだから。

ミューズハウス(馬小屋)に住まう。


今やロンドン市内で元馬小屋は超高額不動産物件だ。

たいていは、かなり良いロケーションに元馬小屋はあるのだ。馬小屋があるってことは、馬を維持できる経済力がある人がいたという場所だからだ。

そしてそういうのをリノベーションして住むのがオシャレ。


私も2週間だけ元馬小屋に泊まったことがある。

昔勤務したことがある米国系企業が、社員用にロンドン市内に所有していた建物があり、そこに出張時に泊まっていたのだ。

Hay's Mewsという通りだったな(↓)。

【Source: Google】

文字通りこれ全部が元馬小屋。19世紀の建物が多いらしいが、いまではオシャレな住宅やオフィスになっている。

ハイドパークに近いかなり良い地区にあった。あれが自分のものなら、いいだろうなあ。毎日ハイドパークで散歩して、ウェストエンドで買い物して。

煮込みが完成近い。ここまでで1時間弱。


いい香り。

また話が戻る。

この英国の間取りという本の良いところは、間取りの紹介というよりも、英国の住宅思想を紹介しているところにある。

その一つがこれだ。方位の問題。

ご覧のとおり(↓)、建て方として方位は問題ではないのだ。東西南北どちら向きであれ、道路付きを考え道路に向かって住宅が最もよく見えるように建てられていて、道路から見た街並みが美しくなるように各戸が努めている。景観の公共性が重視されるのである。


因みに、こちら(↓)は米国東部の新興住宅街の画像だ。


【Source: Google Maps】

ここでも、方位はやはり関係ない。東西南北どうであれ、とにかく住宅が面した道路に向かって住宅が最も美しく見えるようにデザインし、配置するのである。

それに対して、日本は南信仰が著しい。

南信仰の欠点1.
道路付きとは無関係に狭い土地の中で住宅をとにかく北に寄せて、南側にスペースをつくり、南から住宅内に直接的に日光を入れようとする。寒冷地は別だろうが、少なくとも関東平野などでは、これは少々馬鹿げている。英国に比べたらはるかに熱帯的で、ますます温暖化が顕著な気候である場所で、住宅内に直射日光を入れたらどうなるか? 夏に暑過ぎる住宅が出来る。冬に寒くてそれを温めるのは太古からの自然の知恵だ。しかし夏にわざわざ住宅内を過酷な日差しで温めておいて、暑いからと冷房で冷やすのはエネルギーの無駄遣いであり、温暖化をさらに進める行為である。採光は、開口部が南に向かってただ大きけりゃいいってわけじゃない。適度な大きさの開口部と、必要に応じて日差しを遮る軒あるいは庇を適度に関係づけたデザインが望ましい。

南信仰の欠点2.
南信仰の弊害はもうひとつあって、北側で道路に面する住宅の並びの景観が悪くなりがちなことである。南側にスペースをなるべく取ろうと健気に努力するため、各戸の敷地面積が小さい日本の住宅地で、住宅は目一杯北側の道路に寄って来てしまう。したがって植栽は道路側に面してあまり設けられない。そして道路に面して外壁には小さな窓が不規則な大きさで不規則な高さで並ぶことが多い。というのは道路に面した北側に階段の踊り場、風呂、トイレ、キッチン、洗面所等が配置されるのが普通だからだ。加えて湯沸かし器が設置されたりやまれに物置小屋が道路に向かって並ぶ風景となりがちである。

南信仰は日本の田舎の農家的発想と似ているらしい。いろいろ本を読んで調べたことがあるが、江戸時代までの広い武家屋敷や、逆に狭小な町屋では南信仰のような発想はなく、とにかく道路に向けて美しく見えるように住宅が作られていたとのことだ。

さらにこの本について見てみると、日英間で、住宅の価値観に違いがある。


築年数が重なるほど住宅評価額が低下するという価値観は彼の国にはない。日本の住宅文化もそろそろ変わりませんかねぇ。そうでないと国民がみんながずっと損をする。30年で評価がゼロに近くになる建物がやたら建てられ、それに大金を払うなんて馬鹿げている。

次に街並み。「街並みを守る」にはどうすればいいか。


それにはあまりに短期間に景観を変えないことだろう。単純なことだ。街並みを守るとは、景観を変えないということに近い。先ほどの南信仰の話もそうだが、景観の美しさをよく考えた上で土地のそれぞれの地域の用途区分や建築基準やその他建築ルールを厳格に慎重に決めて、一旦決めたらそれを変えない。30年経った住宅はぶっ潰して土地は分割してそこに新たな住宅をどんどん建てるのではなく、住宅は100年単位で長く使う。そうでなければ景観の調和など不可能だ。今のやり方では景観が調和する前に、ほとんど全部が建て替わってしまう。

「いや違う。自分の土地だからどうしようが自由だろ!」なんて発想は野蛮である。例えば極端な話、自宅の隣にいきなりごみ屋敷や産業廃棄物の捨て場が出来たら自宅は売却が難しくなる。つまり自宅の価値は、その周囲の景観、環境の影響を受けているわけだ。そうであれば逆に、自分の土地も周囲に影響を及ぼしているわけで、自分の土地だから自分の好きにして良いというものではないという考え方の定着が必要だと思う。景観、環境は公共財だ。

妻が外出から帰って来た。紀伊国屋鎌倉店のものはなんでもお高いが、その中でやたら割安なものがあって、それがカンパーニュ。我が家は紀伊国屋ではもっぱらそれを買っている。妻がそれを買って帰宅した。


それを食べましょう。

完成、グヤーシュ。


あぁ、おいしそうだ、

もうはやいろんなものがトロトロ。


お安いカンパーニュもあるんだ。


楽しみました。

調理も読書も食事も。


そしてこのカルメネール。


しかし意外なことに、スパイスとしてのパプリカ・パウダーが効いたこのグヤーシュは、このワインを最初にそのまま飲んだ果実味やうま味、甘みを損なった。

難しいものだね。もうちょっと素直な料理、例えば肉を塩胡椒だけで焼いたものの方がこのワインには合うのかもしれない。

楽しい調理でした。
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