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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春爛漫 遊びまわるギフチョウ

2014年04月05日 | 日記

今日の花

山里の桜

 


 日記が遅れています。膨大な枚数の写真がたまるばかりで整理が追いつきません。それでもわたしは毎日春を楽しむためにあちこちと歩き回ります。シャッターを誘う花や生き物がいたるところにころがっていてデジカメの気安さからシャッターを押し続けます。今はシャッターを連写設定にしてあるので同じ被写体をたくさん撮ってしまい、ハードディスクがきっと悲鳴を上げていることでしょう。

春を謳歌しているギフチョウたちの飛翔を撮ってみました。障害物の多い落葉樹林の中や枯草の中を飛ぶのでなかなか蝶にピントが合いません。固定焦点で撮ったりAFに任せてみたりですが結局は偶然にピントが合うのを期待しているわけです。

 


春を楽しむギフチョウ


 

地面すれすれに飛び回るギフチョウ

 

こんな障害物の間をよく飛べますね

 

地面で一休み

みんな保護色でじっとして動かなければなかなか見つかりません。

 

 

止まっているギフチョウに突然別のがちょっかいをかけてきましたがピントを動かす間がありませんでした

行ってしまいました。

草につかまって一休み

 


さくら 散り始める

2014年04月04日 | 日記

 今朝の青空は特別きれいです。しかも時々強い風が吹いています。もう桜は散り始めているだろうなと思いながらオレンジロードへ上がってみました。今までにも何度か桜の散る様子を写真に撮ってみましたがなかなかいい感じにとれません。舞う花びらを空中に止めるべきか流れるように線にして動きを出すか、どのくらい流すか考えていても桜吹雪は一瞬にして始まりあっという間に終わってしまうのです。それに花弁が散るのをカメラを構えて待っている時に限って程よい風が吹きません。

結局今年もいい落花の写真は撮れませんでしたが、それでもきれいな青空に適度な白い雲が浮かんでいて気持ちよくシャッターを切ることができました。

 


風が吹き始めて花弁が舞い始めます。

 

花弁の動きを止めてみました。

 

この距離で撮っています。

 

若い桜です。この桜は平成18年に植えました。私たちのコーラスグループみんなで植えたものです。

 

沿道の桜の中に1本大島桜が混じっています。台木に使われていたものが接ぎ落ちで芽吹いたものでしょう。

 

島の景色を取り込みました。

 

散り急ぐさくら

 

 

桜守りは桜の木に餌を与えます(3月に花の終わった河津桜)  植えて5年は施肥と草刈りと蔓払いは欠かせません。

 

愛媛の佐田岬半島や大分の国東半島がよく見えました。


またまた ギフチョウ

2014年04月03日 | 日記

今日の花

春の花の中でも大好きな花です。林の中で隠れるようにして咲き、足元を見て初めてその存在に気が付く花です。落花してなお美しいのもいいですね。

 


 春の野菜畑で初めて見るモンシロチョウも春らしくていいですが、今ではなかなか目にすることのできなくなったギフチョウを求めて山の中林の中を歩くのは私たち蝶マニアにとってとても心躍ることです。特にギフチョウはこの早春にだけしか見ることができないということが一層会いたい気持ちを高めます。仕事の時間に都合をつけて何とか会いに行こうなんてもう恋人と言った方がいいかもしれませんね。

今日は「椿とギフチョウ」と言うテーマで撮った写真を載せてみます。お断りしておきますが今日の写真も自然界における生態写真ではありません。アートと思って見てください。藪椿には蜜がたくさんあるのにあまり吸蜜に止まっているのは見たことがありません。きっと好みではないのだと思います。でも椿の赤とギフチョウの黒黄色とを合わせてみたい気がしたのです。

ついでにいろいろ試してみました。 


椿とギフチョウ

 

 

 


ヤシャブシの花とギフチョウ


なぜかヤシャブシの花は気になるようで自分で行きました。

地面に落ちたヤシャブシの花にも興味を示し飛んでゆきました。

落ちた花でも蜜があるのでしょうか。

 


落ち椿とギフチョウ

 

ついに口吻は出しませんでした。

いろいろ試してみましたが、ギフチョウは椿の赤い花には興味を示しませんでした。自分で椿の花に飛んでゆくことは一度もありませんでした。赤い色はよく見えないのかまたは好きな色ではないのかもしれません。虫の視覚や臭覚は人間とは全く違うと考えた方が良いので人の思い通りには行動してくれません。ギフチョウと椿の花の写真を撮りたいがためにいろいろ試してみましたが椿が好みでないことはよくわかりました。

 


ギフチョウの好きなスミレ


スミレの沢山ある開けた場所にギフチョウを放ってみました。こうしてみるとギフチョウの模様はシマウマの模様のようでなかなか見つけにくいのです。やはり一種の保護色として野鳥などの天敵から身を守るためでしょうね。私たちも飛んでいるギフチョウはよく見えますが地面に止まったギフチョウはとても見つけにくいのです。

地面にいるギフチョウの目の前にスミレの花を置いてやるとすぐにはい寄って行き口吻を伸ばします。好きなんですね。

 

飼育したギフチョウを使っていろいろ実験をしてみました。

 

 


希望と夢のふくらむ四月になりました

2014年04月01日 | 日記

今日は花ばかり

 天気は良し、桜は満開に近くじっとしていられません。ミヤマセセリを見に行こうと白木山に出かけました。こんな春の初めに白木山へ行ったことはありません。山頂には公園が整備され桜もたくさん植えられているのはよく知っていましたが桜を見に山へ上がった記憶はないと思います。昨年、5月の連休に山頂へ蝶の写真を撮りに上がった折偶然ミヤマセセリを見つけました。ミヤマセセリの時期としてはほとんど終わりに近く鱗粉は落ちてきれいな個体ではありませんでしたが、それでも大島でミヤマセセリを見つけたのは初めてだったので大事に写真を撮りました。それで今年は出初めのきれいなミヤマセセリに会いたいと思って昨年いた場所に行ってみたのですが山頂の桜はまだ3分咲きくらいで蝶の姿は何もなく空振りに終わりました。仕方なく春らしい花などを撮ってお終いでした。

毎年この時期には桜ばかり撮っています。今年はやめようと思いながらも花を見るとついたくさんのシャッターを切ってしまいます。同じような写真のオンパレードですがさらさらと見てください。この道路わきに植えられた染井吉野は私の植えたものでやはり愛着があります。私の集落の人の中にはこの桜をこーちゃん桜と呼んで喜んでくださる人もいます。もちろん喜ばない人もいるかとは思いますが木は年々大きくなって写真のような大木になりました。大した考えはないのですが私が40歳になった時、人生の折り返し点に立ったことを記念して桜並木を作ろうと思いついたのです。初めて苗木屋さんに50本のソメイヨシノの苗を注文して、今のオレンジロードができたばかりで殺風景だったのでその路肩に植えました。最初の5年は自分で草刈りをして肥料をまき手入れをしました。桜の成長はとても速いのです、みるみる大きくなって花をつけるようになりみんなが初めて桜の並木に気づくようになりました。そのことがあってからは桜が一層好きになり毎年のように苗木を買ってあちこちに植え足すようになりました。10数年前の興津の薄寒桜との出会いもあってその薄寒桜を故郷大島にも広めようと今も植えています。私が元気な間に千本の桜を植えたいと思い毎年植え足しています。40の時から植え初めて27年になりますがおそらく7・800本は行ったのではないでしょうかアバウトな人間ですから数は数えていません。ソメイヨシノの寿命は短いのでいろいろな品種の桜を植えています。今日の写真は27年前に初めて植えた桜です。27年でこんな大木になりました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

ベートーヴェン交響曲第7番第1楽章

 

 

春の明るい日差しの中で・・・・・   いいですね !


安下庄オレンジロードの桜


 


白木山の花


 

 


今日の蝶


 


無事に羽化できるか越冬のカバマダラ