曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラに会いに 嵩山へ

2022年07月24日 | 日記

今日の花

赤いマンデビラ   マンデビラはキョウチクトウ科の植物でアサギマダラの幼虫の食草にもなります。この花は4年前あるお家の前を通りかかったとき、そこの玄関前に大きな鉢植えのこのマンデビラが見事に咲いているのが見えました。思わず車を止めてカメラを提げて花の近くまで行ってみました。そのお家の方らしき人が出てこられたので声をかけ花の写真を撮らせていただきました。普通ならそのままお礼を言って去るところですがそのマンデビラの株があまりにも見事だったので「伸びすぎている枝を一枝挿し木用にいただけませんか。」と所望してみました。そこの奥様はハサミを持ってきて「どうぞ !  どうぞ ! 」と数本の枝を切って挿しだしてくださいました。持ち帰ってすぐに挿し木をしたのがこの赤いマンデビラです。その後園芸店で白やピンクのマンデビラを買ってみましたが、この花が一番のお気に入りです。大事な一鉢なのでアサギマダラの幼虫の餌にはしません。

 


 長い間このブログもお休みしていました。別に健康を害していたわけではありません。しばらくの間ブログの更新が無いと時に友人から心配の電話をいただくことがあります。お互いもういい年ですから何かあってのことかと心配されるのも無理のないことです。この半年の間に世界情勢も激変しましたが、私個人の身の回りでも変化があり親しい方が亡くなったりご病気になられたりと心配事が絶えません。それでも幸いなことに私自身は元気でもうじきやって来る次の誕生日を迎えられそうです。その日が4回目のコロナワクチンの接種日です。忘れないようにその日に決めました。

梅雨は明けたのかまだまだ続くのか分かりませんが、久しぶりで裏山の嵩山へ夏のアサギマダラを探しに行きました。山の中をくまなく蝶を探すのは大変なので、アサギマダラの好むよいポイントの場所にアサギの好きな花ヒヨドリバナを植えてあります。昨年もそこへ行けば高い確率でアサギマダラに会えましたがとてもいい場所なのです。でも今日はアサギマダラはいませんでした。昨年と比べるとそこの森の様子が少し違っていました。例年なら林の中は蝉の大合唱のはずが、今年はほとんど聞こえないのです。代わりにウグイスのホーホケキョが林の中に響き渡っていました。変ですよね。

 


嵩山山頂の展望テラスからの眺め

 

わずかに霞がかかり山頂からの展望は私にとっては今一でした。でも私のそばにやって来た観光の方は瀬戸内の広がる展望に感激しておられました。聞くと関東の人らしく瀬戸内の景色は珍しいようでした。彼が言うには「リオのコルコバードの丘からの眺めのようだ。」と。私はリオへ行ったことがありませんので比較はできませんが鳥が自分より下の方を飛ぶのが見られるそうです。

 

アサギマダラの集まるポイント

柵の内側にヒヨドリバナが植えてあります。イノシシが多いので柵をしました。ここのヒヨドリバナは九州の九重連山のヒヨドリバナでアサギマダラがよく集まり開花時期も7月から9月ごろまで咲きますので夏のアサギマダラを呼び寄せるのに最適です。

家に植えてある同じヒヨドリバナはもう満開に近いのですがここは気温が低いので少し遅れているのかもしれません。

 

夏のアサギマダラは大半はもっと北の方へ行っていますが、北国まで行かないで垂直移動で西日本の山の高い所で夏を過ごすアサギマダラも多少います。近年そんな変わり者のアサギマダラの調査をしています。