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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

夏祭り 御田頭祭 その1

2016年07月17日 | 日記

 昔から私の町に伝わるお祭りですが、ちょうど梅雨の開けるこの頃に御田頭祭と呼ばれる夏祭りがあります。子供の頃にはお祭りと言えばどの祭りも楽しかったものですがこの御田頭祭は子供も参加できるので特にうれしくて思い出も沢山あります。いま古希に手の届いた私ですが集落の中で宮総代と言う役をいただいていて地域の八幡宮の世話役をしています。地区でのお祭りには当然参加いたしますが、今回は祭りの最後の所で夕方から夜にかけてお神輿が船に乗って海上をお宮のある地区まで帰って行くのですが、宮司さんにお願いしてその船に乗せていただくことになりました。昔私が小学生だった頃一度だけその御座船に乗ったことがありますがはるか昔のことで記憶も定かではありません。

 


安下庄の夏祭り 御田頭祭

朝八幡宮を出た神輿は各集落を引き継ぎながら西から東へとお旅をしてゆきます。私の集落では午後3時半に引き継いで若集が神輿を担ぎ集落の道を練り歩きます。そして神事を済ませると次の集落の方々に神輿を渡すのです。

私の所は山のすそ野で斜面になっていますので縦道はみんなきつい坂道です。この暑い時期に重い神輿を担いで登るのはたいへんです。今はもう今は担ぐことはありませんが30年以上この坂道を担ぎ上げました。

柑橘の集荷場ですがここで神事が行われます。

そして次の集落の方たちが神輿を軽トラに載せて去って行きました。

 

 

神輿 帰りの御座船

夕方安下庄の東の端の集落 鹿家(ししのいえ) から帰りの御座船が出ます。午後6時40分です。

昔は貨物用の気帆船だったように覚えています。今は漁師さんの漁船が使われます。

いよいよ出発です。10年ほど前までは船を持っていたので海の上は日常的な感覚でしたが今日こうして海に出るのは本当に久しぶりです。

見送りのある集落の前では御座船は3回まわって皆さんの見送りに答えます。

陸の方では神輿が帰って行くのを見送る人たちが海岸で火を焚いて送る習慣があります。その火のことを「ごっそう火」といいます。

次の集落までの間はスピードを上げてゆきます。

 

道中は長いので今日のアップはこれくらいにします。もう数回祭りの続きを載せたいと思いますが最後まで行き着くでしょうか。