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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

周防大島 三名滝(延命の滝・茂敷の滝・鳴滝)

2015年02月23日 | 日記

今日の幼虫(ウラゴマダラシジミ)

一番下の写真がウラゴマダラシジミの卵です。直径で0.5mmくらいでしょうか。2月17日に一匹目の幼虫が生まれました。そして19日に二匹目が生まれたのです。私のいないうちに孵化して生まれたばかりの小さな幼虫はどこかへ行ってしまいました。20日に幼虫を見つけたのですがカメラをとりに行っている間にいなくなってしまいました。今日ようやく写真に撮れたのです。大きさはまだ長さで2ミリくらいです。順調に育ったら5月の末には蝶になるでしょう。

 


 今日は午前の部と午後の部で一日山歩きをしました。山歩きと言っても一般の遊歩道や山道を歩くのではありません。午前の部は今は山の中で幻の滝となっている「鳴滝」を知り合いの人たちに見せるための案内をすることでした。声をかけた人5人と私とで6人で沢に入りました。私は3年前に一度入っている谷なのですがうっかり間違えて一つ手前の谷に入ってしまったのです。細い谷川を登って行くのですがなかなか滝の所に出ません。登りつめてゆくと細い流れはなくなってしまいました。それでも間違えていることには気が付かずおかしいおかしいと思いながら元の場所に下って行きました。戻ってみると流れは2本あることに気づきもう1本の谷の方へ入ってみるとようやく記憶が戻って来てこちらの谷が正しいことが分かりました。皆さんに先ほど案内した谷が間違いだったことを詫びてもう一度滝探しを始めることになりました。川沿いの道を登って行くとやがて滝の岩盤が見えてきて私はホッとしました。昔ながらの姿で滝の岩はそびえていました。冬場の今は水量が少ないので豪快な滝らしさはありませんがこの鳴滝もなかなか良い滝だと思います。3年前にもこのブログで周防大島の三つの滝のことを紹介しましたがもっと多くの人にも知っていただきたいと思います。特に鳴滝は地元の人しか知らないので何かの折に少し宣伝をしなければなりませんね。今日は改めて三つの滝をご紹介します。

午後の部は源明地区でオオムラサキの幼虫探しです。森の中の宝探しということで少し前にも書きましたが、幼虫探しというのは森の中に深く入り込みまずオオムラサキの幼虫のいる可能性のあるエノキを探さねばなりません。冬の今頃にはエノキは葉を落としているので幹の模様と周りの落ち葉でこの木がエノキであると確かめるのです。そしてエノキであることが分かるとその根元の周りの落ち葉の中から幼虫を探します。午後1時半から4時半まで3時間探しましたがゴマダラチョウの幼虫がたったの4匹出てきただけでした。今年も大島でオオムラサキの幼虫を見つけることはできませんでした。幼虫は3月の末までは落ち葉の中にいますのでまだチャンスはあります。午前の部より午後の部の方がハードでした。

 


周防大島の滝の紹介

 

1.延命の滝(久賀)

延命の滝は上から一気に落ちるタイプではありません。何段にも向きを変えながら落ちてゆきます。

 

2.茂敷の滝(屋代)

流れは細いが落差を感じさせます。垂直に5段の滝となっています。2月2日と2月18日のお祭りの日の写真です。

 

 

3.鳴滝(安下庄 塩宇)

滝の岩盤は横に広くどっしりとしています。私の子供の頃は今より寒かったようで大きなつららが滝に下がっていたことを覚えています。

滝の上から見下ろす。

滝の上ではまだ岩盤が続いており水量のある時期だと迫力のある流れになることでしょう。

 


今日の滝探索風景

谷は竹藪で覆われて侵入するのは大変でした。

こちらは間違えて入った谷です。3メートルくらいの小さな滝はありました。

いまはきれいな杉林になっていますが昔は立派な水田だったようです。

滝の上部は安山岩のごろた石です。

 

谷を出て尾根筋はみかん畑です。

もう廃園になっているようで収穫されないみかんがなっていました。ヒヨドリやメジロにとっては天国です。イノシシも頑張っていました。この畑ももう数年するとクズやカラスウリなどの蔓に覆い尽くされることでしょう。

 


午後の部

ここは厳しい所でした

今は使われなくなった林道です