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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

カバマダラの幼虫冬を越すか

2014年02月25日 | 日記

今日の花

庭の薄寒桜

今日は三月下旬の暖かさだったそうです。薄寒桜も一気に満開近くになりました。お客様も御出でです。 

 


 昨年の夏からずっと観察している迷蝶のカバマダラですが、いまだに幼虫が野外で生き残っているのです。すごいことです。どんなに元気でいるか皆様にもお見せしようと思って動画に撮ってきました。芋虫・毛虫の類は嫌いだと言われる方は見ないでください。

家の中で飼育しているカバマダラの幼虫は1月から2月の初めにかけてすべて蛹になりました。10匹あまりいたのですが今生きている蛹は3匹です。無事に蛹になりながらヤドリバエにやられて死んだ蛹が6匹です。飼育箱の底には蛹から出てきたヤドリバエの蛹が沢山転がっています。1匹は蛹になる時にうまくいかず死にました。

5年前にカバマダラがやって来た時には12月の寒さが来る前に集めた幼虫はすべて順調に生育して1月中に全部羽化して蝶になりました。真冬に室内で成虫を飼うのはなかなか難しくて50日余りしか生かすことができませんでした。ハンドペアリングもうまくいかず有精卵を取ることはできませんでした。結局越冬には失敗したのです。

今年は室内飼育も屋外での自然でもひょっとすると越冬するかもしれません。3月になって極端な低温がないことを祈ります。

 

 


今日10時ごろのカバマダラです。 

(画面の右下の四角マークをクリックすると全画面表示で見られます。) 

 

 カバマダラという蝶をよく知らない方もいると思いますので下に画像をお見せしましょう

羽化したばかりのカバマダラ