豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

休暇

2008年12月09日 23時55分23秒 | シネレポ2008
解説: 文豪、吉村昭の同名短編小説を原作に、死刑に立ち会うことになった刑務官たちの
苦悩を描いた人間ドラマ。海外でも高く評価された『棚の隅』の門井肇が監督を務め、
新婚旅行の休暇を取るため死刑執行補佐を買って出た刑務官の姿を通し、命の尊さ、
本当の幸福を問いかける。生と死の間で揺れ動く刑務官に『歓喜の歌』の小林薫。
死刑囚役に『パッチギ! LOVE&PEACE』の西島秀俊がふんするほか、大塚寧々、
大杉漣、柏原収史ら実力派キャストが脇を固める。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: 結婚を目前に控えた刑務官の平井(小林薫)は有給休暇を使い果たし、
新婚旅行に出掛けられずにいた。披露宴を週末に控えたある日、収監中の死刑囚、
金田(西島秀俊)の執行命令が下る。
執行の際、下に落ちてきた体を支える“支え役”を務めれば1週間の休暇が
出ることを知った平井は、誰もが嫌がる支え役に自ら名乗り出る。
(シネマトゥデイ)



ちなみに私は死刑制度賛成派なんですが、

どこまで忠実に再現されてたのかわかりませんが、

なかなか興味深く見れました。

なかなか残酷ですね。

死刑執行が決まった囚人には、当日まで絶対悟られないようにして

執行当日、朝起こしたらいきなり連れて行かれて殺されちゃうんですね。

しかも何の心の準備も出来てない状況で、遺書書かせるとは…

これだと毎日寝るときも朝起きる時も恐怖で一杯のことでしょう。

それだけのことをやったわけですから、これくらいのこと当然の報いと思います。


というか、そういう話ではなく、刑務官の苦悩を描いた人間ドラマです。

これも納棺師と一緒で、世間的には差別や非難を浴びる職業なんですね。

そんな苦悩する刑務官の話なんですが、死刑囚役の西島秀俊が非常に存在感あって、

興味はそっちの方にばかりいって、小林薫の家族とのエピソードの部分は

ちょっと薄っぺらな印象となってしまった。


しかし、凶悪な犯罪を犯した死刑囚にたいしてでも、いざ死刑執行するとなると

刑務官の方々は慈悲深い気持ちになるもんなんですね。

冷酷な奴と思われるかもしれませんが、私はないですね。多分・・・




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2 コメント

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同じく賛成派です (ちー)
2008-12-10 21:02:46
こんな本があったんですね

昔々(昭和41年)
丸山健二に「夏の流れ」当時最年少芥川賞受賞
これを読んだ時震えました

刑務官という仕事に携わる人
公務員の中にもこんな人がいるって

23歳でこれを書いた作家に興味をもったのを
覚えています


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ホント・・・ (ゆうぞう)
2008-12-11 00:07:09
公務員って聞こえはイイけど
色んな職業あるわけで、
大変な仕事が多いもんですね。
死刑のこととか知るにはイイ映画でした。
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