毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
カブト虫
昨夜ブログの記事を書いていたら、窓ガラスに何かがぶつかった音がした。カナブンが明かりを見つけ、飛び込んでこようとしてぶつかってくることは時々あるが、昨夜はそんな生易しい音ではなかった。ガツッという鈍い音がしたかと思うと低い羽音がブンブン唸る。何が来たんだとちょっと身構えたけれど、よく考えてみれば鳥がこんな遅くに飛ぶわけがないし、虫に決まっている。でもいったい何だろう・・・と思ってすぐに、はっと気がついた。カブト虫だ!きっとそうだ、カブト虫だ!ブラインドを開けて、窓を開けたら、いた、やっぱりカブト虫だ。ひょっとしたら、オスかなとじっと目を凝らしたが、残念なことにメスだった。どうしよう、と思ったが、せっかくやって来たんだから記念撮影くらいしてやろうと捕まえようとした。じっとして逃げないから簡単に指でつかむことはできたが、その瞬間から全身で抵抗して何とか逃げ出そうともがく。
無茶苦茶力が強い。こちらの指にも思い切り力を込めなければ、逃げられてしまいそうだ。必死の写真撮影となったが、何とか撮ることができた。まあまあの大きさだ。ほっとして手を離したら、紙の上でじっと動かない。ポーズを決めてるのかなと不思議な気がしたが、上からの姿も写しておいた。
これだけ力が強ければ、糸をつけて何かを運ばせるのも楽しい。小さな頃にオスのカブト虫の角に糸を巻きつけてどれくらいの重さまで動かすことができるか試したことがある。いざ観察しようとするとちっとも動いてくれず、結局何にもならなかった覚えがあるが、それもいい思い出だ。
引っぱれる 糸まっすぐや かぶとむし 高野素十
という俳句も、カブト虫がオスだと思えばサマになるのだろう。あいにく、ここ何年もオスが迷い込んできたことはない。メスさえも昨日のものが何年かぶりにやってきたほどだ。絶対数がオスのほうが少ない、と言うわけでもないだろうが、何故だかオスはめったに見かけない。
実は私はカブト虫よりもクワガタムシの方が好きだ。確かにオスのカブト虫の角の反り返り具合はなかなか勇壮ではあるが、クワガタムシの角のほうが幾何学的でオブジェのような感じがする。猪突猛進的なカブト虫よりも、どこか知的な感じを漂わすエレガントさをクワガタムシは持っているような気さえする。特にノコギリクワガタのようなギザギザした角は武器として強力な印象を与えるし、装飾品としても見ていて飽きない。もし生まれ変わって虫にならなければならないとしたら、私は絶対にノコギリクワガタになりたい。
カブト虫は、たとえメスでも、そんな夢想に浸らせてくれるだけの力を持っている。しばし楽しませてもらったカブト虫はちゃんと窓から逃がしてやった。
無茶苦茶力が強い。こちらの指にも思い切り力を込めなければ、逃げられてしまいそうだ。必死の写真撮影となったが、何とか撮ることができた。まあまあの大きさだ。ほっとして手を離したら、紙の上でじっと動かない。ポーズを決めてるのかなと不思議な気がしたが、上からの姿も写しておいた。
これだけ力が強ければ、糸をつけて何かを運ばせるのも楽しい。小さな頃にオスのカブト虫の角に糸を巻きつけてどれくらいの重さまで動かすことができるか試したことがある。いざ観察しようとするとちっとも動いてくれず、結局何にもならなかった覚えがあるが、それもいい思い出だ。
引っぱれる 糸まっすぐや かぶとむし 高野素十
という俳句も、カブト虫がオスだと思えばサマになるのだろう。あいにく、ここ何年もオスが迷い込んできたことはない。メスさえも昨日のものが何年かぶりにやってきたほどだ。絶対数がオスのほうが少ない、と言うわけでもないだろうが、何故だかオスはめったに見かけない。
実は私はカブト虫よりもクワガタムシの方が好きだ。確かにオスのカブト虫の角の反り返り具合はなかなか勇壮ではあるが、クワガタムシの角のほうが幾何学的でオブジェのような感じがする。猪突猛進的なカブト虫よりも、どこか知的な感じを漂わすエレガントさをクワガタムシは持っているような気さえする。特にノコギリクワガタのようなギザギザした角は武器として強力な印象を与えるし、装飾品としても見ていて飽きない。もし生まれ変わって虫にならなければならないとしたら、私は絶対にノコギリクワガタになりたい。
カブト虫は、たとえメスでも、そんな夢想に浸らせてくれるだけの力を持っている。しばし楽しませてもらったカブト虫はちゃんと窓から逃がしてやった。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )
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どうしてなんでしょうか?
小学生の頃は近くの神社に、夜遅く、または明け方に捕りに行きましたよ。
今でも、ウチのお客さんで、ウチに自動車をとめて、クワガタを捕りに行かれる方がいます。
小物はいても大物がいなくて、つまらないことが多かったです。
今でも、捕まえることができるんでしょうか?
養殖の虫はたくさん売られていますけど。
赤茶色した、いかにも強そうなノコギリクワガタですよ!
今度、そのお客さんに聞いてみます。
私の小学生の頃は、大きいのは結構いましたが・・・。
何故か、非常に感銘を受けました。
以前、虫だった記憶はないのですが、虫にも生まれかわるのでしょうか。
できれば天然物に触れたいのですが、難しいですね。
去年かおととし、池内紀の新訳を読みましたが、得体の知れない虫に変わるくらいなら、ノコギリクワガタになりたいと思います。
蛾はいやですね。
毎晩、ヤモリに食べられていますから。
どうせなら、アゲハチョウですね。
男性はカブトムシよりクワガタ派が多いみたいですね。
きっと男のメカ好き心をくすぐるんですね。
なるほど、確かに構造的にはカブトムシのほうが単純な気がします。
私はメカにはまったく弱い人間ですが、だから逆にメカっぽいものが気になるのかもしれませんね。
知らなかった。
オスか、逃がさずに飼えばよかったのに、残念。
今度見つけたら、絶対に飼うよ。