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門松(7)

 去年は大晦日に私が慌てて作った門松。そのせいか、面白くないことの多い一年だった・・。しかし、今年は父が作った。さすがに年季が違う。

 

 竹は妹の夫と一緒に切りに行った。松や南天・梅などは独りで裏山で切ってきた。少しは心配したが、「大丈夫」という言葉を信じたい気持ちもあって、父の思うままにさせた。コツコツと下準備を重ね、火曜と水曜で組み立てた。私に手伝う時間などないから、すべて独りで作り上げたのだが、一昨年のものと比べても些かの遜色もない。むしろ今年の方が引き締まった感じがするほどだ。酒を断って毎日規則正しい生活を送っているから、良い影響が出ているのかもしれない。
 特に竹の切り口は気持ちが良い。すぱっと何の迷いもなく切ってあって、清々しくさえある。


 笑ってる、楽しそうに笑ってる。見ていると、こちらまで表情が緩んでくる。もう諸々あったイヤなことなど忘れてしまって笑顔で新年を迎えよう、竹がそう諭してくれている。


 南天も松も大きな実を付けている。これは瑞兆だ。へこたれそうになりながらもせっせとまいた種が芽を出し、もうすぐ実を付ける兆しが現れているのだ!!。

 本当に、本当に来年はいい年にしたい!!
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