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「ナイル殺人事件」

 日曜日の夜、Amazonプライムで「ナイル殺人事件」を見た。



 これは少し前に見た「オリエント急行殺人事件」と同じ俳優がポアロを演じていた。その時は、NHK・BSのドラマで見慣れていたポアロとは違った印象を受け、「残念だな」と思った印象があったので、この映画ではどうだろうと思いながら見ていたが、やっぱり最後まで「ちょっと違うな」という感想が残ってしまった。「オリエント急行」のときは原作とは人物構成がかなり違っていたため、違和感を持ったのかもしれないから、同じようにこの映画でも原作とは違った部分がたくさんあるんじゃないか、と思って原作を読んでみようと思ったが、そう言えば、とレコーダーを探してみたら、「ナイルに死す」という題名で、NHK・BSで撮ってあったものが見つかった。随分前に録画したものだったが、今まで見ないできてしまったようなので、良い機会だと思って、見てみた。



 見終わって、やっぱりこちらのポアロの方が落ち着くなと思った。この俳優の卵形の頭の中には灰色の脳細胞が入っているんだろうな、と思わせるほどのポアロっぷりは見事としか言いようがない。やはりポアロ役は彼が一番だ。
 それと、やはり映画とは人物の関係とかが、かなり違っていたので、wikipedia で調べたところ、ドラマの方が原作に近いと書いてあった、なるほど。
 
 それでも、映画とドラマのどちらも「愛は何よりも勝る」という考えのもとで殺人が行われたところに共通点があった。確かにそれに頷けるだけの説得力をもった女優たちの美しさと演技の素晴らしさには胸を打つものがあって、これはきっと原作の持つ力なのではないか、と思い至った。なので、アガサクリスティの原作を読んでみようと思った。

 早川文庫がどこかにあったはずだがなあ・・。
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