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「街とその不確かな壁」

 村上春樹の「街とその不確かな壁」を読み終わった。
で、何なの?と村上春樹の小説を読み終わった時によく感じた思いを今回も抱いた。あれはこうだよ、こうやって繋がってるんだよ、と読み込んだ人は教えてくれるかもしれないけど、私はこの650ページ以上の大作を読み終わったという事実だけで十分満足。それより途中読みになっている「カラマーゾフの兄弟」を読まなくっちゃ。

 でも、少し気になったのが、マザーグースの生まれた曜日についての歌。「水曜日の子供は苦しいことだらけ」と作中では何度か繰り返されていたけど、1958年6月15日生まれの私は日曜日生まれ。日曜日生まれの子供はどうなんだろうと思ってマザーグースの歌を探してみた。

Monday’s child is fair of face,
Tuesday’s child is full of grace;
Wednesday’s child is full of woe,
Thursday’s child has far to go;
Friday’s child is loving and giving,
Saturday’s child works hard for its living;
But the child that is born on the Sabbath day
Is bonny and blithe, and good and gay.

月曜日生まれの子供は器量よし
火曜日生まれの子供はたいそう気品があり
水曜日生まれの子供は悲哀でいっぱい
木曜日生まれの子供の道は遠くて(苦難の道を歩んで)
金曜日生まれの子供は慈愛の心に満ちている
土曜日生まれの子供は生きていくなかで苦労が多い
そして日曜日生まれの子供は可愛くて快活で 優しくて陽気なの

 なんて素晴らしい!日曜日は他の曜日と比べてまるでエコ贔屓のように美辞麗句で飾られている。さすがにここまで持ち上げられるとテレるぜ・・。
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