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「龍と苺」(2)

 「龍と苺」第2巻を読んだ。 



 第1巻を読んだ感想は9月10日に書いたが、2巻も同じ印象を受けた。荒唐無稽なストーリーであり、絵もお世辞にもうまいとは言えない漫画だが、なぜか心を惹き付ける。それは、将棋を覚えてから1ヶ月しか経っていない中学生の女の子がアマチュアでもプロと戦える竜王戦を勝ち抜こうとする新たな展開にワクワクするからかもしれない。また、天賦の才を持った若者が、どれだけ苦難にも負けずに逞しくなっていくかを見守る保護者めいた気持ちが働いているのかもしれない。
 細かい突っ込みは多々入れられそうだが、そんなものを蹴散らすほどの力がこの漫画、就中主人公の苺にはある。この先どんな展開が待っているのか、ますます楽しみになってきた。
 これは、週刊サンデーに連載中の漫画だから、毎週サンデーを買っちゃおうかな、と思わないでもないが、単行本が出るのをジリジリしながら、一気に読んだ方が楽しみが倍加するんじゃないか、と第3巻が出るのを首を長くして待とうと思っている。
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