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塾長冥利

 昨日は愚痴めいたことを書いてしまったが、そんなやる気のない生徒ばかりだと思われたら我が塾の沽券に関わるので、今日は日頃の勉強の成果を遺憾なく発揮してくれた塾生たちのことについて書こうと思う。

 昨日8日は大阪大学と名古屋大学で合格発表があった。阪大には1人、名大には2人の塾生が受験して見事合格してくれた。京都大学、名古屋大学、横浜国立大学に合格した昨年度の成果にもひけをとらない結果で、塾長としては大いに満足している。というか、嬉しくてたまらない・・。

 阪大に受かったA君は浪人生。高3の時は名大を受験したものの力足りず不合格。浪人生となって、名古屋の予備校に通うのかな、と思ってたところ、私の塾で1年勉強したいという意向を示したので、私も協力を惜しまない覚悟で引き受けた。現役の時は文型だったのに、浪人生となって突如理系の大学を受験したいと言い出したのには驚いたが、1年かければなんとかなるだろうと、彼の意思を尊重することにした。今思えば短いのか長いのかよく分からないような1年だったが、夏からは友人の浪人生も我が塾に通うようになって、それなりに楽しみながら浪人生活を送っていたように思えなくもなかったが、この一年をムダにしたくないという思いが見事に実って、センター試験はかなりの高得点をたたき出すことが出来た。ところが、出願間際になって、「やっぱり経済学部を受験したいです」と言い出したものだから、私もかなり焦った。「何で今更?」と尋ねたところ、「将来会計士になりたいなあと思うようになって・・」と明確な理由を言ってくれたから、「それならば」と同意した。だが、センター試験を理系型で受験したものだから、二次試験を受験できる経済学部が限られていたが、阪大ならばボーダーラインに達していたため、急遽出願することになった。詰めの段階でバタバタしてしまい、少なからず心配もしたが、何とか合格できて本当に良かった。発表前日は緊張して一睡もできなかったそうだが、朝9時の合格発表をネットで確認してからは、ぐっすり眠ったそうだ。よかったね、よく頑張った!!

 名大に受かった2人は現役生で、1人は私の妹の息子、もう1人は従姉の孫であり、生まれたときから今日までずっと知っている子たちである。私の甥っ子は、受験した私立は全て受かっていたが、名大の二次試験は感触があまりよくなく、合格するとは思っていなかったようだ。もう1人の方は、早稲田、慶應といった私大の受験に失敗していて、名大の二次試験も「できた!」と合格宣言をしたほどだったが、私としては「本当かなあ?」と心配していた。8日の発表当日、2人とも中期試験の大学を名古屋で受験していたが、自信満々の従姉の孫は、1時間目が終わったときに携帯で合格を確認して、それ以後の受験はキャンセルして名大まで張り出してある合格者番号を確認しに行ったそうだ。私の甥っ子の方は、気落ちするといけないからと、携帯の電源を切って試験終了まで頑張ったそうだが、私からの着信を見て
「電話もらったみたいですが、何だったんですか?」
と、トンチンカンな電話をしてきた。
「何だよ、お前、知らないのか?」
「何がです?」
「合格したこと」
「えっ?合格したんですか?」
「そうだよ、ご・う・か・く。よかったなあ!!」
「え~~っ、そうなんですか?」
「そうだよ、おめでとう!!」
「あ、ありがとうございます!!」
 
 実を言えば、3人全員受かるとは思っていなかった。勿論、受かってほしかったが、こんな最高の結果になるとは・・。本当に嬉しかった。まさに塾長冥利に尽きる一日だった・・。

 さあ、後は公立高校の入試。のんびり屋の中学生たちの尻を叩いてもう一踏ん張りさせなければ!!
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