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 年始年末にやたら目についたのが Google のCM。ふだんからずいぶんお世話になっているものの、CMのように見事に検索されると、本当かな?と思ってしまう私のような天邪鬼は日本中にきっと何人もいるだろう。だが、ひょっとしたらCMのように思い通りに操れるのかもしれない、そんな半信半疑な気持ちを確かめる恰好のチャンスが早くもやって来た。

 毎年塾の教室に鏡餅を供え、新年の寿ぎとしているのだが、その鏡餅が驚くほどの勢いでひび割れてしまう。今年も昨日3日に調べたところ、まさに縦横無尽にひび割れていた・・。

  

 さすがワールドカップ開催の年だけあって割れ方がサッカーボールのようだと感心したが、それを見た小学5年生の一言が正月ボケ気味の私の頭をシャキッとさせてくれた。
「どうして割れるの?」
一瞬たじろいでしまった私だが、
「こういう場合は携帯の Google で調べると答えが出てくるんだぞ」
そう言いながらすぐに携帯を取り出して、
「鏡餅 なぜ割れるのか」
とTV・CMで見るような検索の仕方を入力してみた。すると・・、

 すると「日本橋 日月堂」という老舗のサイトがトップに出ていて、以下のような記述があった。

『いつも日月堂の鏡餅をご注文頂きまして誠にありがとうございます。
「日月堂の鏡餅はかっこがいいから」、「つき直しでおいしく食べられるから」など多くの理由で選ばれております。これも私達職人がひとつひとつ心を込めて最高技術を駆使して作っている本物だからと信じております。
しかし、本物ゆえに弱点がございます。これからも皆様に本物の良さを少しでも分かって頂けるようにあえてその鏡餅の弱点を紹介させて頂きます。
①日数により鏡餅はヒビや割れが生じる。
②日にちによりカビが生える。
理由 
日月堂の特に大きめの鏡餅はほとんど水をいれていません。また餅を搗く回数も大きいものほど少なくもっとも大きいものでは、3回搗いてほとんど米の状態で鏡餅に仕上げていきます。水分が少ない分、どうしても乾燥などによる、ひび割れ等は避けられませんが、後にのしもちに加工することが出来るという利点があります。
  (中略)
最近では鏡餅を飾るご家庭も少なくなってきたようですが、理由のひとつに割れたり、カビが生えたりと後始末に苦労したりするのが原因のひとつかもしれません。でも最近ではそんな事の無いように真空パックの容器のものや、形だけプラスチックで、中に切り餅がはいっているものなど衛生的で飾りやすいものもあるので人気もあるようです。それらに比べると、当店の鏡餅は割れやすく、カビも生える恐れがございます。
 本来、鏡餅はその様子をみて、ひび割れてきたら部屋が乾燥しているので、風邪に注意。カビが生えてきたから新鮮な空気を部屋にとりいれましょうなど、教えてくれるものかもしれません。「ひび割れが多いから火の取り扱いには注意しよう」など神様からのお告げのようにも受け取る事ができます。ご家庭が今年も一年健康でいられる様にと、身を引き締められるものでございます。
真空パックのものはつまり、神様からのお告げをシャットアウト、バリアーで拒んでいるような感じですね』

 なかなか面白い記述だが、これを読みながら子供のころよく作った「泥まんじゅう」のことを思い出した。ドロドロで水気がある間は丸いまんじゅうの形を保っているものの、干からびると割れ目が生じて崩れてしまったのと原理は同じなのだろう。そう言えば、水気の少なくなった私の踵がひび割れてくるのも同じ理由からだろう・・。
 Google ってやっぱり便利だな、と思った出来事だったが、でも、無料検索サイトを運営しながら、どうやってGoogle は会社としての利益を上げているのだろう?不思議でたまらないから、また今度検索してみようっと・・。
 

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