議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

制作裏話!!

2009年01月21日 05時34分08秒 | 余談コーナー
 先日もお伝えしましたが、廃棄物管理のセミナーをオンライン(インターネット経由)で動画配信することになりました。今日はそのときの裏話を少し。

■カメラ目線
 まず、「無機的なカメラに向かって話しかける」こと自体が難しいことなのですが、その上さらに、ほんの数秒沈黙したり、言いよどんだりしたらNG、「えー」や「それとですねぇ」なんてのも使えない、一呼吸入れるために水も飲めないなど、普段の自然な動きが取れません。原稿を読み上げるわけにはいきませんので、話す内容はほとんど頭の中からストリーミングで取り出さなければなりません。それなのになんと、「編集ができない!!」なんて、信じられます??

■ノーカット無修正版
 1つのセミナーを30分程度として、7~8分前後でチャプターを区切ったのですが、そのチャプター内ではノーカット、無修正です。コンテンツは2時間半もないのですが、取り直しを何度も行ったので、撮影には(準備も含めて)まる1日かかりました。もちろん、事前の練習も結構大変だったんですよ。

■事前の準備 ~Q&Aを豊富に~
 事前の準備といえば、カメラ目線と機器の扱いに慣れること、そして資料作成でした。基礎編、契約書編、マニフェスト編のそれぞれの重要ポイントをまとめなおし、さらによくある質問や問題点をQ&A形式にして各編の終わりに入れました。しかもそれぞれ最後にテスト問題を設けて受講者の得点が出るようにしました。知識をしっかり定着させるには、問題を解くのが一番ですからね。問題作りは大変でしたが。

■アシスタント
 アシスタントを務めた笹本さんです。協力ありがとう。

 廃棄物だけではなく牧場関連の仕事もやっている、マルチな才女です。イントロ部分とQ&Aを担当してもらいました。そういえば「Q&Aを読むことで改めて勉強になった」なんて言っていました(コラコラ)。それと、カメラの前ではまばたきが多いことが判明!!総監督の藤本さん(昔このブログで紹介したことがあります)から指摘されまくっていました。お試し動画がありますので、即チェックしてください。ちなみにこの動画は最後に撮ったものなのでかなり改善されています。

 そうそう、最も多いもので7回取り直しをしていました。長くても5分なんですけどねぇ。それも読み上げるだけ。。。それだけプレッシャーがあったということですね。かく言う私も、始まって5秒で「あ、ごめん」なんてのも結構ありましたが(^^ゞ

■最重要裏話
 そして最重要裏話です。なんと、各編で化粧も変えているんです!!いや~全国の笹本ファンが泣いて喜びますね。ご購入されたら、全編比較してみてください。(私は何も変わっていません。念のため。)

■各編の説明
「基礎編」
 基礎編は公開セミナーでも最も満足度が高いものです。初心者でも分かりやすく体系的に廃棄物管理を説明しているからでしょう。オンラインではこれのダイジェスト版を編成しました。もちろん、Q&A集が最後に付きます。

「契約書編」
 契約書編は契約書の法定記載事項の説明と一般的な記載例、そしてよくあるミスを紹介しています。現場で廃棄物管理をされる方だけでなく、本社の環境部や総務、法務部の方で契約書をチェックされる方にお勧めです。内部監査をされる方のお役にも立つでしょう。もちろん、Q&A付きです。

「マニフェスト編」
 マニフェスト編はマニフェストの法定記載事項、運用の流れ、チェックすべきポイントをまとめてます。マニフェストの交付担当者、管理者の方と、やはり内部監査をされる方は必見でしょう。倉庫や事務所の廃棄物担当で、年に数えるほどしかマニフェストを出さない方などもご受講いただければと思います。出張してまで研修をするのは難しいと思いますので、この価格帯であればリーズナブルでしょう。
 また、ISOの審査員の方がマニフェストで間違った指摘をされていることがあります。その意味でも、審査員の方と審査を受ける方の両方にお勧めです。

■プロデューサーより
 プロデューサーの中村君は、企画、業者さんとの交渉、資料のチェック、販売計画などの担当でした。彼曰く、「NGで何度も撮り直してよいものが撮れると、『おれがやったんだ、やり遂げさせたんだ!!』と、とても嬉しくなった」そうです。お疲れ様でした。幸せな性格ですね。
 このサービスのウリは「何度でも見ることができ、短時間で必要なところが押さえられるようになっている」ということです。


■最後に
 とはいえ、公開セミナーや個別企業研修にご参加いただいたほうが、演習もありますしその場での質問もできますので、効果は高いはずです。しかし遠隔地にいらっしゃる方については、出張費程度で実施できることを考えると、コストダウンにもなるかと思います。
 来期は環境教育予算の削減の要望があることも多いでしょう。是非ご検討ください。
コメント
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