JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

直島移動運用メモ

2017-07-12 | シャック便り
直島移動運用メモ

[香川郡直島町]
直島は香川県香川郡直島町に属します。

直島町は直島諸島を町域とする離島町村で、ハマチの養殖のほか三菱マテリアルによる金属の精錬、地中美術館をはじめとした観光が主産業です。1890年に直島村として成立以来他と合併することなく現在に至っています。

直島は小豆島の西にあり、人口は約3,000人。島の西にある宮浦港、東にある本村港、北にある風戸港に定期船が発着します。中心集落は本村ですが、船は宮浦港発着便が中心です。

長年備前国の一部とされてきましたが、明治時代に香川県に属することとなり適当な郡がないため本土の高松市周辺と同じ香川郡となりました。本土にある香川郡の町村は高松市と合併し消滅、直島町だけが残されることになりました。

江戸時代は海運や漁業で栄えたものの明治期に衰退し、三菱の精錬所を受け入れることで島の生き残りを図ってきました。その後ベネッセによるアートを中心に据えた観光開発が進められ、同社が旗振り役となった瀬戸内国際芸術祭の会場となり「アートの島」として世界的な知名度を得ることになりました。

香川県に属している現在でも岡山県玉野市との経済的結びつきが強く、精錬所への資材や食料品などは玉野市の宇野港から運ばれていますし、電力も四国電力ではなく中国電力が送電しています。

このほか有人の属島として向島と屏風島があります。いずれも船をチャーターしないと行くことができずチャーター料金も高額なため長期間移動運用がありません。


[島内での運用]
定期船の着く宮浦港周辺になりそうです。


[島へのアクセス]
宇野港または高松港からの四国汽船の定期船があります。玉野側との結びつきが強いため宇野港発着便の方が高松港よりも多くなっています。域外から新幹線や飛行機で訪れる場合は岡山経由で宇野から向かった方が効率的です。台風などよほどのことがない限り海は穏やかですが、初夏から梅雨の時期には霧が出て欠航になることがあります。

四国汽船はフェリーと旅客船があり宮浦港発着便が中心です。風戸港発着便は精錬所への資材輸送が中心で、土日は運休となるほか平日も危険物専用便があり一般の利用は難しいため宮浦港発着便をお勧めします。

四国汽船は直島航路に特化した会社で、小豆島行きを運航する四国フェリーとは別の会社になります。しばしば乗り間違いがあるようですからご注意ください。


[島内でのアクセス]
直島町営バスがあります。宮浦港を起点に本村などへ運転されています。道路が狭く小型車両となるため行楽期には乗り切れないこともあります。「町営バス」のほかにワゴン車を使った「町民専用バス」があるのですが、観光客は乗車できませんのでご注意ください。

このほかタクシーやレンタサイクルもあります。集落間は坂になるためレンタサイクルでは少々きついと思います。


[宿泊施設]
ベネッセのホテルのほか旅館や民宿があります。観光協会にお問い合わせください。瀬戸内国際芸術祭の会期中は混み合います。満室の際は宇野港周辺に宿泊することも考えてみてください。


[島内の店]
各集落に商店や食堂、カフェなどがあります。大きなお店は宮浦にある三菱生協のスーパーで、近くにはコンビニのセブンイレブンもあります。ただし24時間営業ではなく夜間は閉店します。

金融機関は百十四銀行、郵便局、セブンイレブン内のセブン銀行ATMがあります。


[注意点]
道路は狭いのでご注意ください。

また3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の期間中は宿だけでなく船や飲食店も混み合う傾向にあります。移動運用のみが目的でしたら会期中は避けた方が賢明です。


[おみやげ]
あかがね饅頭、みかん、塩など。商店や宮浦港ターミナル内の観光協会売店で手に入ります。
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移動耳より情報

2017-07-11 | シャック便り
[JALが予約システムを変更]
JALグループが11/16より予約システムをアマデウス社の「アルテア」に変更します。詳細はこちら。アルテアは世界的なシェアの高いシステムです。

これに伴い普通運賃や往復運賃など予約変更可能な運賃の有効期間が90日から1年に延長されます。一方で先得などの割引運賃で搭乗クラスの変更やキャンセル待ちが不可になるなど、予約変更のできない割引運賃の取り扱いが不利になります。


[淡路島洲本-大阪深日港間で旅客航路の社会実験中]
淡路島の洲本港から大阪府の深日港を結ぶ旅客航路の社会実験が6/25から行われています。9月末まで1日4往復運航されます。

洲本-深日航路は1949年に開設され、距離が短いこと、南海の深日港駅が至近で難波から直通急行が運転されたこともあって大阪と洲本を結ぶ短絡ルートとして賑わいました。しかしながら大阪港や神戸港から直接洲本に向かう高速船が就航すると衰退し、明石海峡大橋の開通でとどめを刺されて1999年に全廃されました。関西空港経由で出入国する外国人観光客を狙った動きとみられますが、関西空港-洲本航路も開設されたことから競合航路になること、片道1,500円でないと採算が取れないとされ現状では採算ベースに乗った航路維持は厳しいと考えられます。


[波照間行きの船が2隻投入へ]
日本最南端の有人島・波照間島行きの船はこれまで19tの小型高速船か週数日運航される「フェリーはてるま(194t)」のみでした。いずれも風や波の影響を受けやすく特に冬場には欠航となる日が多いため観光客にとって利用しにくくなっていました。波照間公民館からの強い要請もあり、大型の高速船とフェリーに置き換えられることになりました。

大型高速船は284tの中古双胴船で定員は240名。現在の「フェリーはてるま」よりトン数が大きくなります。現在主機関の載せ替え中で9月の就航を予定しているとのことです。この内容に合致する船は石崎汽船の松山-門司航路にいた「シーマックス」がありますが、この船は2008年以降小豆島などで長期係船されたのち長崎の壱岐対馬シーライン(ITSL)が博多-壱岐-対馬で就航させるために昨年取得、熊本で主機関の載せ替え工事を行うことを公表していました。その後シーマックスの就航は見送られたままになっており、ITSLが再売却するのか別の船を調達するのかは不明です。

石垣-波照間航路は波照間海運が2010年夏に「ぱいぱてぃろーま(84t)」を就航させ定員増加と快適性の向上が図られました。しかし翌年に安栄観光が同一航路で定期旅客航路の免許を取得、波照間海運は離島航路の補助金を受けられなくなり運休しています。「ぱいぱてぃろーま」は就航から1年ほどでメーカーの三保造船所に返却、「フェリーはてるま」も安栄に売却され波照間海運は事務所閉鎖に追い込まれています。安栄が波照間海運を力で潰しにかかったツケが今も尾を引いているようですね。
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世界遺産登録決定・宗像大島へのアクセス

2017-07-10 | シャック便り
昨日「『神宿る島』宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録が決まりました。次の週末は3連休ですから多くの観光客が宗像大社や大島に押し寄せることが予想されます。

混雑が予想されますので車でお越しの方のために以下をアドバイスさせていただきます。


[宗像大社へのアクセス]
一般には国道3号線または九州道若宮ICから県道69号線に入るルートとなります。ただ片道1車線と余裕がなく、途中の亀石橋交差点からは東郷駅前発の西鉄バスも合流するなど混雑が予想されます。福岡市内からお越しの際は国道495号で津屋崎回りの方が早く着くかも知れません(亀石橋~宗像大社:約2.3km)。

宗像大社には約1,000台の駐車場がありますが、満車になることも考えられます。


[大島行きの出る神湊波止場へのアクセス]
東郷駅からの西鉄バスは国道495号の神湊交差点から神湊波止場を目指します。この道は狭いので西にある神湊西交差点から県道300号で入られる方がいいでしょう。神湊波止場には560台の駐車場があります。

船の時刻はこちらにあります。3連休は全便が定員の多い「フェリーおおしま(定員211名)」で運航されることになっています(リンク先の「しおかぜ」運航便もフェリーになります)。それでも一杯になる場合は「しおかぜ(定員180名)」が臨時運航される可能性があります。臨時運航の有無含め当日の運航については大島の渡船事務所0940-72-2535にお問い合わせください。

フェリーでの運航となりますが車は予約制ですので観光の方は神湊に車を置いてお越しください。島内では西鉄バスの周遊バス「グランシマール」があります。

大島での食事処は少ないのでお弁当などを持って行った方がいいでしょう。ゴミはお持ち帰りを。お土産は神湊・大島の両ターミナルの売店で扱っています。


[近隣のスポット]
道の駅むなかたがあります。人気の道の駅で混雑が予想されますから時間に余裕があればどうぞ。また神湊交差点のところに「あいす工房」「温や食堂」など人気店が固まった一角があります。


公共交通機関でお越しの方はJR東郷駅から宗像大社経由神湊波止場行きの西鉄バスにご乗車ください。1時間に1本程度、神湊波止場までの所要時間は約25分ですが渋滞が予想されますので余裕をもってご利用ください。また天神からの特急「むなかた号」も土日祝に運転されます。詳しくは西鉄バスのサイトか西鉄お客様センター0570-00-1010にお電話ください。


なお沖ノ島は一般の見学が許されていません。運が良ければ大島の遙拝所から見ることができます。また沖ノ島の出土品の一部は宗像大社の神宝館で見学できます。
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【予告】7/15~17 福岡県大島ほか移動

2017-07-07 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県から移動運用を行いますのでご案内します。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。
 
(1)宗像市[大島]移動(JCC:4026 JIA:40-109)
 日時:7/15(土)12:00~14:15頃
 場所:大島からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
  
(2)福岡市城南区移動(AJA:400106)
 日時:7/16(日)09:30~12:00頃
 場所:城南区 油山からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
 
(3)田川市移動(JCC:4011)
 日時:7/17(祝)09:30~11:45頃
 場所:田川市内からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
 
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・50MHzがオープンした場合は50MHzを優先とさせて頂きます。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
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移動耳より情報

2017-07-06 | シャック便り
[ゆいレールが大増発と値上げを実施]
沖縄のゆいレールが8/1より混雑緩和を目的にダイヤを改正し大増発します。加えてダイヤ改正前の7月の毎週金曜についても混雑緩和のため臨時ダイヤとして増発します。

現在の平日・土休日ダイヤを平日(金曜除く)・金曜・土曜・日曜の4本立てに変更し、平日が235→247本、金曜が235→267本、土曜が203本→237本、日曜も203本→217本になります。特に観光客が多い金曜と土曜は昼間を10分→8分毎にして混雑緩和を図ります。

また1日乗車券(24時間券)を700円→800円に、2日乗車券を1,200円→1,400円に値上げするほか、オキカのポイント付与率も引き下げられます。ゆいレールは昨年度過去最高の黒字を計上しましたが、外国人観光客が家族ぐるみで大きな荷物を車両に持ち込むケースが見られて混雑が激しくなっており、地元乗客からの苦情が絶えないようです。今回の値上げはこれら大きな荷物の客をタクシーに誘導する目的もあるものとみられます。

ゆいレールは小型の2両編成で運転しており、各駅のホームは3両分の長さがあることから3両編成にする方法もありますが、首里から先の延伸工事中であることからホームドアの追加設置などで工費がかかる3両編成化ではなく列車の増発で対応するようです。ただ延伸工事が完成すれば車両不足(+運転士不足)への対応を迫られることになりそうです。


[京都市がトラフィカ京カードの割引を拡大へ]
京都市は市バス・地下鉄で使用できるトラフィカ京カード(京カード)の割引率を拡大することを明らかにしました。来年度より実施予定とのことで今後具体的な内容を詰めるそうです。

京カードは1,000円と3,000円券があり、10%のプレミアが上乗せされることに加えバス同士の乗り継ぎの場合は90円、バスと地下鉄の場合は60円を割り引くカードです。観光客より京都市民の利用が多いとされます。

京都の市バスは外国人観光客の急増で混雑が激しく市民から「乗れない」など苦情が相次ぎ、市議会でも議員から対策をすべきとの意見が出るなど問題になっています。このため観光客の利用が多い市バス1日乗車カードの見直しを既に決めていますが、加えて市民の利用が多い京カードの割引を大きくして市民の不満を和らげるとともに地下鉄とバスの乗り継ぎ利用を促す目的があるようです。

外国人観光客と観光地に住む住民の軋轢は日本だけの話ではなく、イタリアのベニスでは観光客の出すゴミなどに悩まされこれ以上の受け入れが困難だとして新規のホテル建設を禁止しています。


[マルエーフェリーが抜港時の宿泊代金補償を開始]
鹿児島-奄美群島-那覇間のフェリーを運航するマルエーフェリーが抜港(同社用語で一般的には欠航)により島から出られなくなった場合に宿泊費を補償する制度を開始します。最大1.5万円までを補償するもので、日本の海運業者では初めてではないかと思われます。

ただしこの制度の対象となるのは旅行会社経由のツアーのみで個人旅行では適用されませんのでご注意ください。
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直島・女木島移動運用報告③

2017-07-05 | 移動運用結果報告
7/2(日)高松→女木島→高松→神戸
6DにQRVしたいと思います。女木島に行きましょう。今日の予想気温は34度。暑くなりそうです。

女木島行きの始発は8時ですから7時過ぎに宿を出れば十分間に合います。宿で朝食を食べて引き払います。


高松駅のコインロッカーに使わない荷物を預け、お弁当を買ったら「めおん2」に乗り込みます。

お隣には四国フェリーの「第一しょうどしま丸」がいます。

今年春に宇野行きが専用桟橋からこちらに移転した際に2隻体制が1隻にされ、便数も1日たった5往復にされてしまいました。四国フェリーの宇野-高松航路に入る船は代々玉高丸だったのですが、最後の2隻が引退しこの「第一しょうどしま丸」が入ることになりました。

昔なら「第一しょうどしま丸」の船名を玉高丸に変えて就航させたのでしょうが、もはやその必要もない、ということなのでしょうね。これにより四国フェリー名物だった土手っ腹に「四国フェリー」と書いた船は全ていなくなったことになります。


20分で女木島に到着。バスの切符を買って鬼ヶ島観光自動車のバスに乗りましょう。鬼ヶ島観光自動車はバス停2つ、車両3台という日本最小の路線バス業者だとされています。

本日はこっちのバスだそうです。あれ、香22だったナンバーが香川200になっています。社長が運転手なので聞いたらリアが海水に浸かって修理した際に封印を外したので陸運局からナンバーを変更するよう指導があったとのこと。

冷房がないので発車ぎりぎりで乗り込みました。動くと風が入りますから少しは涼しくなります。


バスはほぼ頂上近くまで上がってくれますから楽ができましたhi

50MHzの3エレと144/430MHzのモービルホイップを上げましょう。女木島は瀬戸内海にあるので海風となり高松市内よりは涼しいはずですがそれでも暑いです。9時に50MHzでスタート。

5エリアからでも取る作戦は3エリアと同じです。まずは聞こえている局を拾えるだけ拾います。Esに注意しつつ探すこととなります。が・・・8エリアが強力に入感しています。というか8ばっかりびっしり状態。50.300から上、50.540付近でCQを出している局までいます。普段なら50.320~50.370付近にいるJA5RCT局がQRMを避けてなのか50.415にいるなどあり得ない状態になっています。

どうも8からは全国開いているみたいで、5Wでは呼んでも1エリアの厚い壁に阻まれ太刀打ちできません。かといって30Wを出すとRCTさんがいますので勝ち目はないですよね。8なんかザコマルチの106(札幌付近)でものんびりQSOしてる局でも呼ばれ放題になっておりあちらは楽しいでしょうね・・・こんなに8の局がいたっけ?と思いたくなるほどびっしり出てます。

じゃGWと思うでしょうけど3エリアの局とかはアンテナを8方向(つまり逆)に振っておりこっちに気がつかないようです。ロケーションがいいので33(山口)、44(大分)、20(愛知)とGWでできていますが、局数もマルチも伸びてきません。Es中心では瀬戸内海の海上伝搬を理想的に使える女木島のメリットを活かせないですよね。

しまいには大規模なScまで出てきました。北北東ビームで1エリアの局がSメーターを振って聞こえてきますが当然5Wでは蚊帳の外。「Condxが良すぎてかえってQSOできない」という何とも皮肉な状態となります。暑いしもういいよ・・・


3エリアですとこんな時に144/430MHzにQSYする方法もあります。50MHzはマルチ稼ぎに徹し、144/430でQSOs稼ぎをするやり方です。ところがアンテナがモービルホイップですから飛びには限界があります。香川の隣接県は押さえることができましたが、局数は少なくそれ以上の伸びもありません。

50MHzのEsは午後になって弱まったものの依然として続いています。今年は8エリアの局が圧勝でしょうね。12時35分で終了し撤収しましょう。本日は50MHzで40局、144MHzで10局、430MHzで26局の計76局でした。


帰りのバスに乗り、13時20分発の「めおん2」で高松に戻ります。冷房が効いていて涼しかったです。13時40分に高松港に到着。


高松からはいつも通り高速バスの利用です。これまでは14時5分発のフットバスでしたが春に時刻が変わり繰下となりました。次のバスは14時15分発の4社連合です。行きも4社連合だったので往復割引で乗った方が経済的ですよね。10分の余裕時間でうどんを食べてバスに乗ることができます。それができるのが讃岐うどんのいいところですよねhi

あとは駅のスーパー「エースワン」でお酒を買いバスに乗ることにします。帰りもJR西日本の担当でした。帰りは湊川から先で渋滞し15分遅れで17時30分頃三宮に到着。帰宅しましょう。


2日間合わせて79局でした。初日は全く開かずダメ、2日目は8エリアが開きすぎてかえってダメという何とも皮肉な結果に終わりました。
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直島・女木島移動運用報告②

2017-07-04 | 移動運用結果報告
7/1(土)神戸→高松→直島→高松
今日は深夜のジャンボフェリーではなく朝一番の高速バスで高松に向かいます。神戸から高松への高速バスはフットバスのほかJR西日本・四国と四国高速バス・神姫バスの4社連合の2路線があります。高松に一番早く着くのは4社連合の三宮7時5分発・高松9時57分着ですからこちらを利用します。

4社連合も三宮のミント神戸が乗り場になり始発はJR西日本が担当しています。JR西日本と神姫バスが午前中に神戸を出る便を運行し、逆にJR四国と四高バスが午前中に高松を出る便を運行、午後は相手先に到着したバスを戻すパターンです。

車内はよくある4列シートでして10時前に高松に着くため座席は7割ほど埋まっています。

バスは淡路島の緑PAで休憩します。有り難いことにやや早着で運行しています。

高松中央ICを出た時点で7分の早着でしたが、市内の混雑に巻き込まれ2分早着の9時55分に高松駅前に到着。

使わない荷物を預け、駅のスーパー「エースワン」で弁当を買ってから直島行きに乗りましょう。


高松から直島へは四国汽船の船があります。よく四国フェリーと間違われるのですが四国汽船は直島に本社があり直島航路に特化した会社です。主力のフェリーに加え高速船も運航しています。

直島は岡山県玉野市の宇野港から目と鼻の先にあって電力は玉野から中国電力の送電線で供給されており、精錬所の資材も宇野から船で運ばれるなど玉野との経済的な結びつきが強いようです。四国汽船の航路も宇野からの便が主力で、逆に県庁所在地である高松との便は少なくなっています。ただ宇野に行く高速バスは夜間着の1日1本しかなく使えないため高松からのアプローチとしました。

四国汽船の乗り場は小豆島行きのフェリー乗り場と同じ場所にあります。あ、今年4月から四国フェリーの宇野行きも専用桟橋からこちらに統合されたようです。便数が減り専用桟橋を維持する必要性がなくなったのでしょうね。

直島には東の本村港と西の宮浦港、北の風戸港の3つの港があります。風戸は先に触れた三菱マテリアルへの資材運搬が中心で、旅客は本村か宮浦の利用となります。役場があるのは本村側ですが船は宇野に近い宮浦の方が多いようです。


四国汽船は3隻のフェリーを持っており、うち「あさひ」「なおしま」が宮浦-宇野・高松航路を担当しています。次の船は10時14分発の宮浦行き「なおしま」です。

なおしまは2015年に大三島の藤原造船所で建造された1,099t・航海速力12ノットのフェリーです。直島のシンボルとなっている草間彌生さんの「赤カボチャ」をイメージさせる赤い水玉模様が特徴的です。

内装も高島屋スペースクリエイツが手がけており、窓が大きく取られちょっとしたクルーズ船のイメージです。水○岡に任せるよりずっと上質で落ち着きがあります。ちなみに四国汽船の船には自販機があるだけで売店やうどんコーナーがありません。これは残念。

10時14分に高松港を出港。外国人観光客を含め賑やかです。船は宇高航路で直島を目指します。宇高航路は国鉄に加え宇高・四国・日通が24時間フェリーを出していた本州と四国の大動脈でした。瀬戸大橋の開通により衰退したものの今でも四国フェリーが運航を続けています。

宇高航路は1955年の紫雲丸事故など繰り返し重大事故が起きたため北行きの宇高東航路と南行きの宇高西航路が完全に分離されており、北行きは女木島の西から直島水道を通ることになっています。

この直島水道は西側が荒神島や葛島、東側が直島に挟まれており、幅は400mほどしかないため宮浦港をかすめるような形で船が通過します。

船内で早めの弁当にしましょう。店内調理されたのり弁当です。税込み205円と激安ですがまだほんのり暖かく、お買い得弁当でした。備讃瀬戸は揺れませんから船酔いの心配は全くありません。

宮浦港のシンボルになっているかぼちゃが見えてきました。間もなく到着です。

11時5分に宮浦港に到着。宮浦の待合所は昔は小さかったはずですが立派な待合所になっています。

島にはセブンイレブンもあり、配送車が待機しています。24時間営業ではなく夜間は閉店となるそうです。


さすがに港周辺では難しそうなので少し歩いたところからになります。小さな浜があり海水浴場として整備されていますのでここを利用します。

ようやく本日の移動運用がスタートです。

今日は18MHzと50MHzのアンテナを持ってきています。18MHzを最初に張ってみてCondxによって50MHzを設営するつもりです。11時30分にスタート。

が・・・18MHzを聞いても何も聞こえません。ノイズは聞こえており故障はしてないため非常にCondxが悪いようです。CQを出しても反応がなく、VFOを回しても他局が聞こえてきません。たまーにスポット的に浮かび上がってくる局と短時間勝負でQSOするしかないようですね。

50MHzもダメで、呉市の移動局が聞こえていた程度です。

途中で帰ってもいいくらい酷いのですが、次の船は14時20分までなく粘るしかありません。日陰で風が通り涼しいのがせめてもの救いでしょうか。


時間になったので片付けましょう。全然ダメでした。

歩いて宮浦港に戻りましょう。待合所の中は観光協会が案内所の他にお店を出しており、お土産や冷たい物を売っており活気があります。

ベネッセがアートの島を目指そうとした当初は島民に理解されず半ば浮いた存在でしたが世界的な注目を集めて観光客が来るようになると島の活性化をアートに託すようになりました。島に観光客相手の店ができるようになり移住する若い人も出てきたそうです。三菱マテリアルの精錬所も健在ですし多くの離島が存在自体危うくなってきた中で幸せな方かも知れません。

14時20分発のフェリーに乗りましょう。うまい具合に「あさひ」のようです。あさひは1998年に藤原造船で建造された993t・航海速力14ノットのフェリーです。2009年に讃岐造船鉄工が倒産し、以降備讃瀬戸のフェリーはほぼ藤原造船製になりました。

「あさひ」の船内はこんな感じ。どうも暴露部に窓を付けて客室の拡張工事をやったようですね。

涼しい中で寝ていたら高松港に到着。今日は琴電瓦町駅近くの宿にしてます。暑いから高松築港まで行かずJRの駅前ターミナルからバスで瓦町に向かいます。

ホテルの部屋はまだ掃除中とのことで荷物だけ預かってもらい頼まれ物の御朱印集めに行ってきます。四国は八十八カ所が有名な一方神職の常駐する神社は少なく、人口42万人の高松市内中心部で御朱印を頂ける神社は県庁近くの中野天満宮と栗林公園に近い石清尾八幡神社くらいしかありません。お互いは1kmほどしか離れてなく徒歩で2社回れます。

石清尾八幡神社は香川県神社庁の建物もありました。

マルナカで明日の買い物をしたら夕食です。

「丸亀からきました」と店頭に大きく書いてある餃子屋さんです。丸亀の飲食店が高松に進出する例は多く、骨付き鶏で有名な「一鶴」、JA5TNF局と何度か出かけたことのあるうどんの「綿谷」などもそうですよね。丸亀は人口11万人ですから地元で商売を広げるにも限度があるのでしょうね。

お腹を満たしたのでお目当てのシャムロックで飲んでみます。スコッチについては四国随一のストックを誇るバーで、カウンターにもおびただしい数のボトルが並んでいます。マスターに味やエリアを話せば見繕ってくれます。3杯飲んで大満足でした。


本日は18MHzで2局、50MHzで1局の計3局でした。壊滅的なCondxでお手上げでした。いつか再挑戦したいですね。
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直島・女木島移動運用報告①

2017-07-03 | 移動運用結果報告
計画編
今年はCondxがよく楽しめた方も多いのではないかと思います。

例年茨木市の竜王山から出ていましたが、今年はオールJAで行きましたので遠征したいと思います。場所は女木島の鷲ヶ峰展望台です。女木島の港からバスで行けますし、まわりが海に囲まれ標高が低い割に飛ぶので好都合です。

バンドは50/144/430MHzです。1200MHzは相手がいそうにないので持ち込まないことにします。3エリアなら1200MHzは貴重なマルチを取れますが5エリアであれば不要でしょう。


シャムロックでスコッチが飲みたいせっかくなので高松市内に泊まることにしました。ですので土曜も移動運用に行けます。まだ行ったことのない香川郡直島町に出かけてみます。

直島町は人口約3,000人。瀬戸内海の直島を主島とする離島町村であり、香川県で最も人口の少ない自治体です。江戸時代までは漁業や海運で栄えましたが明治以降衰退、三菱(現在の三菱マテリアル)の精錬所を受け入れています。現在でも精錬所は稼働しており特に金の精錬では国内最大の精錬所ですし、同社の生協は島最大のお店として島民の生活を支えています。また三菱マテリアルはお隣にある豊島に不法投棄された産業廃棄物の無害化処理も請け負い、約90万tを処理し今年の春にようやく終わったそうです。

加えて島の南部でベネッセがアートをテーマにした観光開発を始め、同社が瀬戸内国際芸術祭を立ち上げたことでアートの島として世界的な知名度を得ることになりました。


香川郡は高松市近辺の町が合併で消滅したため直島町のみとなりました。トカラ列島だけが残ってしまった鹿児島郡とそっくりですね。直島のハイバンドはあまり聞かないのでチャレンジしてみます。
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香川から帰ってきました

2017-07-02 | シャック便り
香川県から帰ってきました。

初日の直島はハイバンドが壊滅状態、6Dは8エリアが開きすぎて5Wではお手上げでした。

レポートは明日以降順次アップします。


画像は直島行きの四国汽船「なおしま」です。直島にある草間彌生さんの作品「赤かぼちゃ」をイメージさせる赤の水玉模様で「草間船」「草間フェリー」とも呼ばれる四国汽船のフラッグシップです。かつて四国汽船はどこから持ってきたのか分からないような中古船、宇野に行く四国フェリーの方が新しい船だったのですが、いつしか逆になってしまいましたね。
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