JF4CADの運用日誌2.5

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直島移動運用メモ

2017-07-12 | シャック便り
直島移動運用メモ

[香川郡直島町]
直島は香川県香川郡直島町に属します。

直島町は直島諸島を町域とする離島町村で、ハマチの養殖のほか三菱マテリアルによる金属の精錬、地中美術館をはじめとした観光が主産業です。1890年に直島村として成立以来他と合併することなく現在に至っています。

直島は小豆島の西にあり、人口は約3,000人。島の西にある宮浦港、東にある本村港、北にある風戸港に定期船が発着します。中心集落は本村ですが、船は宮浦港発着便が中心です。

長年備前国の一部とされてきましたが、明治時代に香川県に属することとなり適当な郡がないため本土の高松市周辺と同じ香川郡となりました。本土にある香川郡の町村は高松市と合併し消滅、直島町だけが残されることになりました。

江戸時代は海運や漁業で栄えたものの明治期に衰退し、三菱の精錬所を受け入れることで島の生き残りを図ってきました。その後ベネッセによるアートを中心に据えた観光開発が進められ、同社が旗振り役となった瀬戸内国際芸術祭の会場となり「アートの島」として世界的な知名度を得ることになりました。

香川県に属している現在でも岡山県玉野市との経済的結びつきが強く、精錬所への資材や食料品などは玉野市の宇野港から運ばれていますし、電力も四国電力ではなく中国電力が送電しています。

このほか有人の属島として向島と屏風島があります。いずれも船をチャーターしないと行くことができずチャーター料金も高額なため長期間移動運用がありません。


[島内での運用]
定期船の着く宮浦港周辺になりそうです。


[島へのアクセス]
宇野港または高松港からの四国汽船の定期船があります。玉野側との結びつきが強いため宇野港発着便の方が高松港よりも多くなっています。域外から新幹線や飛行機で訪れる場合は岡山経由で宇野から向かった方が効率的です。台風などよほどのことがない限り海は穏やかですが、初夏から梅雨の時期には霧が出て欠航になることがあります。

四国汽船はフェリーと旅客船があり宮浦港発着便が中心です。風戸港発着便は精錬所への資材輸送が中心で、土日は運休となるほか平日も危険物専用便があり一般の利用は難しいため宮浦港発着便をお勧めします。

四国汽船は直島航路に特化した会社で、小豆島行きを運航する四国フェリーとは別の会社になります。しばしば乗り間違いがあるようですからご注意ください。


[島内でのアクセス]
直島町営バスがあります。宮浦港を起点に本村などへ運転されています。道路が狭く小型車両となるため行楽期には乗り切れないこともあります。「町営バス」のほかにワゴン車を使った「町民専用バス」があるのですが、観光客は乗車できませんのでご注意ください。

このほかタクシーやレンタサイクルもあります。集落間は坂になるためレンタサイクルでは少々きついと思います。


[宿泊施設]
ベネッセのホテルのほか旅館や民宿があります。観光協会にお問い合わせください。瀬戸内国際芸術祭の会期中は混み合います。満室の際は宇野港周辺に宿泊することも考えてみてください。


[島内の店]
各集落に商店や食堂、カフェなどがあります。大きなお店は宮浦にある三菱生協のスーパーで、近くにはコンビニのセブンイレブンもあります。ただし24時間営業ではなく夜間は閉店します。

金融機関は百十四銀行、郵便局、セブンイレブン内のセブン銀行ATMがあります。


[注意点]
道路は狭いのでご注意ください。

また3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の期間中は宿だけでなく船や飲食店も混み合う傾向にあります。移動運用のみが目的でしたら会期中は避けた方が賢明です。


[おみやげ]
あかがね饅頭、みかん、塩など。商店や宮浦港ターミナル内の観光協会売店で手に入ります。
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