[JALが予約システムを変更]
JALグループが11/16より予約システムをアマデウス社の「アルテア」に変更します。詳細はこちら。アルテアは世界的なシェアの高いシステムです。
これに伴い普通運賃や往復運賃など予約変更可能な運賃の有効期間が90日から1年に延長されます。一方で先得などの割引運賃で搭乗クラスの変更やキャンセル待ちが不可になるなど、予約変更のできない割引運賃の取り扱いが不利になります。
[淡路島洲本-大阪深日港間で旅客航路の社会実験中]
淡路島の洲本港から大阪府の深日港を結ぶ旅客航路の社会実験が6/25から行われています。9月末まで1日4往復運航されます。
洲本-深日航路は1949年に開設され、距離が短いこと、南海の深日港駅が至近で難波から直通急行が運転されたこともあって大阪と洲本を結ぶ短絡ルートとして賑わいました。しかしながら大阪港や神戸港から直接洲本に向かう高速船が就航すると衰退し、明石海峡大橋の開通でとどめを刺されて1999年に全廃されました。関西空港経由で出入国する外国人観光客を狙った動きとみられますが、関西空港-洲本航路も開設されたことから競合航路になること、片道1,500円でないと採算が取れないとされ現状では採算ベースに乗った航路維持は厳しいと考えられます。
[波照間行きの船が2隻投入へ]
日本最南端の有人島・波照間島行きの船はこれまで19tの小型高速船か週数日運航される「フェリーはてるま(194t)」のみでした。いずれも風や波の影響を受けやすく特に冬場には欠航となる日が多いため観光客にとって利用しにくくなっていました。波照間公民館からの強い要請もあり、大型の高速船とフェリーに置き換えられることになりました。
大型高速船は284tの中古双胴船で定員は240名。現在の「フェリーはてるま」よりトン数が大きくなります。現在主機関の載せ替え中で9月の就航を予定しているとのことです。この内容に合致する船は石崎汽船の松山-門司航路にいた「シーマックス」がありますが、この船は2008年以降小豆島などで長期係船されたのち長崎の壱岐対馬シーライン(ITSL)が博多-壱岐-対馬で就航させるために昨年取得、熊本で主機関の載せ替え工事を行うことを公表していました。その後シーマックスの就航は見送られたままになっており、ITSLが再売却するのか別の船を調達するのかは不明です。
石垣-波照間航路は波照間海運が2010年夏に「ぱいぱてぃろーま(84t)」を就航させ定員増加と快適性の向上が図られました。しかし翌年に安栄観光が同一航路で定期旅客航路の免許を取得、波照間海運は離島航路の補助金を受けられなくなり運休しています。「ぱいぱてぃろーま」は就航から1年ほどでメーカーの三保造船所に返却、「フェリーはてるま」も安栄に売却され波照間海運は事務所閉鎖に追い込まれています。安栄が波照間海運を力で潰しにかかったツケが今も尾を引いているようですね。
JALグループが11/16より予約システムをアマデウス社の「アルテア」に変更します。詳細はこちら。アルテアは世界的なシェアの高いシステムです。
これに伴い普通運賃や往復運賃など予約変更可能な運賃の有効期間が90日から1年に延長されます。一方で先得などの割引運賃で搭乗クラスの変更やキャンセル待ちが不可になるなど、予約変更のできない割引運賃の取り扱いが不利になります。
[淡路島洲本-大阪深日港間で旅客航路の社会実験中]
淡路島の洲本港から大阪府の深日港を結ぶ旅客航路の社会実験が6/25から行われています。9月末まで1日4往復運航されます。
洲本-深日航路は1949年に開設され、距離が短いこと、南海の深日港駅が至近で難波から直通急行が運転されたこともあって大阪と洲本を結ぶ短絡ルートとして賑わいました。しかしながら大阪港や神戸港から直接洲本に向かう高速船が就航すると衰退し、明石海峡大橋の開通でとどめを刺されて1999年に全廃されました。関西空港経由で出入国する外国人観光客を狙った動きとみられますが、関西空港-洲本航路も開設されたことから競合航路になること、片道1,500円でないと採算が取れないとされ現状では採算ベースに乗った航路維持は厳しいと考えられます。
[波照間行きの船が2隻投入へ]
日本最南端の有人島・波照間島行きの船はこれまで19tの小型高速船か週数日運航される「フェリーはてるま(194t)」のみでした。いずれも風や波の影響を受けやすく特に冬場には欠航となる日が多いため観光客にとって利用しにくくなっていました。波照間公民館からの強い要請もあり、大型の高速船とフェリーに置き換えられることになりました。
大型高速船は284tの中古双胴船で定員は240名。現在の「フェリーはてるま」よりトン数が大きくなります。現在主機関の載せ替え中で9月の就航を予定しているとのことです。この内容に合致する船は石崎汽船の松山-門司航路にいた「シーマックス」がありますが、この船は2008年以降小豆島などで長期係船されたのち長崎の壱岐対馬シーライン(ITSL)が博多-壱岐-対馬で就航させるために昨年取得、熊本で主機関の載せ替え工事を行うことを公表していました。その後シーマックスの就航は見送られたままになっており、ITSLが再売却するのか別の船を調達するのかは不明です。
石垣-波照間航路は波照間海運が2010年夏に「ぱいぱてぃろーま(84t)」を就航させ定員増加と快適性の向上が図られました。しかし翌年に安栄観光が同一航路で定期旅客航路の免許を取得、波照間海運は離島航路の補助金を受けられなくなり運休しています。「ぱいぱてぃろーま」は就航から1年ほどでメーカーの三保造船所に返却、「フェリーはてるま」も安栄に売却され波照間海運は事務所閉鎖に追い込まれています。安栄が波照間海運を力で潰しにかかったツケが今も尾を引いているようですね。