9/20に兵庫県宝塚市(JCC 2715)行者山東観峰に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
今日はXPO記念コンテストです。このコンテストはルール上QRPでは勝てる見込みがほとんどないコンテストです。一方でこの3連休は伊豆諸島への渡島が比較的容易なラストチャンスであり、この時期を過ぎると来年の5月頃までは船が減便され、就航率も落ちますから、年によっては伊豆諸島行きを優先しXPO記念はパスしています。実際この3連休も八丈島や三宅島への移動局が出ており、クラスタには利島も上がっているなど伊豆諸島への移動運用が活発です。
今年はやや無理して福岡移動の回数を増やしたこともあり、資金面で伊豆諸島行きを断念せざるを得なかったためXPO記念に参加することにしました。
なお、今年は大阪万博から40年ということで、各バンドで40局以上QSOすると特別賞がもらえるそうです。ということでこれを目標にQRVすることにします。昨年ペースは40QSOを達成しており、頑張れば何とかなるかも知れない数字です。
移動地は宝塚市の行者山東観峰にしました。頂上が狭く50MHzは2エレしか上げられないという欠点がありますが、逆瀬川の近くにあって交通の便がよく、東側への飛びは抜群です。XPO記念は3エリアのローカルコンテストであり、VUでは西は岡山や四国程度でOK、東も1エリアからの参加局は非常に少なく2エリアに飛べば十分ですから適した移動地でしょう。そのうえ担ぎ上げでないと行けない場所なのでバッティングすることもなく便利です。
アンテナは上記の通り50MHzは2エレ、144/430は24KGにします。
いつも通り逆瀬川の駅でお弁当を調達し、阪急バスの始発で登山口のある光ガ丘まで向かいます。途中まで急な坂を登ってくれるのであとが非常に楽です。
ここの山道は単調で、登っても登っても同じような景色が続きます。いい加減嫌になってきたところで開けたところに出るとゴールは目の前です。
行者山東観峰に到着。ここはこの時期要注意のスズメバチを見ることも少なく、便利な場所です。狭い山頂で2エレを組み、ブームに24KGを取り付けてポールで上げてみます。
まずは50MHzからスタートです。ひとまず50.250から上へQRVしている局を片っ端からコールします。参加しているのは3エリアの局がほとんどで、愛・地球博とのコラボ企画があるものの2エリアの局は昨年よりかなり少ないです。西方向はやはり岡山のJH4NIA局程度で、読み通りのようです。
一通りQSOが済んだので空き周波数でCQを出します。いつもお世話になっているJG3LDD局は早くも40局を達成されたとのことです。すごいですね。スタートの1時間で23QSOです。
次の1時間も似たような展開で、12QSOでした。あと5QSOです。ところが11時に入ってペースががた落ちし、いくらCQを出しても呼び回りに出ても新しい局が見つかりません。あと1局にこぎ着けたものの、そこから全く動かなくなりました。
コンテスト周波数外には愛知県田原市の移動局など2エリアの局がよく聞こえますし、コンテストのため誰にも呼ばれない8J3SENTOもいました。それでもコンテスト周波数で根性でCQを続け、ようやく11時38分で40局を達成しました。
これで今日の目標が達成できたので、各局へのサービスということで144MHzにQSYします。50MHzでJA3KYS局から「144や430は50よりも少ないですよ」とお聞きしていましたが、その通りでバンドに出ている局が少なく、呼び回りはすぐに終了です。空き周波数でCQを出したものの、あわせて局で頭打ちになりました。144での40局達成は相当に厳しそうです。
ちょうど昼なのでお弁当にしましょう。東観峰は標高が388mあって麓より涼しいのですが、それでも暑くて冷たい飲み物がおいしいです。
午後に入り430MHzにQSY。こっちは144よりは多く、コンスタントに呼ばれます。いつもお世話になっているJS3OMH局は430MHzオンリーだそうで六甲山頂からQRVされています。既に40局を達成したそうです。30分でちょうど20局でした。
その後は各バンドを巡回してできる限り多くの局が40局を達成できるようサービスしました。
13時30分を回り、各バンドともQRVする局が減りました。XPO記念の例年のパターン通りです。昨夜4エリアからの帰りが遅かったこともあり、予定通り14時で撤収としました。
VUでの40局達成者は私の方で確認できた範囲では50MHzでは私を除き4局、430MHzでは1局です。他にもおられるでしょうが、その数はそれほど多くはなかったと思われます。
今回のXPO記念ですが、3エリア側の担当であった愛・地球博とのコラボ企画は昨年から後退し、目玉企画の特別賞もバンドによっては達成者が出そうになく、VUでは「諦めました」という方を何局か聞きました。せっかくの企画が逆に心の折れる壁になっては逆効果だと思います。
企画というのは単に立案するだけでは「仏作って魂入れず」であり、そのお膳立ても含めて考えて欲しかったなと思います。例えば特別賞の出にくいバンドにJA3RLやJA3YRL、あるいはQRVコンテストと関係なくQRVしていた(ためにほとんど呼ばれていなかった)8J3SENTOなどをQRVさせるようにして1局でも多くの局が特別賞を手にできるようアシストするとかの方法もあったのではないでしょうか。
本日は50MHzで46局、144MHzで13局、430MHzで29局の計88局の皆さんとQSOできました。皆様ありがとうございました。
来年秋の3連休は伊豆諸島への移動を優先したいと思います。伊豆諸島から移動運用される方は以前よりかなり増えて活発になりましたが、回る島やバンドを上手く選べば需要を掘り起こせそうです。
そして、私のブログにもつなげましたよ。
当局はホームから参加しましたが、VUは環境的に苦しく、7Mメインに出ていました。
7Mではcondxも安定していたので参加者も多く、40局のノルマを達成できた局も多かったと思います。その分、入賞ラインが上がる可能性が高いと思います。
今回の1バンド40以上の特別賞の企画で、おそらく参加者が増えたかもしれませんが、主催者が狙っていたと思われる全体の盛り上がりは逆に欠く結果になってしまったと思います。
地方本部の努力も理解できますが、参加者の方からも積極的に改善案を出していかないといけないでしょうね。
他局のサイトを眺めていたら、結局皆さん7MHzそれもCWに集まってしまったみたいですね。7MHzも3連休なのでコンテスト以外の移動局も多かったでしょうから、どういう状態だったかは想像に難くありません。予想されたことなんですが、割を食った他のバンドへの配慮が足りなかったように思います。
関西地方本部コンテスト委員会は先日の関Vの結果発表で一部欠落を出していますし、まずはしっかり運営できる体制に立て直して欲しいですね。
両バンドとも あと少し局数が足りなかった。 残念無線。
楽しめましたが、苦しかったぁ~。
今晩は、地球博。 さぁ、どうしましょうか?
あと少しでしたか・・・私の方でもVGDさんの声がよく聞こえていただけに残念です。
間もなく愛・地球博ですね。今年は移動局が少なそうですから固定局有利かと思います。うちは青空無線局なので雨の日も運用できる皆さんがうらやましいです~