10(日) 那覇→南城市→那覇
本日はリクエストがあり南城市からQRVします。
南城市は本島南東部の旧島尻郡知念村・大里村・佐敷町・玉城村の4町村が平成の大合併で合併して発足した市です。人口は約4万人。終戦直後に発足しドサクサ紛れで生き残った石川市が長年沖縄では一番人口の少ない市でしたが、石川市は合併し消滅しましたので、現在南城市が沖縄県で一番人口の少ない市のようです。
「なんじぃ」というゆるキャラで町おこしを進めているそうです。
本島南東部では合併に際し紆余曲折があり、南城市と島尻郡八重瀬町・南風原町・与那原町という形になりました。
今回は玉城にある奥武島に行ってみます。人口は約800人。漁業がさかんで、沖縄風の天ぷらが名物だそうです。ちなみに奥武島という島は名護市・久米島町・座間味村にもあり、この南城市と久米島町の奥武島は有人島です。
100mほどの奥武橋で沖縄本島と結ばれており、那覇バスターミナルからは琉球バスの53番が直接乗り入れています。53番は那覇バスターミナルから開南・国場から南城市役所最寄りの富里を経由し奥武島に立ち寄って終点の百名バスターミナルを目指します。奥武島までは約50分で着きます。
便利そうに思えるこの53番、実は随分くせ者です。
・富里からは行きつ戻りつの複雑なルートになる
・バスの行先表示は「志喜屋」で実際の終点「百名バスターミナル」とは書かれていない
・土休日ダイヤでは那覇からの始発は午前10時前と遅く、逆の奥武島発那覇行きは朝のうちで終了
それじゃ帰れないの?となりそうですが、富里から奥武島に立ち寄らず直接百名バスターミナルに向かって終点となる51番というバスがあります。51番と53番は極端にアンバランスな運転本数になっており、土休日ダイヤでは那覇発の51番が2本+53番が8本、逆の百名発は51番が8本+53番が3本です。
この51番を組み合わせることで午後になっても奥武島から帰れそうです。行きも帰りも富里まで行けば何とかなりそうです。
奥武島がどうこうよりもバスの説明の方が長くなりましたねHi 路線図がバスマップ沖縄(中南部のページ)にありますので確認してみて下さい。
こんな状態なのでまずは琉球バスのサイトから時刻表を入手し、自分で時刻を書き起こすことにしました。寝過ごしたときのため具志頭経由の50番も加えています。50番は具志頭経由となるため時間がかかるものの本数が20便と多く、しかも奥武島への橋の近くに「奥武入口」というバス停があり、富里よりも島に近いため使えるかも知れません。
少しは分かりやすくなってきました。51番には那覇を朝7時30分に出る便があり、53番よりも早い時間に奥武島に行くことができそうです。このパターンにしましょう。
沖縄本島のバスはYAHOOの路線検索でも時刻が出てくるようになりましたが、今回のように複雑ですとバスマップ沖縄にある路線図と各社のサイトにある時刻表をダウンロードするほうがよさそうです。
那覇バスターミナルに到着。
この51番も行き先が「新原ビーチ入口」となっており実際の終点「百名」とは書かれていない一癖あるバスのようです。
51番が発車しました。開南・国場あたりまではありふれたルートです。八重瀬町内に入ると南風原・大里を経由し玉城に入ってゆきます。お客は途中から私だけです。
51番ですから奥武には行かないため富里で下車します。40分くらい待ったら百名発のバスが来るので奥武に行けますが、歩いてもそんなに時間が変わらないそうですから歩いてみましょう。
富里の集落は標高70m以上ある高台にあります。奥武島は見下ろすような感じで見えます。
坂を下った途中に案内板があります。南城市のゆるキャラ「なんじい」を発見。
ファンキーなおじぃなので一瞬「くもじい」に見えましたが「なんじぃ」ですHi いろんな人から「沖縄に移住しないんですか?」と聞かれるのですが、TXが見れなくなるのは痛いので悩ましいですね。エースの大江アナはWBSのキャスターとして来春帰国するようで、TXから目が離せませんよね~
さらに歩くと奥武橋が見えてきました。渡ると奥武島に到着です。橋を渡ったすぐ先に名物の天ぷら店があります。車で自由に行き来できますから島にはマンションなんかもあり、ごく普通の集落です。
島に着いたものの困ったことにアンテナを設営できそうな場所がありません。当初考えていた島の東側にある公園は伸縮ポールが立てられずNG、島の南にある公園も民家が近すぎる上に草ぼうぼうで×。
困り果てて島をほぼ1周し、漁港の奥の片隅でようやく見つけました。堤防が近いため飛びは苦しいとは思いますが致し方ありません。
当初の予定より30分近く遅れて9時25分に18MHzでスタートです。
アンテナの設営場所がよくないので飛びにくいはずなんですが探していただいた局もかなりおられました。「奥武島ファーストです」という方も多かったです。すぐにクラスタに載せていただきコールが集まってきます。有り難いです。
しかも南城市のリクエストを頂きました局ともつながり、無事役目を果たすことができました。スタート30分で31局と上々のペースです。7・8エリアも時折コールがあります。
結局18MHzが一区切りついたのは10時半過ぎ。ここで21MHzにQSYします。こちらも6エリアを除く本土がオープンしています。6エリアは近すぎてスキップしている感じです。とはいえ大票田の1エリアがこの時間ほぼ確実に開いてくれるため有り難いです。
11時過ぎには100局を突破。ようやく3日目にして3桁の大台に突入です。ところが11時30分頃からは急速にペースが鈍ってきました。Condxの変わり目なのでしょうか。
最後に28MHzに出てみましょう。最初はFMから。7と8で2局できました。何となく開いているんだけど誰も気が付かないようです。SSBも同じでしたので12時過ぎで終了としました。
お昼は名物天ぷらを買ってみましょう。沖縄の天ぷらは衣に味がついており天つゆを付けずそのまま食べます。魚の白身・イカ・モズク・アーサ(アオサ)などが定番です。衣に砂糖を入れて揚げたものがサーターアンダギーですから、天ぷらと一緒に売っている天ぷら屋さんも多いです。奥武島には3軒ほどあります。
たまたま11/3にMBSの番組で奥武島が取りあげられており、中本天ぷら店が出ていました。中本は一番人気で行列があります。
こちらのお店では1個60円です。揚げたてなのにマジで安いです。ちなみにイカとイモです。
いいお天気で天ぷらもおいしく最高です。
帰りは富里まで坂を登るのが大変ですから途中にある奥武入口からの50番にしました。こちらは1日20本ほどあって便利です。50番は八重瀬町の具志頭まで西に進み、そこから国場を目指すルートです。少し寝てたら那覇市内に入りました。
今日は観光客モードで国際通りをぶらぶらしながら買い物します。OPAはドンキに変わってしまい、間もなく開店だそうです。
ジャッキーでステーキのあとは白ヒゲのおじさんの店に行ったものの、日曜日でお客が少なかったためかいつもよりも早じまいでした。失敗でした。以前おじさんに教えてもらった安里のバーにも行ってみたもののこちらは定休日で入れず。食事は取ったからお酒だけ飲みたいのですが適した店がなく諦めて寝ることとしました。
今日は18MHzで65局、21MHzで57局、28MHzで3局の計125局でした。ありがとうございました。