3/13(土)オレンジフェリー→東予港→今治駅→波止浜→小島
5時頃に目が覚めました。朝食のパンを食べておきます。
1万トンオーバーの大型船で瀬戸内海を航行するためほとんど揺れず船の中にいることを忘れるくらいでした。たまにかすかに揺れて「地震か」と思ってしまうくらいです。ベッドのマットレスが思いの外硬いこと、定員に対してトイレの数が少ないことが気になりますがそれ以外は非常に快適です。
東予港に入港しますがなかなか着岸できません。大きな船をぴたっと所定の位置に付けるのは大変なようです。時刻通り6時に東予港に到着。松山市内・今治・新居浜行きの連絡バスがあり、いずれも6時20分発です。
今治へのバスはせとうちバスが運行しています。路線バスを兼ねており、オレンジフェリーの利用客以外でも途中から乗降できる珍しい形を取っています。オレンジフェリーの乗客は経路上の好きな場所で降りることができます。乗船時に渡された整理券を整理券を運賃箱に入れればOKなのだそうです。
ところが東予港のターミナルを出たら「今治駅までの直行バスがあります」との案内が。公式サイトにないので聞いてみたらノンストップで今治駅に行くそうです。これを使ってみましょう。
オレンジフェリーのバスなのでしょうね。
30分少々で今治駅前に到着。使わない荷物をコインロッカーに預けておき、飲み物を買ったら波止浜方面行きのバスに乗ります。雨は上がってくれました。
東予・中予・南予に分かれる愛媛県では全県をカバーするバス会社はなく、中予は伊予鉄、南予は宇和島自動車が中心的存在です。
今治地区を含めた東予の路線バスはせとうちバスが運行しています。この会社、元は尾道に本社のあった海運会社で、船に接続するバスを運行したのがバス事業の始まりのようです。戦時体制の中で船の多くを供出して撤退、かわりに今治地区の小規模バス会社を統合してバス会社に転身しています。戦後は東予地区の会社も傘下に入れ、現在は「しまなみ海道」を走るバスも運行しています。
くるしまの乗り場は渡し場バス停なのですが、次のバスは波止浜地区で遠回りして渡し場に着くため船に間に合いません。途中のバス停で歩けば間に合いそうですので運転手さんに聞いたら波止浜バス停で降りれば良いとのこと。
波止浜バス停に到着。歩いて10分ほどのようです。
波止浜港に到着。来島諸島の定期船はくるしまが運航しています。船は「くるしま丸」。2019年にツネイシクラフトで建造された19t・航海速力8ノットの旅客船です。潮の速い来島海峡用として最高速力は14.9ノットに設定されています。一般的に航海速力は最高速力の80%前後(のエンジン効率が最も良い出力での速力)に設定されるため非常に余裕を持たせていることが分かります。
芸予型フェリーのように前面にランプドアがありますがこれは自転車や歩行者のためのもので車を載せることはできません。昨年利用した鳴門市営渡船も同じようなスタイルでしたね。
乗客は私だけ。まずは小島を目指します。波止浜→来島→小島→馬島の順で寄港し、馬島で折り返すパターンです。各島間は5~10分と短いです。
最初の寄港地・来島は島が小さく、アンテナを架設できそうな場所が見つかりません。過去にFT-817とロッドアンテナで7MHzにQRVした方がいたそうですが、これではCWでもできて1桁でしょうね。
来島の次が小島です。来島と小島の間に海流があり、明らかに波の立ち方が違っています。
小島に到着。
人口は既に1桁に減っています。来島海峡は航路上の要所でもあるため、日露戦争を控え来島海峡を海軍が要塞化し、1900年に小島に砲台や司令部が設置されました。ご存知の通りロシア海軍は日本海で殲滅され、海軍根拠地の呉に攻め入ることはありませんでした。用途を失った要塞は1922年に廃止され遺構が遺されています。
港の付近には28cm榴弾砲がオブジェとして置かれています。これは当時の物ではなく、NHKのドラマ「坂の上の雲」で撮影のために作られた模造品で発射能力はありません。小島に設置された本物の28cm榴弾砲は旅順に持ち込まれ、二〇三高地攻略で活躍したのだそうです。
人が少ないので港近くで設営しましょう。8時20分にスタート。1エリアが開いているようで早いタイミングでクラスタに載せてもらい、一気に呼ばれるようになります。
出足が良かったものの途中からぱたっとコールが途絶えます。スタートから3~6エリアは全く聞こえず、比較的相性がいいはずの1エリアもSが弱くしか聞こえてこなくなりました。これではお手上げです。
次の船の時刻は10時20分。9時55分が終了目安となります。結局このまま好転することなく予定時間の9時55分になりました。終了しすぐ片付けです。小島からは27局でした。出だしが良かっただけに残念でした。
「くるしま」が見えてきました。後半の馬島に続きます。
5時頃に目が覚めました。朝食のパンを食べておきます。
1万トンオーバーの大型船で瀬戸内海を航行するためほとんど揺れず船の中にいることを忘れるくらいでした。たまにかすかに揺れて「地震か」と思ってしまうくらいです。ベッドのマットレスが思いの外硬いこと、定員に対してトイレの数が少ないことが気になりますがそれ以外は非常に快適です。
東予港に入港しますがなかなか着岸できません。大きな船をぴたっと所定の位置に付けるのは大変なようです。時刻通り6時に東予港に到着。松山市内・今治・新居浜行きの連絡バスがあり、いずれも6時20分発です。
今治へのバスはせとうちバスが運行しています。路線バスを兼ねており、オレンジフェリーの利用客以外でも途中から乗降できる珍しい形を取っています。オレンジフェリーの乗客は経路上の好きな場所で降りることができます。乗船時に渡された整理券を整理券を運賃箱に入れればOKなのだそうです。
ところが東予港のターミナルを出たら「今治駅までの直行バスがあります」との案内が。公式サイトにないので聞いてみたらノンストップで今治駅に行くそうです。これを使ってみましょう。
オレンジフェリーのバスなのでしょうね。
30分少々で今治駅前に到着。使わない荷物をコインロッカーに預けておき、飲み物を買ったら波止浜方面行きのバスに乗ります。雨は上がってくれました。
東予・中予・南予に分かれる愛媛県では全県をカバーするバス会社はなく、中予は伊予鉄、南予は宇和島自動車が中心的存在です。
今治地区を含めた東予の路線バスはせとうちバスが運行しています。この会社、元は尾道に本社のあった海運会社で、船に接続するバスを運行したのがバス事業の始まりのようです。戦時体制の中で船の多くを供出して撤退、かわりに今治地区の小規模バス会社を統合してバス会社に転身しています。戦後は東予地区の会社も傘下に入れ、現在は「しまなみ海道」を走るバスも運行しています。
くるしまの乗り場は渡し場バス停なのですが、次のバスは波止浜地区で遠回りして渡し場に着くため船に間に合いません。途中のバス停で歩けば間に合いそうですので運転手さんに聞いたら波止浜バス停で降りれば良いとのこと。
波止浜バス停に到着。歩いて10分ほどのようです。
波止浜港に到着。来島諸島の定期船はくるしまが運航しています。船は「くるしま丸」。2019年にツネイシクラフトで建造された19t・航海速力8ノットの旅客船です。潮の速い来島海峡用として最高速力は14.9ノットに設定されています。一般的に航海速力は最高速力の80%前後(のエンジン効率が最も良い出力での速力)に設定されるため非常に余裕を持たせていることが分かります。
芸予型フェリーのように前面にランプドアがありますがこれは自転車や歩行者のためのもので車を載せることはできません。昨年利用した鳴門市営渡船も同じようなスタイルでしたね。
乗客は私だけ。まずは小島を目指します。波止浜→来島→小島→馬島の順で寄港し、馬島で折り返すパターンです。各島間は5~10分と短いです。
最初の寄港地・来島は島が小さく、アンテナを架設できそうな場所が見つかりません。過去にFT-817とロッドアンテナで7MHzにQRVした方がいたそうですが、これではCWでもできて1桁でしょうね。
来島の次が小島です。来島と小島の間に海流があり、明らかに波の立ち方が違っています。
小島に到着。
人口は既に1桁に減っています。来島海峡は航路上の要所でもあるため、日露戦争を控え来島海峡を海軍が要塞化し、1900年に小島に砲台や司令部が設置されました。ご存知の通りロシア海軍は日本海で殲滅され、海軍根拠地の呉に攻め入ることはありませんでした。用途を失った要塞は1922年に廃止され遺構が遺されています。
港の付近には28cm榴弾砲がオブジェとして置かれています。これは当時の物ではなく、NHKのドラマ「坂の上の雲」で撮影のために作られた模造品で発射能力はありません。小島に設置された本物の28cm榴弾砲は旅順に持ち込まれ、二〇三高地攻略で活躍したのだそうです。
人が少ないので港近くで設営しましょう。8時20分にスタート。1エリアが開いているようで早いタイミングでクラスタに載せてもらい、一気に呼ばれるようになります。
出足が良かったものの途中からぱたっとコールが途絶えます。スタートから3~6エリアは全く聞こえず、比較的相性がいいはずの1エリアもSが弱くしか聞こえてこなくなりました。これではお手上げです。
次の船の時刻は10時20分。9時55分が終了目安となります。結局このまま好転することなく予定時間の9時55分になりました。終了しすぐ片付けです。小島からは27局でした。出だしが良かっただけに残念でした。
「くるしま」が見えてきました。後半の馬島に続きます。