JF4CADの運用日誌2.5

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鹿児島・新島移動運用報告③

2014-03-12 | 移動運用結果報告

3/8(土) 鹿児島市内→新島→鹿児島市内→熊本市内
それでは新島に向けて出発しましょう。
今回の新島行きは慣れない地名が多く出てきますので最初に略図を掲載します。

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鹿児島市内から桜島フェリーで桜島港に渡り、そこからバスで渡船場のある浦之前まで向かいます。浦之前からは鹿児島市の行政連絡船で新島に渡ることができます。9時前の桜島フェリーに乗り、浦之前を10時に出る新島行きの連絡船に乗る予定です。

連絡船は昨年秋までは浦之前港を朝7時に出ていました。これですと6時台のフェリーに乗らないと間に合わなかったのでずいぶん楽になりました。在島時間が5時間弱なので補助バッテリも不要でしょう。7MHzでの朝の遠距離オープンが期待できないのが玉に瑕でしょうか。

 
新島に商店があるとは思えませんからホテル近くのコンビニでいまのうちに弁当とかを買っておくのが正解でしょうね。

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フェリー乗り場に到着。さすがに市営なので立派ですね。

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船はチェリークイーンの愛称を持つ第十五桜島丸です。1995年に林兼船渠(紆余曲折を経て現在は福岡造船長崎)で建造された1134tの船です。車両甲板が2段になっており、それだけの需要があるのでしょう。

桜島までは15分で着くそうです。twitterをチェックしていたら早くも桜島港に到着。船賃は桜島港での支払でした。今日は鹿児島市営バス・電車の1日乗車券を買っているので船も割引になり片道120円です。

新島行きの発着する浦之前港は桜島港からは離れており、桜島を北にほぼ1/3周くらいしたところにあります。歩いては行けない距離ですからバスかタクシーです。6時台だとタクシーとなりますが、この時間ならもちろんバスがあるので安いバスの利用です。1日乗車券でさらにお得ですHi

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バス乗り場は船客ターミナルの1階でものすごく便利です。桜島のターミナルから北方面のバスは桜島を1/4周くらいしたところにある東白浜が終点になります。その先の浦之前へは東白浜で乗り換えとなります。桜島島内も市営バスなら1日乗車券が有効です。

バスが来ました。9時25分発の60番東白浜行きに乗ります。お客はお年寄りばかりで、多くのお客さんは東白浜の手前にある温泉センターで下車しました。お年寄りは鹿児島弁丸出しなんですが、これが何言っているかさっぱり分かりません。戦時中に究極の暗号として「早口の鹿児島弁」が使われたそうで、盗聴したアメリカも鹿児島に縁のある日系人を捜し当てるまでは何を言っているのか解読できなかったそうです。そりゃ分からないわけです。

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20分くらいで東白浜に到着。ここで黄色の70番のバスに乗り換えです。バスの折り返しスペースと待合所というか噴石除けの避難壕があるくらいでまわりには何もないところです。こんな中途半端なところでの乗り換えが必要なんだそうです。

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あとは鹿児島名物の灰置き場がありました。自宅に降ってきた火山灰は市から配られた黄色い「克灰袋」に入れてここに持ってくれば回収してくれるそうです。

 

70番のバスは乗客が私一人。発車前に運転手に新島行きの連絡船に乗りたいので降りるバス停はどこか聞いたところ、思いっきり珍しがられました。「降りるところを案内するから」とのこと。

この運転手さんは地元の人らしく、子供の頃から海水浴や釣りで新島に何度も渡った経験があるそうです。詳しいことが聞けました。現在住民は1人だけで、この人は現在体調を崩して入院中とのこと。住民が極端に減ったため鹿児島市は島民に対し移住の説得を行っており、最後まで住民登録を残しているこの人が移住を決めると島は無人島になるそうです。

3エリアから新島目当てで来る人なんて初めて聞いたとのことです。

 

バスは西浦之前で停車しました。ここで降りて、とのこと。堤防の沖に停泊している船が行政連絡船で、手を振れば堤防まで来てくれるそうです。こんなん地元の人でないと絶対分からないですよね。バスの運転手さんのおかげで助かりました。

無事連絡船に乗船。船名が「しんじま丸」なのでこの船で間違いないようですけど普通の漁船です。乗船名簿代わりのノートに名前を記入してくれとのこと。乗船券はなく、新島からの帰りにまとめて支払うそうです。

ちなみに釣り客2名が同乗してました。1人ぼっちではないようで心強いです。

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10分弱で新島に到着。島の西側にある漁港に舳先付けで下船です。お客をおろしたらすぐに浦之前へと引き上げてゆきました。

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港の前には公民館の分館があり、その奥に人家があります。そして海越しには圧倒的な存在感で桜島が見えます。桜島からは約1.6kmしか離れていないため鹿児島市中心部よりも遙かに間近から見ていることになります。

 
あまり集落内に入ることはよくないでしょうから、港でQRVしましょう。あちこちに桜島の火山灰が吹きだまっています。

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伸縮ポールを立て、RD-S106を展開します。準備ができましたので10時30分に7MHzでスタートです。

 

長くなりましたので今回はここまで。続きます。

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