JF4CADの運用日誌2.5

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JARLコンテスト マルチについての提言

2011-07-05 | シャック便り

JP1LRT局のブログで「50MHz コンテスト用周波数についての提言」という記事がアップされています。なかなか面白く興味深い記事だと思います。

 

私自身もコンテストのルールに関しては日頃から疑問を持っています。それはマルチの扱いで、なぜ北海道に14のマルチを与えているのにほぼ同じ広さの沖縄が1つなのかということです。明らかにバランスを欠いています。同じ東京都の島嶼である伊豆諸島と小笠原の扱いもかたや本土扱い、かたや3つ(しかも2つは事実上死んでいるマルチ)と不公平です。

 

・北海道は現地で一般的に使われている「道南」「道央」「道東」「道北」の4つに集約する。

 道南 渡島・檜山

 道央 後志・石狩・日高・胆振・空知

 道東 十勝・釧路・根室・オホーツク

 道北 上川・留萌・宗谷

 

・沖縄県を「本島」「先島」に分割する。

 本島 下記以外(本島・久米島・大東諸島等)

 先島 石垣市・宮古島市・宮古郡・八重山郡

 

・伊豆諸島を東京都本土から分離し新たにマルチを与える。

 伊豆諸島 大島・三宅・八丈

 

・小笠原を1マルチに集約する。

 小笠原 小笠原村全域(父島・母島・沖ノ鳥島・南鳥島)

 

そもそも沖ノ鳥島は過去に移動運用が行われたのは数例で、しかもコンテストに参加したのかどうかの記録もありません。南鳥島は一般人の業務目的以外での渡島が不可であり、この島に別マルチを設定すること自体が著しく不公平だと思います(南鳥島はDXCCでは別なんですが、コンテストはDXCCではないのでセパレートする理由にならない)。しかもJD1YAAはコンテストにはほとんどQRVしません。事実上取れないマルチです。ならば小笠原に集約し、空いたマルチを伊豆諸島に付与する方がよほど現実的だと思います。伊豆諸島と東京本土とは距離があり、明らかにオープンの傾向が違います。渡島と檜山の違いとは全然違うはずです。

こういうところを改めてもらえないのでしょうか、と思います。

 

マルチはJARL支部単位ではないのかというご意見がありましたが、小笠原には元々支部がありませんし、福岡県には比較的最近まで福岡県支部と北九州支部がありました。その当時も福岡県は全域が40のマルチでした。つまりJARLの支部とは関係ないのではないかと思います。

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