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京都大原御朱印巡り③

2023-06-26 | 御朱印めぐり
大原の御朱印巡り、いよいよ三千院です。

大原を代表する観光地である三千院も天台宗の寺院ですが、「魚山」の諸院とは歴史が異なり少々複雑です。「三千院」の寺格は最澄が比叡山に開いた「円融房」に起源を持ちます。円融房はその後麓の坂本に移転、1086年に「円徳院」と改名します。門跡寺院となり「梶井門跡」と呼ばれますが1232年に焼失、以後京都に移転ののち東山や紫野を転々とし江戸時代には上京区の現在京都府立医大のある地にありました。

「梶井門跡」は明治維新後に大原にあった政所に移転、その際にお隣の極楽院を吸収し「三千院」となりました。三千院内にある往生極楽院は元々は別のお寺だったのです。

三千院が有名になるのは「京都 大原 三千院」で始まるデューク・エイセスの歌「女ひとり」(1965年)がきっかけだとされています。ちなみに2番は栂尾の高山寺、3番は嵐山の大覚寺ですが、そんなことすら知られていない訳で、「1番じゃないとダメ」なんです。


広大な敷地を誇る三千院は見て回るのに時間がかかり、かつ御朱印も多数あるので順次ご紹介します。

まずは受付で入山料を払います。このときに境内案内図を兼ねたパンフをもらえますので、これに従って回るといいです。こちらでは御朱印をもらうことができません。ずっと進んだ先になります。

そのまま建物内を客殿へと進みます。宸殿まで進んでようやく建物から外へ出ることになります。

外に出ると往生極楽院があります。国宝の阿弥陀三尊像が拝観できます。平安時代の作です。

この往生極楽院を出ると近年人気のわらべ地蔵があります。何となく桂宮治師匠に似ているように見えますね。苔むす庭に長年佇んでいるように見えますが、実は安置されて30年ほどだそうです。作者は杉村孝さんで今年春に85歳で亡くなられています。

さらに進むと金色不動堂があります。ちょうど公開中で金色不動を拝観することができます。こちらが1つめの朱印所になっており、金色不動ほか3種の御朱印を頂けます。

金色不動の御朱印です。特別公開の期間は「秘仏御開帳」の印が押されます。

さらに観音堂と弁財天の御朱印です。

こちらが観音堂です。


次の御朱印所までの間にはおさな六地蔵があります。

こちらも人気で撮影される方が多かったです。

坂を下って円融蔵があります。こちらが2つめの朱印所です。こちらでは薬師如来と阿弥陀三尊像の御朱印がいただけます。

円融蔵では金色不動堂の御朱印も頂けますが、全部頂こうとすると時間がかかるので金色不動堂と上手く分けておくといいでしょう。


ようや三千院を見て回ることができました。あと少し頑張ってみましょう。
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