JF4CADの運用日誌2.5

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京都大原御朱印巡り②

2023-06-25 | 御朱印めぐり
京都・大原の御朱印巡りの続きです。

坂道を戻りましょう。

この分かれ道を左に取ると三千院などの寺院が建ち並びます。

少し歩くと突き当たりが勝林院です。「魚山大原寺」のもう一つの主要寺院です。

835年に慈覚大師円仁が創建しています。その後11世紀に寂源が復興しています。1186年には浄土宗の開祖法然と天台宗の僧顕真らによる宗論「大原問答」の場となりました。法然の答えに対し本尊の阿弥陀如来が光を放ったとされます。

大原問答の場となった本堂は江戸時代初期に春日局の発願で再建されたものの1736年に焼失、1778年に再建されています。

勝林院の御朱印です。「大原問答」とあります。


勝林院の手前の道を左に取ると勝林院の塔頭が2つ並んでいます。まずは宝泉院から。

宗快法印により13世紀前半に「了性坊」として創建されたとされます。その後廃絶したとみられますが、16世紀に再興、1716年に「宝泉院」となりました。

拝観受付を済ませるとまずは庭から。鶴亀庭園といい、池を配した庭を鑑賞できます。

書院に入りましょう。

拝観時に抹茶と茶菓子のセットの件を渡されますので庭を見ることのできる縁側でいただくことができます。一服しているとお寺の説明があるのですが「上を見てください」と案内があり、血天井の説明をしてくれます。関ヶ原の戦いの直前に起きた伏見城の戦いで落命した鳥居元忠勢のものとされます。

宝泉院の御朱印です。


続いて実光院です。

勝林院の塔頭として創建され、一時荒廃するものの15世紀初頭に復興されました。その後1919年に境内にあった後鳥羽天皇と順徳天皇の陵墓を整備するため同じ勝林院の塔頭であった普賢院・理覚院の敷地に移転、同時に統合しています。勝林院の住職は実光院・宝泉院の住職が交替で務めているそうです。

現在の客殿は1920年に再建されたものです。

実光院の魅力はなんと言っても四季の花が咲く開放感のある庭園です。

庭に降りてぜひじっくり鑑賞してください。実光院は別途お茶席料を払うことでお茶も頂けます。実光院・宝泉院のいずれかで一服するといいと思います。

実光院の御朱印です。


勝林院とその塔頭を見て回りました。次はいよいよ三千院です。
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