10/11(日)福岡→能古島→福岡
今日は全市全郡コンテストです。移動地の能古島まで向かいます。
能古島行きの船は早朝(日曜は6:30)からあるのですが、島内のバスは始発が8時台。以前展望台まで徒歩で行ったことがありますが、きつい坂を上り詰めることになり荷物が重いと厳しいです。ということで始発バスに合わせて出かけることにしました。
8時前に姪浜の渡船場に到着。
・・・やっぱり「レインボーのこ」でした。「フラワーのこ」には余程嫌われたのか全く当たったことがありません。レインボーのこの方がやや小型ですから運航経費が安くつくのでしょうか。今日は日曜日なのでお客さんは多めです。
島内の始発バスに乗り展望台入口で下車。ここからは数分で到着です。
3月に行った玄界島もよく見えています。
まずは7/21MHz用のZA-721を張ります。何度も出かけた場所ですのでアンテナを張る方向が分かってますから迷うことなく張れます。げっ、張っている途中で21MHzのスタブがちぎれてしまいました。7MHzには関係ありませんが21MHzやばいかも知れません。
その後50MHzのアンテナを設営します。展望台の上はあまり広くないので2エレにしました(これがあとで選択ミスとなりますHi)
設営中430MHzをワッチするようにしていたら「CQコンテスト」が聞こえました。長崎県諫早市移動だそうで思わず手を止めてコールしました。1/2λのホイップでもよく飛んでいます。
50MHzの準備が終わったので8時40分から本格スタートです。能古島での50MHzは昨年7月以来です。Esは期待できないので出てる局を片っ端から呼んで暇になったらCQを出す作戦です。いきなり聞こえたのが5エリアの移動局。徳島県だそうです。3エリアの常連局をどんどんピックアップされておられます。コールしたら取ってもらえました。びっくりです。しかしいつも3エリアでお世話になっている5エリア勢は強いですね。福岡市内からしっかり聞こえています。
6エリアの局は、と探したら佐賀県神埼市の移動局が強かったです。他に・・・と探してみるといつも3エリアでお世話になっているJO3PSJ局が聞こえます。びっくりです。兵庫県の西の方からで8エレあたりでも投入されたのかと思ったらなんと北九州市内からだそうです。二重にびっくりです。
一段落付いたので7MHzはと聞いてみたらすごい混雑。強そうな何局かにサービスしました。50MHzへのQSY中に21MHzを聞いたら結構聞こえます。あら、開いているようです。スタブがちぎれてダメかと思いつつもSWRを見たら2.5前後。21MHzのコンテスト周波数(SSB)は21.350~450という普段使うことのない高いところなのでスタブがない(=エレメントが短い)ため何とかなるようです。ええぃ、と出てみたら呼ばれました。
8・7エリアから1エリアがメインで、なんと近くは3エリアまで開いています。すごいです。断続的ながら1時間近く楽しめました。
50MHzはどうか、というと10時台になって突然7エリアが聞こえてきました。しかも59。嘘みたいですが呼んだらQSOできました。向こうも半信半疑なようです。21MHzでのQRVを挟んで11時40分頃からなんと1エリアも開いてきました。
この伝搬は弱いバズ音を伴っているのでEsにも思えるのですが特定の局だけがピンポイントでSが上がる(他局は51前後)という変なものです。しかもSの上がった局は数分で再び落ちてしまいます。パワーのある局やアンテナゲインのある局が有利なようです。
もちろん学校系のクラブ局を中心にずっと聞こえている局もあるのですが、他の6エリアの局が呼んでいるのを聞いてるとかなり苦労されています。学校系クラブ局でよくあるコールが取れない・ナンバーを取れないOPが出ている(そのくせこっちに聞こえるのは59でしっかり聞こえる)ために、かなり時間を取られています。こういう局は自分で呼び回りをすることがないのでビーコン代わりにはなるのですが、59で聞こえているであろう局とのナンバー交換でアップアップしているのでは私が呼んでも無視されるか相当回数かかるでしょうね。
ということで、こちらはSの上がりそうな局を待ちかまえてSが上がったら呼ぶ待ち伏せ作戦しかありません。まさかオープンはないだろうと軽い2エレにしたのですが3エレを持ってくればよかったです。これは作戦ミスでした。2エレでの最善の策がこの待ち伏せ作戦です。レートが上がらないのですが仕方ありません。
1エリアが聞こえなくなり14時30分過ぎ頃から8エリアが聞こえました。これもピンポイントでSが上がるので上がったタイミングで呼んで行きます。スナイパー作戦ですなHi この伝搬、Esなのかなんなのかよく分かりません。少なくとも3エリアではなかなか味わえないですね。
15時ですごい状態は収束。21MHzもお祭り状態が終わった模様です。風が吹くようになってきましたこともあり、予定通り15時で撤収としました。
帰りのバスは満員状態。この時期は能古島のアイランドパークでコスモスが見頃なのだそうで大勢のお客さんが島を訪れたようです。西鉄バスも能古渡船場の隣にあるバスの車庫から急きょバスを送り込んだようで島内の臨時バスを頻発していました。
帰りの船がどうなるかと思ったら・・・
「フラワーのこ」に配船変更していました。朝のレインボーのこの定員が200人、フラワーのこは300人で収容力のあるフラワーのこに出番が来たようです。嫌われ続けたフラワーのこに初めて乗ることができました。
客席はベンチタイプで、座席のあるレインボーのことは違います。速度は変わらないようで10分で姪浜に到着です。
今夜も昨日と同じ屋台です。日曜日は営業している屋台が少ないので観光客を中心にお客がどんどん来ています。
面白いのはラーメンだけ食べて帰る観光客のグループが少なくないこと。屋台はいろんな料理があるし、大将や他のお客との会話があって楽しむ場所なのにもったいないかな、とか思います(大将も会話が楽しみらしい)。今夜は鉄板で焼いたトマトのピザ風とか餃子を食べてました。
本日は7MHzで2局、21MHzで46局、50MHzで23局、430MHzで2局の計73局とQSOできました。
コンテストの方は機材故障とかアンテナ選択ミスがありましたが、全く予想しなかったオープンでした。皆様ありがとうございました。
6エリアの430MHzですが、あちらでは144のFMが主流で、3では局の多い144のSSBとか430のFMは少ないみたいです。過去数年の結果を見ても430はエントリーがゼロとかの年があったと思います。430はこちらでCQを出してみても空振りでした。
21MHzが良く開いていたので21のスコアは伸びたかと思います。全市全郡は季節柄ハイバンドが毎年開くとは限らないですから今年はラッキーだったかも知れませんね。
このコンテストは地方に行けば穴場部門が多くて入賞も狙えますから、来年はどうしようかと思っています。お疲れさまでした。
しかも担ぎ上げ運用おつかれさまです。
当局は尼崎から車で北九州市小倉南区の平尾台へ行きました。小倉は私が生まれて20年間住んだ故郷で、一度そこで運用するのが念願で、やっとかなった感じです(もっとも3月にモービルANTでプチ運用したけど)。
ただ、現実は予想以上に厳しく、VUは殆どいない状態。山口や大分、おそらく同じと思うけど、諫早は届いたけど、大票田となるはずの福岡市内と北九州市内は不発。CADさんのところでは大好調では…と思ったけど、430の結果を見るとやはり…かなと思いました。それでも、6mで7まで開けていたとは思わなかったです。
当局はVUの少なさと7Mの混雑を避けて21Mをメインにしたけど、これは当たりました。21Mだけで全体の半分近くを占めているかも。
ACAGでは思ったような成果は残せなかったけど、せっかく遠征したのだからDXもチャレンジ。SSBでブラジル、RTTYでウクライナは大金星でした。
コンテストで入賞を狙うのもいいけど、折角FBな場所に来たからちょっと気分転換もいいもんだなと思います。