JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳寄り情報

2011-06-19 | シャック便り

[大東海運「だいとう」が新旧交代]
南大東・北大東への物資輸送で活躍してきた大東海運の貨客船「だいとう」(699トン)が先月5月に引退し新しい船(690トン)に交替しました。新しい船も「だいとう」の船名だそうです。

引退した旧船の「だいとう」は21年間にわたり400km離れた那覇と大東諸島の間を橋渡ししてきましたが、老朽化のため置き換えられることになりました。今後は東南アジアへと売船される予定だそうです。

貨物船っぽい姿であった旧船にくらべ新しい船は少し客船っぽくなったのかな、という印象です。所要時間等は変わらないようです。

時間はかかりますが客室は旧船よりゆったりさせているそうで「安く行きたい」という方は新しい「だいとう」をぜひご利用下さい。

 
[ジャンボフェリーが小豆島への寄港を開始]
神戸と高松の間を結んでいるジャンボフェリーが7/6より小豆島・坂手港への寄港を新たに始めるそうです。神戸-高松間で4往復運航しているの船のうち3往復が途中寄港するとのこと。神戸を朝5時台に出る船ですと船内で仮眠したあと現地には午前中に到着しますからすぐに移動運用を始めることができます。

かつて存在した関西汽船の小豆島便は船の需要が減ったことから廃止され、現在は新岡山港・日生港・高松港からのフェリーのみとなり関西から直接行くことができなくなっていました。それだけに今回の復活は大きいと思います。

小豆島は瀬戸内海の島の中では高い山があるため電波伝搬上有利で、VUの移動運用ではメッカでした。小豆島の寒霞渓に広域レピーターのJR5WBが置かれているのもこのためです。ジャンボフェリー名物の讃岐うどんと小豆島でのFBな飛びをぜひ一度味わってみて下さい。なお、就航記念キャンペーンとして小豆島で宿泊すると帰りのフェリー代が無料になるキャンペーンも行うそうです。

 
[宗像市営渡船の発着港が神湊に統一か?]
福岡県宗像市の離島である大島と地ノ島へはそれぞれ市営渡船がありますが、大島行きは神湊、地ノ島行きは鐘崎から発着しており船舶や港湾の整備が二重投資になるなど経済性を損ねていました。

元々大島行きは大島村営渡船、地ノ島行きは玄海町営渡船を合併時に引き継いだ経緯がありこのような状態でしたが、合併から数年経ちましたので本土側の発着港を神湊に統一する検討を進めているようです。昨年このような社会実験を行っており、早ければ今年の秋にも神湊への統一の方向で結論が出るらしいです。

鐘崎は鹿児島本線の赤間駅や東郷駅からは少々距離がありますので、より近い神湊への統一は歓迎すべき方向かなぁと思います。あわせて老朽化している神湊のターミナルをリニューアルしてもらえればいいと思います。私も統一を待って地ノ島に出かけてみたいと思います。

 

[マルエーフェリー・フェリーあけぼのが接触事故で離脱]

マルエーフェリーの鹿児島-沖縄航路で活躍している「フェリーあけぼの」が6/18に沖永良部島の和泊港付近で防波堤に接触し左舷を損傷したようです。

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フェリーあけぼのは修理のため当分の間航路から離脱する模様です。鹿児島-沖縄線はマリックスラインとあわせて毎日1往復が運航されていますが、当分の間4日3便となると思われます。ご利用予定の方はご注意ください。

 
[スカイマーク、宮古島就航を延期]
那覇-宮古島線への9月からの就航を目指していたスカイマークが延期を発表しました。これは那覇空港の改修工事に伴いスカイマークが予定していた国内線ターミナル3階へのカウンター設置が3ヶ月間しか認められず、1階への移設を求められたことに対して同社がターミナル会社に不満を表明し、一方的にこのような態度に出たようです。

那覇空港国内線の搭乗口は2階にあるためカウンターは1階でも3階でも大差ないと思いますし、そもそもスカイマークは他社との手荷物の連帯輸送や欠航時の振替協定を破棄していますから(*)、カウンターを他社と同じ3階に設置しなければならない特段の理由はないと思われます。

スカイマークは以前にも客室乗務員を操縦席に座らせて運航するなど重大な不祥事を起こしていますし、鹿児島線就航にあたり地元に出資を仰ぎながら短期間で撤退するという裏切りとも取れる行為を行っています。こんな子供じみた対応を繰り返しているようでは乗客の信頼を得ることは難しいのではないでしょうか。

(*)スカイマークは他社との連帯輸送契約を破棄していますので、神戸→那覇をスカイマーク、那覇→石垣をJTAに乗る場合、一旦那覇空港で預けた手荷物を受け取ってからJTAのカウンターでチェックインと手荷物預けをしなければなりません。もしスカイマークの那覇到着が遅れて乗り継ぎ予定のJTA便に遅れたとしても振替は認められませんし、スカイマークが欠航した場合は他社の後続便に振り替えてもらうことはできず、自社の後続便への振替か払い戻しになります。今後関空に就航予定のピーチも恐らく同様の扱いになるでしょうから、安さと利便性のどちらを取るか乗客の自己責任で選ぶことになるでしょうね。

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