JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告④

2016-05-30 | 移動運用結果報告
5/21(土)那覇→本部→水納島→本部→名護
本日は本部町の水納島です。

土曜をどうするかは一番悩みました。リクエストの多い座間味は高速船がドック入りしているため在島時間が3時間しかありません。フェリーで片道2時間かけて2時間少々しかQRVできないのでは効率が悪すぎますから、翌日からの伊是名に合わせ本島北部の日帰り可能な離島から選ぶことにしました。

#しかも結構多くの局が「7MHzで」とバンド指定付きでリクエストしてきましたので説明しつつ断るのは大変でした。先月移動局が出たのでよかったと思っています。元々この季節7MHzに出るつもりはありませんしね。

最近は鹿児島-沖縄のフェリーを利用して車で沖縄をローラーする局が増えており、中には車で架橋離島を回る局もいることから移動の少ない北部とはいえ船でないと行けない島がいいでしょう。日帰り可能でこの条件を満たす北部の島は伊江島か水納島になります。

伊江島は行くたびに毎回大オープンしてくれる有り難い島ですが、水納島は全く情報がありません。そういえば、と思い出したのが福岡でお世話になっているJA6VDB局。VDB局はご家族で水納島を何度か訪れており、島のことをVDB局にメールで聞いてみました。

VDB局からは日除けができて伸縮ポールを立てられる場所はないが、伸縮ポールだけなら可能性があるとのことで場所をご紹介いただきました。雨除けができないため雨の予報ならば伊江島に変更することにします。


水納島は国頭郡本部町に属します。島の形がクロワッサンに似ていることからクロワッサンアイランドとして売り出しており、きれいなビーチがあることで知られています。本部町の渡久地港から水納海運の旅客船があります。

翌日は伊是名に行きますから水納島・伊江島のいずれになっても那覇まで戻るのは時間の無駄になり、北部の中心である名護に宿泊します。那覇にはさんざん泊まっていますが名護に泊まるのは初めてです。


ということで定宿を引き払い那覇を出ましょう。今日は少なくとも昼過ぎまではお天気が持ちそうですから水納島にします。

本部町に向かうにはやんばる急行バスが便利ですが、最近は混雑しており古島駅では席が空いてないこともあります。そこで確実に乗ることのできる鹿児島行きのフェリーを利用しましょう。このフェリーは朝7時に那覇港を出港し本部港には9時に到着します。伊江島行きのフェリーにはギリギリ接続できませんが、今回は10時発の水納島行きに乗ればいいので差し支えありません。しかも外国人観光客にはこのルートは知られていないので空いているはずです。

やんばる急行バスは昨年夏に増便したものの依然として朝の那覇発・夕方の那覇行きを中心に混雑しているようで、日によっては満席で乗れないこともあるようです。存続が心配どころか盛況すぎて乗れるか心配という状態です。


鹿児島行きはマルエーとマリックスが日替わりで運航しており、今日はマルエーの「フェリー波之上」が運航される日です。ゆいレールの旭橋で下車し那覇埠頭に向かいました。

寂れたターミナルと巨大な壁のような「フェリー波之上」が見えてきました。

まずは乗船券を購入。短距離ですから一番安い2等で十分。運賃は1,950円でした。「フェリー波之上」は昨年9月に沖永良部→徳之島で乗った船ですね。あのときは徳之島の寄港地が亀徳ではなく平土野になり予定外のタクシー代が必要となってえらい目に遭わされました。本部の場合は本部港のみですから寄港地の変更はありません。

前にもご紹介しましたが2等はこんな感じ。行き先別に二等の部屋を分けていますが「本部は与論のところにいてくださいね」とのことでした。船内では寝ておきます。横になれるのはフェリーならではですよね。

出港時は売店が開いておりおにぎりなどを売っています。徳之島高校の豚味噌がないか探してみたもののこの時期は置いてないとのこと。残念です。


少し寝ていたら本部港が見えてきました。本部町の人口は1.4万人弱。美ら海水族館をはじめとした観光施設やリゾートホテルが並ぶ観光の町です。また沖縄そばの名店が多いことでも知られています。観光は絶好調なのですが人口は減少傾向とのこと。

8時50分に本部港到着。9時の伊江島行きにも間に合いますね。下船したのは私だけ。すごく便利で快適なのに知られてないんですよね。ゆっくり寝てたら着くのにね。

水納島行きの船はこちらではなく渡久地港から出港します。本部港から渡久地までは歩くには厳しい距離ですからバスかタクシーになります。渡久地港の最寄りバス停は谷茶で、本部港からは北部支線の65番で行くことができます。次のバスは9時36分発なので悪くない時間です。

5分ほどで谷茶バス停に到着。近くにサンエーのもとぶ店があります。ここで弁当を調達しましょう。

サンエーはおもろまちのメインプレイスのような大型ショッピングセンターのほか、「V21食品館」の名前で小規模の食品スーパーを出しています。もとぶ店は朝9時から営業しているのでお昼を調達できました。

#サンエーから受け取る配当以上に買い物してますよねhi


渡久地港に到着。天然の良港で本部町の中心として栄えてきました。かつて伊是名や伊平屋、伊江島行きの船もこの渡久地から出ていましたが、湾内が狭く水路も珊瑚礁で狭いため船舶の大型化に対応できず本部港や運天港に移転してゆきました。残った定期航路は小型船の水納海運のみです。

直前の5/9(月)に放映されたNHKの「家族に乾杯」で本部町が取り上げられ、鶴瓶さんご一行がこの渡久地港でロケをやったようです。沖に伊江の城山(タッチュー)が見えたのでオープニングの時点で「あ、これ本部の渡久地だな」と分かりました。かなり参考になりました。

#鶴瓶さんは番組中で「水納島に行く」と言ってチャーター船に乗っていましたが、放映されたのは沖合でのホエールウオッチングだけで水納島のシーンは放映されませんでした。水納島には行かなかったのか行ったけどお蔵入りになったのかどっちなんでしょうね?


水納海運で乗船券を購入。季節変動が大きい航路のため、水納海運のダイヤは1日2~12往復と大きく変わります。今日は通常期ダイヤで1日3往復だそうです。帰りは水納島13時発と16時発があります。問題なくQRVできるのなら16時発、ダメなようなら13時発で帰るつもりです。

船は「ニューウイングみんな」。1998年に尾道の瀬戸内クラフトで建造された65tのアルミ合金製の船で、最高速力30.15ノットです。でもって乗客は半分近く中国人。韓国人も多い一方で日本人は少ないです・・・こんなとこまで来るんですね。


船は渡久地港を出て瀬底島を北側から回り込むような形で進みます。15分ほどで水納島に到着。島はほぼ平坦です。なのにハブが多いんだとか。

水納島の港付近はビーチになっており観光客で賑わうそうです。沖に浮かぶ伊江島ってホント分かりやすいですね。

VDB局に教えていただいたルートで集落から外れてゆきます。ちょうど島の背骨に当たるところに防風林が植えられており、現在一部が伐採されて再整備中です。そこに柵があって利用できるとのこと。日除けがないため柵に折りたたみ傘をくくりつけて日除けとするつもりです。

水納島はハブが多いので慎重に回りを確認して設営します。


ということで準備ができて水納島スタート。10時40分に18MHzからスタートです。

が・・・期待していたのに全然呼ばれません。バンドを聞いてみてもあまり他の局が聞こえません。また一昨日の糸満と同じどつぼ状態ですね。なんてこったい。時折1~6エリアのFBなアンテナの局に助けられて呼ばれるのみ。それもQSBがかなりあり苦しいようです。時折ウッドペッカーにも邪魔されスタート30分で18MHzを諦め21MHzに張り替えます。

21MHzはウッドペッカーに邪魔されないもののCondxはこちらもどん底。他局はほとんど聞こえずで苦戦の時間が続きます。その上雲行きも怪しくなってきました。16時までには雨でしょうから13時で引き上げることに決めました。1時間半苦闘しただけに終わり残念です。


水納島からは18MHzで18局、21MHzで15局の計33局でした。BFなCondxで思いっきり肩すかしを食らった感じです。


船の時間まで少しあるので島内を少しだけ散策します。といっても小さいので数分もかかりません。

こちらは雑貨屋さんの「海と島の雑貨屋さん」。お土産になりそうな雑貨を売っています。こちらのご主人にはVDB局を通じて防風林のところならQRVできるかも、との情報を頂いていましたのでそのお礼を兼ねて訪れてみました。

お店ではQSLに使えそうなスタンプを購入。水納島のQSLはこれを押して発行します。発行枚数が少ないから手間にならないでしょうしHi 鶴瓶さんの件ですが、どうやら水納島には来ずに渡久地に引き返したみたいですね。


帰りの「ニューウイングみんな」に乗りましょう。悲しいくらいの成績でしたからいつかリベンジしたいです。


続きます。
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