JARLのコンテスト周波数のうち、7MHzの使用周波数が変更(拡大)されるそうです。実施は来年4月からで、メジャーコンテストではオールJAからになります。
具体的には
現在) CW:7010~7030kHz SSB:7040~7080kHz
新) CW:7010~7030kHz SSB:7060~7140kHz
となるそうで、SSBの周波数が拡大されるとともにやや上に上がります。従来の7040~7060kHzは使用周波数からはずれますのでご注意ください。
今年7月にJARLコンテスト委員会が示していた原案は
CW:7010~7030kHzおよび7110~7130kHz
SSB:7040~7080kHzおよび7140~7180kHz
となっており、非常に分かりにくいものでした。決定案は原案に比べて非常に分かりやすいのではないかと思います。10Wの局ではCQはおろか呼んでも取ってもらえないような激しいQRMでしたから、少しは解消されればいいですね。
地方コンテストもこのコンテスト周波数に倣うと思われます。3月の東海QSOコンテストは現行、4月の和歌山コンテストは新周波数になると思われます(和歌山についてはまだ正式リリースがないので正式な規約が出た時点でご確認ください)。
なお、同じタイミングで東京都の特別区(千代田区・中央区以下全23区)が「市」の扱いとなり、現在の1001としての一括りから各々の区をJCCに計上できるようになります。これに伴いJCC800が新たに設定されます。あわせて日本国内の政令市の区を対象とした新アワードWAKU(Worked All KU)ができるそうです。来年にかけて熊本市と相模原市が政令市になりますので、すごいことになりそうです。
一方、当然ながらWACAも特別区23区を全て交信しなければならなくなり、特に千代田区など定住人口の少ない区がレアな存在になります。50MHzでWACAを目指す局には敷居が高くなりますので、ご注意ください。50で厳しいのは中央・品川・中野・荒川の各区のようです。中央区は今年晴海からQRVしましたが、来年も機会を見て出てみたいと思います。