早いもので2009年もあと少しになりました。今年を振り返る時期になりましたので気になったことをピックアップしたいと思います。
1回目は私の活動以外のアマチュア無線全体での話です。
[相次いだ周波数開放]
135kHzの新規開放、7MHzの拡大と明るい話題が続きました。特に7MHzは今まで文字通り弱肉強食で、高出力局やFBなアンテナがないとQRVすら難しかったのがかなり改善されました。6月の三宅島移動では早速拡大された7100upでQRVしましたが、非常に快適な運用でした。使ってみた来年度からはコンテスト周波数も拡大されますので、QRPでもコンテストに入りやすくなればいいかな、と思っています。
[明暗分かれたアワード]
離島系のアワードJIIAが今年突然廃止されました。一部離島移動のマニアから強い支持があった一方、最終的な発行枚数を見る限り一般にはあまり広がらなかった感じがします。リスト未掲載の新規無人島を熱心に開拓されていた局もいましたが、こういう島への移動は史上1回限りになることが多く、逃した局や一般の局にはハントが難しいと感じさせる原因となったかも知れません。熱心な有志でアワード発行を引き継いで、という話も動きが見えてこなくなりました。
一方道の駅アワードは定着どころかかなり過熱してきているな、という感じがします。休日になると7MHzのあちこちでパイルになっていますし、果ては「先行移動」として新しい道の駅の開業前に乗り込む局も聞こえていました。道の駅は移動しやすく全国の設置数も程々で収まっていることが大きいのかな、と思います。簡単には達成できないけど本気で頑張れば達成できるというのが魅力なのかも知れませんね(パズルやTVゲームなんかのゲームバランスに似てるかも知れませんね)。
[ネットでの情報発信が減少]
こちらは残念な話。今年に入ってネット上で活発に情報を発信されていたアマチュア無線関係サイトの更新頻度が下がってしまったり、閉鎖したりが相次いでいます。例えばJG1UKW 宮嶋OMのブログ閉鎖(過去何度か更新中止と再開がありましたが今回は完全閉鎖の模様)、JH3YKVニュースサイトの更新中断(7J3AOZ 白原OMのご体調と本業繁忙)などがその例です。いずれも多くの情報を発信されておられましたので、残念な限りです。
他にもWebクラスタと他のクラスタ(50MHzリアルタイム情報etc)との連携が切られてしまったことによるQRV情報の分散化なども痛いです。ワンストップで情報を集められるメリットは大きいと思いますので、この辺の改善は期待したいです。