私はHF帯のアンテナをいくつか自作し、移動運用で活用しています。7MHzのフルサイズダイポールは瀬戸内海や福岡の離島移動で大活躍していますし、18/21MHzのダイポールも沖縄移動を中心に活用しています。
一方で作ったはいいがほとんど活用していないアンテナがあります。それが28MHzのダイポールです。不人気バンドのため活用する機会が少ない上に端材で作ったため同軸ケーブルが短く使い勝手が悪いことも理由でした。
この28MHzのダイポールをリメイクして使い勝手を上げ、活用してみようという考えです。手を入れるのは以下の部分です。
(1)同軸ケーブルの交換
これまでは2.5D-2Vが5mと寸足らずになっていました。これでは使用に制約が出るのも致し方ないです。このためストックしてあった2.5D-2Vを15m使ってみることにしました。エレメントや碍子は今のまま転用できますのでバランの部分から交換しました。
(2)24MHzとの共用化
28MHz同様マイナーなバンドが24MHzです。4アマでも免許されるものの、21MHz以上にCondxの変化を受けやすいこと、市販のアンテナが少ないことからQRVする局が非常に少ないのが現状です。
以前から「24MHzにQRVできませんか」とお問い合わせを頂いているのですが、こんな状態ではアンテナを作っても荷物になるだけですからお断りしてきました。28MHzのアンテナと共用化することで24MHzに出ることを考えてみます。
ダイポールを複数のバンドで共用化するには
・トラップコイルによる電気的な方法
・エレメントを付け外しする物理的な方法(ギボシダイポール)
の2種類の方法があります。
電気的な方法ならばリグ側でバンドを切り替えればすぐにQRVできます。しかしながらトラップコイルを自分で作るしかありませんし、波長が長いバンドはトラップコイルが短縮コイルとして働くためアンテナとしての効率が下がってしまいます。特に24/28MHzを共用する場合には短縮コイルにより24MHz側の調整が難しい(場合によっては無理)となるため止めた方がよさそうです。
そこで構造が簡単な物理的方法を採用することにしました。この構造のダイポールでよく使われるのがギボシ端子です。ギボシ端子は古くから使われており確実性が高いのが利点です。ただ付け外しが少々面倒なので今回はRCAプラグを使ってみます。
RCAプラグは音声やビデオ端子として真空管の時代から長く使われ信頼性は十分ですし、入手も簡単です。
24MHzに必要な延長エレメントはRCAピンプラグで接続、反対側はミノムシクリップで支線に固定する方法としました。
調整はヒゲを切ることで行います。まずは28MHz側から。左右のエレメントで同じ長さを切ってゆくのがコツです。
CWをやらないので28MHz帯は28.800など高い周波数でSWRが最低になるよう調整しておきます。使用頻度は少ないものの29.300MHzでもSWR1.5でしたからFMでも問題なく使えるでしょう。
次に追加エレメントをセットして24MHz側の調整です。24MHz帯はバンド幅が狭いので全域でSWR1.5以下にできます。
これで完成とします。ハイバンドのシーズンに活用したいと思います。
一方で作ったはいいがほとんど活用していないアンテナがあります。それが28MHzのダイポールです。不人気バンドのため活用する機会が少ない上に端材で作ったため同軸ケーブルが短く使い勝手が悪いことも理由でした。
この28MHzのダイポールをリメイクして使い勝手を上げ、活用してみようという考えです。手を入れるのは以下の部分です。
(1)同軸ケーブルの交換
これまでは2.5D-2Vが5mと寸足らずになっていました。これでは使用に制約が出るのも致し方ないです。このためストックしてあった2.5D-2Vを15m使ってみることにしました。エレメントや碍子は今のまま転用できますのでバランの部分から交換しました。
(2)24MHzとの共用化
28MHz同様マイナーなバンドが24MHzです。4アマでも免許されるものの、21MHz以上にCondxの変化を受けやすいこと、市販のアンテナが少ないことからQRVする局が非常に少ないのが現状です。
以前から「24MHzにQRVできませんか」とお問い合わせを頂いているのですが、こんな状態ではアンテナを作っても荷物になるだけですからお断りしてきました。28MHzのアンテナと共用化することで24MHzに出ることを考えてみます。
ダイポールを複数のバンドで共用化するには
・トラップコイルによる電気的な方法
・エレメントを付け外しする物理的な方法(ギボシダイポール)
の2種類の方法があります。
電気的な方法ならばリグ側でバンドを切り替えればすぐにQRVできます。しかしながらトラップコイルを自分で作るしかありませんし、波長が長いバンドはトラップコイルが短縮コイルとして働くためアンテナとしての効率が下がってしまいます。特に24/28MHzを共用する場合には短縮コイルにより24MHz側の調整が難しい(場合によっては無理)となるため止めた方がよさそうです。
そこで構造が簡単な物理的方法を採用することにしました。この構造のダイポールでよく使われるのがギボシ端子です。ギボシ端子は古くから使われており確実性が高いのが利点です。ただ付け外しが少々面倒なので今回はRCAプラグを使ってみます。
RCAプラグは音声やビデオ端子として真空管の時代から長く使われ信頼性は十分ですし、入手も簡単です。
24MHzに必要な延長エレメントはRCAピンプラグで接続、反対側はミノムシクリップで支線に固定する方法としました。
調整はヒゲを切ることで行います。まずは28MHz側から。左右のエレメントで同じ長さを切ってゆくのがコツです。
CWをやらないので28MHz帯は28.800など高い周波数でSWRが最低になるよう調整しておきます。使用頻度は少ないものの29.300MHzでもSWR1.5でしたからFMでも問題なく使えるでしょう。
次に追加エレメントをセットして24MHz側の調整です。24MHz帯はバンド幅が狭いので全域でSWR1.5以下にできます。
これで完成とします。ハイバンドのシーズンに活用したいと思います。