[ゆいレールがフリー乗車券の回収キャンペーンを実施]
ゆいレール(沖縄都市モノレール)では販売している1日・2日のフリー乗車券を対象に不要になった有効期限内のフリー乗車券を回収するキャンペーンを実施しています。不要になった時点で改札の係員にフリー乗車券を渡すとゆいレールのロゴ入りボールペンかクリアファイルがプレゼントされます。
ゆいレールでは運賃値上げの際に1日乗車券を24時間有効に改めたことで有効期限内で不要になった乗車券を他人に譲り渡す不正使用が問題になったようです。このためプレゼントと引換での回収を考えたようです。うまい方法だと思います。
駅によってはもらえるグッズの種類に限りがある場合もありますのでご注意下さい。
[東海汽船がジェット船の三宅島への試験航海を実施]
東海汽船がジェット船の三宅島への試験航海を実施しています。この試験航海は今年が3年目になります。今年は土日にスケジュールが組まれているのが特徴で、観光需要の見極めではないかと思われます。
運航パターンは日によって異なりますから東海汽船のサイトで確認して利用して下さい。東京-三宅島間が最速3時間10分だそうです。
東海汽船では今年の春からジェット船を4隻に増やしており、現在建造中の橘丸も来年夏の就航が見込まれています。これら船隊再編が一段落した時点で三宅島への航路体系が見直される模様です。今は片道6時間以上かかる大型客船しかないため不便ですが、航路体系の見直しで便利になればいいですね。
[伊豆諸島開発・神新汽船が船を新造へ]
東海汽船系でローカル航路を担う伊豆諸島開発が公的補助を受け新しい船を建造中です。今年12月頃には就航の見込みで青ヶ島村で新しい船の名前を募集しているそうです。
新しい船は499トンの貨客船で、主に東京-八丈島-青ヶ島の貨物輸送に就航している黒潮丸と八丈島-青ヶ島間の貨客船還住丸との2隻を1隻で代替します。
黒潮丸はかつては乗客を乗せていましたが、最高速力が12ノットと足が遅く、老朽化が目立ってきたことから近年乗客を乗せての航海が行われなくなっており、事実上貨物船として使用されています。一方の還住丸は小型のためよく揺れ、波の影響を受けやすい青ヶ島の三宝港での接岸が難しく就航率が低い船でした。
両船の問題を解決するため速力を引き上げた大型の貨客船を建造し、黒潮丸と還住丸の役割を1隻で代替することになったそうです。東京-八丈島間と掛け持ちになりますから八丈島-青ヶ島間は現行の週6往復から減便される予定です。就航率が上がるため実質の就航本数では大きな差はない予定とはいえ不便さは残りそうです。
一方、下田から神津島・新島・式根島・利島を回る神新汽船のあぜりあ丸も建造から20数年が経ったことから来年新しい船に交替する予定だそうです。新しい船には車両甲板やランプウェイが設置されるとあります。フェリーになるのかRO-RO船になるのかは定かではありませんが興味深いです。
あぜりあ丸は他社では廃れた昔の伝統を残した船として知られますが、寄る年波には勝てず引退となりそうです。
このほか小笠原のははじま丸も代替船の検討が始まっていますし、東海汽船でもかめりあ丸が来年橘丸に交替することから建造から20年前後経った古い船の交替が一気に進みそうです。残るさるびあ丸も大がかりな検査を迎える時期を見ての交替になるのかも知れませんね。
[琉球エアーコミューターで欠便が発生]
沖縄県の琉球エアーコミューターでパイロットが確保できず欠航便や時刻変更が生じています。欠航となっているのは那覇-久米島線2往復、時刻変更が生じているのが那覇-与論線です。RACのパイロットが相次いでLCCに転職してしまったことが原因で、久米島線については当分の間JTAのジェット機1往復での振り替え運航を行う一方、JTAからRACへの出向で欠員を解消させる計画だそうです。詳細についてはJAL国内線予約にお問い合わせ下さい。
久米島線では先月も機材故障による欠航が生じており、RACの運航がタイトになる中で機材も人員も厳しい状態になっているようです。
LCCではピーチやジェットスターが相次いで機材を増やしており、パイロットの争奪戦が激しくなっています。RAC以外にも思わぬしわ寄せが出てくるかも知れませんね。